えとがみ-干支神- 辰神は童貞太子に愛される

etogami

えとがみ-干支神- 辰神は童貞太子に愛される
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×27
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
9
得点
107
評価数
27
平均
4.1 / 5
神率
48.1%
著者
犬飼のの 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784773063868

あらすじ

天界に住まう亥の干支神の太子・牙王丸(がおうまる)は、幼馴染の辰神の皇子・翠綺(すいき)を一途に想っている。
しかし翠綺は気位が高く、牙王丸は冷たくあしらわれるばかり……求婚すら聞き飽きたといわれてしまう。
そんな時、契約により奪われた寅神・百艶(びゃくえん)の左目を取り戻すため、二人は冥界へ降りることに……。目の代償として冥王が出した条件は淫らなもので、翠綺だけではなく牙王丸にまで貞操の危機が訪れる!?
 
亥神の純愛と辰神の矜恃がせめぎ合う、至上のこじらせ愛の行方はーー。

表題作えとがみ-干支神- 辰神は童貞太子に愛される

牙王丸、亥神の太子。将来は亥の大将になる予定の実直な青年。
翠綺、辰神の皇子。辰神一の美貌を誇るが、破天荒の問題児。

同時収録作品えとがみ-干支神- 辰神は童貞太子に愛される

冥王、別名地獄の閻魔大王
翠綺、辰神の皇子

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数9

無自覚スキー♡

作者買い

えとがみ(寅神×人間)に続く今作。
えとがみ(亥神×辰神)辰神は童貞太子に愛される。

前作読んでなくても2人のイチャラブにはそこまで関係ないですが、物語前半の下記4点がより楽しく読めるかも。
①なぜ牢屋に居るのか。
②あらすじにある白艶(寅神)の左目をなぜ取り戻しにいくのか
③颯との関係性(もふもふがなぜ嬉しいか)
④弁当屋の列に並ぶ謎のN大生とは!?

(攻)亥神は猪突猛進で幼少の頃から美しい(受)辰神が大好き!辰神は、そんな亥神を無自覚で好き♡
攻め様が天界からどどーーんと落ちてくる時に風呂敷だけ持った全裸!!!
もちろんあちらもどどーーーんとご立派(爆笑)
ドSのようなツンツンにもめげずに毎日通うドM攻め!最高です(⁎˃ᴗ˂⁎)
ドMと言ってもすごく体格も良く、性格も潔く、めっちゃカッコいいドM(えっw)
バブバブし放題な胸板が読めて最高でした♡
その後の新婚生活も読みたいです!!!!

超ツンデレ、美人受け、ちょっとコメディ、ばぶりたい厚い胸板(雄っぱい)、一途な童貞君を読みたい方にオススメです!!

6

シリーズ化期待

番外編追加の電子特別版を購入。
落ち着きある色調の表紙絵が綺麗。

十二支の干支神は、
子・丑・「寅」・卯・「辰」・巳・午・未・申・酉・戌・「亥」 で、
前作は  寅: 寅神・百艶 
今作は辰と亥:亥の干支神の太子・牙王丸 / 辰神の皇子・翠綺

今作の干支二神は、百艶の片目を取り戻すために冥界へ下る。
冥王が二人に出した条件はとてもエッチ(著者が随分楽しんで編み出した構成だと思った)

・・十二支全部全部獣人扱いでシリーズ続編を期待して良いのかな。

6

はぁーじれったい!

なんてアンバランスな翠綺。
すごく高い位にいるボンボンらしく絵に描いたような高慢で意地悪な発言と態度、でもその裏にある後悔と葛藤。
ド派手好色美丈夫の冥王様の粋な?はからいでせっかく少し自分の気持ちに気づけたのに全然素直になれない。
もうこちらがいい加減にしろ!!と言いたくなるほどに。
その実、うずまく心情は可愛らしさもあって、激しい妬心はとても人間的。
本の後半になってもぜーんぜんまとまらなくて、めちゃくちゃじれったくて、どんどん読み進めてしまった。
どこまでもまっすぐな牙王丸、もう文句なしの良き夫、良きパパになること間違いなし。
(うらやましい)

1

恋の前では神々たちも無力なり

読み始めてすぐに気付いたこと。
な…なんと。これはスピンオフ作品だったのかー!

