キリング・ストーキング

killing stalking

キリング・ストーキング
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神67
  • 萌×212
  • 萌8
  • 中立11
  • しゅみじゃない18

--

レビュー数
24
得点
418
評価数
116
平均
3.9 / 5
神率
57.8%
著者
クギ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックスユニ
シリーズ
キリング・ストーキング
発売日
価格
¥950(税抜)  
ISBN
9784866572802

あらすじ

第2回世界マンガコンテスト大賞衝撃のBL作品待望の書籍化!!!!!!
レジンコミックス大人気サイコホラー全ページフルカラー!!!

「あなたのことが好きです」――その想いは、やがて歪な共依存に変わってしまった。
ずっと想いを寄せてきたサンウの家に侵入したウジン。
しかし、いつも明るく優しかったサンウはそこにはいなかった。
ウジンが彼の家で見てしまったのは、底知れぬ深い闇。
そして、ウジンの身に脅威が迫る――!

表題作キリング・ストーキング

表では社交的なサイコパス
いじめられっ子のストーカー

レビュー投稿数24

あまり趣味では無かった

(ネタバレあり)フルカラーのリアルで美しい絵と韓国らしい丁寧な心理描写が最後まで続き、日本のBLでは味わえない読後感を得られました。ただ、あまり自分の趣味ではなかった…。ウジンの生い立ちで、貧しい家庭環境で叔父に性的虐待されるところは本当に可哀想でした。最後の方に出てくるサンウのユジンに対するプレゼントはこの世界観の中では当然の報いでは無いかと個人的には思います。(よくやってくれた!みたいな。)作品中では切ったり切られたりとか身体的にきつい暴力的な描写はそれ程無かったように思います。(直接描かれてはおらず、ぼかされていた感じ。)それよりも心理的な描写が中心の様に思いました。サンウは普通に考えたらシリアルキラーなんだけど、悲惨な状況下だと逆にカッコよく見えてしまいます。サンウもウジンもルックスはいいし、他にも良いところはたくさんあると思うのに育った家庭が劣悪だったためにそこから抜け出せず、また他者からの救いも得られかったことは悲しいと思いました。

補足: 韓国BLを読み出したのは最近ですが、韓国の文化なども垣間見れて興味深かったです。日本より人口密度の高い国である分、ストレスも高いのではないかということが伝わって来ました。韓国BLは日本のBLのように邪魔な線とかで修正するのではなく、うまく隠してあるところが作品の雰囲気を壊していなくて良いです。二人ともしっかり自炊していてえらい!

0

Koogi先生天才です

BL好きじゃなくても、この作品凄いと思われる。スリル最高でした。最後に読み者って受けと同じく犯罪者に惚れてしまい、Stockholm syndrome経験される可能性高かいと思います。それとも犯罪者応援するとか。koogi先生はそうするつもりか分からないけど、本当に凄いしか言えないですね。各キャラの人格とバックストーリーの書き方もめっちゃ良かった。ハッピエンドかバッドエンドか決めれないです。エンディングがオープンなので、読み者の想像によります。絵もとても綺麗でした。これからもkoogi先生の作品楽しみにしてます( *´꒳`* )何年前読み終わったが、今までも突然killing stalkingのことたまに考えています。

0

No Title

面白かった!!かなり好きな作品です…
ですが、結局サンウはウジンを母親の代用品でしか見ていない感があったのはたぶん私だけです笑
メリバ系のホラーが大好きなのでこの作品に手をつけましたが、思ったよりホラー(?)感が少なかったので、完全なるホラーをお求めの方はあまりおすすめいたしません!内容自体は面白いのでホラー抜きで考えると良い作品です。

メリバ作品ですが、私的にはハッピーエンドでした。サンウが最後に女の人と歩いてる幻覚は結構胸を締め付けますが、ウジンが亡くなったので実質心中…私は心中が好きですのでかなり好きな作品です…‍!

0

映画だ…


やっっと読めました!!

サイコパス攻めなどで話題に上がっているのをよく目にしていたのですが、どうにかネタバレを一切見ずにに読むことが出来ました。

これは絶対に何も情報を入れないで読む方が何倍も楽しめると思います。

まずは前編カラーなのに驚き!
雰囲気がグッと掴みやすくなって世界観に没入しやすかったです。

少し似たような設定の漫画や映画を見たことがあるのでどこか既視感がありましたが、まだまだ展開に先があるのでどうなるのかとても気になります。

また、私は韓国BLが初めてでキャラや名前、文化の違いに少し違和感がありました。
けれど、二週目には慣れました。

…そう!!読み終わった後に、思わず二周しちゃった漫画なのです!

