心の奥まで暴かれそう──。 ワケあり男2人の慰めセックス。

レンズ越しに君と脱いで

renzugoshi ni kimi to nuide

レンズ越しに君と脱いで
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×216
  • 萌13
  • 中立7
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
11
得点
110
評価数
37
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
降谷百合矢 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
価格
¥650(税抜)  
ISBN
9784815501020

あらすじ

ゲイであることを隠して演じたゲイ役で大ブレイクしてしまった若手俳優の久賀篤紀。
人気が出始めて充実する仕事とは裏腹に、プライベートではセックスもご無沙汰で自分で慰めるばかり。
そんな中、新作写真集の撮影ロケに向かうが、なんとそれはカメラマン・寿々井要と完全2人きりの二泊三日の宿泊ロケだった!

バツイチカメラマン×ゲイな若手俳優の期間限定、濃密3DAYS。

表題作レンズ越しに君と脱いで

寿々井要・38歳・カメラマン
久賀篤紀・25歳・大ブレイク中の若手俳優

同時収録作品ファースト シガレッツ

中原 寛一・医者
諏訪見 十路・元カレで義兄

レビュー投稿数11

どれがタイトルかよくわからない(笑)

一般雑誌みたいなデザインの表紙に惹かれてジャケ買い。a○◯nのセックス特集みたい。しかし文字が多くて若干タイトルがわかりづらい。

ストーリーはゲイ役でブレイクした俳優が実は本当にゲイでした、という話。最近はゲイ役の登場するドラマも多いので腐女子なら一度は考える妄想ネタです。「あの人もしかして本当にゲイだったりして!」なんてね。

その俳優の受けはカミングアウトしてないので、人気出たけど遊び辛くなっちゃったな、と思っていたら写真集の撮影旅行でいい男のカメラマンと三日ほど2人きりで過ごすことになって…と物語は始まります。攻めはノンケでヘタレな性格。モデルのプライベート写真を簡単に盗まれるというカメラマン失格の攻めに対して、受けの取った行動は潔くて男前でした。

同時収録の話は元彼がなんと自分の姉と結婚?!という話。妻の妊娠中に元彼で義理の弟と浮気する、という中々ビッチな性格の受けでした。このままだと受けが本当にただの嫌な奴になってしまうので、昔急に姿を消した理由とかゲイタウンにいつまでも入り浸る理由などの裏設定があって続編があるのかも。

初読み作家さんでしたが、二編ともなかなかキャッチーな設定のお話で楽しめました。

5

もっと読ませて~~~

表題作と同時収録短編の2作品。

哀愁と切なさで余韻の残る作品を描かれる作家さんで、
人の繊細な部分に触れる描写がすごく好きなんですが、
今回は同時収録短編のクズカップルをもっと知りたかったな…。
義兄のクズ受けが非難されるのはもちろんですが、
元カレの義弟も大概ひどい、だからこそ本当の所を知りたいと思わせる作品でした。

表題作は表紙が目を引いて面白いです。
バツイチカメラマン×ゲイ役でブレイクした隠れゲイの若手俳優

二泊三日のグラビア撮影旅行で、カメラのレンズを通して、
初めてゲイである自分の心をさらけ出していく、受けの表情がいい。
何よりも、二人の距離が近くなっていく、ちょっとした描写の上手さに引き込まれます。

二人の関係がスキャンダルになる展開で、話が進む程に攻めのヘタレっぷりが露見。
最後まで煮え切らない攻めという描写は、ノンケだからなのか性格なのか。
描き下ろしまでウダウダしてる攻めはブレてないとも言える…ワンコ受けの粘り勝ちでした。
この作品で一番カッコいいのは監督というのも面白い。
グラビア撮影旅行の前半の件は見応えありの描写力で、独特の雰囲気を持つ画力のある作家さんです。

★ファースト シガレッツ★
忽然と消えた元カレが数年後に姉の婚約者として現れ、結婚して義兄になる…。
もう、この時点でBLとして読みたくないのが普通ですよね。
しかも、別れて5年経つ二人が姉の妊娠中に関係を持ってしまうところで終わっている。

祖母が生きている内に、孫の顔を見せてやりたいという想いから結婚した義兄ですが、
クズ受けの背景が漠然としすぎてて、モヤモヤするっ。

医者である義弟の攻めは忘れたくても忘れられない状態で、
医大からの友人である同僚は二人の詳細を知っているし、危うさ満点の状況の中、
なんだかんだ言いながら最後までクズ受けのペースで翻弄されて終わり、これからもこの関係は続く…。

先が見えない皆が傷付く関係だからこそ、なんでこうなった?!と、
受けの本意が無性に知りたくなってしまい、
何度も読み返してはしてはクズ受けの背景や心境を考える始末です。
この作品は余りにも読み手の想像に委ねすぎだわ…もっと読ませて~~~。

