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yonin no nibiiro
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
最終巻でここまで自分の理解が追いつかなくなるとは我ながらびっくりです。
途中まで本当に大好きで、単行本待てなくて本誌追ってるくらいだったのに‥‥
誠がわからなすぎてツライ。
誠の良さが一ミリもわからなくて本当に辛かった。
途中までめちゃくちゃ面白くてものすごく推してたのに‥どうしてもムリなキャラ一つでこうなるんだから人間って不思議。
と無理やり自分のことじゃなく人類の話に持っていきたくなりますが、なんてったって私がまこと無理なんすよ‥
「四人のにびいろ」には色んな感情が湧き上がる忘れがたい作品になりました。
akabeko先生の描かれる、どこか欠けていたり常に何かを欲しているような渇いているのにその渇きが男の色気になっている…そんな男達が大好きです
今作には正に渇いた色気を放ちまくる男たちが4人以外にも多く描かれていてそれはそれはあっという間の3巻読破!!(まとめてのレビューです)
痺れたなぁーーーー…
完全にノックアウトされたのは各巻に用意されている十川兄弟の名シーンを彩るセリフと表現
『あったけぇ………』
『めちゃくちゃあったけ――――…』
「俺の胎でよけりゃいれてやるよ」
1巻のこのシーンとセリフ・モノローグの言葉選びにガツンとやられて早々1アウト
そして2巻、初めてのキスにとまどう誠と溺れる相でまんまと2アウト
最終最後の3アウト目は3巻
『おまえの胎ん中が…』
『一番あったけぇ…』
「そりゃ…」
に続く相の言葉で無事昇天しましたね
ありがとう、、、先生
1巻で痺れたあのシーンを3巻に昇華させて見れるなんて…!
この粋な描写に痺れまくりです
それが十川兄弟だけじゃなくてベティもとい六と勇君でも見れちゃうし、ヤクザの世界の男達の関わりでも見れちゃう
渇いた男たちの渇望が私の心を皮肉にも涙で潤してくれる
泣けて痺れる男達の渇きの帰結先、最後の1ページまで目が離せない
そしてあとがきは少し余韻を楽しんでから読む事を個人的にはおススメしたい
なんとなく相の親指事情とかはあのラストの直後には読みたくない気もするのは私だけwww?
尚、暫くしたら絶対読んだ方がいいのでスルーはしちゃダメなので要注意です
最近akabeko先生に心を奪われていて作品を読み返しているのですが、この作品やはりめちゃくちゃかっこいい!この表紙の圧!腕の血管!最初に読んだ時もその後読み返した時も単細胞の私には難しすぎて抗争がどうなっているのかと兄弟の心情を追うのに必死だったのですが、しばらく寝かせて読み返したらやっと誠と相の二人に集中して読めました。そうなると相のかっこよさが身に沁みて・・悶絶しました・・こんな受け見たことないよ〜。刺青がかっこいい、彫り物を前面に出した濡れ場が壮絶でエロい、重力を感じる。サブキャラも凄みが効きすぎてて怖いがかっこいい(特に二人のガチの方の親父さん、かっこいい・・)一ミリ間違えたら白けそうなくっさーいセリフとモノローグを相が連発するのにさすが先生、引き込まれる。本当にセリフが胸に突き刺さる!!裏社会ものと先生の絵の親和性の高さがたまらん、目で語らせるのもうまい、男性の色気と凄みを堪能させていただきました。あとの二人の話も救いがあっていい・・六がええ。四人のにびいろ、というタイトルの絶妙さにも感服です。
いろんなキャラのいろんな思いがあちこちに向かったり、引っ込んだり、交錯したり…カオスなほどなのに、破綻することなく、皆の思いをまるっと汲み上げてハッピーなエンドになっていたのがすばらしかった。
まさか、六が攻めで勇が受けとは思わなかったけどw
ここは意外とすんなりくっつきましたね。
六もちゃんと罪を償って。
勇は命知らずのアホだなぁと思ったけど、六のことを何年も待つほど覚悟ができていて、男でした。
