溺愛したいαの若様×素直になれないΩのお嫁様の、もふもふオメガバース!

結婚したらお隣のα若様が旦那様でした

kekkonshitara otonari no alphawakasama ga dannasama deshita

結婚したらお隣のα若様が旦那様でした
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神31
  • 萌×243
  • 萌9
  • 中立7
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
12
得点
361
評価数
95
平均
3.9 / 5
神率
32.6%
著者
水瀬結月 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みろくことこ 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥640(税抜)  
ISBN
9784041079799

あらすじ

Ωの姫として育った律はαの若様・亜威に嫁ぐことに。亜威はふさふさの尻尾で律を誘惑するが、律は自分の気持ちに素直になれない。一方、亜威は律が頑張るのは嫁の役目だからと思い込み、二人の気持ちはすれ違い...?

表題作結婚したらお隣のα若様が旦那様でした

大狼亜威、律の縁組相手の獣人のアルファ
高垣律、アルファ一族に生まれたオメガ

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数12

せっせと巣作りするオメガ受け君が可愛い

オメガの巣作りの描写が読みたくて読んでみた、こちら。

甘々、ラブラブのオメガバース物語☺︎
狼獣人α × 人間Ω。
「運命の番」は物理的に長く離れると細胞が壊死して命を落とす、というような独自設定があります。

正直なところ、もうちょっと物語の深みというか、一捻り欲しいかなあという感じがあって…何度も読み返すか?と考えるとそこまでではないかな、ということで「萌」評価です。

とにかく溺愛!とか、あまあまものが読みたい!という気分の時に読んだら、かなり浸れる作品かと思います◎

で、目当ての巣作り。がっつり書かれている〜!

本体の方は「匂いが濃すぎる」ということで、ヒート間近の愛するオメガのお嫁さんが目の前にいるのに、身ぐるみ剥がされパンツ一丁で「本体はいらない」と言われる亜威(あい、攻)、可哀想だけど笑っちゃいました。

セッの方は、ヒート中だから自然に濡れて問題ないのかもしれないけど…慣らし・解しなく一息に突っ込んでいたので、ちょっと心配に;
律(受)は気持ちよさそうにしてたので、二人がいいならそれでいいんだけど。やっぱり少し気になってしまうー!

両片想いものですがそこまで焦ったさはなく、安心して読める可愛いオメガバストーリーでした✨

0

両片思い系の中で1番好きな1冊

両片想いのストーリーの作品が好きで
小説・コミック問わずよく読むのですが…
今まで読んだ中でのNo. 1がこの作品です。

甘さと切なさを併せ持ったすれ違い、「これぞ両片想い作品!」と個人的には満点の1作。

3歳の頃から律をお嫁さんにする事を夢見て、ずっと努力を重ねてきた亜威。
愛情表現がストレート&すぐ尻尾と耳に感情が出てしまうので、本当に律のことが大好きなのがずっと伝わってきて。
すぐにでも襲いたいぐらい大好きなのに「律が俺のことを好きになってくれるまでは…」と必死に耐え忍ぶ姿がとても健気です。
あともふもふの耳と尻尾の描写が本当に可愛い。わたあめ。

対して、受の律は亜威に対してだけツンデレ系。
律も亜威のことが大好きなのに、言葉に出して伝えられなくて。
亜威に「俺のこと好きになって」と懇願される度に、心の中で《もう好きなのに》ともどかしい思いをするような子。
律が素直に打ち明けられないのには理由があり、「これを明かしたら亜威のお嫁さんではいられなくなるのでは…?」という不安からこそです。

そんなもどかしい2人に、オメガバース作品定番の発情期がやってきます。
発情期=律が素直になれる時期。

本能と愛のままに亜威を求める律、
律に求められ律を抱ける喜びの中でαの本能を呼び起こされる亜威。
Hシーンはとても濃厚で甘く大満足でした。
Ωの巣作りシーンが好きなのでその描写もあったのも好きなポイント。

本当に大好きな1冊なので、早く続編発売しないかなあと心待ちにしています。

2

ユルフワ・オメガバース/巣作り付き

あとがきに、「ユルフワオメガバース」と作者が命名していた作品で、幸せにしかなれないキャラばかり。
2019年の人気小説リストから選んだ作品ですが、これは当てた。とても面白かった。

