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11ninme no koibitokun
作家買い。
電子で何話か読んでいて、コミックス化されたら買うと決めていた作品。
今作品は久松作品の『ハンドインハンド』のスピンオフです。
『ハンドインハンド』の受け・七尾が働く塾の同僚の講師が、今作品の攻めさんである佐野、というつながり。前作未読でも問題なく読めると思いますが、七尾は佐野の同僚として何度か(というか頻繁に)登場しますし、何より「佐野」という男性の根っこが前作を読んでいるとより分かりやすく、今作品もより理解しやすいかなと思いますので興味のある方は是非。
ということでレビューを。
主人公は塾講師の佐野。
ある日、仕事帰りに男に絡まれ乱暴されている女の子(佐野の目には女子高生に見えた)を見かけ、思わず助けてしまう。男に殴られ頬を腫らした女の子を放っておけず、彼は自身の家に連れ帰り手当てしてあげることに。
可愛い女の子だなとは思うものの、職業柄未成年の女の子に手を出すといった下心は皆無だった佐野。が、そんな佐野に、女の子はお礼と言って口で奉仕を始めて…。
というお話。
佐野が助けた女の子は、高校生でも、女の子でもなく、士(つかさ)という名の31歳の男。
風俗の客に固執されてトラブルを起こしていた最中だった。
佐野に優しくされたその女の子、もといつかさは、佐野に懐き、彼のもとに足繁く訪れるように。見た目がドンピシャの好みのつかさに言い寄られ、佐野は断り切れずにずるずると身体の関係を持つようになるが―。
タイトルの「11人目のこいびとくん」の意味がまた秀逸です。
つかさは仕事で10人の客を取るのが限界。
だからいつも10人まで、と決めて仕事をしてるんですね。
でも、佐野センセは特別。
佐野センセは優しくて、かっこよくて。
だから仕事終わりに佐野センセに会いに行く。
佐野センセに惚れて、尽くすつかさのなんと可愛いことよ。
そして、一方の佐野先生も。
『ハンド~』の時から、彼の優柔不断さはにじみ出ていました。
優柔不断、とは言うものの、それは彼の優しさでもある。
優しいから、仕事も一生懸命、生徒に対しても頑張り、恋人にも優しい。
でも、それが恋人には不満なんですよね。
自分にだけ優しくしてほしいから。
だからイケメンでモテるのに、いつも振られてばかり。
そんな彼の優しさが、つかさには幸せだった。
今だけでいい。
佐野センセが飽きるまででいい。
自分に見せてくれる優しさがあるだけで幸せ。
そんな健気っこ・つかさの根っこは過去のトラウマにあって。
その辺りもきちんと描かれていて、だからこそつかさの健気さが上滑りせず、萌えがギュギュ―ンと高まりました。
佐野センセに、少しでも長く自分に向いていてもらうために、つかさは一生懸命「可愛く見える」努力をします。それは今までの彼にとって仕事の一環だった。が、佐野センセと出会い、彼に恋をして、つかさはより一層努力する。そんなつかさが健気で泣ける。
そして今作品にはもう一人重要なキーパーソンがいます。
それはつかさの高校時代の先輩で、ゲイ風俗の同僚でもある凛。
この凛という男の子が、めっちゃ、とっても、すんごく、
カッコいいです…!
ぜひとも凛メインのスピンオフ作品を描いていただきたい。
彼がいたから、つかさは過去のトラウマから抜けだし、そして佐野センセとの恋も成就した。彼がいなかったら今作品は成り立たないであろう、ナイスガイです。
電子は途中で掲載が終了してしまい(大人の事情かな…?)最後まで読むことができなかったのですが、完結までのストーリーがもうめっちゃ良かった。久松作品はすべて読んでいますが今作品が一番好きかも。
だがしかし私は言いたい。
なぜこの表紙なのか。
正直、今作品の表紙を見たとき、え、なんでこのイラスト?と思いました。
リアル書店ではやや手に取りづらいエロ度の高さで、この表紙だけ見たら内容を思い浮かべるのは至難ではなかろうか…。
今作品の受けちゃん・つかさは、ゲイ風俗で働く男の娘。
ということで、それなりに濡れ場も多い作品にはなっています。
が、今作品の描いているものは紛れもなく純愛で、なのにこの表紙ではその内容を彷彿させづらい。失礼を承知で申し上げるならば、すんごくもったいないなー、と個人的には思ったりしました。
あと、初回限定で、特典ペーパーが封入されています。
七尾とつかさの対面がコミカルに描かれていて、めっちゃ笑いました。紙媒体派の腐姐さまには、ぜひともこの初回ペーパーが封入されているうちに手に取っていただきたいなー、と思います。ちなみに初回ペーパーの有無は、帯に「初回特典ペーパー封入」の文句が入っていますので、そこで確認されるとよろしいかと思います。
今年に入って素敵な作家様に出会いました!