誠と相が、これまた忙しくてw
誠はケガが治ったと思ったら、カチコミに行ったり、六を捨てたり(でも六をかばって撃たれるわけですが)
相は誠には自分しかいないと思っていたけど、逆だったんですね。
自分には兄貴しかいない。
相は十川の家に引き取られたのが「俺の息子だ」と言ってもらえて、長年鬱積されていた思いが払拭でき、これからの生き方が変わるのではないかな(もちろん、誠との関係性が変わったことの方が大きいけれど)
夢の中で、誠がお母さんに抱っこされてよかったよ〜。
泣くちび相が誠に「なかないで おにいちゃんがいるから」と言ってもらえたのも、よかった。
これで2人の心がだいぶ軽くなって、生きやすくなったはず。
と、ここで、兄弟愛いいわぁ〜となりまして。
実の兄弟BLが苦手な私は、体の関係は別になくてもいいのでは?と思ったのですが。
(2人のキスシーンは好きなんだけども。矛盾しとる)
でも、あとがきの「2人のセックスはセックスであってセックスでない」「疑似懐胎 胎内回帰」とあり納得する自分がおりました。
相と誠の見た目も私の中では完全に、攻め受け逆でございまして。
でも、相はケツで誠を抱くんですもんねw
相はいちばん危ない男、一見完璧そうで中身がおかしいほど可愛い…とのあとがきにも納得だし笑いました。
あと、タピオカでシノギをさせたかった、誠の眉毛がタピオカのようだし…がツボでしたww
2巻から間空けすぎちゃった…自分のせいだけど…
ヤクザものBLって好物なんだけど、こと「抗争」ものとなるとスピード感が核となる。なのに読む間が空いたせいで間延びしてしまった。
完結巻として、貴道会の抗争が血生臭く終結していく流れと、4人にも何らかの決着がついていくわけだけど。
抗争部分は首謀の片桐がケツの穴の小ささを露呈して一気に迫力感を欠いていったし、ベティ/六は過去の雁字搦めから仲々逃れられず、ついたり裏切ったりを繰り返す。
メイン2人はといえば。
誠が当初は相を徹底拒絶するんですよね。そこは納得なんだけど、中盤相の告白を聞いてから突如相を受け入れたように読めて、釈然としない感。
また、誠が六を庇って撃たれる展開はドラマ過剰だと感じた。
昏睡状態→幼い時の夢→目覚め/奇跡的回復。
なんかこう…「感動するでショ?」的圧を感じて逆に冷めた。
もう一方の2人は、なんで勇くんはこんなに一途なの?単に恋の力ということ?それに不良設定どこいった?モブ少年感消えず。
まあ、六もついに穏やかな日々を手に入れた、というのは良かったのかな。
あと思ったのが、実家族と「ヤクザ」という疑似家族が入り乱れる内容がわかりづらかったのですが、あとがきで作者様が解説して下さっていて、これを読むと腑に落ちる部分も多々あり。ありがとうございました。
今回は入れ墨描写があって嬉しかったです。表紙絵も素晴らしい。
また美馬のメンタリティが興味深く、もし続きがあるとしたら読みたいのは美馬かな。
完結巻です。
本作の表紙もまた素晴らしい。
雄々しい尻で抱く受け、相の目線が色っぽくて釘付けです。
2巻のラストでいい感じになった誠と相だったので、今回はイチャイチャ多めなのでは?なんて思ってたけど、甘かった。
そう、これはヤクザ世界のダークなBLだったわ…。
恋愛パートも濃いので満足度は高いですが、半分以上はヤクザの抗争物語です。
九鬼のもとに殴り込んできた誠のシーンはかなりのインパクト。BLではなかなかお目にかかれないような絵面ですよね。
六と勇がまさか六×勇だとは思ってなかったので驚きました。
最初は頭と股の緩いビッチ愛人と思っていたのですが、結構包容力のある人物でしたね。
関西弁を喋る六は意外に男でした。
誠の悪運が強くて良かった…。
目覚めないままでも案外相は幸せだったのかもとは思いますが、やはりハピエンが後味は良いです。
あとがきもとても面白かった!
確かに相が1番アブナイ奴かも知れない。
濃縮還元近親相姦でフイた笑
電子特典も面白かったです。
腸を綺麗に保つために野菜好きになった相…受けとしての意識が高い!
