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キミ同性もいけそうだね ならいちど僕のこと抱いてくれないかな?
101 no kuroneko
「ワガハイは家出猫である」の隣人、水嶋さんのスピンオフ作品です。
スピンオフと知らずに読んでましたが、内容的には問題なく、本家CPもチラッと登場してます。
それにしても、この作品は水嶋さんの髪型で損してる気が…ピロピロした毛先が目障りというか、
試し読みで数ページ読み毛先が気持ち悪くて、一旦はスルーしたんですが、
毛先以外はテンポのいい面白さだったので購入したところ、予想以上に面白くて驚きました。
しかも、前作繋がりでネコが目につきますが、作品には全然ネコは絡んでこないのも拍子抜け。
作品作りのために小説家と編集者がH…よくある展開でエロいっぱいかと思ったらすぐしない。
シチュエーションで楽ませる感じでしょうか…
執筆の為に同居することになり、水嶋を抱けたら南里は解放されるという流れから、
南里の気持ちの変化に伴い、抱いたら水嶋の側にいられなくなるので手を出さない南里となり、
全体的にもHは少なめで、お話がよく練り込まれていました。
前半は水嶋の謎の部分や生活力のなさに振り回される南里ですが、
生活を共にして夢中で水嶋の世話をしていく中で、ほだされ魅力にハマっていきます。
水嶋が15年前に亡くした想い人が自分の容姿に似ていることを知り、
複雑な心境になる南里は更に水嶋に惹かれて…。
水嶋のファンである高校生がかわいくて、南里に嫉妬して対抗意識でやり合う二人が面白かった。
そのお陰で南里は水嶋への気持ちを確信するんですが、
最後まで当て馬というだけでなく、小説家希望である高校生に対する、
水嶋の接し方や作品としての扱い方がステキでした。
けっこう当て馬はかわいそうな扱いをされることが多く、
人としてしっかり描いてあったので、イヤな気持ちが残らない読後感がよかったです。
内容はほぼ攻め視点で描かれ、悩み多き編集者の南里が悶々として、
頭をグルグルさせ葛藤する場面がたくさんあって、とにかく文字数が多いんです。
しかも、245ページという分厚さなので、読み応えたっぷりですが、一気読みできる内容でした。
エロを思わせるあらすじと違って、実は15年の想いを引きずった小説家と編集者の純愛もの…
コミカルなワチャワチャ感はありますが、じっくり愛を感じさせてくれる作品でした。
初Hがこれまた予想外な面白さ…童貞南里が処女の水嶋を抱くんですが、
よくある、愛があるので初めてなのに感じる…ではなくて、
自分から煽った水嶋が「痛、いてててて…痛、無理無理無理」と…痛い水嶋、止まらない童貞南里。
26歳童貞攻めの南里と、水嶋は年齢不詳の美人ですが、実は38歳のオヤジ受けの二人。
久々に初Hシーンで大爆笑してしまった!あ~~~面白かった。
※シーモア:修正はもともとの白い斜線の上から、更に白抜きなのでかなり雑です。
読んで一番に思ったのは「あ、猫出てこなかった。。。」でした(笑)
「ワガハイは家出猫である」スピンオフ。
でも、前作読んでなくても無問題。
編集者の南里が新しく担当することになった映像化もされた売れっ子小説家・水嶋。
新設レーベルでのBL作品執筆依頼に来たら、
会話中に隣の部屋の喘ぎ声がガッツリ聞こえてきて
興奮した南里は水嶋に足でイかされちゃう!
後日訪問したら今度はからかい半分に作品の参考にと裸にさせられてキスされて・・・
なんやかんやで同居開始。
水嶋が15年前の出来事で心に影があるけど
南里といる時は楽しそうなのは可愛かったです。
15年前に亡くなった松雪に対する気持ちが
愛情なのかどうかは本人の気持ちがハッキリするまでちょっとドキドキしちゃいました。
余談ですが…終始水嶋の髪型がチョイチョイ気にかかってしまいました。
メデューサみたいに見えてしまって(汗)
この方の絵の特徴なのでしょうか、髪がピロピロしてて顔にかかっていたり、ポージングが気になりお話に集中できない部分がありましたが、それなりに楽しめました。
編集×作家で、初めましてからお互いを知って好きあっていくのとかは好きな流れですし、コンビニでコンドームを買う描写が好きなので、木村くんに見つかってしまうのとか笑いながら楽しめました。
けれど、水嶋先生に片思いしてる木村くんの存在が正直苦手でした。決めつけとか言いがかりで何度も絡んでくるキャラが苦手なので胃が痛くなりつつ読んでいました。最終的には後味悪くない感じで丸く収めてくださっているので気にならない方は気にならない程度だと思います。
松雪さんの話はとても好きだったので、苦手要素と相殺しあって心に刺さることはなかったですが、買って後悔はしない作品でしたので中立という立場にはなりますがこのページ数でしっかり描いていただけたことに感謝です。
かなりボリュームのある一冊でした。
細かな設定があるのか、説明やセリフがかなり長めな印象。
人物も独特というか、個性的だなと感じました。
小説家の水嶋は、物書きらしさあふれる変わり者。性格、言動も去ることながら髪型まで。
編集の南里は、わちゃわちゃワンコ系?落ち着きの無さが目立ちます(笑)
水嶋が変わり者な時点で、どんな風に展開しても驚きはなかったです。
なのでストーリーも面白かったとは思います。
気持ちの変化や考えていることなど、表情や「間」で表現できるのが漫画のいいところだと思うのですが、それのほぼ全てを文字に起こされているのが気になりました。
作家さんが伝えたい部分が多いというのはよくわかりましたが、読み手側にも少し委ねてほしかったです。