今、久松先生の過去作品を∞回収中
この『11人目のこいびとくん』は本屋に並んでいるのを見かけていました。
気にはなっていましたが未読…
先日、とある電子書籍のオススメで先生の『ハンドインハンド』を読み、そこからこの『11人目~』へ…ドハマりしました
ハンドイン~で出てきた佐野先生がメインとして登場
イケメンで生徒にモテるけど、どこか抜けていて頼りない佐野先生が恋をするとは思わなかったので、このお話は本当に楽しく読めました
そして出会ったつかさくん…ものすっごい美少女なのに男で31歳(!)
そしてエロいいいいいい✨
女装したりお仕事でコスプレしたり
可愛いのに女々しくないって素晴らしいです
佐野先生の過去も
つかさくんの過去も
それまでに色々あったけど、きっとこの二人の行く末は幸せしかないんだろうなあと、涙が出るくらいに愛おしいお話でした…読んでいても幸せになれる一冊
そしてもう一つ好きなトコ…久松先生の描かれるお話に悪人がいないのがもう本当尊いです✨
最初、つーちゃんが"あざといビッチ受"かと思い嫌いなタイプだなぁ…と。
読んでいくとそれが違ってて、実は素直で一生懸命で凄く可愛いんです。
攻の佐野先生が超絶不器用で、それがまたツボでした。
前作の"ハンドインハンド"でもチラッと登場していましたが、ぁあこういうことだったのね、と納得。
気になるのは、りんですね。友人以上の気持ちがあったのか、長年心配してて幸せになって欲しかっただけなのか。
りんのお話もあると良いなあ。先生、是非再度スピンオフをお願いします。
【ランウェイの行方を知りたいか 】で、久松エイト先生を知り、
過去作を読みたくなり検索していたところこちらに出会いました。
しかしタイトルの11人目のこいびとくんというところで、
10人他に彼氏がいて、11人目の表紙の彼が本命になるお話かなぁ?と思い
ビッチ受けがそこまで好きなわけではないのでなんとなく読んでいませんでした。
でも、ちるちるさんのレビューを読んでそういう話じゃないんだなって思い購入しました。
一言で言うと本当に最高でした。
一瞬だけ【ランウェイの行方を知りたいか 】の波野くんと多田くんが出てきて
ちょっとテンションが上がりました。(新聞なのでほんとに一瞬ですが)
つかさの過去を一言で表すことは出来ないし、
心にとても深い傷を負ってしまっただろうけど
これからは佐野先生の深い深い愛で埋めてもらえると思います。
佐野先生はつかさと知り合って恋をしてから
どんどん良い男に成長したなぁって印象です。
この本を知れてよかったし、久松エイト先生を知れてよかったなぁと改めて思いました。
想像以上に良かったです。
評価の高い作品だったので気にはなっていたんですけど、表紙がエッチをしている二人だったので、エッチメインな作品なのかなと敬遠してました。
11人目のこいびと、っていうタイトルもいいですね。つかさは10人しかお客さん取らないところに佐野と出会って、11人目。佐野は仕事を始めて10人目の恋人に振られた後に出会いましたからね。
タイトルがすごく凝っているのも「なるほど」感があって、理解出来たらすっきりするけど、結局何が言いたかったのかわからないタイトルもあるので、このタイトル大好きです。
つかさはもっとビッチな感じかと思ったけど、愛されることに控えめ、というかちょっとしたことでもすごく喜んでくれる。愛され慣れてないんですよね。そんなところが可愛いし、母性本能を擽られます。アフターストーリーでアリサもメロメロになってましたね。
つかさの過去が想像以上にひどくって、こりゃあ凛が心配するのも無理ないですよ。佐野に文句言いたくなるのも当然です。
佐野は今までは仕事に対して責めてくる彼女ばかりで癒されてなかったんでしょう。与えるばかりで疲れていたのもあるのかも。つかさは自分のしたことにすごく喜んでくれて、その姿を見るだけでも癒されたんでしょう。そしてその気持ちが仕事の効率も上げてくれたんじゃないかな。
だからつかさのためになら早く帰ったり、デートの時間を作ることが出来たんですね。
優しい二人、いつまでも仲良く。特につーちゃんは幸せになってね。
作者様買いです。
表紙と帯からとんでもなくえっちな漫画を想像していましたが、とんでもなくピュアで幸せをもらえるハッピーエンドでいい意味で裏切られました(もちろんえち度も中々です。笑)
偶然夜道で出会った2人が怒涛の勢いで関係を持ち、同棲することになり甘々の生活を送ることになって前半、読んでてこの後とんでもなく不幸になったりしないか!?と心配になるほど、甘々で幸せそうです。
そして後半、佐野先生の元カノが出てきたり、つかさくんの過去を知ってしまったりと色々ぶち当たりますがもうすべて乗り越えての大団円です!!
