山中ヒコさんのレビュー一覧

イキガミとドナー 二人のイキガミ 上 コミック

山中ヒコ 

伝えられなかった言葉。

※前作『イキガミとドナー』のネタバレを含みます

前作を読んでいる読者は二人のことを知っているわけで……しかも想像以上に春人がいい子で純粋で可愛くて、読み始めからもうホロっときてしまいます。
けど、さらに想像の上を行っていたのが柴田の可愛さ。冷淡な野心家だと、周囲の人も柴田自身も思っていそうだけど、実はただ、真面目すぎて不器用すぎる人でした。まあプライド高いのは見た通り。そして頭はいいくせに…

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イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

愛する人と、ただ「明日」を迎えられたら。

(上巻のレビューからの続き)

下巻冒頭から吉野に懐きまくって可愛い鬼道だけど……自分のその感情の正体さえも知らない。自分が誰かを好きだとか、誰かが自分を好きだとか、想像もつかない。生まれて初めて、まっさらな心で恋をした少年そのものな顔がほんとに可愛いです。
可愛くて、可哀想で、可愛い鬼道。目つきが悪くて下睫毛が長いデフォルメ顔も好きです。鬼道の言葉を「オレ バナナ スキ」に変換しちゃう吉野…

3

イキガミとドナー 上 コミック

山中ヒコ 

鬼道が可愛くて愛おしくて泣けてしまう。

近未来SFっぽい雰囲気だけど、Science Fiction というにはあまりに非科学的なので、魔法ファンタジーと思った方がしっくりきます。無双の魔法戦士イキガミと、彼を世界でただひとり治癒できるドナー。お互いにいい匂いがするから抗えない。
私はオメガバを読まないので、この「抗えない」システムが最初わからず、あまりにも傲慢にレイプまがいのことをする鬼道が苦手で……そして怒るわりにあっさり受け入れ…

2

イキガミとドナー 二人のイキガミ 下 コミック

山中ヒコ 

俺の優先順位の1番………(*˘︶˘*)と鬼道の恩返し

シリーズ読み切りました…!

「二人のイキガミ」はストレートなBLというより柴田さんの済生物語ですね
上巻で知った柴田さんの「闇」
この闇はきっと復讐だと思っていた行動を遂げた後もスッキリしない想いや、失くした春人の痕跡を抱えていたりって所もあっただろうけど、、、1番の闇の根源って「春人に想いを伝え、応えきれなかった」と思っている後悔なんだろうな。。。

でも、ちゃんと2人はパートナー…

5

イキガミとドナー 二人のイキガミ 上 コミック

山中ヒコ 

濃く深い闇と強い光

前作を読み下巻のレビューで「光」だなと思った柴田さんの「闇」のお話しでした

BLアワードノミネートきっかけで先ずこの「二人のイキガミ」を読みたい欲が刺激されました
ただ、前作を読まないときっと分からない内容なんだろうな~とシリーズ読みを決意し読む事にしたのですが、あらすじなども見ていなかったのでこの作品で柴田さんのお話しを読めるとは思わず、、、読み始めて、、、あぁ。。。だからイキガミが2人…

2

イキガミとドナー 下 コミック

山中ヒコ 

光差すSFロマンティックストーリー

闘う意味、守るべきもの、ひいては自分の中に芽生え生まれているハズの感情にすら執着も意味も見出せずにいたイキガミの鬼道
鬼道が唯一執着をみせるのはドナーの吉野という存在のみ

鬼道は「自分がイキガミで吉野がドナーだから」一緒に居る、居れると思っている
吉野はちゃんと「好きで愛情を持っているから」一緒に居る
2人のズレが生じてしまうに至った鬼道の過去と今の世の中のイキガミ自体の存在意義への考…

2

イキガミとドナー 上 コミック

山中ヒコ 

ほんと…今更なんですが。。。今更でもなんでも読んで良かった…‼

2024年のBLアワード、シリーズ部門ノミネート作品を見ておりまして「イキガミとドナー 二人のイキガミ」が気になりました
実際何度も山中ヒコ先生のお名前もこの「イキガミとドナー」自体も目にしたり耳にしたいしておりましたが、いかんせんファンタジーに積極的になって来たのがここ最近なもので……
タイミングを逃していましたがこれを機に『今だっ‼』と確信して電子サイトへ!!

何と…!シーモアさんこ…

3

500年の営み コミック

山中ヒコ 

絵と言葉の距離が遠いかな…惜しい

周りの評価も良くて、タイミングで読み始めましたが、
タイトル通りでなんだか惜しい。
好みだとは思いますし、イキガミでも感じた
作風なんだとも承知しているんですけど

ストーリーは面白くて、どうしてこんなことを思いつくのだろうと思うのですが、
絵の迫力がそれについてきていないように感じることが度々ありました。

読んでいて、絵というより
言葉に先導されている感じです。
欲を言うな…

1

イキガミとドナー 二人のイキガミ 上 コミック

山中ヒコ 

死がふたりを分かつまで

柴田さんと二人のイキガミのお話。
初めは春人を利用しようと考えていた柴田さんが春人の中身を知り惹かれていき、そして……という展開にもう…。前作であの過去が描かれることは分かっていたはずなのに。
春人が最後まで春人らしくてあの回は何度読んでも心に来ますね。
でも春人の大きな愛が柴田さんを変えそして行動力となり前作があるのですから。
でも、滝くんも柴田さんを追いかけて追いかけてどこまでも追いか…

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イキガミとドナー 二人のイキガミ 上 コミック

山中ヒコ 

イキガミとドナーの関係とは

下巻のレビューをした時は初見で、よくわからないまま書いてしまいましたが、何度か読んだ後にプロローグである上巻のレビューをやってなかったので書きました。
上巻は下巻よりも分かりやすい話で、なんだかあらすじみたいなレビューになってしまいました。


自分のエリート人生を狂わせたイキガミの春人を操ろうとする柴田に一目ぼれした春人は、イキガミになったばかりの高校生で、彼もまた人生が突然変わってしま…

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