誰かの"お兄ちゃん"じゃなくて "名前"を呼んでほしいー。

俺はニーチャ

ore wa nitya

俺はニーチャ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神129
  • 萌×244
  • 萌19
  • 中立6
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
20
得点
884
評価数
202
平均
4.4 / 5
神率
63.9%
著者
三田六十 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
東京漫画社
レーベル
MARBLE COMICS
発売日
価格
¥667(税抜)  
ISBN
9784864423595

あらすじ

6人兄妹の長男で両親は共働き。高2ながら家事と兄妹の面倒をみてきたニーチャ。家族や同級生たちからも"ニーチャ"と呼ばれ、名前で呼ばれることなどほとんどない。風俗店の店長・安達に名前を呼ばれたニーチャ。心に満たされるものを感じ、「もっと店長に名前を呼ばれたい」と風俗店でバイトすることに…?!
風俗店店長と男子校生の年の差ラブストーリー。新旗手・三田六十のデビューコミックス!

表題作俺はニーチャ

安達 亮平, 風俗店店長
原 希, 17歳, 高校生

その他の収録作品

  • A day I will be yours.
  • あとがき

レビュー投稿数20

No Title

ずっと気になり続けてようやく読めた1冊。めちゃめちゃよかったです。

自分のアイデンティティを見失いそうになるほどお兄ちゃんを頑張り過ぎてしまった高校生の希くんと他称優しい人の風俗店店長

家でも学校でも名前すら呼んでもらえない、自分が自分のために生きている気がしなくなってしまうって相当辛いし、家族のこと好きなのに好きって思えなくなってしまいそうってめちゃめちゃ怖いなぁと。
そんな時に怖いけど優しさが垣間見えてなおかつ大人で自分を個人として扱ってくれる店長に惚れるの不可避では…

そして大人だし風俗店で働いてるときっと恋愛への純粋な想いとか憧れとかがすり減ってしまっている(個人的解釈)店長にとっても泣き虫で一生懸命で真っ直ぐな希くんは間違いなく可愛く写ったことだろう…

ムチムチ計画から両想いになるまでの希くん、あんまりにも可愛くて萌え苦しみました。このしんどい生活の中で生まれたピュアで可愛い恋に浄化されました…

0

うーん

高評価レビューが多かったので期待して購入。

うーん…ニーチャが家庭環境からとばっちり受けすぎに思えるのと、年齢の割に思考体系が幼過ぎるのとで、いまいちハマりきれませんでした。
親はもうちょっとニーチャの負担を考えるべきでは、と現実的に考えてしまいました。これだけ子沢山でニーチャに丸投げって…これって毒親じゃないか?頑張っているニーチャの健気な感じが全部親のせいなんじゃと思えてあまり好感を持てなかったです。
それと、ニーチャが17歳とは思えない幼児のような考え方で違和感がありました。店長の好みになりたいから食べて太る!って…ピュアっていうのとも違うような…。
店長はかっこいいけど、なんだかなー。まほさんが一番好みのキャラでした。

評価下げてすみません。自分の好みではなかったです。

1

にいちゃんだって甘えたい

年上攻めは紳士に限る、というモットーを個人的に持っていたので、風俗店店長か…うーむ、って感じだったのですが、ちょい悪風も悪くなかったです。
っていうか、かなり良かった。

家事育児に大忙しで、自分の時間ナシ。
名前も呼んでもらえず、な高校生の希。
こういう設定の学生さん、漫画で結構見かけるけど実際にはあまり居て欲しくはないな…。
そんな希の前に現れたヒーロー。
店長の好みの身体になりたくて、太ろうとする希が可愛かったです。

描き下ろしの後日談、卒業式の日のお話は年上×年下のテッパンですね!
制服を最後に脱がす人…なんかエロい響きだ。
お母さんが制服見てアラって言った時、けしからんモノが付いちゃってるのかと思って焦りましたw

あとがきが温かい言葉で綴られており、作者さんの人となりが表れているようでした。

0

主人公が受け入れられるか紙一重

何度もトライしてやっと最後まで読みました。
絵がいいですね!主人公も弟妹も店長や店員さんも。

6人兄弟の長男、父は単身赴任で母は働きに出てて。
弟妹の世話、幼稚園のお迎え、お弁当作りに買い物などなど大忙しで放課後も遊びにいけません。

家族からも友達からもお兄ちゃんと呼ばれ、俺の名前は誰も呼んでくれない、俺って一体…。
疲れ果ててますね。高校生にこれは可哀想です。家族計画ちゃんとしてやってよと思います。

そんなところに唯一名前を呼んでくれた風俗店の店長。
最初は、えー?名前呼んでくれただけで?とひっかかり、ここで毎回読むのが止まってしまいました。

しかし読み進めるとなかなかハートフルで。
大人で優しくて頼りがいがあって、ちゃんと自分を名前で呼んでくれる唯一の人。ファーストキスまで奪われて。

店長好みの体型になろうとパンやお菓子を食べて、太るまでは会わないって、片想いが募ってもそんなふうに高校生にもなって考えるかなあ?