最近のBLではなかなか見かけない内容なので、一味違う設定と展開に嬉しくなったのも事実。
やっぱり色んな作品が読みたいし、結果よりも経過を重要視するタイプなので、
闇に向かって進む背景や心情が見える作品をもっと読ませて欲しい。

※Renta:修正は白抜きです。

2

切なく引き込まれる♡

an-anのような表紙なのが面白いですね♪

皮肉にもゲイをずっと隠して頑張ってきたのにゲイ役でブレイクした久賀。
人気で写真集を出すことになったが「素顔に密着」というコンセプトからカメラマンの寿々井と二人っきりで三泊四日の海辺コテージ撮影。

撮影中、縮まったような縮まらなかったような距離感にお互いの内を話した二人。
最後の晩に慰め合いのようなセックスした二人はセックス中に写真を撮る。
もぉこの時点で嫌な予感しかしないよね(笑)
案の定、写真が流出しスクープ。

それぞれの弱い部分をさらけ出し合った二人が惹かれていくのも切なく素敵だし、
写真が流出した際に寿々井が全部自分が悪者になって幕引きしようとするのも切なかったです。
勿論、久賀がそんな事させませんけど♡

表題作にはどっぷり惹かれちゃいました。

1

素顔をさらけ出せる相手

ゲイを公表していないがブレイクしたきっかけが「ゲイ役」だった篤紀。
貼り付けたような笑顔のしたで
表に出せない心の中はささくれだっている。
そんな中、自身の写真集の撮影でカメラマンの要と出会い、誰にも言えなかった心を晒していく。
と、いうようなお話。

まず表紙にすごく特徴あります。
この篤紀を撮影しているのはたぶん要なんでしょうから、そりゃ色っぽくもなりますよね。

ゲイを隠し通していることは篤紀にとってツラいことなんでしょう。
でも簡単にカミングアウトなんて出来ない、だからもういいや、なんてそんな諦めも感じとれました。
だから要には心を開いて素直になれて良かったな、と。

そのあとは要のヘタレ感にちょっとイラッとしましたが(笑)
マスコミにバレちゃった時も
篤紀のほうが潔くてかっこよかったし。
でもそれがふたりのバランスなんだろうと納得しました。

同時収録のお話のほうは
私的にはナシかな…。
なのでレビューは割愛します(汗)

0

熱や湿度を感じる情景豊かな絵が魅力的

最近BL漫画の実写化や、LGBTQ映画でも割とライトな作風も見られ、マイノリティと呼ばれる人が少しずつ生きやすい社会になっていたらいいなと思います。
ですが、そういった作品にキャスティングされる俳優さん達の中には、戸惑いや葛藤ある人もいらっしゃるだろうなと心配しています。この普及の流れできっと売れるからと、役を押し付けられる人もいるかもしれません。当事者として演じる人もいれば、異性愛者と偽って生きている人にはチャンスか窮地か。デリケートに接していく必要があると思います。
と考えるのは余計なお世話で、寧ろ意識し過ぎなのでしょうかね。

この作品は俳優でゲイの篤紀が、ドラマのゲイ役で大ブレイクし、写真集撮影で男性カメラマンと3日間二人で過ごすお話です。

撮影当日に仕事内容を聞かされる等ありえない部分もありますが、試し読みから、まず画力が素晴らしくて引き込まれました。二人の会話や身体の描き方や動き、表情や心地良い情景…とにかく魅力的です。
濡れ場も熱や湿度を感じるようなセンシティブな描き方は映画のようで素晴らしかったし、犯罪者顔表現も最高。
攻めカメラマン要はヘタレで俳優の生命線を脅かす失態まで起こしてしまいますが、自然な会話で篤紀が心を打ち解けられた器か、作者の絵の力なのか嫌いではないです。
篤紀は世間にカミングアウトしていない俳優でしたが、若者らしい悩みや戸惑いもありつつハッキリ言葉にする性格だったので、余りモヤモヤせず読めました。マスコミに対応するシーンも男らしかったです。彼はきっと今の時代を上手く乗り切れる俳優さんですね。そしてドスの効いた監督、これは重要な一コマです。

もう一つのお話はかなり好き嫌いが別れそうな、結構クズな受けのお話。もう1話あって独白して欲しいところでしたが、これはこれで。こんな勝手過ぎて魅力過ぎな人もきっとどこかにいるのかもしれません。

表情カバーイラストとても目を引くのですが、デザイナーさんはもうちょい字詰とか気をつけて欲しかったですね。

0

俳優とカメラマン

好きな作家さんなので評価が甘めかもしれません~

ゲイであることを隠している俳優が主人公。
実際に、職業によってまだまだ隠されている方は多いのかな。。

この人気俳優に密着することになったカメラマンがお相手です。
主人公の俳優さんの方は、クローゼットであることに葛藤しながらも、基本明るくいい人。
一方のカメラマンさんは優しく包容力のある感じ。しかし過去にはなにやらあるようで。。