もう何も語るまい、と思います。ただ、すごいものを読みました。そんな感じ。
1巻、2巻と物語は展開を続けました。
最初は、クールな相と、純粋な勇くんがくっつけばいいのに、という斜めな読み方をしていたので、兄弟の関係が見えて来る2巻はなんか違う、と思いっていたのですが、相の苦悩、六の変化が描かれる後半、全てがはまってていく、そんな印象の完結編でした。
ただ、愛されたかった、単純なことにたどり着く、4人のにびいろ。
これは無理にBLにしないで、というお話でした。担当さんの声にも関わらず作者さんが頑張ってくれたおかげなのか、ストーリーありきで安易なHに流れずほっとしました。
そう、セックスではなく、胎内に抱かれる、それがしっくりくる二人で、ちょっと甘い雰囲気になると、読んでる方がなんか違う、となるくらいでした。
いや、すごかったです。
作者あとがきに本質がザックリ書かれているので。それを読めば全貌が見え、なんと人騒がせな、という感想しかもはや出て来ないんだけど。
カインコンプレックスを下敷きにしているそうで。親の愛情に飢えていた誠はひたすら羨望で弟の相を見つめていたが、当の相は愛情を受けていたというわけでは無く、孤独で。自分を見つめる兄の存在だけが、自分の拠り所になっていて。それが異常な執着の始まり。
幼ない頃のように、誠に自分だけを見ていて欲しいという無茶な欲求。独占欲。
誠は実親にも親と慕った山之辺にも、そして愛されたかった母の面影に似たベティにも愛されない、たった一人になって。初めて。自分には相しか居ないのだと思い知る。
うおおお。相の変態執着に取り込まれてしまった、誠がよもや気の毒な気もしてくるんだけど。一応2人の世界ではハッピーエンド。だよね?いいんだよね?確信が持てないんだけど。胎で誠を受け止めたいという相は、誠を孕みたいとさえ思っている様で。この2人の捻れた愛情は常人にはちんぷんかんぷんなのだと。そう思うことにします。
そしてついぞ脇役だと思っていた六ことベティと勇にも光ある自由と、かけがえの無い愛情を掴む。真っ直ぐな勇が眩しくて、迷惑をかけまいと強がる六も遂に絆される。ちょっとビックリだったのは、男に抱かれるばっかりのベティだった六は、心底可愛いと想い、愛する勇を抱くんです。抱くんです!それが意外な程にすんなり受け入れられる自分にビックリしました。勇はまぁ、ビビリますが。ちゃんと抱かれてしまいます。勇はワンコですけども、男前受けと言っても良いかもしれません。
恋も愛憎もあるとはいえ、ヤクザ漫画色の方が色濃い雰囲気で。しかもヤクザ漫画らしいカタルシスが今ひとつ無いので、そこはややモヤリました。
ベティを庇って撃たれ、一命は取り留めたものの眠り続ける誠の側で夢を見ている相の涙がホッとさせてくれます。この夢はまた、相の願望なのか。誠も同じ夢を見ていて欲しい。
大勢の人たちが出て来たけども。やっぱりこれは「二人のにびいろ」だったよねぇ。
「圧倒的画力」「引き込まれる物語」
1巻、2巻が素晴らしかったが故に、この物語の期末としては尻すぼみな感じは否めません。
予想以上にあっさりとしており、何とも物足りないような、この感覚……
「あぁ、そこに着地するのね」と。
とはいえ……
akabeko先生の描きたかった「体内回帰」というテーマは、ひしひしと伝わって参りました。
相さんと誠さんの歪な愛……愛と呼ぶことが出来るのかさえ分からないような感情の交錯に、最終巻も魅せられてしまいました。
『四人のにびいろ』完結 おめでとうございました。
1巻をめちゃくちゃ興奮気味にレビューしたのがちょうど2年前。
もし仮にakabekoさんのこれまでの作品をすべて見過ごしていたとしても本作で確実にこの作者には辿り着けただろうなってくらい、私の好きなモノが16倍濃縮出汁ぐらいの濃さで詰まっていたシリーズでした。
終わってしまったなぁ・・・と軽くロス状態です。。
1巻のレビューではちょっと濁して書いたんですが、、、
akabekoさんがこの歪な十川兄弟の結びつき方を通して描かれたかったテーマは、私がいつか誰かがBLで描いてくださるのを待っていたテーマでもありました。
