こぎつねこんこん恋結び

kogitsune konkon koimusubi

こぎつねこんこん恋結び
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×224
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
8
得点
166
評価数
43
平均
4 / 5
神率
27.9%
著者
水瀬結月 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041037553

あらすじ

フリーターの楓が出会ったのは人間と狐のハーフの子供! ? しかも強面刑事の鷲嶽から住み込みのベビーシッターを依頼され、一緒に住むことに! でも、怖いと思っていた鷲嶽は実は相当な子煩悩で…! ?

表題作こぎつねこんこん恋結び

鷲嶽正義,警察官
小取楓,22歳,日雇い派遣

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数8

強面×健気+もふもふ

捨て子で施設育ちの受けは、ある夜いきなり子供に抱きつかれる。「にいしゃん」と同じ匂いだから間違えた、というその迷子の子供には、狐の耳と尻尾があった。
一瞬うろたえた受けだが、やがて「耳と尻尾があっても、それがどうした」という境地に達し、子供を保護者の元へ送り届けることに。しかし狐耳の子供・紺には色々な事情があり、懐かれた受けは、合流した子供の保護者(攻め)と協議の結果、しばらくのあいだベビーシッターをすることになる。強面だが優しく、紺にも甘い攻めに、受けはだんだん惹かれていくが…。


ちみっこプラスもふもふ、の威力は凄まじかったです。
とにかく子狐・紺が可愛い。片言で一所懸命しゃべるのも、「ひょおぉっ!」とか「きゃうーっ!」とかいう叫び声も可愛い。そしてその子狐にメロメロになる受けも可愛い。
攻めは強面の刑事で、でも紺と受けには甘いのが萌えます。想いが通じるのはかなりあとになってからなのですが、ちょいちょいこの攻めが受けにスキンシップを取ってくれるので、不満は感じませんでした。鈍い受けは気づかず、自分だけが好きだと思ってぐるぐるしてますが、攻めの態度はかなりわかりやすいです。甘々です。
受けは自分に自信がない+攻めに恋人がいると思っているので、攻めがナチュラルに甘々なぶん焦れったかった。

くっついてからのエッチは、天然に煽る受けと煽られる攻め、の構図にすごい萌えました。かなりの体格差があるはずなのに、あまりエッチ中の描写や挿絵からは体格差が読み取れず、それはちょっぴり残念。
他にも、攻めをちょっと警戒してるはずの子狐が、攻めと間違えて受けに抱きついてきたときの熱烈っぷりがちょっと理屈に合わなかったり、気になった部分は多少ありました。でもそれを補って余りある萌えでした。
ちみっこ、もふもふ、あまあま、いずれかがお好きな方は、きっと楽しめる本だと思います。

9

きゅんきゅん

核になる言葉でその人間の匂いが決まる、
だから一字一句変わらない座右の銘を持っている人間は
同じ匂いになる、という設定が面白かった。
キツネと人間のハーフ、紺がひたすら可愛かったです。
最初、たどたどしい片言で、一生懸命「たまたま」について
受けに説明してた意味不明な言葉が、ちゃんとあとになって
正しかったとわかるのが気持ちよかったです。

7

ひょおぉっ!

初読みの作家さまです。
ルビー文庫の小冊子応募するのに何か面白そうな本はと思い、読んでみました。
面白いというか可愛すぎてもうっ(*´Д`)ハァハァ
こぎつねの紺くんの可愛さが犯罪級です。
びっくりした時の「ひょおぉっ」も可愛いし、嬉しい時の「きゃうー」も可愛い。
もふもふさせて欲しいー!
紺くんも可愛くて大好きなのですが、紺くんの叔父さんにあたる攻めさま、鷲嶽さんも強面なんだけど、優しくて格好良くて、好きなタイプの攻めさまでした。
受けの楓も謙虚で健気で嫌味のないとてもいい子でした。
紺くんの可愛さに目を奪われそうになりますが、楓の生い立ちや生かされてる事に感謝する心とか鷲嶽さんの転機となった出来事など、読ませるところもありました。
「『今』がプレゼント」って言葉にはハッとさせられました。
もふもふに隠された素敵なお話でした。
あとは、あれですね、稲荷寿司にケチャップ…
チャレンジするにはかなり勇気が必要(笑)
あ、もうひとつ。
成長の早い妖狐。
大きくなった紺くんが楓に猛烈アタックする所、見てみたいです(w*

8

明日のお昼ご飯は稲荷寿司だなあ…!

