病んだ男たちが愛憎で絡み合う

嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す

kiraware akuyaku reisoku ha ouji no bed de zense wo omoidasu

嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×20
  • 萌2
  • 中立2
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
3
得点
28
評価数
11
平均
3 / 5
神率
36.4%
著者
月歌 

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イラスト
古藤嗣己 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434308598

あらすじ

処刑執行人の一族に生まれたマテウスは、世間の偏見に晒されながらも王太子の妃候補として王城に上がった。女性が極端に少ないこの世界では、子供を産める男性が存在し、マテウスもその一人なのだ。ところが、閨の最中に彼は自分の前世を思い出す。前世の彼は読書好きの日本人男性で、今の自分は愛読書であるBL小説『愛の為に』の登場人物の一人。小説内での彼は脇役で、王太子に愛されることはない。現に、王太子はマテウスのことが気に入らない様子。だが、なんとなくこの世界は、小説とは違っているようで……王太子の初恋の相手であるカールを殺してしまった過去を抱えるマテウスと、カールを殺害した犯人を今も捜し続ける王太子。様々な思惑に翻弄されながらも、マテウスは義兄ヘクトールの愛情に支えられて今日も王城に出仕する。登場人物全員がどこか病んでいる、メランコリックファンタジーBL、開演!

表題作嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す

ヘクトール・シュナーベル,シュナーベル家次期当主,分家からの養子,マテウスの婚約者
マテウス・シュナーベル,シュナーベル家次男,孕み子,前世は日本人の松田優也

同時収録作品嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す

ヴェルンハルト・フォーゲル,王太子,マテウスの弟が初恋
マテウス・シュナーベル,孕み子,亡くなった弟の代わりの妃候補

レビュー投稿数3

クセが強い演劇を見ているような気分

初作家さん。表紙、あらすじで購入を決めました。
不穏な雰囲気が漂い、病むBLや執着攻めが大好きなのでかなり期待してました。
率直に言うと、途中(100ページ辺り)でギブアップしました。
ギブした理由は単純に、私的にこれは暇つぶしや気軽に読む作品ではなく、まとまった時間でちゃんと読むものだったためです。


途中であきらめた私が言うのもあれですが、個人的に王太子と受けの情事シーンの描写がかなり萌えました。
物語はいきなり情事シーンから始まる。それほど長くなくて濃密でもないが、あっさりと終わるような描写でした。
ここの情事のお相手は王太子で、あらすじにも書いた通り王太子は受けに恋愛感情を抱いてないです。
当然ですがここの情事シーンは甘くないが、描写の仕方が好きで、これからの展開(特に王太子の受けへの扱い方など)が気になります。


人間関係はかなり複雑で、いったいどうなるか正直に、引き込まれて早く知りたくて頑張ってみたものの、なかなか頭に入ってこず。
元々カタカナが苦手で、主人公ならまだいいですが登場人物が多くて名前(しかも長い!)を覚えられず、何度も人物紹介ページに戻って確認する。
名前が長い分、一文の文字数が長い。会話文で人間関係や攻めの弟の死の真相など、重要な説明をします。
何度も繰り返される文章、独特な言い回し、私の頭にはなかなか入ってこないが作品の雰囲気にマッチしていると思います。
読んでいて途中からなんだか、昔観たクセのある舞台のことを思い出す。舞台を見ている感覚で読むと、もう少し頑張れた気がしたが、長すぎる名前がかなりネックに感じて読むの一回やめることにしました。


雰囲気が結構好きで、展開も気になります。
今のところだと、3P描写はおそらく期待できないと思いますが、情事シーンの描写が好きなのでこれからにあるエロも気になります(スケベですみません)
クセのある文体ですが慣れてしまえばすらすら読めるかもしれませんが、疲れで頭が回ってない時には不向きの作品だと思います

0

何というか…

あらすじに惹かれ、まだ続巻では無い作品を選んで購入しました。作者さまはこちらの作品でアルファポリスの「第9回BL小説大賞」の「奨励賞」を受賞して、出版デビューされたようです。

こちらの世界観は魔法や魔術とかはありません。なので怪我をしたら致命症なら死を齎します。そして女性の数は極端に少なくて、代わりに「孕み子」なる子宮を持った男性がいるそうで、女性と違いは産める人数には限りがあるようです。

面白いと思ったのはあらすじにあるBL小説『愛の為に』の作者が、作者さま本人の名前になっているところでした。そして「メランコリックファンタジーBL、開演!」とある通りサイトではまだお話は続いています。

この巻はどうしてマテウスの弟のカールが殺されなければならなかったのかがテーマだったと思います。
あらすじにマテウスが殺してしまったとありますが、実は様々な因縁や思惑が絡み合っていて単純な話ではないのですよ。

フォーゲル王家が王家となった成り立ち、その為に光と影の役割を担わされた2侯爵家が絡んで来て、この巻はそれを含めて陰惨な印象がとても強いお話になっていました。なので好き嫌いが分かれると思います。

私が中立としたのはお話の内容が嫌いだからではありません。中盤辺りまで主要人物とマテウスの会話が苦痛だったからです。例えばこの話をしようとなって、分かったと了承するのに、その話に辿り着くまでが長いのです。作者様が強調したいとか分かりませんが、同じ内容が何度もあって印刷ミスかと思ってしまいました。

更に「妃候補」から外れてヘクトールの婚約者になりましたが、2人のエッチからまるで別の作品のようなタッチになってて、思わず夢オチ?なのと戸惑ってしまいました。

連載中は腹違いの兄弟で書籍化するにあたり従兄弟に設定が変わったみたいです。2021年の9月からアルファポリスで公開を始めたらしいので、これからの進化に期待したいと思います。

タイトルの内容から分かる通り王太子とも寝ています。その他にも憧れの騎士がいるのでマテウスが最後は誰と結ばれるのかと気になるところですが、続編は購入するかは未定です。

帯に熱狂的人気作とあるので人気はあるのでしょうね…。私は熱狂出来ませんでしたが。

追記です。
サイトを見て来ましたが、会話でお話を進める癖は直した方が良いと思います。会話で説明する為に同じ描写が続くのは、一人称で進めるよりも悪手だと思います。

5

小説としてヘタクソ

会話劇なんだけどとてもダラダラしている。会話がくどい。セリフがくどい。
地の文が少なく基本的に会話のみで話が進行するので、小説として読むと物足りない。その会話も激しくくどくて長ったらしくスマートに進まない。
キャラも全員壊れているので琴線に引っかかる素敵な人がいなかった。
内容も複雑というより話の構造作りが下手なだけかと。小説として下手くそ。
アルファポリス連載中は読んでおらずこれが初めての購入。
帯に熱狂人気とあったから期待したが、レビューも少なく評価も悪く、本当に人気なのぅ?と首を捻る。

1

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