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初恋からずっと間違ってるんです
hatsukoi fuzen moratorium
電子書籍で読んでいたけど、紙を持っていなかったので購入してからの再読。
伊勢が子供の頃、祖父のところから持ち出して失くしてしまった日本人形
祖父のもとにかえすために大学生になっても探し続けている伊勢くんの前に、日本人形そっくりの佐久くんが現れる。
伊勢くんにとっては日本人形は初恋…記憶の中の彼女にそっくりな佐久くんの事が気になり、訳あって同居生活が始まる。
とっても質のいいファンタジーとかミステリーを読む感覚で読めました。
謎解きというか、真実が次第に明らかになっていくとか。
人形以外興味がなかった伊勢くんが、次第に佐久くんに惹かれていく表現も素敵。先生の作品が持つ、独特の間や雰囲気が大好きです。
Hは少なめです。
黒井つむじ先生の作家買いでした。前作を最近読んで良かったので。
大学生の初恋の、歪さを経た現在の恋の話です。
過去に、無くしてしまった祖父の人形を追い求め、探し続ける伊勢。幼い頃に出会った人形の面影に魅せられて、ちょっと性的な興奮に向かうんですね。
なかなか、特殊です。だけど、子どもの頃に感じた好きな気持ちは正直なものだと思います。だから人形に似たビジュアルの佐久と出会ったこと、偶然ですが、運命的です。
人形探しを軸に、掴み所のない魅力がある佐久と過ごしていくところ。不思議な感覚に、読み手の私も陥ります。
伊勢も佐久も現実に生きているのに、どこか異空間的。唯一、伊勢のじいちゃんが現実と異空間を結ぶ存在ですが。
人形が現実の中で、ホントに「人形」となった時は、伊勢も初恋から解き放たれた感じかなぁと思いました。
恋の話だけど、不思議。独特な空気感を感じることが出来た作品です。
黒井つむじ先生の作画は、好みなので次作も楽しみです。
ネタバレあります。
ネタバレなしに読んだ方が楽しいかと思うのでご注意を。
「恋しいリバイバル」以来に読む黒井先生。単行本の発売時期は近いですが、こちらの方が絵が安定していたような気がする。
話の雰囲気は少しミステリ感り、「恋しい〜」と似たものを感じます。こちらの方が好きでした。話の繋がりがイマイチ綺麗に流れていかないところがあって、あと一押し。淡々としているところも好きだけど、萌えるかと言われると演出もあと一押し。もったいない気持ちになる。今後の作品は編集さんのハンドリングに期待。
祖父とはさよならで終わるかな…と予想して読みましたが、やっぱり寂しい気持ちになりますね。
ちるちるの左久さんの説明文が「初恋の人形そっくりの家出人」となっていて、ん〜〜まぁいいのかな?読後は違和感がある。
萌〜萌2
色々もう一押しなんだけど応援したい。
初恋を拗らせたノンケ生真面目くんと、
ニコニコ飄々とした雰囲気のゲイさんのお話。
BがLしてる部分は面白かったです。
ただ脇を固める展開にうーん?と首を傾げてしまってちょい萌え不足かな…。
ちなみにエロは2Pぐらいあるけど個人的にほぼないに等しい表現に感じました。
攻め:哲也の初恋は祖父が持っていた日本人形。
しかし子供の頃、家の外に持ち出して失くしてしまいます。
キチンと祖父に返したい一心で探し続ける日々。
その中で初恋の人形に対する気持ちは疚しさをまし、
哲也は自分は人形に恋する変態だと位置付けるように…。
そんな性嗜好は誰にも言えずにいます。
受け:佐久はゲイで、哲也と出会ったとき家出中でした。
そして初恋の人形そっくりの顔を持っていました。
なんやかやあって哲也の部屋に住むことになり、
流れで人形探しを手伝い始めるようになります。
哲也はどこまでも生真面目で頭が固い印象。
自分は人間に恋するまともな感情がないと思い込んでいる節がみられました。
だから佐久に惹かれてるのはバレバレな行動をするけどすべて無自覚…!