何よりつかさくんを幸せにしたい、つかさくんから想われてるかどうかじゃなくて自分が好きで好きでたまらないから幸せにしてあげたい!と必死に行動して、それでも不器用だからちょっとズレてたり突拍子もなかったりするけど、言葉で伝えようとして形にしようとして、とにかく頑張る佐野先生がとてつもなく推せます。元カノへの言葉も優しすぎて、きっと要領が悪いのは背負いすぎちゃうからだと思うし、忙しくて仕事に追われながらも恋人のこと大切にしたいとは思ってたんじゃないのかなぁと思えるくらいいい人すぎました。
そしてつかさくんに至ってはあまりにいい子で可愛くて可愛くて…!!過去のことがあったから嫌われないように我慢している結果のいい子という側面もあるのかもしれないけど、そこも含めあまりに愛しくてたまりませんでした。
アリサさんも凛くんもめっちゃいい人でみんな幸せになってくれと願うばかりです!!
読む前の期待値を遥かに超えて良かったです!
ノンケ塾講師と男の娘のお話なので、
そもそも女装や男の娘に抵抗のある方は無理かもしれません。
ですが、そうでない方にはぜひお勧めしたい、
とても幸せな気持ちになれる作品です^^
10人目の彼女に振られた塾講師・佐野は、
その夜往来で暴力を振るわれている女の子を助けます。
無理やり乗っかってきたその娘は、実は男の娘でーー…⁉︎
要領が悪く仕事に手一杯の佐野が出会ったのは、
とびきり可愛い男の娘・つかさでした。
つかさはどう見ても女子高生にしか見えません^^;
コスプレ風俗で働いていますが、
それほどビッチな感じはなかったです。
小さくて可愛くて、ほとんど女装しているので、
正直、男同士という感じはあまりしないかも……
雄みのあるラブが好きな方の期待には添えないと思います。
ただ、だんだん読者も絆されていくといいますか、
応援したくなるような健気さと可愛さがありました^^
佐野はとにかく優しくて、つかさを大切に優しく扱います。
元カノには優しいだけと言われていましたが、
つかさはどんな小さな優しさも喜ぶ子なので、
二人の相性はピッタリだったと思います!
つかさには辛い過去がり、
ずっと見守ってきた友人・凛がいます。
凛の指摘もあり、つかさとのことを真剣に考えるようになった佐野が出した答えとはーー!
0か100しかない真面目な佐野のプロポーズには、
ウルっときてしまいました。
とても素敵なラストに胸アツです♡
表紙の印象ほどエロメインの話ではなく、
あくまでも標準的からやや少なめくらいかもしれません。
Renta!の修正は白抜きですが、汁はそのままです。
ゴムの付け方がとてもエロかった(〃ω〃)
そして、佐野は攻め喘ぎですw
脇役の凛や佐野の同僚・鳥海もとても素敵で、
佐野の元カノ・アリサもカッコいいの!
凛と鳥海のスピンオフ期待します‼︎
鳥海はノンケかもしれないけど^^;
一つのコマが見開きに渡って描かれている箇所があり、
電子だと少し読みにくかったのが難点でした。
男の娘なんて好きじゃないし
かわいい受けも優男な攻めも全く好みじゃないんだけど
ストーリーと周りのサブキャラが魅力的なウルトラハピエンストーリーでした。
久松先生の新作がよかったので
kindleのunlimiにてふだんなら読まないカップルなのに読んでみたら大ヒット。
ほんとありがとうkindle。
かっこいい受けのつーの後輩くん凛がお気に入りなので書き下ろしも
とってもよかったです。
元カノアリサのネタもよかったな〜!
カバーがエロエロですが
そこまでエロエロではなかったです。
「ハンドインハンド」のスピンオフです。読んでなくても大丈夫ですが、読んでたので更に楽しめました。個人的にはコチラの方が萌え度高かったな。しっかりエッチ。でも、とても優しくて読後にほっこり♡つーちゃんがすっごく可愛くて、佐野先生はとっても良い男。つーちゃんのおかげで内面的にどんどん成長していく所も良かった。凜くんにも幸せになって欲しいなぁ〜。スピンオフのスピンオフ、久松先生宜しくお願いします。
【ハンドインハンド】スピンオフ(気付かずに読み始めましたが♪)
前作読んでなくても無問題。
塾講師の佐野はいつも一つの事でいっぱいいっぱいで、仕事がキャパオーバーとなるとプライベートは完全におざなりになっちゃう性格。
そんな佐野が仕事帰りに電話で彼女にフラれた直後、男に殴られてる女子校生に遭遇し助けたら、女装した童顔の年上男性だったお話♡
なにより、つかさがとにかく可愛い!!そんじょそこらの少女漫画の主人公比じゃないレベルでカワイイ♡♡
可愛い顔のイメージ通りきゅるるん顔で甘えてくるけど、高校時代の過去もアリ恋愛に対しては臆病。
自己評価が低く、そんな自分に優しい佐野に対しても感謝と喜びの表現が半端ない!!
つかさの可愛さに溺れつつ切なさにもキュンキュンさせられる最高作でした♡