ツイッターに、収録できなかった挿絵がアップされています:
もふあめモフモフする律チャン ルビー文庫アカウント
https://twitter.com/rubybunko/status/1111587048631078912
https://twitter.com/rubybunko/status/1111586775200198657
#水瀬結月 #みろくことこ

2

とってもかわいいお嫁様と旦那様。

 始終にやにやが止まらない甘々オメガバース。
いやー、お嫁様も旦那様もかわいいわぁ。

 受け様は初めてヒートをおこして以来、オメガの姫としていずれはアルファの旦那様を支えるべくお嫁様教育を受けて10年の律。


 攻め様は、ずーーっと小さい時から、律一筋の狼の獣人アルファの亜威。
律がオメガだと分かって以降、律の家から出された結婚の条件をクリアすべく頑張ってきて、10年越しの悲願達成で喜びが隠し切れず、でろでろにやにさがりまくり。
 
 律は、相手が誰でも受け入れるしかない、との覚悟であえて縁談相手を聞いてなかったので、相手が亜威だと披露宴で初めて知るのだけど、亜威の方は、この10年律も自分が条件をクリアするのを待っているんだと信じていて、両想いなのを疑いもせず披露宴を迎えていて。
式の後、2人でゆっくり話をしてその食い違いが発覚。
 でも、律だって亜威の事は好きだったから、この結婚は実はとっても嬉しいのに、好きだと言いそびれてしまってからは、なかなか素直に好きだと言えなくなっちゃう。

 確実に両想いなのに、このうまくいきすぎるすれ違いっぷりに苦笑でした。
律の言う事ややる事に対する、素直すぎる亜威のしっぽの高速ぶんぶんや硬直ぶりがかわいい。

 そしてまた、オメガの心が求めて行う巣作りって行為がめっちゃかわいい。
律の素直な愛情表現、求愛行動に私のときめきときゅんがあふれかえりました。
 律が自分を好きだと知ったのに、自分本体は拒否られて、服だけ剥ぎ取られてる姿は不憫でしかないけど、亜威の服にくるまる律とパンイチの亜威の2人を想像すると、かわいくてかわいくて。
 律から服を剥ぎ取られて、慌てる亜威もかわいけりゃ、巣作りだと知って興奮して動揺して、でも律が最優先で我慢できる亜威もかわいくてカッコイイ。

 亜威が律を好き過ぎて、アルファだと忘れがちだったのですが、結ばれた後、律が「亜威と番になれるオメガでよかった」と言って2人、甘い甘いキスをする。
みろくことこ先生のかわいい挿絵の相乗効果もあって、とっても好きなところです。


 受け様である律視点で進むお話なのに、攻め様の亜威の気持ちがダダ漏れで、律へのスキスキぶりがストレートに伝わってきたので、攻め様視点のターンがなくても、ものすごく大満足でした。

5

可愛いっちゃ可愛いけど

狼×人間で、α×Ω。
α一族の嫡男として育ったのに、ある時Ωだとわかった主人公が受けです。

設定自体は、まあ、ありがちと言えばありがち。
ですが本作で特異なのは、受けの家族が受けを溺愛していて姫扱いされているところ。
なので、帝王学から花嫁修業へと突然学ぶものが変わってしまったショックはあるのでしょうが、特に迫害もされていない(というか溺愛されて育っている)ので、全体通してあまり悲壮感がない。
悲壮感がないので、攻めに対して素直になれない受けにあまり共感ができない…。

そして二人とも、一途で必死なのだけれどもちょっと可愛いを推し過ぎかな…と。
たとえば、攻めにもっと好きになってもらいたいから、攻めの大好物のだし巻き卵を作ろう!とか。そして作ったけど興奮してくれない、風邪引いてるのかな?とか考える受けも受けだし。
そして
攻め「このだし巻き玉子は俺のものだ。絶対、一生、誰にも食わせてやらない」
受け「そういうのいいから。とっくにみんなに食べてもらったし」
攻め「……あ?」
という展開で、拗ねちゃう攻めとか…。

そこで冷めてしまったので、両片思いの二人が空回りしてすれ違うという、いわば王道展開もスルンと読み終わってしまいました。

メイン二人よりもむしろ、執事の羊沢さん(頭部がまんま羊)などの脇役たちの方が印象に残りました。
二人の学生時代のエピソードとかがもっとあったら、入り込めたのかなあ。

