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この男、狙った獲物は逃がさない。
dokushin ryousei ga sotobori wo umerareru hanashi
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズでいつも気になっていた時宗先生が主人公でした。
飄々としていた彼にあんな過去があったのは切なかった。
ヨウくんのお父さんを元彼発言していたのは覚えていたけれど、雪野父やり捨てと何処が違うんだよ!とムカつきました。
雪野母は転校して来た時から女子でセーラー服着てたのに、両性具有だったがちょっと納得出来ませんでした。
真田が小さい時から時宗に執着してて、大きくなるにしたがって良い男になって行くのが素敵でした。
かなりの年の差があると思うけど、このカップルは他のカップルには無い落ち着いた感じがありました。当て馬とかも居なかったからかもしれません。
後書きとか無かったけど、シリーズはこれで落ち着くのでしょうか?
時宗先生がメインのお話。
いつも飄々としてる彼の、青年時代の出来事が結構キツくて胸が痛かった……。
色々ありつつ努力して医者になったのに、そこで元彼達が両性具有の子どもができたから時宗を主治医として頼ってくる。そこでの台詞もグサッと刺さります。
このシリーズは『誰々が誰々の友達・恋人』など人間関係が絡み合うので、辛い設定や過去があるとその登場人物の気持ちを考えてしまいますね。
だからこそ、昔から時宗先生のことを一途に愛していた真田の存在がとても大きいです。
ずっと『あなたのことが好き』と伝え続けた彼に拍手!
かっこいい男と思いきや、可愛い一面や策士でずるいところがあるのも素敵。
家具屋でベッドの耐久性を確かめるシーンは思わず吹き出してしまいました(笑)
キリ良く終わったけど、これからもこのシリーズ読みたいなと願ってます。
いやいや、シリーズの中でもいちばん安心感有る感じでした。
もちろん、シリーズ全て持っています。両性具有シリーズ大好きです。
だけど、これは意外にあっさりしていた感じがしました。多分、親世代、子世代の話が葛藤が強かったり、どエロだったからなんでしょうか?
雪野の主治医だった時宗先生が、ずっと側にいた真田と結ばれるんです。真田も、今までのシリーズ内では一番真面目な好青年なんですよね。もちろん、溺愛キャラでしたが物足りなさも有りました。
とはいえ、雪野の父とのエピソードが読めたので満足しました。真田にとっては、初恋が叶った一途な恋愛ですし、時宗先生は諦めていた、誰かの一番愛する人になれたのは喜ばしいなぁ…
シリーズものなので、【僕の両性具有症候群】【僕の両性具有性周期】をベースに読むとわかりやすいと思います。
まさにタイトルがお話を表しています。
この両性シリーズもだいぶ続いていますね。この作品は、幼なじみに失恋して以来恋に臆病になっている先生(受け)のお話。
高校生の頃、仲良くなった相手は、女性とつきあうことに。。
ひどい失恋をした凪は、恋に本気にならないようにしている。
一方、小さい頃から親戚のお兄さんとして凪を慕ってきた遼。今は同じ病院で働いていて恋人同士。小さい頃から一途に凪を想い、アプローチしているんだが、最後の結婚はなかなか受けてくれない。
かたくなな凪を、ひたすら一途な愛で融かす、そんな物語でした。
受けの凪はきれいなお姉さん&お兄さんというイメージで、まさに両性の雰囲気が出ています。
一方の遼は短髪黒髪一途攻め。10年も想い続けるなんて、なんと深い愛。。
最後は凪先生が素直になれてよかったです。
「僕の両性具有症候群」に出てくる担当の先生のお話です。
いわゆるシリーズもので、私は続巻の「彼の両性具有独占欲」「彼の両性具有妊娠期」までしか読んでいないので、それに続く「彼の両性具有妊娠期」「僕の両性具有性周期」での登場は確認できていません。
学生の頃、時宗が好きだった友人が学生の間に女性と結婚。
その二人の間に産まれた子供が「僕の両性具有症候群」の受けの子で、その子の担当医となります。
このお話単品でも読めるといえば読めますが、私は「ああ~!その子がそうなのか!」と、パズルピースのように設定がハマっていく感じが面白かったのでやはりシリーズを読んでいて良かったなと思いました。
シリーズを読んでいないと、子供が登場しても「ただの患者の男の子」になってしまうので…。
肝心のメインカプですが、歳の差で年下攻め。
時宗が片想いをしていた頃から、虎視眈々と狙っていた真田。
それこそ真田が小学生くらいの時から思い続け、同じ病院に勤めるんですから、ものすごい執着です。
ちゃんと好きと伝えるし、プロポーズもする。
互いのお見合い防止でお揃いの指輪を買って、エッチもするのに何故か決心してくれないと悩む真田。
これには片想いしていた男へのトラウマが時宗にはあるからなのですが、どんな時でも側にいてくれる真田の優しさに絆されていきます。
時宗が消極的なのに対し、真田の明るさが本当に救いでした。
何度振られてもめげないポジティブさや、それでも一途に想うところもいい。
辛い片想いをしていた受けが、攻めによって報われるお話が好きな方はオススメです。