エロは少しあるものの、規制とかあるからでしょうか…上手い具合に隠していて思わず感心してしました(笑)

0

最高の闇♡


この作品はどの場面でもグロかったり違和感半端なかったり常に不穏さが付きまとってきます。

普段ハピエンを多く読んでる方でこの作品を読むのならとりあえず頭空っぽにして読んだ方がいいです。

キャラの大体の説明をすると、ある障害をかかえどこからがアウトでどこまでがいいのかっていう境界線がわからずサンウを好きになって家に不法侵入しちゃうウジンと普段は優しくてイケメンで人気者だけど何故か周りの人をギタギタにしてからあの世に送ったりしちゃってるサンウとの闇100%の物語です。

キャラ紹介でわかる通り、この2人に普通は通じません。サンウの本性を知ってからウジンは好きじゃなくなるっていうか目を覚ます?感じになって、サンウの方がやばい人みたいに思うんですど全然そんなことないです。ウジンも愛ゆえにいざという時のサンウへの言葉が頭おかしいです笑


他のレビューに2人が愛し合う場面とか可愛らしい場面はないって書いてありますが、それは本当です。どこかに萌え要素があると思って読んではいけません。でもサンウがウジンをあの世に送らず足だけ不能にさせたりする場面とか一応胃に何かは入れてあげようとしてる場面で個人的には十分萌えてます。この作品は見方読み方ひとつでどんな場面でもウジンへの愛を感じることができる作品なので心配ありません!!
大切なのは普段自分が読んでるハピエンの物語とか美しい愛を描いた作品とかと同じ読み方をしないことです!前提として、2人が愛し合っている未来なんて無いと思った方がいいです。もちろん2人が心からの笑顔を見せることなんて作中には訪れないと思います。

この作品はバドエンらしいですが、2人とも仲良くあの世に行ってくれればもはやハピエンなので!共依存の行く末が楽しみです。

個人的にはこの作品に巡り会えて良かったと思ってますし、もちろん後悔なんてありません!でも本当に好き嫌いが別れると思いますし、普通とはなにかなんて考えて一々ドン引きしてたらキリないと思うので作品にどっぷり浸かりながら読むのをオススメします!


0

この二人にとっての愛とは、をずっと考えて眠れません

バイオレンス色強めのBLかな、と思って少しの刺激欲しさに読み始めましたが、こんな生半可な覚悟で読むもんじゃなかったです。

以下、ネタバレ有りの感想です。

サンウとウジンは機能不全の家庭で育ち、様々なかたちで傷を植え付けられ、歪んだまま大人になってしまいます。そこは庇うどころか、なんなら同情や憐れみを向けずにはいられません。
けれど二人がしてしまったことだけを事実だけで考えるなら、間違いなく庇う余地なんてないんです。

それは終始一貫していて、最後の最後まで彼らは良くも悪くも人間らしく、その時の感情に支配されて選択を誤ったり感情の赴くまま言葉を吐いたりします。

読んでいて「報われて欲しい、でも報われちゃダメなことをしているし、でもあんな過去があったんだから、そういう過去があれば罪を犯していいのか?」という倫理観とか道徳心とかそこらへんへの問いかけが絶え間なく襲ってきます。

サンウとウジンが過ごした短い期間の中で、いつから、果たしてどのようなかたちで愛があったんだろうかと考えてしまいます。その愛とははたから見たとき綺麗に見えるのか、醜く見えるのか…。

少なくとも二人に必要だったのは、罪を重ねつつの共依存ではなかったんですよね。子どもらしく庇護を受けて育つとか、然るべきセラピーを受けて自己受容をするとか、もっと根本から歪みを直していく必要がある。
それでも二人は傷を抱えて歪んだまま大人になってしまった。偶然が重なって出会ってしまって、歪みがさらに歪みを呼んで、依存の道を行くしかなかったんです。

そこでおそらくこの作品を読む大多数の、二人から比べたらだいぶマシな境遇にいる読者の私たちが何を愛と見出すか、判断するのか……
これがこの作品を読むうえでいちばんの醍醐味だと個人的に思っています。

重厚なバイオレンスBLとして読んでも、ひとつのヒューマンドラマとして読んでも素晴らしい読み応えのある作品だと思います。迷っている人には是非読んで欲しい! 