それはずばり「胎内回帰」。
「あったけぇ………めちゃくちゃあったけ──…」と弟の胎の温かさに愛情と体温に飢えてきた心が満たされる兄。そんな兄を見て「俺の胎でよけりゃいれてやるよ」と何かが満たされる弟。
兄弟で母子の関係を代替しようとする彼等の姿に、萌えて萌えてヘロヘロになりながら読み終えた1巻でした。
ただ1巻を読んだ時点では弟の兄に抱いている感情は同情だと思ってたんですよね、私。
同情心からの母役なのかなって。
でも2巻で兄よりもずっと危ういバランスにある弟の内面が明かされると、あぁこれ弟は弟で「母の役割」を自分の存在理由として必要としていたのかと。
そこにまたもや死ぬほど萌え、、、
失いたくないものを離しちゃなるものかと繋ぎ止めるように弟が兄にするキスは、兄が弟にするセックス同様やっぱり恋人達がするそれには程遠い糖度のなさで・・・どう頑張っても“Boys Love”には行き着かなさそうな彼らの関係をakabekoさんは何処に帰結させるつもりなのかなぁと思いながら2巻を読み終えていました。
で、待ちに待った最終巻。
読み終えて真っ先に思うのは、このお話をonBLUEで描いてもらえてよかったなということ。
14話のラストで弟の目から流れる涙に心がすーっと凪いでいく気持ちでした。
そうであってほしいところへしっかりと辿り着いてくれたなと思います。
母に愛されていたはずの弟がこんなにも不安定なのは何故なのかってところが、私の中に最後まで残った疑問だったのですよね。
答えは一番反吐が出るものでした。私が一番殺したいタイプの母親。
でもなんかすごいハラオチで・・・だから胎内回帰と懐胎願望なんだろうな結局のところ。
誠は「全肯定されて受け入れられる」存在であることがこのお話においては重要だし、相には「子供が一番大事な」母親役を担わせてあげることがこのお話においては重要なのですよね。
そうすることで彼等はやっと母親の亡霊から解放される。(=母親を突っぱねられる=母親から自立できる)
誠が最後に見ている夢はそれを象徴しているんだろうなって思っています。
彼等はきっと、ここからようやく次は「兄弟」になっていくのでしょう。
BoysのLoveが全然足りないんですけど?!?!って部分はベティ勇で補完させてもらいました。
この2人にはまさかの展開があってめちゃくちゃテンション上がりました!
いやでもakabekoさんの傾向的にはそうだよね……!
やばいこの2人のエッチは蝶花/落果レベルの濃度でもっとしっかり見させてほしいぞ、、、
落果と同じ形式(電子連載)で続編とか始まらないかなぁ。onBLUEさん!
書きたいことが多過ぎてどんどんまとまりがなくなってきたけど、服を脱いで刺青を晒した誠と相のエッチシーンは言うまでもなく圧巻の画面でした!
作画コストやばっ…!っ眺めててふと気になったけど、もしかしてこの2人、兄は背中に九紋龍史進を背負って、弟は兄が背負ってる九紋龍史進の両肩の龍の図柄を自分の両肩に入れてるのか???
弟のキャラなら全然あり得る・・・すごくあり得る・・・だとしたらそれはまたとても萌える・・・
※紙本カバー下なし
ベティ×勇と誠×相の2組のカップルが、抗争後の部屋で同時にセックスし始めて面白かったです。
それより、相が可哀想すぎなんだよな~。母親からも本当に息子としての愛を貰えてないとか。ここにきてキツい…。
結局「誠愛され」で終わった…。作者の誠大好きって思いが伝わってきました。
親父も良い人風になってるけど惚れた女にそっぽ向かれて育児放棄した情けない人なことには変わらないし。
結局最後まで相が誠を追いかけてる構図で、誠から相への思いが正直ハッキリしないまま終わった。誠はいつまでもどこまでも何しても愛される「受動側」なんだなと思いました。
誠可哀想描写もやりたいけど誠愛されもやりたい!っていう思いがごちゃごちゃしすぎて、結局客観的に見て可哀想なのは誠じゃなくて相とベティだよねっていう結論になっています。
あとがき見て、誠は赤ちゃんと書かれていたので、赤ちゃんなら受け身でも仕方ないか~~と思いましたが。(いや、三十路の赤ちゃんって何?)
