恋しいリバイバル

koishii revival

恋しいリバイバル
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神34
  • 萌×223
  • 萌14
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
13
得点
306
評価数
73
平均
4.2 / 5
神率
46.6%
著者
黒井つむじ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784199608216

あらすじ

記憶を失った先輩と、ワケあり後輩の
ロストメモリーLOVE!!
Chara初登場の黒井つむじが描く
ミステリアスな青春恋物語――

陸上部の憧れの先輩・夜山と、
大学で再会した新入生の日暮。
ところが夜山は交通事故で高校時代の
あらゆる記憶を失い、陸上からも離れていた!? 
もう一度跳ぶあなたが見たい――
でも、俺のことは思い出さないで…。
正体を隠して夜山と親しくなっていく日暮だが、
ある日記憶の一部が蘇った夜山から
「お前、俺に告白した…?」と尋ねられて!?

表題作恋しいリバイバル

高校・大学の後輩
高校・大学の先輩

その他の収録作品

  • とある日夜の秋入梅(描き下ろし)
  • とある数年前の日のこと(描き下ろし)
  • カバー下漫画

レビュー投稿数13

記憶喪失もの。二人とも可愛かった。

記憶喪失の夜山と、夜山に片想いをしている後輩日暮のお話。
全体的にゆったりとした雰囲気。
夜山も日暮も可愛かったです。

基本は日暮の片想いとしてお話が進むのですが、二人の距離感がとにかく絶妙でした。
かなり序盤、日暮がソファーで居眠りをしている所に、夜山の方から寄ってきて隣に座ります。普段の様子を知っている友人たちは、隣同士で座る二人を見て日暮が夜山に付き纏っていると勘違いするのですが、この時は逆という。めちゃくちゃ萌えました。
この時点で日暮の一方的な好意ではないことが伝わって来て良かったです。

主人公の周辺人物も良かったです。
ちょっと無神経な友人、八つ当たりしてくる女、合コンに誘ってくる男、みんな自然な存在感でした。
そのおかげで記憶喪失というなかなか現実味を感じにくい設定でもファンタジー過ぎずリアルさを感じることが出来たと思います。
陸上の記録会で声をかけてきた男だけ唐突にヤリモクのゲイでちょっとびっくりしました(笑)
このヤリモク男の存在だけ作品の中で浮いており残念でしたが、全体的にはとても良かったです。

0

記憶の答え合わせ

大学に入学した日暮が高校の先輩だった夜山と再会したところから始まります。

夜山が忘れてしまった記憶を持っている日暮が夜山に何を思い出してほしくて、何を忘れたままでいてほしいのかを知るまではミステリーを読んでいるようで面白かったです。

全てを思い出した夜山が日暮に記憶の答え合わせを頼むところは切なく、日暮が夜山に幻滅なんかしないと宣言したところが格好良かったです!

シーモアはホタル修正でしたが、修正箇所は1コマだけです。
同好会倉庫の中でどこまで触ったのか気になりますし、もっと二人のイチャイチャが見たかったです!

0

長い付き合いになるから

切なくて優しくてキュンキュンするお話。黒井先生のテッパンです

事故で高校時代の記憶を無くした陸上部のセンパイと、彼に憧れるコウハイ。大学で再会し、センパイが記憶を取り戻せるよう、一緒に過ごすことになる

はじめは定食屋の名前、そして、徐々に核心へと近づいていく。二人はどんな関係だったのか、なぜ、事故にあったのか

カミングアウトのシーンが劇的でないのがいい。あれくらいスルッと言える世の中であってほしい

「長い付き合いになる」とお互いに、当たり前のように言い合うところが素敵

2

幸せなのに辛い

攻めの日暮に感情移入してしまい、終盤に差し掛かるまではずっと辛かったです。
夜山に対する気持ちが読者にはわかっているので、受けの反応がもどかしくて仕方ない。

日常、普通に接しているときは、ただただほのぼのな幸せな時間です。
日暮の夜山に対する感情が溢れているので、その部分は萌えてにやけます。

記憶を失うって激重な現象だと思うのですが、夜山の雰囲気を見るとあまり深刻には見えずあっさりと読めました。
記憶のことも日暮のことも、すんなりの受け入れられる懐の深さが、夜山の魅力だと思います。

黒井つむじ先生特有の空気感と、かけあいが素敵でした。

2

あの日の後悔を胸に

「ボクたちはまだ青く」がとても好みだったので、既刊も読んでみることにしました。

高校の時好きだった先輩が、高校時代の記憶をほぼ全部失ってしまって…という年下攻め目線のお話でした。
大学に入り再会したが、自分のことなどすっかり忘れていて、普通なら同じ高校であったことや部活も一緒だったと話してなんとか思い出してもらいたいだろうと思うんですが、日暮は何故か遠回しに何か覚えている事はあるのか問う。
思い出して欲しい気持ちと、忘れていて欲しい気持ちのせめぎ合いがモノローグから伝わってきてなんとも切ない。

記憶を取り戻すのを手伝うという名目で近づいていく2人の距離感がもどかしい。
先輩も日暮を気にしてる様子なのに、お互いにピュアで鈍感なのでね。
そもそも卒業式の日のアノ受け答えで、何故振られる想定しちゃうんだーって話からなんだけどね。

そういう控えめでヘタレな部分も含めて、魅力的な年下健気攻めでした。
先輩が記憶を失ったと知った直後も、ただ悲しんだり後悔するんじゃなくて、自分がすべき事をしようっていう強さも持っていて素敵だと思った。
先輩も日暮のためにもっともっと思い出したいって…泣かせるぅ。

