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2/10(合計:95件)
幸崎ぱれす 古藤嗣己
みざき
ネタバレ
今作が幸崎ぱれす先生初の書籍化作とのことで、うれしい気持ちでいっぱいです! 以前、小説Dear+本誌でデビュー作の「恋わずらいは君のせい」を拝読しまして、そちらの作品も両視点で描かれた非常に魅力的な作品だったのです。おめでとうございます! 明るめのトーンだけれど切ない部分もあり、起承転結がまとまっていて読みやすい素敵な作品でした。 表題作と書き下ろし作でまた違った雰囲気が楽しめるのもうれ…
kurinn
同時収録作だった「自由都市同盟と僕らの旅路」では、コウキが絶妙なセンスを活かして選んだお土産をリコリスが何とか阻止していました。それなのにフリーレンベルクの方から、コウキが気に入った物を調査してわざわざ贈り物として送って来たのでエドガーとリコリスはライナスの屋敷へと運んだのでした。 その時にライナスとリアンは不在だったのですが、産まれた子と3人でピクニックに行ってた様子がこちらの初版限定特典…
本編の同時収録作でコウキがリアンの為に注文していたアレが届いたお話でした。 作中ではコウキが選ぶ土産物にエドガーとリコリスが四苦八苦してたのが面白かったんですが、こちらはエドガーがコウキの為に用意してた寝間着とお揃いの品がやっと届いた事から起こる騒動が書いてありました。 リアンがデザインを不審に思いながらも、着用して寝室でライナスを待つ様子が微笑ましいです。 リアンが着た姿を見た時のライ…
茶柱一号 古藤嗣己
「白銀の王と黒き御子 神狼と僕は永遠を誓う」で茶柱一号先生があとがきでおっしゃってたサブキャラのお話でした。 あのお話でバルデュロイの将軍のライナスとコウキの従者であるリアンがくっ付いたのは分かっていたのですが、今作ではその気になってた裏側が詳しく書かれていました。 表題作では時系列を追ってリアンがコウキの従者になるまでと、ライナスとの出会いから彼に保護されて自分の生き方を取り戻すまでとラ…
月歌 古藤嗣己
オクトパス
初作家さん。表紙、あらすじで購入を決めました。 不穏な雰囲気が漂い、病むBLや執着攻めが大好きなのでかなり期待してました。 率直に言うと、途中(100ページ辺り)でギブアップしました。 ギブした理由は単純に、私的にこれは暇つぶしや気軽に読む作品ではなく、まとまった時間でちゃんと読むものだったためです。 途中であきらめた私が言うのもあれですが、個人的に王太子と受けの情事シーンの描写が…
櫛野ゆい 古藤嗣己
ふばば
電子短編。 村の因習、両性具有、人外、触手… …という要素を短いページ数の中できっちりまとめた作品。 主人公の葵は、身体の秘密があり家族の中で腫れ物扱い、また村人たちにも知られていていじめや嫌がらせを受けていた。 そんな葵をいつも助けてくれるのが謎の少年・ミズチ。 2人は寄り添って仲良くしていたがある日ミズチが葵に告白し、ミズチも自分に劣情を抱く男たちと同じなのか…⁉︎と絶望した…
宇喜田紅 古藤嗣己
renachi
とても良かった。小説の書き方が好き。キャラの心理を説明しすぎない、全てを言語化しない、だがそのときどきの心理を想像するのに十分なエピソードや表情仕草等の情報は与えられるので、行間を読みながら楽しめる感じ。 特に、視点主でない悧惇の過去が序章で描かれていて、これが全体のストーリーに重要かつ二人のBL的関係の変化にも効いてくる構成が心地よかった。 売られることになった妹を守ろうと必死になる偲翠…
あらすじに惹かれ、まだ続巻では無い作品を選んで購入しました。作者さまはこちらの作品でアルファポリスの「第9回BL小説大賞」の「奨励賞」を受賞して、出版デビューされたようです。 こちらの世界観は魔法や魔術とかはありません。なので怪我をしたら致命症なら死を齎します。そして女性の数は極端に少なくて、代わりに「孕み子」なる子宮を持った男性がいるそうで、女性と違いは産める人数には限りがあるようです。 …
海野幸 古藤嗣己
こひしゅが
海野幸先生が好きで買い漁ったうちの一冊。いつものラブコメチックな話とはちがって、終始平坦なテンションだった。 受けはもっとワガママになってくれ! あとコドラが可愛い。攻めに懐いてからのコドラはもっと可愛い。
碧雲
「ヤモリの神様に愛されています」を書いた人のデビュー作。 だけど、この本のほうが後に出ている。 表紙絵が素敵。 土砂降りの冷たい雨から「守ってあげたい」という気持ちを表す構図。 弱いくせにやたらと威嚇して騒動を起こす、捨て猫のような音緒が、 恋愛下手で不器用な樹に懐いていく。 何も持っていない最下層の貧乏Ωの音緒は、真心しか持っていない。 そんな音緒が、樹を包容して守りた…