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作家さんの新作発表
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作家買い。
『てんしくん』に登場した天使家の長男・健太郎が主人公のお話です。『てんしくん』のスピンオフ作品ですが、前作未読でも全く問題なく読めます。が、天使三兄弟の内面が分かってから読んだ方がより楽しめるのではなかろうかと思われますので、興味のある方は是非。
星名あんじという作家さまは、つくづく不思議な魅力を持つ作品を描かれる作家さまだと思うのであります。
『希うオリゾンテ』のように、切なく、シリアスな作品を描かれたかと思えば、『30までに死にたい』のようにハチャメチャで、でもそこはかとなく孤独と切なさが漂う作品も描かれる。そして、『てんしくん』のように、ギャグとエロにあふれた作品も。
が、どの作品にも共通して言えるのは、どの作品にもきちんと「愛」が描かれていることだと思われます。
だからこそ、孤独が描かれていても、コミカルでギャグ色にあふれていても、エロてんこ盛りでも、激しく萌える。
今作品はコミカル路線に走ったストーリー(何しろ『てんしくん』のスピンオフだからして)。
綺麗な顔をして、そのビジュアルを裏切る執着心とドSぶりを発揮する天使家の長男くんと、強面のヤクザでありながら隠れた被虐心を抱える虎次のやり取りに笑いが止まりません。が、それでも萌えるのは二人の間に育っていく愛情がきちんと見えるから。
強面すぎて、他人と上手に人間関係が築けず、結果ヤクザになってしまった虎次。
今日も今日とてカタギさんからは怖がられ、舎弟たちには崇拝される日々。
が、みじかめ料を回収しに訪れたエステ店で、彼は出会ってしまう。
健太郎という男に。
どんなに脅しても飄々と躱し、むしろ口の上手い健太郎に丸め込まれ、気づいたら抱かれていて―?
虎次のドM気質を素早く見抜き、あの手この手で攻略してくる健太郎に身体から堕とされてしまう虎次ですが、この二人の攻防が爆笑必至。快楽と口のうまさで丸め込もうとする健太郎に対して、虎次が簡単になびかないのです。
虎次はヤクザではありますが、裏社会の痛い展開は皆無。
皆無ですが、ヤクザという職にプライドを持っている虎次の男臭さがなんともたまりませんでした。
そんな虎次が、快楽でトロトロにされる様は必見のエロさでした。
しいて言うなら、二人が惹かれ合った経緯が若干甘かった気がしました。
そこがもう少ししっかり描かれていたなら、あるいはもう少し評価が高くなった気がします。
あと、これだけは言いたい。
表紙がきれい…!
虎次の背中に入った紋々とか、綺麗についた背筋とか。
健太郎のビジュアルの美しさとか。
イラストも良かったですが、色遣いがすんごく綺麗で、思わずしげしげと眺めてしまいました。
いやいやまさか、『てんしくん』の続編がくるとは思いませんでした。
今回は長男・健太郎が主人公で、
まるっと一冊表題作なので読み応えありです!
ヤクザの虎次がみかじめ料を回収しにやってきたのは、
いかにも怪しい催眠エステ。
店主の天使健太郎のモニターとなり、
催眠エステで心も身体も解放されていく虎次は、
自分の本当の姿と向き合うことにーー…⁉︎
まず、天使が人の話を全く聞きません(笑)
催眠で虎次をコントロールしてエロいことをしますが、
虎次は強い自制心で身体は素直なのに心は頑ななままです。
天使はそんな虎次に興味を持って惹かれていく……
という展開です。
施術?はとてもエロくて、
強面の虎次はトロトロで情けない顔に成り下がってます^^;
「おイキになられてくださいねーー❤︎❤︎」
これには笑ってしまいました!
実は虎次がドMでして、
本質は思っている自分と真逆だった……というわけです。
心を解放するために身体は縛られた方がいいなんて、
相当な被虐性欲ですよ(^◇^;)
高いプライドと強い自制心で本当の自分を受け入れられない虎次。
虎次の葛藤など心理描写が意外にも丁寧で、
エロだけに偏らない内容になっているどころが凄いです!
虎次が恋心にも鈍いところは、
自分への自信のなさ故なのかな?なんて思いました。
面倒くさい虎次とそんな虎次が大好きな天使が、
なんだかとても可愛く思えてくるから不思議です^^;
電子限定描き下ろしでは、ついに三兄弟が揃い踏み!
これは笑った(≧∀≦)
ショウ・リュウ・ケン!
なんだかんだ、承太郎が一番ヤバいやつかもしれません(笑)