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koisuru kemono wa koi wo shiranai
「コミックマーケット96」の新刊。
田中森先生の『たぶんきっと、明日のナズナは(再録集)』に収録されている『恋するけものは恋をしらない』の番外編。番外編なので、『たぶんきっと、明日のナズナは(再録集)』、もしくは『恋するけものは恋をしらない』が未読だと理解できません。未読の方はそちらを先に読まれることをお勧めします。
『たぶんきっと、明日のナズナは(再録集)』で、薄幸健気受けのナズナはセリと恋人同士になります。幸せ…、なはずのナズナが、本誌表紙では涙目になってます。
なんでだ!
私の可愛いナズナを泣かしてたら、許さんよ、セリさん!
と思いつつ手に取りました。
が。
よかった~。
相変わらずラブラブで、しかもセリのデレ度が上がってます。
可愛いです、セリもナズナも。
ということで内容を。
夏真っ盛り。
暑いし、お花はしおしおになっちゃうし、汗でべたべたするし、夏なんて嫌い!
と思うナズナ。
が、彼がへこたれているのはそれが理由ではない。
セリと一緒に寝ているときに、
暑苦しい。
こっちに来るな 白い毛玉!
と言われたことが原因。
自分のしっぽは旦那さまからしたら、暑苦しい、白い毛玉なんだ。
そう悟ったナズナは、なるべく旦那さまのそばに寄らないように気を付けている。
が、そう。
セリのセリフは寝言なんですよね。でも大好きな旦那さまに言われたセリフが、ナズナをひどく傷つけることになった。
特にナズナにとって「しっぽ」はトラウマの一つ。
短くて、箒のようなしっぽ。
他のけものたちとは違う、不細工なしっぽ。
お母さんだけは「可愛い」と言ってくれた。いつか自分のしっぽを可愛いと言ってくれる人を見つけたい。
そう思っていたナズナに、しっぽをほめてくれたのはセリ自身(ほめるというか、見つけやすくて便利、と言ったんですけども)。
そのしっぽを、当のセリに白い毛玉と言われて、ナズナはショックを受けてしまうんです。
だから、この表紙のナズナちゃん、なんですね。
しっぽも、ケモミミも、旦那さまに嫌がられるのならいらない、っていうことなんでしょうか。
可愛い…!
が、実はセリも。
ナズナに避けられるようになって、ひっそり傷ついてるですよ。
これが可愛いのなんのって。
最後はきちんと誤解も解けて仲直り。
甘~い仲直りエッチに突入するんですが。
最後の最後で爆笑しました。
大好きな旦那さまに触ってもらえて、嬉しかったんだよね、ナズナちゃん。
この二人って大好きなので、こうして番外編が読めてうれしい限り。
まだまだ、この二人の姿を追い続けたいです。
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