店長も最後は主人公にメロメロで。良かったですね。
制服の第2ボタンこっそり持ってるの良かったです。

0

頑張り屋さん

すごく良い作品でした~!
希がめちゃくちゃ頑張り屋さん。
毎日兄弟たちの面倒みて自分のことは二の次。
文句も言わずにえらすぎます。
でも、張りつめた糸は必ず切れるもの。
「毎日こんなに頑張っているのに。
我慢ばっかりして、名前すら誰も呼んでくれない」
感情を押し殺して安達からの仕打ちに堪えている場面、ちょっと切なかった。
だから、「オナホくん」なんて呼ばれて爆発してくれてほっとしました。


そのあとはふたりの恋愛のお話ですが
希の可愛らしさと安達の大人カッコよさに
キュンキュンしっぱなしでした。
希はみんなのお兄ちゃんだけど
まだまだ高校生ですからね。
パニックにもなるし突拍子もないことを考えついたりする。
危なっかしさもまた愛おしい、みたいな。
そんな希に、知らず知らずに安達もやられちゃったんでしょう。
もっとこの先のふたりも見てみたい気持ちです。

そしてなにより三田先生の絵が好みでした!
読み終えてすごくほっこりしました。

1

風俗店が舞台のピュアBLに、キュン泣きしました。

アワード2020締切間近に慌ててノミネート作品を読んでいる私です。評価入れるのが精一杯でレビュー書く時間は全然取れないでいたんだけど、この一冊について、どーしても、無性に書きたくなってしまった。

6人兄妹の長男として、働く母親代わりに弟妹を見ながら家事をこなす希。
家族からも友達からも“ニーチャ”と呼ばれ慕われてはいるけれど、ときには一人の高校生になって「希」と名前を呼ばれたい。
そんな願いを叶えて名前を呼んでくれたのは、近所の風俗店店長だった——。

風俗店バイトと店長とのカップリングということで、エッチな展開に走っちゃうのかな?と思ったら全然そんなことはなくて(バイトも裏方の雑用だしね)、むしろ風俗店が舞台なのにこんなピュアな物語に!?と驚くほどに、優しい優しいお話でした。

希が本っ当ーーに可愛くて、胸キュンが止まらなかったです。
小さな妹が刺繍してくれたがま口を大切に使っていたり、店内の個室から漏れ聞こえるエッチな声に真っ赤になったり、「希」と呼ばれるたびに喜びが隠せなかったり、表情や反応がとにかくピュアでウブで可愛すぎる!
「もう〜!こんな純なDKいていーんすかー!」ってジタバタしたわ…。
そういうコマが出てくるたびに、きゅーんと胸が締め付けられちゃった。

頑張り屋さんだけど、希はまだまだ高校生。
ずっとお兄ちゃんをやってきて、甘えたくても甘えられないままに育ってきた希が、やっと甘えられた存在。
そして、“お兄ちゃんでいること”以外のアイデンティティを与えてくれた存在。

そんな店長との出会いが、もらったものが、喜びが、少しずつ恋になっていく。

「キュン」が高まりすぎて、胸いっぱいになってじんわりと涙が。キュン泣きとかあるんだ。
あー、もっと読みたい。この2人。

『紅椿』に繋がる、繊細な描写と巧みな言葉の使い方。
タイプの違う作品だからわかる、これはやはりセンスなんでしょうね。

5

2020年、めちゃくちゃ期待している作家様

BLアワード2020が絶賛投票受付中ですが、私的2019年のニューカマー部門第1位は三田六十さんに決定です♡
本作もセカンドコミックスももう何度読み返したことか。
お気に入り通り越して宝物の域です。

本作はもうねぇ、ピュアなDK・希くんの可愛さに尽きます!
大家族の長男で家事も育児もこなせるしっかり者なんだけど、でも実際はわりと等身大の子供で、それが余計に胸にぎゅっとくるんです。
バイトを始めるキッカケが「名前を呼んでもらえるかも!」だとか、店長好みの見た目になって驚かせたいから理由も言わずにしばらくバイトを休んだりだとか、お菓子でムチムチになろうとしたりだとか、そんな子供じみた発想を「子供だなぁ」と微笑ましく思いつつ、でもこの歳なりに一生懸命考えて行動してるのが解るから愛おしいなぁって感情しか湧いてこない。
とにかく可愛くて可愛くて仕方ないのです。

