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好きじゃなかったことなんて、一度もない――
kimi to tsugai ni narenai riyuu
思い込みが激しい受けと、何でもかんでも簡単に許す攻めの物語でした。
読みながらずっと「どうしてそうなるわけ⁇」って思いました。
例えばですけど: 湊人の両親が元々Ω嫌いで「子供が産めない!? オマエのせいで宇津木家に入れないじゃないか、この不用品め‼」なんて罵声を毎日のように浴びせる家庭環境だったら、湊人の自己破壊的な行動がもっと理解できるんですよ。
でも全然そうじゃなくて、サポートしてくれる人が周りにいるはずなのに、どうして体を売るって発想が出たのか… 正直、理由になってない。
仁も仁で、相当おかしい。
最愛の人が金と引き換えに他の男と寝まくってるのに、まるで「湊人、最近ちょっと飲み過ぎだから気を付けるだよ」みたいなリアクションする!?
あと、湊人の思い込みが原因で我が子との貴重な3年間を失ったんだぞ!少しも怒らないの!? どんだけ聖人だよ!!
とにかくツッコミどころが多い作品でした。
この作品の世界はオメガ蔑視の世界ではないです。オメガも性のひとつと考えられている世界。
オメガが蔑む世界は嫌いなので、この作品は良かったです。
主人公の湊人が好きになった相手が跡取りを必要とするような家柄じゃなかったら、もっと早くに幸せになれたのにと思って残念です。これも運命なんだろうけど。
突然に仁を避けて彼を苦しめるくらいなら、素直に秘密を告白したらいいのにと思うけど、怖くて言えなかったんですよね。その気持ちはわかるけど、仁が可哀想でした。
仁の一途な気持ちが伝わってきて感動します。
そして、子供が可愛い。
これは結婚に反対した爺ちゃんも許してくれそうです。散々中出しを客に許してきたのに、何故子供が仁の子だと言いきれるのか?という謎はありますが.........
これからはいっぱい幸せになって欲しいですね。
幼い頃からお互いに好きあっていて、将来は番になろうと誓ったαの仁とΩの湊人。
ある時湊人は自分が子供を産めない体だと知り
名家の長男である仁に、跡取りを産めない自分は相応しくないからと一方的に距離を置いた…
その後からお話は始まるわけですが。
自棄になって身体を売る湊人、それを知っても止めない仁。
ふたりは本当に想い合っていたの?とモヤモヤ。
そして人の話を聞かず勢いだけで突っ走る仁の言動にもモヤモヤ。
大事なことを勢いで済ませてしまおうとする仁をしっかり諫める位の湊人でいてほしかったな、と。
勘当されて逃避行して湊人が消えて…
そして偶然の再会からラストシーンまで怒涛の展開について行けなかった部分も。
ふたりがもう少し落ち着いて話し合っていたらこんなに遠回りしなくて済んだのになと最後までモヤモヤしてしまいました。
思いの外評価が低くてびっくりしました。神率3%はさすがに低すぎる。
正直ものすごく惹かれる作品というわけではないのですが、安定感があり読みやすい作品です。なんだかんだ何度も読み返しています。
湊人が体売ってる設定の割にオメガバースにありがちなどエロさはないです。どちらかといえば、心情の描写が丁寧なタイプの作品で、読んでいて切なかったです。
子供がいますが、設定上役割はあまり多くなく、私のように子育てBL嫌いな人でも割と読みやすいです。
α×Ω、身分差と王道設定ですし、話の展開は読めてしまいますが、よく言えばスタンダードで読みやすいので、初心者や王道オメガバース読みたい方におすすめです。
攻めの仁は名家の跡取りで将来有望のαで、受けの湊は平凡な家庭で育ったΩで仁の幼馴染です。
幼い頃から仲良しで、将来結婚する約束をしていました。
オメガバースの世界はΩが虐げられていますが、本作はΩへの差別がなくなり、学校でα、β、Ωについての教育もされています。
湊ははじめての発情期で倒れ病院に運ばれますが、そこで子どもを産めないΩだと発覚し、跡取りが必要な仁とは一緒にいられないと思い距離を置くことに・・・
湊は子どもを産めないことは仁には告げないで友人関係は続けていて、自暴自棄になり体を売っていましたが、仁はそのことを知っていてどうして強くたしなめたりしなかったのかが引っかかりました。
あと、仁のお父さんが湊の体のことを知っていたなら、仁にも早い段階でいう気がして少し引っかかりました。
ラストは思っていた通りのハッピーエンドでしたが、仁がずっと湊を好きでいたことは良かったと思いました。
特典ペーパーと表紙裏はネタバレになるので読み終わってから!!
