小中大豆さんのレビュー一覧

嘘つきは親子のはじまり 小説

小中大豆  東野海 

ストーリーは面白いのに…

サラッと再読。読み返したらところどころ思い出してきたシーンがありました。

主人公の真は、クズな母親に金蔓にされて常に働き通し。夜はゲイが集まるバーでバイトして、他にも別のバイトをかけ持ちしています。セフレの直人と同棲していましたが恋人ができたと部屋を出ていかれてしまい、折半していた家賃が気にかかってしょうがない。

ある夜、お店の仲間内で「殿下」と呼んでいる紳士で魅力的な男性客が来店し、…

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嘘つきは親子のはじまり 小説

小中大豆  東野海 

オヤジ萌?

オヤジ…とは言え、まったくもってオヤジ臭がしません!
お金持ちの40代ですが、イラスト含め、物語での言動も年齢を感じさせてません。まぁ、そういう設定なんですけどね。じゃぁオヤジである必要性はあったのか?と思ったり。

でも、お話は王道ラブストーリー。
嘘をついて攻めに近づくんですが、とっくに見破られてて、でも攻めは受けを好きで最後はラブラブへの道をまっしぐら。
ストレスを感じず、最後まで…

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行き倒れの黒狼拾いました 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

最高の拾いもの

大陸から移り住んだ獣人がいる、江戸の街の世界。
夢路は日本橋の大店「黒乃屋」の若大御所。商才があり店を大きくした後は弟夫婦に任せ、気ままに過ごしています。
そんな夢路が、情夫にフラれ陰鬱な気分でいる時に出会った狼獣人のクロ。
クロへの興味と楽しい事が始まる予感がした夢路が、ボロボロのクロを拾い側に置いてから始まる恋のお話でした。

辛い過去を持つ獣人クロは若くて精悍な男前です。
夢路は…

6

行き倒れの黒狼拾いました 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

夢路、どうしちゃったの

大ボリューム!読み応えありました。
ひとつの作品なんですが2部構成。感覚的には1巻・2巻って感じですかね。お値段そのままで2冊分読んだようなお得感と満足感でした。

舞台は、「黒狼は徒花を恋い慕う」が江戸。
「おおかみ国旅譚」がオロス国です。
獣人と人間の住まう世界でのお話になります。


「黒狼は徒花は恋い慕う」
夢路とクロの2人の出会いから恋人になるまで。

みすぼらしい…

7

行き倒れの黒狼拾いました 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

エロ良し、キャラ良し、ストーリー良しの神作品。

作家買い。
小中さんの新刊はなんちゃってジパング、っていうのかな。なんちゃってお江戸?が舞台のお話。日本の江戸時代がバックボーンにありますが、獣人とか架空の国も登場するちょっとファンタジー色の強いお話でした。






主人公は日本橋になる老舗の大店・黒乃屋の若旦那、夢路。
32歳にして美しい美貌を誇り、商才もある彼だが、最近彼は同じ男に二度、振られてしまう。二度、というのは、…

13

指先がすれ違う 小説

小中大豆  陵クミコ 

初めて読みました

双方がサラリーマンで実はゲイ同士。お互いに相手がノンケだと思っていたり当て馬君に嫉妬したり、と面白かったです。

仕事がメインってわけでもなく、単に「すれ違い」が高じて絡まっていっちゃうモダモダが描かれます。読みながら「あーーーっ、ー何でそうなる」「そこで本心言っちゃいなよ〜」とか独りごちてました。
受けの小塚が鬱陶しいほど女々しかったりするんで、ちょっと辟易する部分もありましたが、攻めの溝…

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獅子王アルファと秘密のいとし子 小説

小中大豆  みずかねりょう 

耳は口ほどに物を言う

イラストがとても美しいです。柔らかい金色の髪に金色の目のヴィスランと真っ直ぐな黒髪で華奢なシア。体格差も良いです。
私は獅子の耳に注目した事がなかったんですが、ライオンならネコ科だし、猫や虎と変わらないんじゃない?って思ってましたが、違うんですね!(表紙の絵に注目です)ライオンの耳って形が愛らしいって思ってしまいます。
ヴィスランは王族アルファで大きな体躯、何かあっても動じない見た目なのに、シ…

5

指先がすれ違う 小説

小中大豆  陵クミコ 

すれ違ぅぅぅぅっっ♡

小中先生のめちゃファンになり、ただ今必死で探して読み漁り中です。
こちらがデビュー本だったのですね!
初めて読んだのが《ないものねだりの…》でしたから、小中先生はめっちゃコミカルが土台で、少し〈切ない〉のも入るんだと思い込んだのですが、色々読む内に、最初に読んだのが例外で、めっちゃ切なくて苦しくて…ってのが普遍なのだとわかりました。いやぁ驚いちゃった。
この本も本当にハピエンになるの?
ず…

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鏡よ鏡、毒リンゴを食べたのは誰? 小説

小中大豆  みずかねりょう 

せっ切ないぃぃぃっ♡♡♡

小中先生の《ないものねだりの…》を初めて読んですっかりファンになり、その後先生の本を探して読み始め、《魔法使いが…》を読み、その後こちらを読んたのですが、えぇぇぇぇぇっ!切ないにも程がある!!本当にハピエンになるの?ねぇ誰か教せぇーてっ!とドキドキしながら読みました。
最初の一冊目が、本当にコミカルでひたすら受けが可愛く、攻めもカッコいいのにコミカルで、でも切ない要素もカッチリとあり、本当に楽し…

4

ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

無神経×健気

 ずっと受け視点で進んでいくから、誤解のさせ方が上手い。
 描写がうますぎて、リオンが出てきてからの場面は、昭良と一緒になってハラハラした。

 攻めざまぁとは思わなかった。悪意があって受けを貶めたりしたわけでもなく、クズでもないのに。どこにザマァ要素がある?

 無神経執着依存攻めが最高。芯固めな健気受けと相性よすぎる。シチュエーションとカップリングの設定が最高で、それはそれはストーリ…

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