やべー…オリジナルの方読んでない。
しかも前作の方で、主人公・翠綺が何かやらかしちゃったようで、いきなりこっちのスピンオフから読み始めて話が分かるか不安でしたが、随所に前作のことについて触れてくれていたので、全く話についていけないということは無くて安心しました。
もちろん細かい部分については分かるはずもなく、ザックリとした情報のみでの理解なので、オリジナルを読んでからこちらを読んだ方が良いと思います。
(私はテキトーなんで、続行してこちらから読みました 笑)


神々たちの饗宴…ならぬ、神々たちの恋模様って作品でした。
神は神聖で崇高な存在で、邪心や邪念とは皆無……ではないんですねぇ。神々たちのコミュニティでも、燃えるような恋もするし嫉妬もする……恋の前では神たちも無力で、逆に振り回されているのが面白いです♪( ´▽`)


このスピンオフの主人公は辰神の皇子・翠綺。元恋人の百艶が目を失い、冥王と良からぬ契約をするに至った原因を作った張本人です。自分がしたことの後始末を果たすため、翠綺が奮闘していきます。
翠綺が百艶にしたことを考えると、かなりハチャメチャな印象を受けました。でも今作では優しく健気な印象で、特に前半はそれが顕著。百艶のため、冥王に直談判するなど責任感の強さが目立ちます。


さてさて。この翠綺なんですが、辰神一の美貌を誇る皇子とのこと。彼に想いを寄せる男も当然いそう……というか、います(笑)
亥神の太子・牙王丸です。
亥なのにワンコのようなキャラクター。いつも翠綺の側にいて、惚れた惚れたと言いまくる翠綺に一途なチェリーボーイです(笑)

翠綺が百艶の目を取り戻し、冥界との契約を破棄するミッションの裏で、2人のBLが同時に進行していくのがすごく面白い。冥王の戯れで、牙王丸と翠綺が身体を繋げることになったことをキッカケに、2人の関係が徐々に恋愛方面にシフト。ここからBL感が増していきます。


身体を繋げたというのに甘さは全くなく。むしろ翠綺のツンデレが大炸裂していきまして、まー…可愛くないです。
翠綺ぃぃ〜……あんたね!…な感情が、私の喉の辺りまで込み上げてきましたよ。

牙王丸は翠綺に冷たくされても相変わらずワンコ。ションボリするけど、翠綺のことが変わらず大好きな彼にキュンとさせられまくりでした(*´︶`*)


この2人の温度差よ。
うまくいく日は永遠に来ないんじゃないかと思えるほどですが、さてさてどうなるんでしょうか。超メガトン級のツンデレ神が、牙王丸の想いに応える瞬間はどんな景色が広がっているのか気になりますね。
高貴なる神々たちとはいえ、恋に不器用になっちゃうのが恋愛の難しさ。恋の前では無力になっちゃう姿は焦ったいけど微笑ましいものがありました。


日本画の金屏風のような美しい表紙に魅せられて購入しましたが、干支モチーフの世界観がすごく好みで購入して良かったです。
オリジナルも読んでみたいなと思います。

9

Don't regret it first

ファンタジー苦手な私でも[えとがみ]はとっても読みやすく自分の中にするんと入ってきます。
なんでだろう?日常系で尚且つ日本由来のお話だからかな?

スピンオフにあたる今作。
主役は翠綺、そう前作での波乱の展開の源の辰神様です。
自分のせいで百艶が片目を失い、死後は冥界で仕事に従事する事になってしまった事に後悔の念でいっぱい。一時の感情に任せて行動するもんじゃなかったとクヨクヨ。

なのにさー、プライドの高いお姫様体質だから素直じゃないし、何回も心と裏腹な意地っ張りな発言しちゃうのよね。最後の最後までどうなるんだろうかと思わされました。

幼少期からずっと翠綺一筋だった亥神の牙王丸、無骨で実直、裏表のない猪突猛進なタイプで百艶とは正反対。いくら翠綺に好きだと言っても聞き流されてたんだよね。

それが、いざとなると想いは伝わるもんなんだね、牙王丸!よかったね、諦めずにアタックし続けた甲斐があったよ。

百艶の年の離れた5歳の弟、颯くんと翠綺が人間界にやってくるのですが、その時のやり取りが優しくてとてもほっこりしました。
聡明でキュートな颯くんにはツンデレお姫様ではなく、年上の素直なお兄さんとしての翠綺でした。
子寅姿の颯くんで暖をとりながら眠るシーン、とても良かった。しかも、yoco先生の挿絵が痒いところに手が届く非常にいいシーンばかりがチョイスされていました。
神様の姿の百艶、颯くん、瞬のスリーショットとても良かったし、冥王様の姿どんなのか気になってたから見られてよかったです。