うーん。悩む。
Ωなのに不妊だからって身体を売るってのがどうにも趣味じゃなかった。
あれだけ追いかけて来てくれてる攻めに悪いと思ってるなら止めればいいのに。
自分も楽しくないのに何故始めたかなと。
若気の至りとはいえ犯罪と同じでしない人はしないわけで。
さらに他の男に抱かれてるのを知ってて様子を見に来る攻めの話を聞こうとしない態度がちょっと。
同じ題材でももっと違う展開に出来たのでは無いかと思う。
てっきり自殺しちゃうのではと思ってたら、まさかの3年後に再開して攻めの子どもが産まれててのハッピーエンドだった。
最初から不妊治療諦め無かったら良かったのに。
もっと切ない展開を望んでた。
幼馴染の湊人Ωと仁αは、将来番になると子供の頃に約束して
ずっと一緒にいたけど、高校の時初めての発情期で病院に行った際に
「奇跡が起きない限り妊娠は出来ない」と診察される。
地元名家の跡取り息子である仁の子供を産むことが出来ないなら
番になる資格はないと思った湊人は次の日から仁を避け始める。
大好きな仁の子供を産んで幸せに暮らす未来を夢見ていた湊人の絶望と
避けられる理由がわからないがそれでも傍に居続ける仁に
キュンキュンしちゃいました♪
ただ、「妊娠しないΩの体を利用しない手は無い」というバイト先のモブ客の戯言に耳を貸し
ウリ専なんざしてしまった湊人。。。。
「大好きな仁の子供を孕むことが出来無い体にも利用価値はある」
と思いたかったがためにしてしまった事により
【番になれない理由】が
「跡取りを産むことが出来ない」に「いろんな男に抱かれた穢れた体」がプラスされてしまう。。。
これのせいで、結果妊娠したのに仁の前から姿を消して
折角授かった二人の子供を一人で育てるという事になるのがなんとも。。。。
喜びが半減してしまった感が否めません。
小さい頃から湊人と同じ様に一途に思い続けてきた仁に
妊娠や出産の瞬間の喜びや、赤ちゃんの頃の可愛さを
一緒に体験してあげられなかったのが可哀想で残念でした。
うーん…。これは。オメガバースが、男でも子を孕める設定なので。
そこを注視しちゃうと、そりゃそれもアリなのかもしれないですけど。生々しいなっ!