2

ふわふわもふもふ+巣作り


α一族唯一のΩである律(受け)の政略結婚の相手が実は隣人でαの幼馴染・亜威(攻め)だったという題名の通りの話なのですが、二人は「運命のつがい」なのに律の方が気が付いていなかったため結婚はしたけどなかなか両想いになれないというじれじれした話でした。
タイトルから勝手に想像したのは、律は何とも思っていなかった隣人の亜威が結婚相手で相手の執着に驚く話かと思っていたのですが、そうではなく律のほうも亜威のことが好きで、でも10年も音沙汰ないから諦めたという完全に両片想いの話でした。
ただ、最初の方は感情を抑えていたからか律視点にもかかわらず、律が亜威のことをそんなに好きだとは全く気が付かず、中盤になってあれ?律ってこんなに亜威のことが好きだったんだとちょっと不思議な気持ちになりました。


詳しい内容はもうすでにたくさんあるようなので、感想だけ。

二人のすれ違いっぷりが初めはほほえましかったのですが、途中から痛々しくなってきました。二人ともすごく好きあっているのに、結婚するまでの10年間は亜威のことを勘違いした律の祖父・執事長・弟によって完全に遮断されていたため会えなくて気の毒だったし。
亜威から連絡がないからと諦めて嫁いだ先が実は亜威だったなんて、10年かけて忘れようとした律はいらぬ苦労をしたものです。
律に渡されていないとは露知らず、毎日送っている手紙に全く返事が貰えてないことをポジティブに考えて諦めず、律の祖父からの課題をこなした亜威の執念には脱帽です。
それがなかったらこの恋は成就しなかったかもしれません。

この作品はとにかくもふもふと巣作りが楽しかったです。
ひたすらモフモフし続け至福の時を過ごす律もかわいかったですが、発情期前に巣作りする姿は本当にかわいかった。
巣作り、いいですよね。私巣作りするΩの話が大好きなのですが、商業ではあまり見ないので(気が付いていないだけかもしれませんが、私はこれで2冊目です)常々残念に思っていたのです。
これだけがっつり巣作りが読めて大満足です。
理性が飛んでるので大好きな亜威の匂いのするものだけを集めて「うふふーうふふー」ってしている律が可愛すぎる。
理性が戻ったときの羞恥はちょっと考えたくありませんが、番が大好きというのがわかって本当ほんわかしてしまいます。


ただ、ちょっと嫌だと思ったのは、政治家のα一族の後継者としての教育をずっと受けてきて優秀だった律がΩと分かった時点で、「姫」としての教育を受けるべくすべてを取り上げられたことです。
律を守るためという口実のもとにすべてに検閲が入り、全くプライベートがなくなるのはちょっと人権的にどうなのと思ってしまいました。
α一族のなかで唯一のΩだからといって差別されることなく大切に大切に育てられたというのは良かったと思うのですが、それまでの努力をすべてなしにすることはないのではないかと思ってしまいました。
律は主治医で親友の疾風のことをβからのΩ変転で自分よりも苦労しただろうと慮っていましたが、自分で自分の身を守らなければならないとしても隔離されることもなく自由に仕事も選べる疾風の方が幸せなんじゃないかと思ってしまいました。
律が優秀だったのであれば余計に、ただ良き「嫁」になるだけの教育だけにシフトするなんてもったいなさすぎる。
その「嫁」というのも時代錯誤な感じがするし・・・

せっかく優秀な律なのでできれば仕事面でもバリバリしているところも読みたかったです。
そして、赤ちゃんが生まれるのも読みたかったな。

続編が決定したということなので、楽しみに待ちたいです。



電子書籍 書き下ろし短編
亜威視点

職場についた亜威はプライベート用のスマホを忘れてしまったことに気が付きます。。
昔はほとんど持ち歩いていなかったのですが、今は律が昼食時間に合わせてメッセージをくれるのでそれを糧に仕事に頑張っている亜威は残念でなりません。
取りに帰る時間もなくがっかりしていると、執事の羊沢が持ってきてくれるという。

外出先から戻ってきてびっくり、携帯を持ってきてくれたのは律でした。
事務所に入った瞬間、姿も見えないのに律が来てると騒ぐ亜威に事務所の人たちもさぞかし驚いたことでしょう。そして、驚くとともに人前でも気にせずでれっでれの顔で尻尾を振り回している亜威に他の人たちの驚く顔が目に浮かぶようでした。

