なゆnayuさんのマイページ

萌×2作品

女性なゆnayuさん

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真木が可愛い

高校生同士。SNSの人気者八十川とみんなから遠巻きにされてるヤンキー真木。
真木が手作りお菓子をSNSに上げているのを知った八十川が動画の投稿を持ちかける。

八十川の脅すような誘い方はいかがなものかと思ったけど、動画の反響に対して満更でもなさそうな様子の真木は微笑ましかった。
お菓子作りの手際がいいのが作画から伝わってくるので見てて楽しかった。

八十川と一緒に居て赤くなったり泣いたりする真木が可愛かった。
「おまえのせいだ!」のところはちょっと涙でた。そういうことか~ってなる。

真木の背負うものは根も深いし重め。
親がクソなのは読んでて辛かった。はやく家を出られるといいな…。

八十川は優しさも思いやりもある男なのは読み進めればわかってくるけど、自分の中で最初の印象があまり良くなかったので評価が上がりきらずちょっと残念だった。

この先の未来で衝突しそうな壁も色々あると思うけど、二人で乗り越えて欲しい。というか、真木が幸せでいて欲しい!

キャラがいい

犬化症候群。感情が振りきれる(正、負問わず)と犬になってしまう病気。感情が落ち着けば元に戻れるが治療法は無く抑制剤(副作用あり)での対処療法のみ。
罹患者はこれを公表する者も隠す者も居る。
…というポメガバース。

ポメラニアンに変身する大学生でデリポメキャストの碧と、人気アイドルグループのメンバーで美形の高遠。

とにかく、ポメラニアン化した碧(アオ)が可愛いのと、アオに触れる高遠の優しく丁寧な仕草がよかった。
人間姿の碧と高遠の距離が縮まっていく過程が丁寧で、高遠が碧のどこに惹かれたのか読者にもわかるのもよかった。
すれ違いの、胸がきゅっと痛くなる感じもよい。

二人のキャラは申し分なく、高遠の意外とオタク気質なところなどギャップが面白かったし、結果的に似た者同士で微笑ましい。

脇役の柳(碧の後輩。当て馬)も結構好き。
碧に向いた恋心を碧は気付いてない(多分恋愛対象として眼中にない)ので、碧が罪深い(思わせ振りな)発言とかしてて心配。
柳が勘違いクソ野郎になって碧を泣かし高遠に粛清される未来が来ないことを祈る。


読んでいて感じたマイナス要素としては、碧のポメ化・人間化のスイッチングの要因が対高遠でどちらもアリなのが感覚的に分かりにくく、ずっと釈然としなかった。
あと、一般的な問題としてポメ化がこんなに不安定で意識的にコントロールできないものなら、仕事で使うのは無理があるのではと思ってしまった。碧と高遠が特別相性がいい(悪い)ということなのだろうけど。デリポメキャストはせめて緊急時のための服の一枚くらいは備えていて欲しい。

中盤以降やや中弛みというか面白さが失速する感がある。もう少しページ数を減らしてギュッとした方が、逆に一冊読んだときの満足感は高まるかもしれないなと思った。

振り幅の大きい3作品

表題作含めて3作品収録。
明るくエッチなラブコメ、ギャグ寄りエロなし、暗いエロ…という内訳で振り幅すごい。
彩景でりこ先生の作品傾向を一冊で色々見れるという意味では良いかもしれない。

【風俗狂いですが~】
書店の正社員(風俗狂い)とアルバイト(表情乏しいイケメン)。
東さんは彼女と風俗は別腹の男。風俗店で嬢とお楽しみの描写あり。嬢は顔こそ見えないけどツヤプル肌で柔らかそうなおっぱい。お尻も責めるよ。

東さんとロボくんのベッドシーンは、東さんのメス喘ぎとロボくんのオスっぽさが対照的で普段とのギャップもあって大変よかった。

【くー様と俺。】
にぎやかギャグテイスト。
個人的にはギャグのノリにあまりついていけず…追っかけ女子の集団には恐怖を感じた。
二人が本当は両想いらしく、恋の当たり屋は双方に当てはまりそうだと分かったのはよかった。

【最後のひと】
松前は処女が好き。上司の三浦が処女童貞と知って身体の関係に。

松前がとにかくクズで、やることが最低。
三浦からの意趣返しがちょっと予想外で、松前が情けなくてかなり楽しい。

処女じゃなくなっても、松前を捕らえて離さない三浦の魅力が良い。

桃井の心情描写がもう少し欲しかった

会社の同期同士の桃井と栗原。
栗原と彼氏の別れ話に遭遇したのをきっかけに呑み友達に。
栗原は、放っておけない庇護欲をそそる男で、ガードが緩いのですぐに恋人が出来ては重くてフラれるのを繰り返していた。
栗原は寂しさゆえに桃井のこともベッドへ誘うが桃井は断って…