佐久が気になり、独占欲が湧き、嫉妬もする。
しかしそれらは顔が初恋の人形に似ているから混同してると解釈してて。
これがまぁ焦れったいのですよー。
その点、佐久の方は感情に聡い。
哲也が自分への好意をダダ漏れされるのにキュンとくるわけです。
けれど佐久は基本的にノンケは範疇外。
あまりときめいてしまうと今まで通りの同居ができなくなるので、
哲也に惚れない為に他の男と関係を持っているように感じました。
そして佐久は佐久で人には言えない恋の経験がありました。
人形に恋してる性癖に苦しんできた哲也の凝り固まった感情を、
佐久が解放してあげていく言葉が良かったです…!
そんなこんなで「人形」が軸になって進むのですが
個人的には最終的に人形があった場所が微妙でした。
ネットリした気持ち悪さをかなりライトにアッサリ描かれていて何とも言えない…;
あと哲也の祖父だけ時間軸が早すぎてこれまた感情をどう処理して良いのか…;
大枠は面白かったけど少し萌えきれなかったので残念です。
最初、日本人形に恋とか、大学生になってまで人形探しとか、え?感情移入出来るかな~実際大学生が初恋の人形引きずってたら引くな…とか思ってたんですが。
読んでいくにつれ、そんな設定にも引き込まれていっちゃいました。なにせ、想い人の人形に似ているという佐久さんのお顔、わたしも好きです!笑
美人顔で、穏やかでノリも良さそうなんだけども、どこかミステリアスな雰囲気は本当に少し人形のよう。
伊勢くんは佐久くんに人形を重ね過ぎて、無自覚告白みたいなことしちゃうんですけど、それに気づいてて顔赤くしてる佐久くんが良かった…
人形探しも思ったよりドラマがあって、最初はうーんと思った設定でしたがなかなか面白かったです。
電子版で読みました。
初恋の人形に似た佐久に出会う事によって、子供の頃に無くした人形を見つける事になります。
実は人形は哲也の祖母がモデルなんですが、祖父が佐久に会った時に似てるって返事してるのがそっちの意味だったのかと…。
出会って早々に祖母の家から家出していた佐久を、哲也は自分のアパートに同居させます。
佐久はゲイで簡単に関係を結ぶらしく、男とのキスシーンを見て哲也はモヤモヤし出します。
でも自分は人形を好きだからと初めは傍観しています。佐久はノンケには手を出さない主義なのですが、気持ちはどうやら哲也にあるようでした。
哲也の無くした人形を探す為に、人形作家との取り引きも了承してモデルをしますが、友人達との会話から体の関係もある様子。
自分の気持ちに苛立って八つ当たりした佐久が居なくなって、そんな事になってようやく動き出す哲也に歯痒いです。そして自分を安売りしてる佐久にちょっと引きました。
そして無くした人形は実は祖母に懸想してた人物に盗難にあってました。この人物がかなり気持ち悪いです。
人形は祖母にも佐久にも実は似ていなかったのです。つまり佐久は哲也の好みの顔だったというオチは良かったです。
ようやく祖父に人形を返した途端に祖父が亡くなって、なんとも言えない気持ちになりました。
子供の頃、祖父の日本人形を気に入って持ち出した伊勢はそのまま無くしてしまい、祖父にちゃんと返す為に大学生になった今も探し続けている。
ある日、落したスマホを拾ってくれた佐久と出会い無くした日本人形そっくりの佐久に出会いがしら「すごく好きな顔です」と言っちゃう伊勢(笑)
人形に恋をしている(?)伊勢が、きっかけは人形に似ているからだが一緒に暮らし過ごしていくうちに佐久に惹かれていき、ゲイの佐久が男とラブホ街に居ることや人形作家が佐久にあからさまに興味を持ったりした際にイラっとしちゃうのにはムフフッってなっちゃいました♪
結局人形は、伊勢の祖母に恋をしていた男が盗んでいたことがわかり祖父に返すことに成功。
しかし、見つかってみれば人形は祖母にも佐久にも似ていない。。。
じゃぁなんで盗まれたん?そして人形を返す条件で佐久に女性の着物を着てくるように頼む爺。若干キモイ(笑)
雑誌で連載されてるのを一部だけ読んで、独特の空気と絵柄の色気に全部読みたくて購入しました。
実はまとめて読むとかなり印象が違って…ちょっと、思ってた濃さと違いました。