何か癒されるほっこりしたものを読みたくなって、表紙とタイトルで購入した本。
読み終わった今、癒されまくったので言うことないです笑。
ただ、あそこまで“もふもふ”を出されると、ペットとは無縁の生活なのにもふもふしたくて堪らなくなってしまいました(^_^;)

内容としては、特に大きな事件なども起きず、淡々と進む感じですが、人としてもハッと思わされるシーンやセリフ回しがいくつかあったりするので、読み応え抜群です。
このお話のキーワードと言ってもいいだろう『今がプレゼント』。
15年前に攻めさ(正義さん)んがその時苦しんでいた受けさん(楓)に贈った言葉だったのですが、それからお互いの中での座右の銘として生き続け、再会出来るなんて凄くロマンティックな運命でキュンとしました。
あとは、厳しい状況で生きてきたにも関わらず、謙虚に前向きに素直に成長した楓がいい子すぎて嫌味になってしまうでもなく、他人の行動から自分の欠点に思い至り反省して更に中身が素敵な人に成長していくとこも、読んでいて不快感もなく同時に自分自身反省させられました。

妖狐の紺はひたすら可愛いくて、私もあの尻尾を枕にさせて欲しかったですし、もふりたかったですし、紺独特の驚き方・喜び方を実際に見てみたいと何度も思わされました。
ちびっこ最強ですね( *´︶`*)★
本当に癒され、尚且つ学ばされた1冊でした。

7

安心して萌え萌え

もっふりモフモフの子ギツネが、恋の糸を結び合わせるお話。

ケモ耳にモフモフしっぽの幼児がお話に登場しますが、恋の物語は人間のお話です。
魂の言葉で結ばれていた二人が、妖狐の玉様の力で再会を果たします。
こんな風にかわいいファンタジー、由緒正しいボーイズラブって感じで和みます。
かわいくって前向き、リラックスして萌え萌えしたい、そんな気分におすすめ。

3

『言葉』がキイになってるのが嬉しい

電子書籍で読了。挿絵もあとがきもあり。

最近、モフモフが続いております。
こんなに可愛いお話を続けて読みたくなるというのは、自分史上初めてで、若干面食らっておりますが、でも、読んで良かった。これは『正しいBL』。読み終わった後に「正義は勝つ!」とか、思わず叫んでしまいたくなって、ちょっぴり当惑してしまいました。別に、そういう話ではないんですけれどね。今考えれば「必ず最後に愛は勝つ!」(古いな)の方が近い。心が洗われる様ですよぉ。

もう既に沢山レビューを書かれている方が多いので、感想のみを。
2人の関係がもう端っから甘々ですし、楓くんだけではなく強面の鷲嶽さんも真っ白な人達ですし、悪い人は出てこないし、問題の解決方法が『スーパーにあらん限りの油揚げで作った大量のおいなりさん』ですし、人生の教訓になる様な『良い言葉』も出て来ますし、何と言っても子どもの妖弧、紺くんが進んで目に入れたい位に可愛い。

あと、イラストが!
このお話には、桜城ややさん、最高です。
それ以外のイラストレーターさんは考えられない位、はまっています。

私が一番感心したのは人には『芯となる言葉』が心に刻まれていて、同じ言葉を心の中に持っている人は同じ臭いがするっていう部分なんです。
小説読みとしては、打ち震えるほどの歓喜を感じました。
あたしの匂いを想像したら、一気に萎えちゃったんですけれども(笑)。

3

いなり寿司食べたくなった。

紺が可愛かったー!!
でも、なんだかんだで狐さんたちみんな可愛かったです。
いなり寿司を前にすると理性が飛ぶって。鷲嶽の作るいなり寿司ってよほど美味しいんだろうなぁ。食べたい。

受けの楓も苦難に立ち向かいながら、ヒーローの言葉を胸に戦ってきたんですね。他の方もおっしゃっておられますが、悪者や痛い設定なんかがあまりないので、優しい物語が好きな方にオススメです。
攻めの鷲嶽も、顔が怖いけど一途で男気溢れる人物でした。

桜城さんの絵もよかったですが、紺はコウキ。さんの絵とかで見たかった!

2

甘々成分を補給したい時に最適

強面と真白純朴の組み合わせで考えたらド定番の王道で、過程に違いはあっても結果は分かり切っているタイプ。しかし、それの何が悪いのだ!人は分かり切ったお話で安心して楽しみたいんです。"水戸〇門"や"〇はつらいよ"があれだけ長寿で支持され続けた事を考えれば一目瞭然です。

まあ正直、自分にとっては恥ずかしくてうぎゃっと叫んで砂を吐きそうになるぐらい甘いので、読むタイミングを間違えると受け付けなかった可能性も少しあります。この甘々具合を受け入れられる余裕がある時だったので楽しめました。

イラストは強面描かせたらピカイチの桜城ややさんですから、こちらもぴったりです。もっと強面でも良かったですけどw

欲を言えばこぎつねが育った1年後あたりの後日談を読みたかったです。

2

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