余談ですが、お話のボリュームにも圧倒されました。韓国BL系はどれも話のボリュームが多い。ボリュームがあればできること描写の仕方などだいぶ変わってくると思うので、どうにか日本でもそういう長編作品の受け皿のようなものがあれば…と思ったりもしました。

2

サイコパスBL、読んでると憂鬱になりますが。

韓国もの。さわやか好青年を装った殺人鬼×バイのメンヘラ君。メンヘラ男子がストーカーをしていた相手が実は殺人鬼!その秘密を知った為に捕まって監 禁されてしまいます。
もうめちゃくちゃ恐い設定ですが想像以上に面白くてはまってしまいました。他の作家さんでは、登場人物がこれだけ病んでいると支離滅裂な展開になる事も多いのですが、この作品はストーリーがよく練られていて淡々と進んでいきます。
病んでる中でも登場人物の心理描写が上手くてすごく良いと思いました。
ただ最初は面白いなと思っていたのですが、主人公2人の性格が胸糞すぎるのと、あまりにも鬱な展開がダラダラと過ぎて、続けて読んでいると辛くなってきました。

1

読みながらのメモ

レジンコミックスにて全話読了。

■連続殺人
殺人被害者は女性が多く、『テッド・バンティ(2019)』に似た雰囲気を感じた。男性を家に連れ込んで殺すところは『アメリカン・クライム・ストーリー(2018)』的。全体的にあまり計画的な犯行ではなく、衝動的で危うく思える。

■キリングとストーキング
ストーキングの割合よりもキリングの割合の方が圧倒的に多い。

■足の骨折
ユンバムさんは、サンウさんの亡き母親(DV被害者かつ幼児虐待者)に似ていたことからサンウさんに気に入られ、足をハンマーで叩き折られて監禁される。足の折れた受けが攻めに監禁される韓国WebコミックスBLと言うと、『歩かない足(Lezhin)』や『Sadistic Beauty(Tappytoon)』などが思いつくが、それに先駆けた作品。

■DV
サンウさんの境遇には「虐待の連鎖」と言えるものがある。サンウさん自身も、自分がユンバムさんに対して、父親が母親にしていたことと同じことをしていると気づいている。

0

サイコグロ

人生で初めて買ったBLです。元々BLに興味があったし腐リベにハマってからグロいBLを読んでみたいって思って買ってみました!

胸糞でグロとかホラーが好きで、暴力表現とかある作品ですごくハマります。

フルカラーでスマホで載せられていた漫画なので1コマ1コマが大きくて高くて、1巻に6話か7話入ってて全部で67話なので11巻くらい売られると思います。千円以上×11巻なので一万円以上はしますね。

あらすじはサンウは女の人を家で〇害しようとしていた。ところウジンはサンウをストーカーして家に入った。ので巻き込まれた。そして足を折られてサンウのに従いながら家で暮らすことになる。

0

イカれたサイコパス×ヤンデレストーカー

恐らくBL史上究極のサイコパスホラーです。
殺人や殴る蹴る、血の描写など平気でバシバシ出てきますので苦手な方は要注意です。

しかし、1度読み始めるととにかくページを捲る手が止められない!!
中毒性が半端ないので安易に手を出すと後悔します。笑

画力が高く、構図の魅せ方やストーリーの惹き付け方が上手いので臨場感が半端なく自然に物語に入り込めます。
それゆえにちょっとトラウマになるくらい読後の余韻がものすごい。笑

この先どうなるのかドキドキハラハラのスリルを味わって欲しいのでネタバレ一切なしで読むことをお勧めします。

ただ個人的には萌は一切ありません。笑
ヤンデレや狂人がお好きな方には刺さるかもしれませんが、何せ行き過ぎてるので。

攻めはイカれたサイコパス野郎。受けはヤンデレストーカー。 
どっちかだけでもお腹いっぱいなのにどっちもイカれてるから相乗効果でよりパワーアップしてます。笑

息が詰まる場面が多いので終始気が抜けませんが、人道を外れた生き方をする2人の最後がどんな結末になるのか、ぜひ最後まで見届けてほしいです。
泣きました。

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