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kyuketsuki to yukai nanakamatachi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
木原音瀬先生の原作小説は未読です。
さすがですと言わざるをえないストーリー。一気に読んでしまった。
ぜんぜんまだBL未満なのにこんなに尊いキスシーンはじめて見たってくらい良かった。(実際は口に滲んだ血を舐めてるシーンなんですが)
そしてそして半吸血鬼の攻めアルベルトの蝙蝠姿が可愛すぎるんですよ〜〜!人間姿バージョンの時はスーパーイケメンなのに外国人ならではのカタコト日本語が萌える。これはずるい!素直でちょっとお馬鹿なところも最高です。
死ねない吸血鬼と、エンバーミングや死の現場を掛け合わせるところが天才的ですよね。その都度、人間じゃなくなってしまった苦しみを考えさせられて切なくなるんです。羅川真里茂先生の絵柄がとてもお話にマッチしていておすすめです。続きが出たら絶対読みます!
今作も面白かったです。
アルは吸血鬼という丈夫な存在のせいか、わりとすぐボコボコにされますね。趣味性を感じます。
わたしはそういうの好きな方ですが、コミックスの掲載誌的やターゲット的に抑えめな表現をしてるのかな…なんて思いつつ読ませていただきました。
4巻は1冊の中にいろんな出来事がたくさん起こっていて、誌面不足というか駆け足気味に感じました。1冊半くらいの内容を詰め込んでしまったというか。単行本の収録の兼ね合いとかでぎゅっと一緒に入れたかったのかなあ。
掲載誌の電子化など、昨今の少女誌の連載はいろいろ大変だと思うので何とかがんばってほしいです。
小説「吸血鬼と愉快な仲間たち」のコミカライズ版第4巻目です。
時系列では、原作の2巻のお話になります。
で、こちら、なりそこないの吸血鬼・アルと、無愛想なエンバーマー・暁の、楽しく愉快な日常を描いたラブコメになるんですね。
こう、素直で単純な吸血鬼アルが、毎回事件に巻き込まれたり騒動を起こす。
なりゆきでアルを居候させる事になった暁は、怒り狂いつつも面倒を見るうちに、アルの真っ直ぐな心根に、徐々に徐々に受け入れてゆく。
これがコミカルに綴られる、抱腹絶倒なお話なのです。
あと、笑えるだけでは無く、心にジーンと響くあたたかさもあるのが素敵で。
今回は、新しく入ったエンバーマー見習い・室井が暁に急接近。
更に、アルのドラマデビューに伴い、またまた事件に巻き込まれてー・・・と言った感じになります。
1巻でのアルですが、ワンコのように無邪気に暁になついてるだけなんですよね。
それが今回、暁に言い寄る室井の存在により、気持ちに変化が訪れる。
こう、暁に恋人が出来た時、不安定な自身の立場に初めて気付くと共に、自覚は無いままに独占欲や嫉妬を覚えてって感じで。
1~2巻から比べると、ぐっと恋愛要素が強くなる巻じゃないでしょうか。
ストーリーとして、とても魅力的です。
ところで、これは原作の熱狂的なファンで、更に心の狭い私の個人的な感想になるのですが。
このコミカライズですが、原作に完全に忠実にって感じでは無いんですよね。
セリフなんかは短くしてあるし、エピソードなんかも微妙に変更されてる箇所がちょこちょこある。
もちろん、漫画と小説では表現方法が違い、漫画として面白く見せる為に変えた方がいい場合があると言うのは承知してます。
あと、ページ数の都合だったり、様々な大人の事情があると言うのも承知してる。
原作と内容自体がかけ離れてるワケでもない。
ただ、巻数を重ねる毎に、この「相違点」と言うのがどんどん大きくなってる気がするんですよね。
この4巻なんですけど、セリフは短くなり、逆に原作では無いセリフが入る。
そのせいで、原作とは違う印象を受けるシーンがちょくちょくある。
何より一番残念だったのが終盤。
室井の母親が交通事故で亡くなり、暁にエンバーミングの依頼が入ると言うエピソードになるんですが、個人的にすごく楽しみにしていたシーンがさっくりカットされてる。
エンバーミングの処置が終わった母親の遺体を前に、室井が泣きながら暁に抱きつくってものになるんですけど。
当て馬好きの私としては、室井がお気に入りなのです。
そんなワケで単純にこのシーンに萌えたかったと言うのもあるのですが、同時に、その二人を見たアルがモヤモヤし、心のうちで様々な事を問いかける。
そう、恋心の自覚の下地となる、すごく重要な意味を持つシーンだと思うんですけど。
そもそも、「自然のままに」と遺体のエンバーミングを反対する父親と、「綺麗な姿で送ってあげたい」と望む室井。
口論になり父親に殴られた室井が「あんなの俺の母さんじゃない。あんな姿、絶対に人に見せたくないっ」と、感情を爆発させるシーン。
ここも、なんか意味合いが変わっちゃってる。
すごく心を打たれるシーンに仕上がってはいるものの、私は原作のままの、室井の痛みがよく分かる仕上がりの方が良かったよ。
ここで、父親のお涙ちょうだいエピソードはいらなかった。
う~ん・・・。
漫画は漫画、小説は小説だと割り切って読めばいいんだろうと思うんですけど。
でもなんか、(細かい部分で)小説の方が良かったと、違和感を覚えちゃうんですよ。
正直、腹が立つんですよ。
偏屈で申し訳ないんですけど。
ちなみに、木原先生のSS「忽滑谷 20years old」が収録されてます。
アメリカに留学中の暁を、旅行ついでに忽滑谷が訪ねると言うお話です。
これ、コミックでは「書き下ろし」となってるけど、木原先生は「雑誌掲載(など)」と呟いておられる。
どっちが正しいんでしょうね。
私はこれ目当てで購入して、未読だからいいけど、もし書き下ろしじゃなくて既読の方だったら、ガックリくるんじゃないかな。