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yappari marugoto omae ga warui
あずみつな先生はやっぱり神様でした!
メガネもオタクも服ダサいのも苦手なんですが(BLキャラの要素として)めちゃくちゃに萌えました…わかる、わかるよ。好きなものが、好きな人と違うとき、別にそれを好きになって欲しいわけじゃないけど、それを好きな自分ごと受け入れてほしいっていうか、どっちも好きだから選べなくて、どうにかして両立しようと言うその気持ち!!痛いほどわかる!!
逆に!趣味とかセンスは全然共感できなくて、それが悪いってわけではないし、否定するつもりはないけど、自分かわいさに見栄のようなものが出てきてしまう。結果、恋人を自分好みに塗り替えようとしちゃう。勿論、今のままでも好き。好きなんだけど、みんなの見てるところでこの服は!とかはめっっっちゃわかる!
そしてそして。自分が余裕でマウントとれてる、と思っていた(別に変な意味ではなくて)恋人が、なんか他の人(思いがけない相手)と仲良くしてて、ヤキモチで、酷いこと言っちゃう気持ち。わかりみがすぎる…!!!!
重要なとこで男前になるとかズルい!大好き!!!!本当に、あずみつな先生が描くお話って、すごくキャラクターに人間みがあるんだよなあ、、また素晴らしい本に出会ってしまいました。ありがとうございます。
同時収録のゲスいイケメン×チョロい先輩もめちゃくちゃおもしろいです!タクシーのおっちゃんが察して怖がってるとこがまたイイ!
引き続き作者買いします♡
※皆さんのレビュー読んでて気づいたんですがこれ続きものの2巻目なんですね!なんという失態!馴れ初め見てきます!皆さんもお気をつけて!!
「ぜんぶまるごとお前がわるい」の続編になります。
表題作が3話+描き下ろしのその後、他、短編が2作と言う構成です。
今作だけでは分かりにくいと思うので、ご注意下さい。
で、こちら、前作でくっついたオタク男子・野本とリア充リーマン・佐久間の、その後の「恋人ライフ」になるんですけど。
前作での二人ですけど、清々しいほどスレ違いと言いますかね。
やたらウザくて空気の読めない受けが、オタクで引きこもりの攻めに自己満足でしかない世話を焼く。
で、ある日キレた攻めから犯されるー。
ここから攻めが受けの事を意識しはじめて・・・みたいな展開では無く、相変わらず攻めにとって受けは只のウザい同級生。
えーと、何だろう・・・。
攻めにとっては推しキャラが一番であり、受けは完全に眼中に無い状態なんですよね。
受けの傍若無人な態度は、拗らせた愛情の裏返しでして、実は結構健気なんですけど。
犯された上に見事に相手にされてない受けと、こうひたすら自分の趣味に没頭するオタクな攻めみたいなシュールな関係を、コミカルに綴りって感じで。
で、受けの海外勤務を期に、くっついた二人ー。
今作では、受けが海外勤務から戻り、恋人としての甘い日々が始まるかと思いきや・・・と言うお話になります。
この二人、恋人になってすぐに遠距離恋愛だったんですよね。
まぁそんなワケで、普通に恋人同士として過ごすと、互いのズレが見えてくる・・・。
野本のオタク丸出しの格好なんかに動揺する佐久間に、リア充である佐久間との世界の違いを実感する野本みたいな。
実は今回、佐久間のターンだと思うんですよ。
こう、野本がですね、佐久間の一挙手一投足を気にしてオロオロみたいな。
自分のオタク趣味を引かれるかと気にしたり、恋人として失望されないか不安になったり。
いや、これ、変われば変わるもんですな!と言う感想しか出て来ないんですけど。
完全に恋愛初心者で、オロオロしまくってる野本がなんか可愛いと言いますか。
前作と180度違う心情の変化に、ニヤニヤがとまらないと言うか。
また、佐久間は佐久間で、野本と急接近する元同級生の女子にヤキモキしてたりする。
漫画家になっていた彼女と盛り上がる野本を見て、疎外感を覚えたり、浮気を疑ったりてな具合で。
個人的に、スレ違いはイヤなんですよ。
恋人達が誤解からスレ違い、深く傷つくたびに「何てこったい!Σ( ̄□ ̄;)」と悶えてしまう。
が、そんな私が唯一好きなスレ違い。
それが今回のタイプになるワケですが!
えーと、アニメのイベント会場で、野本が元同級生と待ち合わせていた事を知る佐久間。
一人で去ろうとするんですよね。
すると慌てて引き留める野本ー。
いやもう、この時の野本の、ベソをかきながら言うセリフが最高に萌えるんですよ。
そう、いわゆるこれ、私が好きなタイプのスレ違いじゃね?
要は、盛大な痴話喧嘩ってヤツじゃね?みたいな。
もうさあ、衆目を集めながら、ああでも無いこうでも無いと言い合ってる二人に、ニヤニヤしちゃって。
その後の会話に至っては、完全にノロケでしかないじゃないか!!
前作では異次元レベルのスレ違いをやってた二人が、しっかり恋愛をしてるじゃないかー!!
と、萌え転がっちゃうんですけど。
いやもう、前作で佐久間の不憫さに心を痛めた方は、ぜひ今作も読んでいただきたい!