ただ、受の佐久さんのビジュアルと諦めのようなオープンさ、受け入れ方がとにかく艶っぽくて、佐久さんの周囲も魅力的で、それで読んでしまいます。
黒井先生の既刊も読んでたことがあったのですが前作が爽やか系学園モノだったので、作品に合わせてあるのかぐっとタッチが色っぽくなってて雑誌で見かけたときに最初わかりませんでした。ファンを名乗るにはまだまだです。
多分あの、ピンと来る人と来ない人といるかも、てお話な気がします。
人間を相手にする以前の段階にいる、ていう不全のモラトリアムで
大事なものをなくさせた、とおじいちゃんへの罪悪感を引きずることで好意と執着を拗らせて人形を性癖化させていて、攻の哲也くんの執着と欲と感情の自覚の仕方が独特というか、一筋縄ではいかない経緯な感じでした。
哲也は、佐久さんのいわゆるガワにまず引っかかってる見た目スタート。関わりながら佐久さんのいい加減なようでいて他人の悩みも受け入れるところに惹かれてくので、哲也にとっては佐久さんの器が大きい。
他ではすごくマトモな哲也の、性癖の部分だけがコンプレックスにもなるくらい拗れていて、佐久さんてよりしろを通して性癖を人間相手の感情に昇華させてモラトリアムを抜ける…というお話、でした。
なにしろ哲也は佐久さんが自分の好みのヘアスタイルじゃなくなるとショックを受ける!
初めは佐久さんが好きなのではなく好みの具現化してる佐久さんのカタチが好きなので、
ショック受けてる哲也にショックを受けましたw
哲也の性癖を別角度から悪い方へ突き抜けたような元凶のジジ…オッサンが本当に気持ち悪くて、放置でいいのか今後佐久さんが特定されて変に執着されないか余計な心配をしてしまいました。
みんなを惑わせるおばあちゃんの存在についてももう少し詳しく知りたかったような。
思ってた不思議と違う不思議で、私は正直にはピンと来てない方なのですが、佐久さんの色気と佐久さんなりのドキドキと、ベッドでのリードが、とにかくとにかく色っぽくて佐久さんの魅力にやられました。
佐久さん萌。
初恋が人形というところは、なんとなく理解することができます。
どうしようもない魅力をもったものには、抗えない感情が残るからです。
でもそれを大人になった今でも、ずっと引きずっているというところには恐怖を感じてしまいました。
気持ちはわかるんだけど、わからない.....という謎感情に包まれます。
それは置いといて、設定とお話は楽しく読むことができました。
ちりばめられた要素が、回収しきれていないのでは?と思わないでもないですが、おおむね良かったと感じます。
期待していた人形の顔を最後に見たとき、拍子抜けと共に、受けの顔の美人具合が頭に残ります。
ちょっとホラーめいた設定である。
初恋の日本人形に似ている、というので佐久に執着する伊勢。日本人形は祖父の持ち物だった。幼ない伊勢はその人形を外へ持ち出した際、失くしたと言う。それ以来見ていないという、人形の顔にずっと恋を募らせているという。その事自体がとても不気味なんである。
伊勢を魅了するだけあって、佐久は出会う男たちに執着される。その事にイラつき執着する伊勢。佐久と日本人形との間に何か縁(えにし)はあるのか?祖父と佐久の間に何か遠く結ばれた因縁はあるのか?
…無いんです〜。え⁈ 無いの⁈ という驚愕。
テーマはすっごく分かりにくいんだけど。多分、例えどんな性癖でも。全てを受け入れるというのが愛だよ、なんて言いたいのか。
だとしたらモチーフが、何となく不気味なので。そこは何かドラマをご用意して頂きたかった、というのが本音です。だって、どんなミステリー展開なのかと息を詰めてハラハラしてたんですもん。
俺、日本人形に初恋してたんだ〜。でも、これからが本当の恋だから。というのがモラトリアム期間だとして。恋に落ちるきっかけなんて、人それぞれとはいえ、奇を衒い過ぎな気もしました。
お祖父さんと好みが同じくして、佐久の美しい顔が好きっていう。いや、顔ですら無い。大学で前髪をサイドに流しただけで、佐久だとは気付かない伊勢は、前髪を重く目の上に垂らしたスタイルだけが好きなのかも知れなくて。諸々モヤっとする感じが、拍子抜けです。何か深く結ばれている運命でいて欲しかったな。