0

明るい獣人オメガバース

オメガバースもので重くてどろどろだったり
執着した攻めやエロエロも嫌いじゃありませんが、
こういった明るく楽しいお話はいいですね。

アッというまにラブラブな夫夫になるかと思ったら
すれ違ったり試練があったりなかなか両想いになれないところが面白かったです。

受けのモフモフしっぽへの執着がかわいくて愉しかったです。
攻め様自慢のふさふさの尻尾に包まれて癒されたいものです。

0

攻め不憫オメガバース

高評価だったので楽しみにしていて読みました。
面白かったですね。
痛々しく無いオメガバース、楽しいストーリー展開で今までオメガバースが苦手だった人にも受け入れられるんでは無いでしょうか?
Ωが姫として大事にされるのは、家柄によるみたいですけど、それでも律の親友の羊沢が医師になっているので努力次第で道は開ける世界観です。
ただ、亜威が不憫で不憫で、まあそれが面白かったんですけど…ちょっと焦ったかったのもあるので神には至りませんでした。

2

幸せオメガバース

疲れている時や、ハードな作品を読んだ後にほっこり癒されたいな~と思った時にもお薦めの作品です!
くすっとするところもあり、癒しの一冊です。
花嫁・オメガバース・もふもふが盛り込まれて、全部堪能できます!

作品の雰囲気とみろくことこ先生の描かれるイラストがとってもマッチしていて可愛いです♪
もふもふ大好きな水瀬結月先生のもふもふ愛が散りばめられ、詰め込まれてます!

オメガバースというと、どうしてもαとΩの身分差や、差別等あるのですが、この作品に限って言うと、そういった辛い要素は全くないです!
ただ、アルファとして育ったのが途中でオメガとわかり、アイデンティティがぐらつくというか、それまでの生活が一変してしまうところは、運命と受け入れるにしても葛藤はあり、そこはどうしてもオメガという性の不自由さがあるのは否めないのですが。
Ωの姫として大切に育てられて、愛情はたっぷりあります!
幸せもふもふオメガバースを堪能できます!

色んなもふもふ描写が本当に可愛くて癒されます。
発情に関わるあるシーンはオメガバース作品として最高に可愛いです!

4

巣づくりしたい

表紙買い。水瀬先生安定のぶっちぎりもっふもふ。モフ以外に萌えたかと言われると?だったので萌より萌2にしました。みろくことこ先生の挿絵も最高に素晴らしい本編210P弱+あとがき。しっぽ欲しい。

まさかの自宅(大豪邸)大広間の祝言シーンからスタート。弟は「顔も名前も分からない相手と結婚するのは反対だ、今ならまだ間に合う」と説得しようとしていますが、アルファ一族の突然変異でオメガとして生まれた律は一族のため、獣人のアルファに嫁ぐのだと固く決意しています。いざ大広間で婿殿に対面してみると、それはお隣に住む幼い頃からの知り合いの亜威で・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
攻め家の執事(羊沢、爆笑キャラ)、受けの家族、受けの主治医(つっこみ要員)等々。サブキャラがきゃっきゃと読者の代わりにめっちゃツっこんでくれるので楽しいです。

** 楽しかったところ

お話は長い間思いあっていたけど、爺様同士が犬猿の仲だったためにすれ違っていた二人のすったもんだと言う王道なのですが。

攻めのもっふもふのしっぽとわんこっぷりが素晴らしい。嫁となった受けが頑張って作った卵焼きの試作品を、自分より先に他の人が食べたと知った瞬間の反応や、初めて受けに会った時まんま、にぱーと笑っていそうな性格が大好きです。

またそのしっぽに執着しまくる受けも面白い。幼い頃に出会った攻めのしっぽに憧れるあまり、自分でわたあめ作って代替品とするし、初夜はしっぽにモフモフしたまんま寝落ちするし、攻めの服を集めて巣作りするし。この巣づくりの記載好きです。好きな人の匂いにくるまれてるのって、めっちゃ幸せになるんですよね。いいなあ・・・

お話自体はするっと読んでしまったのですが、もふもふ爆笑話を読みたい時にはめっちゃおススメです。最初に書いたとおり、みろくことこ先生の挿絵もめちゃくちゃ良いです!もふもふ万歳\(^o^)/。

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