ストーリーは、やさしくて読み終わった後ほっこりとあたたかい気持ちにさせてもらえる王道系。
「やさしい」は三田六十さんの作風の特徴なのかな。
「紅椿」とまだ2冊しか読んでいないながらも、チリチリとした痛みをやさしさによって包み込んでいくような、そういう類いの「やさしさ」を描かれる作家様だなぁと感じています。
誰にも名前で読んでもらえない男の子が「誰かに名前を呼んでほしい」という気持ちを切実に募らせていく。
このお話の中で描かれているその欲求は「誰かに愛してほしい」だとか「誰かの特別になりたい」だとかと同じで、突き詰めると奥底にあるのは「孤独感」なのですよね。
単なる「さみしい」とかじゃなくて。
三田六十さんの作風の「やさしさ」が包み込んでいるものはこの孤独感なんだろうな。

繰り返して読むほどに宝物になっていくようなお話を描かれる作家様なので、まだ読まれていない方はぜひ。

今月発売のCabで新連載が始まるようで楽しみです。

【電子】ebj版:修正白抜き、カバー下×、裏表紙×

6

ニーチャのHERO

〖DMM電子書籍〗
修正 : 白線
カバー折り返し : なし
カバー下 : なし
帯 : なし
裏表紙 : なし
電子限定特典 : なし
備考 :
ひと言 : 家族の為に頑張るお兄ちゃんが健気で泣けるし、安達さんに名前を呼んでもらえたときの嬉しそうな笑顔が可愛くてたまらない。ガチムチ目指して菓子パンとかお菓子食べてる姿とか愛おしさの塊だった。

〖紙媒体〗
未読

3

久々の神作品!胸キュンBLです

久々に心がギューっとなるBLに出会えました。。。
設定は風俗店店長と男子高生と言うなかなかゲスい設定なのですが(笑)
中身は全然違います!純度100%!!
癖のある絵ですが、優しい雰囲気が物語に合っていましたし、
登場人物のふとした表情にキュンとします。
特に希君の表情の変化には激萌で、希くんの恋する瞳が、もう最高!l
店長のギャップも良かったーーーーカッコイイーーーー。
はぁ、ラブラブな続きが読みたい。。。
店長も希君の為に素面の仕事に転職して希君と仲良く同棲してる番外編とかね。
妄想が泊まらない(笑)

1

決めた!次回作も絶対に買う‼︎

こんなに読み終わるのが悲しかった作品は久しぶりです。
とても可愛くて温かいお話でした。

希こと「ニーチャ」は大家族の長男で、弟妹たちの面倒の他、家事までこなす高校生。
家でも学校でもニーチャと呼ばれ皆んなのお兄ちゃん的存在だが、本当はまた名前で呼ばれてみたくて…

頑張りすぎの希…
もっと周りを頼れたら助けてくれる人はいたと思うんだけど、不器用なんだろうね。

そんな希はある日、食費5万円が入った大切な財布をすられてしまう。
誰にも言えず、以前に知り合った風俗店店長の店を訪れバイトを希望するが、高校生は雇えないと断られてしまう。
代わりに素股を強要され拒否すると、5万円渡され追い払われる。
それでも店長に名前を呼ばれて嬉しくなってしまった希は、5万円分は働かせて欲しいと裏方でバイトすることに…

何もかもが初めての希は、店の声を聞いただけで真っ赤になり、女の子たちに囲まれて半泣きになり、店長にキスされては怒り…とにかくかわいいのオンパレードです。
また、安達店長は顔はもちろんのこと、体型とかさりげない優しさとか、いちいち萌えです。

本当は家のことだって嫌になる時がある希が、唯一自分を晒け出せるのが店長の前だけであり、店長の前でだけは泣き虫になります。
頑張って頑張って我慢して…そんな子が自分の前でだけ弱さをみせたら、そりゃもう好きになっちゃうでしょ!
とにかく、希が健気で健気で涙が出ます。

店長の好みの男はガチムチ系だと知り、お菓子をドカ食いして太ろうとするとか…もぉー、どんだけ可愛いの!
店長ももうメロメロですよ‼︎
従業員のまほの配慮も良かったし、何より彼もとても優しい子だと思いました。

希がみんなのニーチャから、店長だけの「希」になれて本当に良かったです。
これからも、たくさん希を甘やかして欲しい!

台詞から表情から、とにかく萌え転がりましたよ。
絵も可愛くて綺麗で、これがデビュー作だなんて驚愕…
これから一流の作家さんになっていくのでしょうね。
あとがきも素敵だったし、今後も応援しています!

6

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う