2

少しずつわかっていく二人の関係

ぼくたちはまだ青く、が大変よかったので作家買いしました

こちらの作品もすごくよかった
高校時代の記憶をなくした先輩になぜか絡んでくる後輩がいて、少しずつ先輩は彼の記憶を思い出していくんです

日暮(後輩)は過去に先輩に告白してて
まさかあの場面で逃げ出すなんて…
怖かったんだよね、すごくわかる
大丈夫ってわかってたのに読んでるこっちにも不安が伝わってきたよ
でもそれが原因?で先輩は事故って健忘に。
この過程をものすごーーーーーく後悔してて罪悪感にも襲われていてそれでも先輩が好きなことは諦められてなくて
どんだけ一途なんだ
日暮は執着ワンコ攻め、両思いになってからの好き好きべったりが可愛い

先輩も断片的に思い出すこともあって、記憶が繋がった時とか泣きそうになった
ぽわーんとしてるかんじの先輩ですが、先輩なので頑固なところを突然だすときがあって
可愛いいいい!ってなりました

学生のときから両思いだったのに、方や記憶喪失、方や振られる恐怖で結果を聞かぬまま流れたこの恋愛
諦めなかった日暮の勝利です

大学で絡んできた日暮を好きになったんではなくてちゃんと、学生のときから日暮を好きだった気持ちがあったからこそ好きになった先輩がよかった
ベタ惚れの日暮も可愛いのですが先輩もめっちゃ可愛い

ドラマみたいだった、よかったなぁ〜

0

派手さはないけど

黒井つむじ先生初読です。

感情の起伏が激しすぎないのが面白い作品でした。
記憶喪失ネタだとより一層そんなシーンがあっても良いところ、かなり淡々としています。カムアウトシーンなんかも淡々としていて、今時感が強い。濃い作品と濃い作品の間に挟んで読むとよさが際立つ気がします。

後半の、淡々としつつも明確な「こいつが俺の彼氏」ムーヴが、甘くて良いです。お互いが好きって感情の出しどころを狙いあってる!

絵もお上手でサラッとしてて、派手さはないけど読みやすい。ちょこちょこ、この顔好きだなってコマがあって、ただあんまりお顔安定してないのかな?上手いんですけど、いろんな種類の顔があった。

萌〜萌2

1

切ないけど優しい恋

黒井先生のコミックスは『おしどり悪友』で出会いました
今回、久々に先生の作品に触れましたが、本当に読んでよかったです

舞台は大学生同士の、淡い恋が成就するまでのお話

高校時代、日暮は陸上部で走高跳選手の先輩、夜山に恋をした
構ってもらったりする中で芽生えた恋
先輩が卒業する時に告白をし、次の日返事をもらう前に先輩が事故にあい…
そのまま高校三年間の事を忘れてしまった

大学に入り、サークルでかかわりを持つようになり
…思い出して欲しい
…でも自分の想いは思い出さないで

あああああもう本当に素敵なお話でした!
切ないけど爽やかで、痛々しいけど優しい

…尊いってこういうストーリーを言うんだね
大学生になってメガネ男子になっていた日暮のビジュアルがものすごい好みです←

2

言葉がない。爆発

これ。
これを待ってた。
ていう黒井先生の新作。
連続刊行の先作品「初恋不全モラトリアム」の方も独特の雰囲気でしたが
こちらは、読みながら時々深呼吸しないと萌えに息がつまる静かな密度が詰まっていて、まだ浸っています。待ってました。
何がどうなっていくか、機微と空気をぜひ直に読んでほしい作品です。お話の本筋や核心に触れないように〜とか考える余裕もなく、余韻で言葉が無く。「好き…」しか出てこない状態でいます。(でも書いてる…すみません)

高校で走っていたときと、大学生のいま、眼鏡と髪で随分印象の違う日暮くんは、回想シーンがより胸に迫り、切なくて苦しい!
日暮くんは基本ガンガン行くけど、夜山さんの「普通の後輩」であるために行動をセーブしながら混乱するところも切なかったです。
カムアウトにぱっと見はあんまり頓着してないふたりへの高橋さんの「だろうな」にほっとしました。

黒井先生の黒髪キャラの色気がすごくて、夜山さんは性格もあってもう…ジタバタ通り越して拝んでしまう…。
本編→オマケ→カバー下とどんどん破壊力が増します。最後大爆発して終わります。
日暮くんの耐性さすがです。

絵の中の黒とグレーと白が濃密です。
二人の名前も含めて黒井ワールドに浸りました。

4

ミステリアスな魅力

いや~黒井つむじ先生好きです。
何というか独特な雰囲気のコマ運び。
余白にも登場するキャラの気持ちが反映されているような気がします。

高校の陸上部で先輩後輩だった2人。
夜山は、高校3年間の記憶をなくしています。対して、後輩の日暮は一生懸命に夜山にくっついて行きます。

記憶を失くす過程、記憶が呼び覚まされる過程はぜひ読んでみて確認していただきたいです。語ってしまうのが勿体ないのです。
日常なんだけど、ミステリアス。
それが、黒井つむじ先生の魅力だなぁと思います。

ですが、いや~年下攻めの執着健気ワンコな日暮が良かった。夜山が、色っぽい…

描き下ろしも、カバー下も本編を読んだあとの余韻を満たしてくれます。
はあ、また読み返します!

6

この作品が収納されている本棚

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