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shirouku no ichibanme
「コミックマーケット96」の新刊。田中森先生の商業誌『ところで今は何番目でしょうか。』の番外編にあたる『史郎くんのいちばんめ。』の続編です。
『史郎くんのいちばんめ。(2)』は、史郎くんがれんげのバイト先に行く、というお話。
れんげのバイト先に興味を示す史郎くん。
が、れんげは史郎くんにバイト先に来てほしくない模様。
なぜか。
バイト先の制服がダサいから、絶対史郎くんは爆笑する。だから来てほしくない。
そう答えるれんげちゃんですが、史郎くんはそんなれんげの意向はサクっと無視しれんげのバイト先であるカフェに行くことに。
れんげの制服を見たいためではない。
れんげの周りをちょこまかと飛び回る悪い虫(れんげを可愛がる先輩のこと)をけん制したいのだ。
れんげがバイトするカフェは、女子向けの可愛らしいカフェ。
一人で行きづらかった史郎くんは、友達であるカナちゃんとともにそのカフェに赴くが―。
というお話。
いやいや、ちょっと待て。
カナちゃんは、かつて君のセフレだった女の子ではなかったか?
と思ったのは私だけではない。
カナちゃんにも、思いっきり突っ込まれます。
カナちゃんにもボロカスに言われたことで史郎くんは自分の間違いに気づくが、それはさておき、れんげの先輩・渡橋さんはどんな奴だ…?
と思う史郎くんの前にやってきたのが、その先輩である渡橋さん。
さて、この渡橋さんですが。
彼は本誌の終盤でれんげに優しくしてくれていた先輩なのですが、
めっちゃイケメン。
中身もめっちゃイケメン。
れんげを本当にかわいがってるんですね。
が、彼の心中は…?
れんげに邪な想いを持っていそうでもあり、単純にれんげを心配しているようにも見える。
当て馬さん、登場か?
といった様相を見せてきました。
れんげはおぼこい子で、史郎くん一筋。
高校生の時から、ずっとずーっと史郎くんしか見てこなかった。
そして、れんげが高校生だったころから彼を見てきたのは渡橋さん。
黒髪の、メガネの、地味っ子だったれんげを知っている。
果たして渡橋さんはいい人なのか、それとも?
そんな不穏な空気感を醸し出しつつ、史郎くん×れんげの2人は相変わらずのバカップル。
エロエロ。
そして甘々。
甘々な二人ですが、さてさて、これからどうストーリーが動いていくのか。
続きが早く読みたいです。
田中森さんは言葉遊びが非常にお上手な作家さまですが、今作品も言葉遊びがすごく可愛かった。
れんげを「れんげぽよ」って呼んでみたり(こう呼ぶのはカナちゃん)、「たんぽぽ」って呼んでみたり(これは史郎くん)。
どっちの呼び方もれんげのゆるふわ具合が非常に端的に現していてすんごく可愛かったです。
史郎くん、もうすっかりれんげちゃんにメロメロ♡
今回は嫉妬丸出しな俺サマ攻めを堪能出来ます!
しかもれんげちゃんはそんな史郎くんの嫉妬に気付いてない!
いいですよね!最初の頃からの矢印の向きがどんどん変わっていくのって!
これぞ正しく「攻めザマァ!」
史郎くんのれんげ溺愛ターンはえっちにも現れてます♡
ちょっと無理めな態勢で、れんげに「ぴったりくっつけるから好き。でも重いよね?ごめんね。」なんて言われた史郎くん。
即答で「全然軽いわ、へーき。」だってさーー!
頑張って抱えてのバック!確かに、その態勢は”ぴったり”だねー(*ノωノ)キャッ♡
さてさて、そんな史郎くんが嫉妬心を燃やす相手はれんげのバイト先の渡橋さん。
渡橋さんはれんげの高校時代の先輩でもあり大学も一緒。
ウブかったれんげが大学デビューした事とかを親心的立ち位置で心配しているのか、はたまた庇護欲なのか、この真意は分かりませんが、史郎くんにとっては「れんげの周りを飛ぶ悪い虫A」と判断されてますw
付き合ってからのラブラブトラブル、大好きです♪
根っから無神経で自己中な史郎くん、ひどい言われようですが事実。でもモテるのも分かる。しかし、こういう強引なのがモテる時代もそろそろ終わりなのか?
れんげ、れんげちゃん、れんげぽよちゃん、子ブタちゃんと呼び方変えてくるのリアルな恋人同士で非常にいい。こういうことしますよね、付き合ってると笑
番外編のいちゃいちゃ同人誌かと思いきや、きちんとストーリー性が出てきてびっくり。続刊も買います!ひょっとして1冊単行本として出る可能性もあるのかな…まぁお布施ということで。
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