あとがきで相が血の繋がり厨になっていて面白かったです。
血縁に拘ってるの誠だと思ったんですけど本当は相の方だったんですね。
「相ファンには申し訳ないけど相が一番危ないです」と書かれていて、いや、母親への愛憎を晴らすために弟レイプする誠の方がやばくない?と思ったんですが、それよりやばい認定される相ってすごいな…。
ベティと勇は可愛らしいカップルだと思いました。
1巻で勇は攻めかなと思ったらここにきて受けになってて驚きました。
ただ、一応ヤンキーっていう設定なんだからもっとヤンキーっぽい男らしい見せ場があっても良かったと思いました…。
完結編です。
終わってみると、結構あっけなくまとまっちゃった感が、、、
怒涛の展開というか、ストーリー展開としては過不足なく、組の抗争的な話もちゃんと片付くし、四人の関係も、ちゃんと、愛には愛で向き合って、報い合う結末で、グイグイ読んじゃったので、あっけなく感じたのかもしれないけど、何度か読み返してみると、もっとじわじわと効いてくると思う。
とにかく、みんなが落ち着くところに落ち着いて良かったです。
巻末の、作者さんによるネタばらしというか裏設定を読んでから本編を読み返すと、一層趣深いです。
三巻で終わっちゃって寂しい…
この愛憎劇をもっとダラダラ読んでいたかった。
4人のにびいろ。
鈍色とはコンプレックスを指していたのか、4人四様のクソデカ感情がぶつかり合っていて壮絶でした。他のヤクザ達も然り。
これはただのBLではないぞと思い、あとがきを読んで、先生の意図を確認し納得しました。
良かった…とりあえず、4人が救われて…(美馬も応援してる)
誠がどんどん愛おしくなってきました。
誠、赤ちゃんでかわいい!
1人でカチコミ行ったシーンは思わず吹き出しました。
単発でまた続き読みたいです。
とら特典の薄い本は必見です。
1巻から追っていたので、完結楽しみにしていました。
四つ巴というキャッチコピーだったのでどうなるかと思ってましたが、最後はとてもきれいにまとまって良かったです。
まさかベティ×勇になるとは思いませんでした。関西弁で雄のベティ、とてもかっこよかったですし最後の短髪ベティも最高~。
兄弟に関しては、ふたりとも愛憎塗れで拗れきっていてもはや修復不可能では…と思ったのですが。
相が煽ることをやめて素直になったら、誠もそれに応えてくれて…、結ばれたみたいで良かったです。
相の、「自分が誰からも愛されてなかったこと」や「自分には兄貴しかいないこと」の告白に、誠も思うところあったのでしょう。
エッチは今までのように誠が一方的に性欲をぶつけるような感じではなくて、慰め合いみたいな感じでした。相さんが感じてるような顔が初めて見れて良かったです。
相への感情が、「お前いらない」から「お前さえいればいい」に変わったのが、なんとも感慨深く……。
ベティ勇は本当にきれいにBLとして完結したのですが
誠相はまだまだスタートラインって感じなので、もっとこの二人の行く末が見たいなぁと思いました。
美馬と山之辺の愛憎ドロドロももうちょっと見たかったです。
中盤までは前巻までの緊張感や勢いが少し薄れたかな?と思いましたが、後半はそう来るか、というシーンの連続で、前巻に負けず劣らず読み応えたっぷりでした。相と誠の切っても切れない関係は、実はとても複雑なもの。弟から兄への単純な執着では済ませられない。作者自身による正解は後書きの通り。けれど、私には必ずしも2人は常に母親を介して繋がってきたわけではないように思えます。それはあくまできっかけで、やはり兄弟という特別な血縁ならではの一心同体感というか、どれだけ離れた場所にいても結局元いた場所に戻ってきてしまう、そんな運命への心地良さを手放せない幼い子供達のように映りました。いつまでも母親を言い訳にして、狭い世界に閉じこもりたがる2人。別に彼らを批判しているわけではなく、そういう大人になりきれないところが可愛らしく、2人の魅力の1つだと思うのです。
