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Garland
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
やっと下巻を読みました。
ジュダの両親のお話なのでレムナントの世界観を理解する為にも読む事をお勧めします。ファンの方はとっくに読んでると思いますが…。
とにかくディエゴが紳士的で素敵でした。上巻はジルの初めての発情で終わっててどうなることやらと思っていたのですが、ディエゴの決してジルを傷付けようとしない覚悟とか精神力に脱帽しました。
ディエゴに惹かれて行くジルの気持ちが痛いほど分かります。
でもそのディエゴの優しさと、ジルがディエゴへの気持ちが何なのか理解出来ない故にすれ違うのがとっても焦ったく思いました。
そして、こうやってレムナントでのトネリアが誕生して行ったのかと思うと、奴は何も成長していないと憤ってしまいました。
ジルの幼馴染みのアルバートだけが切なかったですが、エピローグに彼のその後が書かれていたのも良かったです。あのジュダが死ねほど可愛いし、ルアードの今があるのはジルの影響が強いことが分かりました。ジルが予想した未来に近づいている事に未来を感じました。
それから、ディエゴの顔の傷跡ってそういう事だったのかとやっと分かってスッキリしました。羽純ハナ先生の描き下ろし漫画も素敵でした。
これからレムナントでディエゴやジル、そしてゲラルトのその後も分かるのでしょうか?気になってしょうがありません。
全体的に柔らかさを感じるお話でした。
ディエゴの愛情深い優しさがどこまでも続き、
それに真摯に向き合い呼応するジルの姿が温かく。
その中で"本物の自由"を見つけるのに涙腺が緩みました。
またレムナント好きとしては
ジュダのチビ時代が可愛くて可愛くて可愛くて悶絶←
一体どこであんなに捻くれた不器用になったのか…w
とはいえ言葉は荒いけどジュダも優しい人ですからね。
ルーツはここにあるんだなーとジンワリします。
評価は萌え×2と悩むのですが、
子供を授かるために試行錯誤してるシーンが何とも言えないので少しマイナスです。
オメガバースだから仕方ないけれど表現がBL読んでる気分になれなかった…(;´Д`)
さて。初めての発情期。
ジルは"してもいい"と言いますが、
ディエゴはジルを楽にする手助けだけして我慢を通しました。
ここでようやくディエゴはジルへの恋心をハッキリさせるのですが
ジルが好きだからこそ想いを告げて縛るようなことは出来ないと秘めること決めます。
またジルにも心境の変化が訪れます。
ディエゴに対する感情の名がわからずモヤモヤとしつつ、
自分の中でディエゴが特別なのはわかっているのですね。
けれどディエゴからは発情の一件から少し距離を置かれている気がして…。
2人は少しずつ少しずつ気持ちがすれ違いだしてーーーと展開します。
下巻では上巻で匂わせていた2人の男が絡んできます。
まずトネリア。怖ッッ!
ストーカーっぽい歪んだ思い込みが怖かったです。
ジルはディエゴの兄だから当たり障りなく接しただけなのに色目を使っただのなんだの。
「俺のこと好きなんだろ?」とかほざく勘違い男の執着みたいな恐怖を感じました。
物言いが高圧的でモラハラな言葉がやたら目について、ディエゴとの人格の差が目立つ(^^;)
ホントに好きだったのは間違いないんでしょうけどね…;
可愛さ余って~な暴走が痛々しくて
不器用では片付けられない苦い気持ちになりました。
そして幼なじみのアルバート。
こちらは裏で糸引く人物にそそのかされてジルを無理矢理モノにしようとします。
幼い頃からずっと好きで結ばれる日を待っていたのに、
直前で横から攫われたわけだから…そりゃ荒れるよね…;
アルバートはジルが望む"自由"の意味を、理解出来ていなかった。
長い間そばにいながらも、ジル自身、その誤解を解こうとしなかった。
もちろんジルにも非があります。
でも結局その程度だったってことなんですよね…。
アルバートの立ち位置がなんだか不憫でした。
そんな色々ある中でディエゴの一貫した優しさが温かかったです。
ただただジルの幸せを、ジルの願いを、それだけを考えている。
優しくて心が強くて包容力があって。
ええ、もう、個人的には非の打ち所がないぐらいの攻め様でした(^///^)
そんなディエゴの想いに呼応するようにジルも深く惹かれていくのですね。
ディエゴは名門・ジークフリード家の者でしがらみが多い。
番になれる保証がなく子供は絶対生まなければいけない。
昔、ジルの望んだ自由とはかけ離れた世界です。
けれどディエゴを愛したことでジルの望む"本当の自由"が見つかる。
それはディエゴが側にいるからこそ手に出来るモノ。
2人の想いの強さ・愛情深さに、何度か涙腺が緩みました。
また長兄・ゲラルドはトネリアほど頭が固くなくて
ディエゴの訴えを当主らしい妥協案で答えるのが良かったです。
厳しい言葉をかけつつも弟の強さを信じているのだなぁと。
登場シーンが少なかったのが残念でした。
しっかし、この外伝を読むとレムナントの謎が増すんですよねー…。
トネリアがやたら攻撃的な理由とジュダに当たる理由はわかったけれど、
レムナント時間軸のディエゴとジルはどこに?
ルアードが今の当主ならゲラルトは?
