yocoさんのレビュー一覧

騎士と聖者の邪恋 小説

宮緒葵  yoco 

キャラ良し、ストーリー良し、挿絵良し。

宮緒先生×yocoさん。
はい、最高。最高に決まってる。

という、期待を裏切らない萌え作品でした。
とにかく受けさんがカッコいい!
表紙に3人の男性の姿が描かれていますが、手前の二人が攻めさん、真ん中に描かれているのが受けさん、という3Pものです。複数攻めが苦手な方はちょっぴり注意が必要かな?





主人公は、小さな村で祖父と二人暮らしのニカ。
両親亡きあと孫を引き取…

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ラブ~キス2~ 小説

一穂ミチ  yoco 

正直、無くてもよかったです。

前作「キス」がとてもよくて、続編である本書を楽しみに読み始めました。
前作の終わり方に物足りなさを感じた方向けなのかな、という感想を持ちました。
前作「キス」の最後まで頑なだった苑が、本書では本当の意味で自分自身と向き合い、トラウマである親との過去や不遇だった少年時代を受け入れて、明渡への恋愛感情をも認め、前に向かって歩き出すまでが描かれています。
それだけに書かれている内容はひたすら自分と…

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キス 小説

一穂ミチ  yoco 

ネガティブで頑なな少年はいつ殻を破るのか


田舎町で、経済的に裕福とはいえない家庭で、両親からわかりやすい愛情を得ずに邪険にされて育った主人公の苑が、どのような小学生時代を送ったのかが冒頭で描かれます。
最初、読み始めた時には、主人公の境遇の悲惨さや人の翳りの描き方が木原音瀬先生の作風を思わせ、何度か著者名を確認しました。
心を閉ざし、何もかもを諦め受容する姿勢は決して子供らしいものではないのですが、中学生になり高校生になり、成人す…

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パブリックスクール ―ツバメと監督生たち― 小説

樋口美沙緒  yoco 

ラブは少なめ

前作で結ばれた二人がどうやって付き合っていくのか、楽しみでページを捲っていきましたが、なるほど今回はこういう話か……となりました。

内容は文句なしに面白かった。
でもそれはBLとしての面白さではなく、人がどうやって成長していくかということから目を離せないという意味での面白さだった。

スタンが過去のトラウマでどれほど傷ついているかもわかる。
桂人がどれだけ愛が深くて、優しいかもわかる…

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過去のないαと未来のないΩの永遠 小説

片岡  yoco 

3冊目が1番好きでした!

「いつかあなたに逢えたなら」「善き王子のための裏切りのフーガ」とこちらの作品で3冊目になり、前作から1年半あまりの新作でしたがこの作品が1番好きでした。

人気絵師さんばかりに挿絵を描いて貰っているので、とても期待されている作家さまなのだと思うのですが、今作でその実力を発揮していると思いました。

どちらかと言うと作風は決して明るくなくて、時には読むのが辛くなる描写が多々あります。なので木…

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パブリックスクール-ロンドンの蜜月- 小説

樋口美沙緒  yoco 

礼の成長

内容は言わずもがな神ですし、
今更触れるのもあれなのですが、
良かったものには良かったと言いたい。
そしてそれが作者様に少しでも伝われば嬉しい。

エド&礼の4冊をここ数日で再読しましたが
改めて、まずこのシリーズBLとしては言わずもがななのですが、英国やその他の国についての知識がとんでもなく深いと感じます。
これほどの知識を作品に落とし込んで違和感なく(と言っても日本から出…

1

過去のないαと未来のないΩの永遠 小説

片岡  yoco 

忘れない

yoco先生おっかけで購入。多分忘れない一冊だなと思うのですが、このお話の世界が好きかと言われると絶対ヤダなので、萌2にしました。オメガの扱いが酷くても平気な方限定で、シリアス話が大好物な方にオススメです。本編280頁ほど+あとがき。

ベテラン演出家の企画公演に参加している舞台俳優の瑛理(えいり)。ある日本番直前に瑛理の舞台衣装が切られたと騒ぎになったのですが、その対応に当たったのは漣という…

9

パブリックスクール-群れを出た小鳥- 小説

樋口美沙緒  yoco 

再読

定期的に読みたくなるシリーズ
何度読んでも最高でした…

レイは相変わらず自分に自信がなくて健気すぎるなぁ…
エドにはレイしかいないからもう少し自信持って…
って初見の時は思ってましたが、
当然なんですけどこれは物語だから二人にスポットライト当てて描かれてて読者はエドにはレイしかいないのわかるけど、
レイからしたらまさか誰にとっても王様であるエドが自分なんかを選んでくれるわけがないっ…

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皇弟殿下と黄金の花嫁 小説

釘宮つかさ  yoco 

勇気ある黄金の花嫁

遊牧民のシリンは黄金の瞳を持つ者を花嫁に差し出すという約束により嫁がされる。ところが婚礼前夜に皇弟・玉瓏率いる朱国が攻めてくる。混乱の最中、毒矢で狙われた玉瓏をシリンが庇い、気づいた時には朱国の玉瓏の宮で‥というお話

嫁ぐ前夜のシリンの決意が悲壮で切ない。
朱国が攻めてきた時はハラハラしたけど、玉瓏との縁を繋いだのはシリンの正義と勇気だと思う。

玉瓏や甥の玉祥と交流を深め、信頼される…

4

花降る王子の婚礼 小説

尾上与一  yoco 

もっとじっくり読みたかった

とても面白かったです。
いろんなファンタジー要素を彷彿とさせる物語で読んでてわくわくしました。
リディルもグシオンもどっちも好きだったな。

ただもっとじっくり読みたかった。
最初の方は割とじっくりでなんならまだイル・ジャーナ着かないのかな…なんて思ったりはしたのですが、
″ここ″というシーンの描写があっさりしすぎていてちょっと物足りなかったです。
一冊におさめるには正直いろんなこと…

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