MOET子
まず、2巻のあの終わり方で
3巻発売まで我慢できた人がいたら凄いです。
私は無理でした。日々のランチ代を我慢しても
単話を買って読んでしまうと思います。
それか記憶をなくすしか方法がないくらい
とっても気になるところで2巻は終わっていました。
3巻、凌介さまの想いにようやく気づいて
今まで敷かれていたレールを走っていた凉晴も
意を決して自分の気持ちを大事にするために
ラスボス…
素晴らしい結末でした。瀬乃の幼少期がどんなものだったかが明かされ、彼がなぜこうまで執事として生きることに頑ななのか、伊勢崎も読者も納得させられることになります。やはり一番の要因は父親。親の与えるものが世界のすべて、というくらいの小さい頃からあれだけ徹底的に厳格に仕込まれていたら、心が凝り固まってしまうのも仕方ないとしか言いようがありません。今まで常に他人の欲求を叶えるために動いてきた人間には、自…
2巻は伊勢崎の可愛らしさがちょくちょく顔を覗かせるのが魅力かなと思います。1巻ではΩの遊び相手と夜な夜な戯れ、怪しげなクラブにも出入りし、真面目さとは程遠い顔を見せていた伊勢崎。でも、彼の瀬乃に対する感情は実はとても素朴な愛。濡れ場では玩具も使うし、瀬乃を好き勝手に開発してきたわけですが、本人に特別SM趣味があるわけでもなく、性癖は一般的なもの。彼はたとえセックスしなくても、瀬乃とお祭りに行った…
煌びやかな上流階級の世界と広大な屋敷が舞台でかなり非日常的な雰囲気が漂いますが、メイン2人の関係性にとてもそそられ、オメガバースの中でも個人的にかなり上位に食い込んできた作品でした。α×βということで、もちろんΩ化もせずβはあくまでβらしく、Ωを羨みながら普段はまったく綻びのないお堅い執事を貫く瀬乃が、β受けとして素晴らしかったです。
そしてそんな彼の、最近性的興奮に陥りやすく後ろが疼い…