なんでトネリアが一族のトップ扱いなの…?
外伝としてきれいにまとまっているけどレムナントファンとしては少々モヤモヤが残りました。
羽純さんの描き下ろし漫画は12P。
ディエゴとジルの愛しさ溢れる時間が描かれていました。
「ガーランド」下巻。
上巻の終わりは、ジルの急な発情が起きて、感情が通じ始めた2人は激情に流されるか否か⁈というところで終わっていました。
さて下巻。
ジルに関しては、抱かれてもいい、となっています。
でもそれはディエゴに迷惑をかけた、ディエゴに我慢を強いるのは悪い、だから身体なら差しだそう…と思い込んでいるわけ。自分でもディエゴへの気持ちにまだ気づいてない。
一方ディエゴ。こちらもジルを傷つけたくない一心で、絶対に手を出さないという自制心。
この2人の誤解/思い込み/すれ違いがこの後も延々続きます…
そうこうしているうちにトネリアが。
トネリアってこの作品では完全悪役だと思うのです。恵まれてて頭も良くて、なのに勝手にひがんでジルとディエゴの仲に嫉妬して。しまいにはジルを襲って、逃げられたら今度は奸計でジルを陥れる…
ここまでやられると逆にトネリアの心が地獄の底で苦しんでいるさまが見えるようで、可哀想な人だと感じた。
そしてこの物語にはもう1人、泣く人がいますね。
幼馴染のアルバートです。何の落ち度も無くても心は手をすり抜けていく…
ディエゴとジルは素直になって無事に結ばれます。
エピローグにてジルの番のしるしと、幼いジュジュの姿が描かれ、物語は優しさの中で終わります。
ラストは羽純先生の描き下ろし漫画も収録。こう見るとジルとダートはやっぱり似ていますね。
そしてやはり気になるのが、その後のディエゴとジルの不在に関して。まさか羊を見に行った先で何かあったのでしょうか?
下巻は取り立てて新しい展開は無く、想像通りの流れに終始していたかな。下巻だけの評価でも上下巻合わせての評価でも「萌」で。
コミックスと小説のコラボ企画はとても良いと思うので、これからもこういうのが続くといいな。
上巻に続き下巻のレビューです。
上巻では身分や立場の違いからすれ違いを繰り返していた2人。
下巻でもこれまたじれったいほどにすれ違いが続きます。
ジルの発情期を機に、少しずつ自身の気持ちの変化に気付く2人ではありますが、両者の誤解と思い込みでなかなか進展しないので、早く素直になってくっつけばいいのにと思ってしまいました。
個人的には、上巻の方が無自覚ながら互いを好ましく思い始める様子が分かりやすく微笑ましく描かれていたので良かったかなと。
ディエゴの紳士ぶりは下巻でも健在で、何がなんでもジルファースト。
どんな事をしてあげたらジルは喜ぶのだろう?と考えたり、2人の将来について真剣に考えたり、実家へ里帰りさせたのは良いものの、翌朝すぐに迎えに行ったりと、包容力がありながらかわいい部分もある良いキャラクターでした。
と、微笑ましいシーンもありましたので、悩みに悩んで中立寄りの萌評価です。
同じすれ違いが多過ぎて、もうちょっと素直に萌えたかった。
そして、上巻でほのかに匂わせられていた、ディエゴの兄であるトネリアのジルへの歪んだ感情が強烈でした。
弟であるディエゴへのコンプレックスとも重なって、ジルへの好意が執着へと変化し拗らせた結果、大変な事になっています。
ここは読んでいてちょっと痛々しかったです。
ジルの婚約者であったアルバートとも一悶着あるのですが、これはあまり責められないというか。
アルバートに好意は持っていても恋愛的な意味ではなかったというのに、すっかり甘え切っていたジルにも非がありますので…
彼にはいつか幸せになって欲しい。不憫すぎる。
ディエゴとジルの外伝的な物語としてはハッピーエンドで丸く収まったものの、トネリアとアルバートがなんだか救われなくて、すっきりとした終わり方ではなかったなと感じました。
他レビュアーさまも言及されていますが、レムナントの世界でディエゴとジル、そしてゲラルトが不在という謎が残ります…
その辺りまで今作で描かれるのかと勝手に想像してしまっていたので、また別の機会にコミック・小説のどちらかで読めたら嬉しいななんて。
コミックを読んでいる方には細かな疑問が残るかと思いますが、こちらの外伝単体であれば別物として読めるかと思います。
巻末には羽純先生による描き下ろし漫画が12Pほど掲載されています。
トネリアの事を言ってしまえと思う自分もいつつ、でもトネリアの事を告げ口しないジルが好きだなと思う。
トネリアが「子供を産ませる道具」なんて言い出した時に、また上巻と似たような感想が湧き上がってきてしまいましたが。
下巻では急速に愛が深まります。ディエゴがとっても頼りがいのある良い男で、もともとモフモフ好きなのも相まってとても好きになりました。
上巻読んでる時点で、普通に展開すれば報われないアルバートは可哀想だな〜ぐらいに思っていましたが、とんだ嫌な男にされてしまったもんだ。エピローグでやや救済があったものの、ジルとディエゴをくっつける為に悪者にされたようで可哀想になる。長兄ゲラルトなんかは随分カッコ良いポジションにしてもらえたのに。
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