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shiniiku kimi he
作家名、taponの作品。・・・西本ろう先生と同一人物なの??
tapon名義のアカウントが別に存在するんだけど、謎。
tapon@単行本発売中 @tapon1030 / https://taopon1030.tumblr.com
二話のまま一年経っても続編が更新されないので、二話までの感想。
今、ウクライナで暴れる「アゾフ」のようなテロリストが居る国。
民族浄化だと「混血狩り」を行っている。「混血狩り」の犠牲になった二人の物語。
二人で手をつなぐ状態で発見された、白骨が発見される。百年ほど前のもの。
遺体の傍らには、日記が添えられている。
遺体を発掘した研究者が、日記から死者の事情と死因を探る展開。
「死に逝く君へ、何と言葉をかければいいのだろう」
ロシアの近くじゃないかと思う田舎。
ケンの母は、黒髪の異邦人。父親は、その国の人で金髪。
幼い頃から外見を理由に差別と虐めを味わう親子。
だけど父親は偏見を苦ともせず、笑い過ごす。
おおらかな両親が健在な間は、ケンも幸せだった。
学校を卒業して自立しようと仕事を探すけれど、混血を理由に採用されない。
そんなある日、庭師の募集を見つけて、やっと採用される。
その館には、美しい青年トウリャが一人で住んでいた。
トウリャがケンに作る料理はボルシチ。そのボルシチには、トウリャが赤い水銀毒を混ぜている。
何も知らず喜んで食べて、徐々に衰弱していくケン。
ケンの毒殺を躊躇するトウリャ。
「混血狩り」のメンバーが訪れ、トウリャに水銀を渡し、早くケン仕留めるように責める。
トウリャは、家族を人質に取られていた。
二話は、ここまで。
冒頭に二人の末路が描かれているので、悲劇は避ける事が出来なかったみたい。
この物語は、とても悲しい。