えとがみはシリーズ化するのかな?また彼らのお話が読みたいです。

4

過去を悔やむ辰神が選択した解決方法とは

今回は亥神の太子と辰神の皇子のお話です。

受様が寅神の元太子と冥王の契約破棄に挑み
攻様を巻き込んだ結果、攻様と新たな縁を結ぶまで。

始祖神に十二支と定められた十二種族は
始祖神が霊界へ登ると干支神となり一つの国を作ります。

人界では十二の神に格差はないように語られますが
実のところ辰神と他の種族の差は明確であり
辰神の大将は大神として干支神の頂きに座しています。

辰は元より神に近い希少な存在として異能を持ち
辰神の皇子である受様は特に優れた力をもつ辰神ですが
幼馴染の寅神の太子を殺した神殺しという大罪を犯し
今はありとあらゆる神力を父の大神に奪われ
中央符の地下牢に捕らわれました。

大神が受様が牢から出る条件としたのは
人界に降りた幼馴染の寅神を天界に連れ戻し
受様の入り婿とする事でした。

受様は死した恋人のために冥府にむかうため
寅神に請われて彼を殺したのですが

寅神は恋人を地上に連れ戻すために
次の死後は冥界に永住すると契約したため
大神は干支神から鬼神が出ると憂いたのです。

受様はそんな寅神を説得するために
彼が可愛がっていた弟神を連れ人界に赴くのですが
冥王の元へ向かうことこそが真の目的だったのです。

はたして受様が冥王に謁見を求めた真意とは!?
受様の目的は果たされるのか!?

既刊「えとがみ-干支神-」のスピンオフ続刊で
既刊の攻様が冥王と契約する発端をつくった受様と
受様を一途に慕う攻様の人外和風ファンタジーになります♪

既刊は神と人との種族を越えた恋物語でしたが
本作は辰神の受様と亥神の攻様という神×神の恋物語で
既刊とはまた違った風味の恋物語でした。

冒頭から大神の皇子である受様が牢屋で暮らしている
描写シーンという既刊の続きなスタートなので
既刊未読だと状況設定についていけないかもですが

受様がどうしてこうまでして寅神のために尽くすのかは
本作の中でちょこちょこ解説されるので
スピンオフとして単巻読みでも無理ではないと思います。

冥王に逢うために大神の命をも利用する受様の後悔
亥神ながら辰神の受様をこう攻様の恋情
兄神の不在を悲しみ説得を試みようとする弟神の切願
冥王との契約に左目を差し出した寅神の真心

天界の干支神とは全く違う冥王という存在と対して
受様は対価を払う事を是としますが
受様を最愛とする攻様がソレを許すはずがなく!!

かなりまさかな展開でしたが
攻様が受様を伴侶とするまでハラハラ&ドキドキ続きで
とても楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

他の干支神たちの恋バナも読んでみたいです。

3

神様級のツンデレ

待望のえとがみ ー干支神ーのスピンオフ、楽しみにしてました。

個人的、各項目5段階で
ツン 5
しんみり 3
健気 3
血表現 2
エロ 2
な感じだと思います。

亥神の太子の牙王丸さん×辰神の皇子の翠綺さんのカプです。冥王との契約で奪われた寅神の百艶さんの左目を取り戻す為、冥界を訪れた辰神の翠綺さん。しかし、翠綺さんのことを一途に想っている亥神の牙王丸さんまでもが、冥界に来てしまって…。