なかなか恋に踏み切れない攻めさんの殻を、まっすぐで元気な受けさんが破る、そんな展開でした。

表紙はHよりなイメージで作られていますが、中身はしっかりした絵で好みです。ぜひお試し読みを~

0

表題作は良かったです!

an○nみたいな表紙に目が惹かれます。
すごい小洒落てますよね^^


ゲイ役でブレイクした篤紀は真正のゲイです。
ブレイク後の写真集の撮影は、
カメラマン・要との2泊3日の宿泊ロケで⁉︎

ラッキースケベ的なことに動揺し、
隠し続けてきたゲイである事を打ち明ける篤紀。
要はそんな篤紀を敬遠することなく受け入れてれます。

そんな要もまた訳ありバツイチですが、
篤紀とは一線引いていて踏み込ませてくれません。

好きだった人から逃げられた篤紀と、好きな人から逃げた要。
弱虫同士慰め合うセックスは、
お互いを晒け出し解り合うためのものだったと思います。

撮影後それぞれの生活に戻った篤紀と要でしたが、
ロケ中にハメ撮りした写真が週刊誌に載ってしまうのです。

全て自分が背負い、一方的に篤紀を切り捨てようとする要と、
そうはさせまいとする篤紀。

篤紀が男らしくてとてもカッコ良かったです!
マスコミに対応するところや要に気持ちをぶつけるところ、
全てに誠実さを感じました。

ハッキリしない要とも描き下ろしで両想いになります。
この描き下ろしがとても良かった。
キレイに終わってくれて、とてもスッキリしました!


ただ、同時収録作はいただけない!
これはハッキリ言って嫌いな部類のお話でした。

元カレの姉と結婚した遊び人が、
妻が妊娠したにもかかわらず義弟を誘い襲う。
〝嫁に頼めないことはよろしくな〟って、ふざけんな!
こんな家族最悪だわ( ̄O ̄;)

8

表題作で一冊にして欲しい

表紙に惹かれて購入しました。
本編の絵はちょっと粗い感じがしました。

2人きりの撮影旅行で酔ってたとしても、乗っかられてノンケがその気になるかなぁと微妙に思いました。

攻めは撮影後に写真を盗まれる、あり得ないヘタれカメラマンです。その後の対処の仕方も受けの篤紀の方が男らしいです。
最後の終わり方がとても物足りないです。

同時収録は好き嫌いが分かれそうな作品です。地雷の方もいるのでは無いでしょうか?

受けが義兄として登場してます。攻めは学生時代夢中になり、突然姿を消した受けに未練たらたらです。姉の幸せの為に距離を置こうとしているのに、怪我人として何度も医者の攻めの前に現れます。しまいには家に押し掛けて行き誘ってエッチしています。
育ててくれた祖母の為に結婚して子どもを作ろうとするのは有りがちなお話ですが、受けに悲壮感は無くあっけらかんとしています。もちろん攻め以外は真実を知らないので、攻めがとても不憫です。

3

実はシリアス

表題作+短編1作の収録。

「レンズ越しに君と脱いで」
ゲイ役でブレイクした若手イケメン俳優は、実はほんとうにゲイだった…
初の写真集を出す事になり、担当のカメラマンと2泊3日の2人だけでのロケ。
さあ、どうなる?
…という軽い気持ちで読み始めましたが、実際は思いがけずシリアス度高めなストーリーでした。
正直絵は少々荒く、安定してない感じ。
また、シリアスな背景も、肉体的衝動も、恋の甘さも、アクシデントも、全部詰め込もうとしてる感が出てしまっている。
だから面白いけれど、ん?と思うような設定になってたりがちょくちょくと。
例えばHを自撮り。
カメラマンと俳優のCPとしてありえないでしょ。そして管理の甘さ。当然流出するわな。
なのにあっけないスキャンダル終息と盗んだ側の描写もなし、など。
描き下ろしにて無事恋人同士になったようで、一応メデタシですね。

「ファースト シガレッツ」
こちらはもっと絵が荒い。
しかし絵より何より、この話すっごくイヤな話でした。
何この男!
…と怒りたくなるサイッテーな奴が出てくる。
ただ、私はキライな系統の筋立てだったけれど、ここには可能性もあると感じる。例えば…
最低男・十路の深層心理、他人を振り回してるのは本当は脆すぎる自分が心にいるのか、とか。
振り回される医師・寛一側の狡さ、とか。
逆に掘り下げて納得させて欲しいと思うくらいクズすぎる話。

2

表紙がマジでいい

表紙に惹かれて購入しました。

ノンケのカメラマンとゲイを隠してる芸能人の話。

スグにくっついてしまう作品も多い中、葛藤があったり、でも想いもあったり、なんとも言えないもどかしい感じの距離感が好きです。
特に、受けがゲイを告白するシーンは痺れましたね。
あと、監督がカッコ良すぎて監督に惚れてしまいました。まあ、登場シーン一コマしかないんですけど…

写真が売られた経緯とか詳細あったらもっとグッと入り込めたかも。
この先どうなったんだろうな〜、続きあったら見たいですね。

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