なぜ誠はベティを庇ったのか。誠なりにベティへの情があったから? 結局相を置いてけぼりにできる程度の愛だったから? 私は相によって満たされたことが、彼にベティを庇えるほどの余裕を与えたんじゃないかと思いました。ベティの裏切りを水に流し、自分を受け入れてくれていた彼への最初で最後の恩返し。奪われ続けるだけだった自分がようやく与える側になる、それは相に満たされたからこそできた行為。ベティからの愛情がなくても、相に愛されているのだからいい。結果的に相を置いていってしまったけれど、誠の心はこの時至極穏やかで幸福なものだったのかなぁと。一方的に行動した誠を責めることもなく、幼児退行の可能性を聞かされて動じることもなく、淡々と自分の身の振り方を固めて起きた誠を受け入れる準備をする、相の愛もまたこれ以上ないほど純粋だなぁと感じました。
相と誠の関係ばかりでなく、ベティの男前度に萌えたり、美馬の敬愛の深さに驚かされたり、今までの印象ががらりと変わる脇役達も皆魅力的でした。勇を抱くベティに、誠に抱かれていた時よりもしっくりきたくらいです。勇に愛してくれと強請るのではなく、愛してもいいんだな?と聞いた彼。心に溢れんばかりの慈愛を持った彼らしいなぁと。そして、美馬と山之辺の関係にも期待が膨らむ終わり方でしたね。彼もただ山之辺に可愛がられたいだけの男ではなく、一緒に堕ちることも厭わないほど本気で山之辺に執着した男だった。この2人の話もメインで読んでみたいなぁと思いました。
ま・さ・か・の……ハッピーエンド!
どう展開していくのかと不安でしたが、
ちゃんと最後まで4人のストーリーを貫かれました‼︎
誠は破門され、父であった山之辺も離れていきました。
誠が次に求めたのはベティ。
誠が欲しがってるのは母の愛です。
そしてベティにも拒否され、
絶望の淵にいる誠を救ったのは、やはり相でした。
でも、相も無償の愛を与えるわけじゃないというところが凄いなぁと思うのです。
誠にも自分をーー自分だけを見て、自分だけを愛して欲しいと思っています。
幼少時の愛情不足がこんなにも人格形成に影響するんですね。
誠と相は共依存ではなく、
お互いに必要として支え合う存在なんだと思います。
兄弟を超えて母性を求め合う……なんとも難儀な関係です。
誠が相を心から求め、愛を確かめ合うようなセックスは見応えありました。
相の胎(なか)が一番あったかいと言った誠への相の応えーー
「俺が一番兄貴を愛してるからな」
これに尽きるでしょ!
この二人は本当に最後まで男だし雄でした。
男同士なのに美しいとさえ思ってしまいます。
九鬼にカチコミをかけるも逃げられてしまい、
今度は九鬼にベティが命を狙われるのですが、
ここは誠が身を挺して庇います。
この時の誠ーーきっと深く考えてなくて、身体が動いちゃったんだろうな。
誠ってバカだけど憎めなくて、本当は愛情深い男なんですよね。
意識不明の誠を決して諦めずに信じて待つ相がイジらしくて健気で、飼い主を失った犬みたいにみえました。
また、子どもの時の二人が可愛くて可愛くて♡
ここは癒しパートでしたね。
特に、誠のマロ眉(´>///<`)
「ひとりぼっちはさみしいんだよ」
やっと一人ぼっちだった二人が、二人ぼっちになれました。
握り合う手のラストシーンに涙です(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
ボーナストラックは、出所してきたベティと待ち続けた勇の話。
短くても十分伝わるハッピーエンドです!