前作のえとがみ ー干支神ーで色々と引っ掻き回されて、引っ掻き回した、脇役キャラだった翠綺さんのスピンオフです。

百艶さんへの想いはなくなったが、自らの所為で奪われてしまった百艶さんの左目だけは取り返したいと、多少の我が儘や意地はあるが、健気な一面が垣間見えます。しかし、翠綺さん視点で書かれている為、翠綺さんのデレた内面は読者として読み取れるのですが、全体的にはとてもツンとした言動が目立ちます。特に牙王丸に対しては、ツンデレと言うよりもツンツンツンデレ位の割合かなと思いました。

そして、翠綺さんに健気な一面がありましたが、それ以上に牙王丸さんの健気さが凄かったです。純情で実直、翠綺さんに対しての告白も冥王とのやり取りに対してもハッキリとした物言いをする雄々しい姿もありますが、やはり牙王丸さんって健気だなと思いました。特に、翠綺さんのちょっと言い過ぎな言葉を悲しげに受け止める牙王丸さんが健気で切なかったです。翠綺さんも言い過ぎた、謝ろうと思いはするが、結局言えずまたツンとなってしまう。ツンデレが過ぎますよ翠綺さん。

あと牙王丸さんが行った血表現が、個人的に読んでいて「痛い…」と感じたので、少し痛々しいシーンがあるのでご注意ください。

ツンな翠綺さんがデレてしまう程、百艶さんの弟の颯くんとのやり取りがほっこり可愛かったです。個人的に前作でも登場した大学生の龍ヶ崎さんが気になりますね。彼は何者でもないのでしょうか…?

牙王丸さんの一途さがとても素敵で、翠綺さんのツンデレが凄まじい、だけどきっと甘くて幸せなことが訪れる2人の結末、是非とも読んでほしいです。

2

「考えてやらなくもない」

先生買い。全般的にめちゃ萌えるというところは無かったのですが、受けのツン度合いは大好きだったので萌にしました。高飛車?塩対応?な受けがお好きな方でしたら是非。本編240Pほど+あとがき。タイトルはあるシーンでの受けのセリフ。ああ面白い。

シリーズ1作目で事情あって、牢に入れられることになった辰神の翆綺(すいき)。牢に入れざるを得ないとはいえ、超美しい翆綺のことが気になってしようがない大神により、とても丁寧に扱われて、亥の太子である牙王丸が暇つぶしの鍛錬に牢へ訪れるほど。ある日、牢から出してもらえる条件を大神より提示されたのですが、それは地上にいる百艶を天界に連れ帰って入り婿にしろというもので・・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
百艶+瞬(1作目のカプ)、颯(百艶の弟)、冥王、圭夕(受けの兄)ぐらいかな。颯が可愛い♡

++攻め受けについて

攻めは受けのことが好きで好きでずっと好きでという方。猪突猛進なんじゃないの、亥の太子なんだから!と思うんですが、割合コントロール効いていて、穏やかにずっと側にいて「好きだ」と伝え続けています。だからね、押しが弱いんすよ!!!!!!!!!!!!待っている側にしてみたら「いーーーーーーっ」ってなるですね(笑)

受けはその「いーーーーーっ」てなる方。体の全ての要素が「美」なのですが、身体的にも強いwそして神力は奪われているので飛べませんが、龍になったらその力を表すようにめっちゃ巨大な龍に。そしてとてもとても特徴的なのが、傲岸不遜というか我が道を行くというか、天邪鬼というか、その性格。ああ素直じゃないw
その素直じゃない心のうちを、攻めが見通している訳ではないので、読んでいるこっちはもうハラハラ。残り30Pぐらいのところでもまだ「明日また来る」「来なくていい!」ですよ?もうどうなることかと。

受け同様、私も攻めの押しの弱さに「いーーーー」ってなりつつ、受けの天邪鬼なところを楽しんだ一冊でした。

2

ツンデレも行き過ぎたらウザいだけ

前作が良かったため購入。
しかし結論としてはこちらはイマイチだったな…
受けの翠綺がいつまでたっても素直にならず結局最後の最後までそのままでずっとモヤモヤしていた。牙王丸に何度もひどい言葉を吐くし、謝りもしない。いくらなんでも攻めが可哀想。
いちど反省したかと思いきや、次の瞬間には元通り。それを何回も繰り返すものだからいい加減うんざりしてしまいました。ツンデレも行き過ぎは可愛くないしウザいだけ。
百艶に左目が戻ってきた事は良かった。

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