奥さん!昼ドラ展開ですよ、みたいな。
あらすじにもある通り。湊人には将来を誓った幼馴染、仁がいる。
仁は名家の跡取りで、家族ぐるみで仲が良い。年頃になれば 2人は番いになり、湊人は後継者を産む事を期待されていた。それなのに。
湊人は子供が産めない、つまりは不妊症と診断される。オメガ不妊症。
いやもぅこれ、BLにする必要がありますか⁈っていう。
しかも、湊人の身体がどうなってこうなって 不妊症なのか?という設定説明は無い。
「極めて難しい」とだけ診断され、対処もしない医師。
当然 若い湊人は自暴自棄になり、夜の街で知らない男にドンドン抱かれていく。
男娼となって堕ちていく。
そんな湊人を「また知らない男に抱かれたのか。」とやんわり咎めながら、何もしない仁。
え?アンタ知ってて何もしないの⁈ 驚愕です‼︎
湊人を愛していると想いつつ、言わない。見知らぬ男に抱かれていると知りつつ何もしない仁。
湊人もどういうわけか、仁の後継者を産めないという引け目から身を引いたんだけど、仁が自分を想ってくれているというのは伝わってて、こんな他の男に抱かれまくって汚れた自分は相応しく無いともクヨクヨ想っている。
しかし 予定調和でヒートを起こした湊人を抱いてしまう仁は、若干おめでたいので、「父を説得する!」というが。勿論返り討ちに遭って、勘当されてしまう。湊人は独り、そっと身を隠す。
…昼ドラらしく、3年後。
偶然出会う2人。湊人の隣には湊人ソックリの幼子が!えええ⁈ そこは、仁ソックリにしておきましょうよ‼︎ という、よく分からなさ。だって、「本当に俺の子か?問題」は、勃発しないまでも、一目で仁の子だと分かりたいじゃ無いですか‼︎うーん、何故湊人ソックリにしたかったのか、謎。
問題の不妊症のメカニズムも不明なまま、「奇跡だね」と済ます2人。
いや、めでたいですけども。めでたいんですけどね。
そして仁の家、宇津木家は従兄弟が継ぐ事になっていて。
今更子供が生まれたからと戻れるわけでは無く。きっと、2人の結婚は認めて貰えるだろうけども。
仁は弁護士という安定した職業に就いたので、親子3人で生きて行く。という、ふわぁあとした大団円。
仁が少しもブレる事なく湊人を愛し抜いているのは良いけど、それなら湊人が荒れる生活をする前に止めて欲しかったよ〜。
不妊症オメガバースは目新しいけれど、それが故に後継者問題とか。2人の恋に障害が!とか。
使い古された昼ドラネタっぽいので、それならBL的な葛藤と設定ならではのものにまで練り上げて欲しかったかも。
タイトルの『きみと番になれない理由』は、
早々に明らかになります。
名家の跡取りα×訳ありΩの幼馴染スレ違いラブです。
幼馴染の湊人(Ω)と仁(α)は、
幼い頃から一緒に過ごし、
互いにいつか番いになると信じて疑わなかった。
高校になり湊人に発情期が来ると、
自分の体は妊娠する可能性が極めて低いという事が分かり…
仁は長男で名家の跡取りなんです。
だから、後継を産めない自分は仁にとって相応しくないと、
湊人は一方的に身を引いてしまいます。
この時、もっと仁と相談できれば良かったのに…と思います。
そんな湊人が始めたのがウリ専ボーイで、
不妊であることを武器?に中出しも厭いません。
Ωの仕事って他にないの?って感じなんですけど、
予想通り…という展開でした。
そんな湊人の事がずっと好きな仁は、
ヒートを起こした湊人を抱きます。
そして、仁に気付かれないうちに湊人は姿を消してしまいます。
ここまできても仁の全てを奪えない湊人が健気というか、
悲しいというか…
相手の幸せをそこまで願えるのだから強い子なのでしょうが、
仁の幸せを湊人が勝手に決めてしまうのは如何なものかと思いました。
数年が経ち、仁は父親に勘当されたまま家を出ていました。
湊人が望むような仁の姿はそこにはなく、
実家にも帰れないまま仕事をし、
湊人を探し続けていたのです。
ある町で湊人の姿をみつけた仁ですが、
湊人の側には小さな男の子が…
はい、ソックリ!
仁にソックリ!!
そう、あの夜の時の子が生まれていたのです。
まぁ、医者に言われた時に〝妊娠できない〟じゃなく、
〝極めてしにくい〟という感じだったので予想通りでした。
それでも、やっと2人が一緒に居られるんだと思うと嬉しく思いました。
結局、湊人の願った通りに仁は動かず、
自分の気持ちを最後まで貫き通しました。
仁は、とってもとってもいい男です!
凄い遠回りをした2人だけど、
最後は2人が望んだ通りの結末になったと思います。
少し先の読める展開だったので残念ですが、
ハッピーエンド至上主義の私には満足のラストでした。