そして、立場逆転に気持ち良くなっていただきたい!!
他、短編2作ですが、それぞれページ数のわりには面白くて読ませてくれました。
恋人同士のイチャ甘を描いた「夏のバカやろう」と、チョロ受けが腹黒同僚に騙くらかされてパクっと美味しくいただかれちゃう「ボロが出るまで待ってやる」になります。
「ボロが~」では、受けがチョロすぎて不憫になってくるレベルなんですけど、こういう人情味があって男前なのに、ちょいアホは大好きだったりします。
ついでに、二人の会話を聞いちゃって、受けの貞操が心配でハラハラしてるタクシーの運転手がなんか好きでした。
前作「ぜんぶまるごとお前がわるい」が大好きだったので、続編を見つけ即購入しました。
前作がどちらかというと佐久間目線が多かったので、今作もそうなのかと思っていたのですが。
今作は二人どちらの目線も多く、浩介の意外な一面も見られたりして楽しかったです。
予想外に浩介が変わっていてビックリしました。
正直前作の浩介って、結構ひどい所もあるじゃないですか笑。
佐久間を振り回してるというか、結構自分の欲望だったり気持ち優先というか。
ちょっと佐久間が不憫になる瞬間もあったり。
まあハッピーエンドなのでいいんですけどね。
でも今作は、浩介が恋をするとこうも変わるかと。
佐久間にどう思われているか、嫌われたりしないか。
ぐるぐる悩んでるのを見て、どれだけ佐久間が好きかが伝わってきました。
大勢の人がいる前で佐久間の手を掴み「俺達って付き合ってるんだろ?」と半べそかきながら言ったり。
前作の浩介からは想像も出来ない。むしろバレることを嫌がりそうなキャラだったのに。
終始浩介が可愛らしく、読後感も幸せな作品でした。
続編ということでてっきりめんどくさい間男とか間女とか出てくるかと思いきや、違ってました。
こういう、二人の気持ちの変化などが丁寧に描かれる続編って良いですね。
【ぜんぶまるごとお前がわるい】続編。
前作から相変わらずのような、なんかめっちゃ変わったような!!
って感じでした!(どっちだよ)
”恋人”としての二人が
なにやら揉めちゃうけど、
相変わらず佐久間がズカズカ言いますねー。
でも、野本がなんか気にしちゃってるの・・・かわいい♪
まさか妬かれてるなんて微塵も思わないところがまた
可愛いです!
野本がデート中に本の発売日だったことを思い出したシーン。
佐久間はホント・・・「はぁ~」って溜息出ちゃいました。
や、野本の気持ちも描かれてはいないけどさ。
なんとも不器用なじれったいカップルで
そこが相変わらず可愛かったですね♪
「ぜんぶまるごとおまえがわるい」の続編。本編を読んでからの方が楽しめると思います。
つきあい始めたオタク野本とリーマン佐久間。
佐久間はドイツに行って遠距離になっていましたが、日本に帰ってくることに。
オタクではない佐久間と、趣味が全然合わないことに悩む野本。
そんな、普通の恋愛をするのにとまどう二人なのでした。
二人の同級生でオタク仲間の二人がいい味。
他に、短編が2つ。
何事も完璧なイケメンハーフの新人と、普通な上司のカプ。自分が狙われているとも気づかずおせっかいをやくが、結局食べられてしまうのでした。
上司部下でつきあっているリーマンカプ。一緒に沖縄出張にいけるのを楽しみにしていたのに仕事の都合でかなわず。。
色白の百原(上司)が大好きな市古(部下)は、出張前に百原に日焼け止めを渡しますが、帰ってきた百原は結構日焼けしてて、それがかえってHが燃える原因に。
というH多めな短編でした。
なんか短編もキャラに愛嬌があって、読んでて面白いです。
オタクで恋愛に疎い浩介と
浩介大好きなのに素直になれない佐久間…
すれ違っているようで噛み合ってるふたりのやり取りが可愛くてツボでした。
「ぜんぶまるごと~」の続編でしたが
またこのふたりが見れて嬉しかった!
まあ、何だかんだラブラブですし
「ありがとう…しんだ」という
佐藤さんと同じ気持ちになりました。
「ボロが出るまで待ってやる」の
北川×今井カップルもすごく良かった~
あんな露骨に口説かれてるのに全然気付かない今井…!
幽霊がこわくて大人しく目隠しされちゃう今井…!!
今井が可愛くて仕方なかったです(笑)
1巻で執着を見せなかった野本が、ようやく恋人として佐久間を気に掛けるようになり、そこから生まれるすれ違いラブ……だったんですが、このすれ違い方の着眼点がおもしろい。
「オタクとリア充」という題材をこれほどまでに生かしてのすれ違いは類を見ない。
リア充だから、オタクのたしなみなんかに付き合わせたら悪いと思っている野本とか、1巻で勝手に旅についてきた佐久間にドライな面を見せてた頃からするとだいぶ成長してて感心した。
恋は人間を変えるな。
野本にもっと余裕が出てきたら、きっと佐久間なんてタジタジになっちゃうんだろうなぁ……。シリーズものとしてもっと見たいを2巻で思わされた。それほどまでに、キャラクター的成長が見て取れる一冊。