本編とは打って変わって、あとがきはコミカルで笑いました^^
相の抱かれるための努力には脱帽です(笑)
相関図的なものも描かれており、
4人だけではなく多くの人の愛情や欲望が渦巻いていたんだと、
改めて感じて感慨深かったです(絵がコミカルなんだけどねw)
Renta! 修正はトーンに白短冊
なかなかいい感じの修正で満足です。
1~3巻を一気読みしまして。
家族が絡むお話は滅法弱いので号泣しながら読了。
特に後半は嗚咽出るほど泣いた…。すっごい良かった…。
読み終えたあと、
(これはボーイズがラブしてる愛じゃないぞ)
(この感覚をなんと言語化すれば…ッッ)
と思ってたら、あとがきに理路整然と書かれていてスッキリ。
カインコンプレックスを題材に描かれただけあって最強の兄弟愛を見た気がします。
あれ…?世の中に兄弟以上の繋がりなんてないんじゃないか?と錯覚しちゃうほど。
相の「血のつながりこそ最強!!!」論に納得させられてしまうわ。誠とDNA近くて良かったね…。
1巻の表紙はまるで他人のように視線が合わない2人。
2巻の表紙は対等に向かい合ってる兄弟。
そして3巻の表紙。
誠と相が欲した愛情・関係はソコしかないんですよね~(泣)
欲しい愛情が貰えなかったのは誠だけではない。
相がずっと抱えていた気持ちと表紙がリンクしててホンマ刺さる…。
さてさて。
誠をどうしたいのかーー山之辺の真意が見えずらい展開でしたが
冒頭で山之辺視点の回想が入り、誠へ向ける感情が見えてきます。
1巻で若頭を解任したがってた理由。
誠を突き放してバッサリ関係を断った理由。
これ決して自己保身じゃなかたんです(;ω;)
自分の為なら命すら平気で捨てようとする誠を守りたかった。
盃をかわしたヤクザの親子ではなく、普通の親子愛のようなものを抱いてたんですね。
可愛い我が子ならば命の危険から遠ざけるのは当然のことですもんね…。
山之辺は誠が殺されかけたことや過去に兄貴分を殺された報復をキッチリする為に動き始めます。
けれど誠は山之辺から捨てられたと思い込んでてますます情緒不安定になり荒れ狂うのですよ(;ω;)
これがも~~~苦しい。誠はちゃんと愛されてるのに本人ばかりが知らないという…。
そんな誠の姿を相は嬉しそうにしてて、ますますカインコンプレックスを拗らせてく誠が痛々しくて萌えた…。(1巻から誠の可哀想っぷりが痛々しくて切なくて泣きながら萌えてる外道です…。←)
で。そんな相の様子は第三者の勇から見たら
誠が山之辺やベティを失って1人ぼっちになるのを待っているようにも見えてるのですね。
勇の指摘にようやく相が子供の頃からずっと飢えてた感情をぶちまけるのです…!!!!
1巻とは印象がガラリと変わりました。
母親からの歪な愛情は相に向けられたものではなく。
山之辺は相を信頼して側に置いているわけでもなく。
なにもかも手にしているようで、何も持っていなかった相。
その中で唯一の存在が誠だった。
ここからラストにかけては号泣しながら読み終えました。
兄と弟であり、母と子であり。
相の尻穴は胎内で、誠はゆりかごの子供なんじゃ。
良い意味も色んな意味も含めて「BL」じゃない気がします。
それがすっごい良かったし刺さりました。
2巻描き下ろしが個人的に弱いんですが、
3巻ラストも兄弟愛萌えMAXで嗚咽でるほど泣きました。
子供時代の誠のいじらしさはホンマ涙腺に壊れるから勘弁して…。
ああ良かった…。良かったとしか言えねぇ。です。
またベティと勇もグッときますね…!
最後の最後まで勇はオドオドしながらもブレなくてカッコよかった!
ずっとずっと六の幸せだけを考えてね。
そんな勇の愛情に救われるのが良きですね。
こちらのCPは真っ当にBLって感じの関係性で描き下ろしではキュンキュンしました。
あと1~2巻では立ち位置がよくわからなくてモヤモヤした会長(実父)と山之辺。
3巻ではクソカッコよくて不器用さが愛おしいオヤジどもで最高でした…!!!
この作品、脇のオヤジたちも刺さって堪らん。不器用過ぎるし言葉が足りなすぎ。そこがいい。
会長が誠の頭撫でたトコも良い。泣ける。
家族モノは涙腺ガバガバな奴が読むと泣けるシーンばっかりなんだよ、この作品。
めっっっちゃくちゃ良かったーーー!!!(叫)
あえて心残りを書くなら美馬のその後が知りたい…。
山之辺への拗らせた敬愛の行方はあれで終わりなのかな(・ω・`)