葛西リカコさんのレビュー一覧

彷徨者たちの帰還 ~守護者の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

シリーズ内唯一の「騎士が受」

聖獣が登場する代償シリーズで、唯一受が騎士。
小柄の美貌騎士が受。聖獣が大柄で攻です。

納税義務から逃れた難民たちで作った村に、まぎれて育ったキースは、肌の色、目の色が違うよそ者。
キースは美人。男に襲われないように顔を汚して、独り暮し。
山で偶然拾った聖獣の卵を持ち帰ると、孵化した。
でも聖獣を知らないキースには、育て方がわからない。教わる人もいない。
手探りしながら育てたので、…

1

奪還の代償 ~約束の絆~ 小説

六青みつみ  葛西リカコ 

代償シリーズは面白い

電子版には、挿絵がないので、情景を思い描くために何度も表紙を確認しました。
挿絵を堪能したい方は、紙本で読書をお勧めします。
聖獣が孵化してすぐの間の挿絵は、とても可愛らしいので、紙本も揃えるつもりです。

どんなに羨ましくても、他人が大事にするものを奪ってはならない、というお話。

金の聖獣の卵が、騎士の道中襲撃されて盗まれる。
卵は、売買されて、買った貴族が出生届けを出したけど、…

0

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

面白い!

あ~面白かった!
噂には聞いていたけれど、これは友人にもすすめたくなる一冊でした。
平良のキャラも際立っていたし、凪良先生の書かれる人物って「実際にこういう人いそう!」と思わせるキャラ設定と感情の描写がすごい。
平良の一途な思いに切なくなったり、応援したくなったり…。
読んでいる手が止まらず、一気に読み切ってしまいました。
続きがあることが嬉しくて、さっそく注文しました!
また、ドラマ…

6

白狼王の愛嫁 小説

櫛野ゆい  葛西リカコ 

甘い

狼王の格好良さに痺れます。人型になってる姿が美しい!

最初はとんだ王様に捕まったもんだと思ってしまいましたけど、タイトルから間違いなく溺愛ものなので、こっからどうなるのかとワクワク読み進めていくパターンです。

長く積んでたけど読んで良かった。
忘れ去ってました。
まだまだ発掘作業中ですのよ。
続編もあるのよ。読まなきゃ。

ウルスがアディヤが泣き出してオロオロする様がいいんで…

0

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

評判通り

ずっと読みたかったので期待通り面白くて満足でした。

最初の方はいじめの描写が結構多くてきつい時もありましたが(それで萌✕2にしてしまったのですが、後々読むと無駄なシーンはないです。これでも最小限にしてくれたんだなぁと凪良ゆう先生と編集の方に感謝しています)、それを乗り越えると本当にいい話だと思いました。 誰かを好きになってその誰かを守れるようになるという話はよくあるんですけど、この話は誰かを…

7

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

続編も読みたい

コミック派の私が初めて読んだBL小説でした。
作者さんの作品も初読みでしたが、それほど読書家ではない自分にもとても読みやすい文体。
難しすぎる単語なども無く、情景も身近な物の描写で容易に想像ができました。

吃音症もちの平良が憂鬱な高校生活の中で、清居に出会い、その美しさやキング然とした振る舞いに心酔していきます。
その一途さ、ひたむきさは信仰と呼べるほどで一読者の自分からみてもかなりキ…

10

盗っ人と恋の花道 小説

剛しいら  葛西リカコ 

風流な江戸時代物

久々に剛しいらさん作品を読みました。やはり引き出しが多い。何を書いても読みやすく面白く仕上げてくれます。BL時代劇ドラマを見ているような気分でした。イラストが葛西リカコさんで、葛西さんの和風時代物って珍しくて、美麗イラストに眼福でした。

受けの環は不幸な生い立ちだけど、健気で欲がなくて可憐な受けです。陰間になる一歩手前で新さんに出会えて幸せになれて良かった。数えで14歳から16歳の花の若衆時…

5

心を半分残したままでいる 電子限定単行本未収録短篇集 ~未来を半分残したままでいる~ 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

気になっていたあのこと

3巻でのハッピーエンドを知っても、誰もが気になっていたと思います。

およそ4年周期で無くなる静良井の記憶です。
幸せに暮らし始めた2人に、また悲劇は起こっていないかと誰もが心配だったと思います。

そしてこちらに収録されている「~未来を半分残したままでいる~」にその回答がありました。

砂原先生の凄いところは、静良井があれから何事もなく普通に暮らしていたように書きながらも、小さな違…

8

心を半分残したままでいる(3) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

中上の思いに涙

3巻を読み始めてとても驚いたのは久遠との関係が、そう揉めて長引くことが無かったことでした。

1巻ではあんなに静良井に執着して池にまで落として記憶をリセットしようとしてたのに。

久遠は静良井の過去を盗んだことにずっと罪悪感を感じていたんですね…。そして静良井の記憶が消えて無いのを怪しんで試したりしてました。
既にMが中上だと気付いてもいました。

何度忘れようと静良井が中上に惹かれ…

2

心を半分残したままでいる(2) 小説

砂原糖子  葛西リカコ 

そーだったのかと納得の2巻

あらすじに「恋の成就と、その後の長い別離の真相に迫る回想篇!!」とある通り、中上と静良井が恋人になるまでの過去が中上視点と静良井視点で書き分けられています。

2人がどうやって出会って、どうやって惹かれて行ったかが書かれていてとても切なかったです。

まだ若い彼等ではお互いに出来ることは限られていて、だからこそ久遠のしたズルは許せないと読むほどに怒りを覚えました。

いくら欲しいと思っ…

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