栗原がどうしてそういう性分であるのか、生い立ちや心情がとても丁寧に描かれていた。
桃井が栗原を見守る視線、差し伸べる手の優しさもとても伝わってきた。

個人的には、好きな人と友人関係を続ける微妙な距離感をもっと見たかったので、一年の「何もない期間」が回想のみでカットされてしまったのは少し残念だった。

後半は栗原の視点で物語が進んでいくので、今までは女性を恋愛対象としていたはずの桃井が、栗原を恋愛的な意味で「好き」になるまでの心の動きが見えず告白がやや唐突に感じてしまった。

描き下ろし、恋人同士になってからは、存分に甘えて甘やかして幸せに過ごすのだろうなというのが垣間見れてとてもよかった。

意外とゆっくり展開する恋

眉目秀麗、完璧な容姿なのに実家がファンシーなせいでモテない高校生の葵。
今日も「お守り」と称されユニコーンのマスコットを持たされる…。
ある日「悪魔」に襲われた葵は、ファンシーが本当に魔除けだったことを知る!

この作品を読んで、二角獣バイコーンというものを初めて知った。ユニコーンの対になる存在、不純の象徴。なるほど。

バイコーンが淫獣と称されているわりに、すぐエロい関係にならない(ファンシーアレルギーのせいで手を出せない)ところや、
追いかけたり追いかけられたりの恋のシーソー展開がなんだか新鮮で面白かった。

悪魔(バイコーン)はなんでファンシーアレルギーなんだろう?という疑問は最後まで晴れなかったけれども、勢いがよくて楽しく読めた。


もうひとつの収録作は、妄想と現実の境が曖昧になる話。最後急展開でびっくりしたので、鳴海の視点でも見たかった。

宮田意固地すぎて嫌

迫る岩永、かわす宮田。そして陰湿な白石。

岩永と宮田、二人の掛け合いはテンポよくて読んでて楽しい。
岩永に落ちていく宮田に「そら見たことか!」と思うんだけど、
身体の関係を持っても付き合う気ない、自分から喰われに行ってもまだ…ってのは意地張りすぎ虚勢張りすぎな感じで嫌だな。

結局宮田は、岩永が惜しげもなく向けてくる好意に胡座かいてるだけで、岩永が本当に諦めたら焦るし後悔するんだろうなと冷めた目で見てしまう。
これを素直になれなくて可愛いなとは私は思えなかった。

やっと認めてもまだ可愛くないこと言ってるしなぁ。

最後の描き下ろしまで読んで「あれ?岩永ってなんで宮田のこと好きなんだろ??」という気持ち。

楽しく読めてはいるけど、宮田個人のことはあまり好きになれないな。

多分勝ち目ないんだろうけど、白石もっと頑張れ、本気出していけ!お前の本気が私は見たいぞ!

ひげ面の寝乱れくたびれた岩永は大変良かった。美形な男のこういう姿は見ていて楽しい。

過去のキラキラ

「昔の男」との再会もの。
共に30代、経済誌の編集者と大学准教授、かつて高校の先輩後輩で駆け落ちを誓った恋人同士…と。

先輩が准教授の岩永(星澤)、後輩が編集者宮田。
過去を黒歴史と言う宮田と懐かしむ岩永。
逃げる宮田追う岩永。そして横から宮田を牽制する白石。

昔の恋の顛末がちょっとずつ見えてくるの面白い。
恋人同士だったと言っても「たった一度キスしただけ」か。でもピュアな高一の同性とのキスが一大事なのもわかる。
先輩サイドの振り返りもいいな。キラキラしている。
二人とも心の奥に引きずってきたんだろうな。

「駆け落ち」の約束の日のこと、もう少し詳しく知りたいな。そこで拗れたから今こんなにうまくいかないのだもの。

白石くんも気になる。

プレゼンで告白…!

同じ会社のほぼ初対面(営業部と経理部)の若い子にプレゼン(パワポ使う本気のやつ)で告白される…っていう面白い始まり。

告白したのは可愛らしく積極的なゲイの稲森。
告白されたのは顔はいいけど恋愛に消極的な高坂。

異文化交流みたいなふたりだけど、一緒に居ると意外と相性が良さそう。

どちらかが一方的に相手に合わせるんじゃなくて、お互いに歩み寄って中間地点で落ち合っているような感じがして良かった。

触れ合うのは「ちゃんと」お付き合い宣言してから、ていうのが逆に新鮮で良かったし、
一線を越えたらタガが外れるのも面白かった。高坂初めての恋だもんな~ていう。

高坂の弟の亮二もいいキャラしていて好き。
自由奔放な遊び人で、兄と足して二で割ったらちょうど良さそうな正反対ぶり。
でも、特定の恋人を作ろうとしないのは、根っこのところは兄と同じなのかもなと思ったり。
亮二にもいい人が現れるといいね。

二組分楽しめる

前半は小金井と新谷野、後半は小谷と花岡。

【小金井と新谷野】
相変わらず小金井は格好いいしにゃーちゃんは可愛い。

張り切ってキスマ付けにいくにゃーちゃん可愛い。で、いの一番に首に吸い付きにいくのいいな。本能的な衝動を感じる。

今回のメインエピソードは二人旅。
高速バスで目的地に行く途中に海見えたから下車ってすごいな。気ままでいい。
でも最終的にちゃんと良い温泉に辿り着くのは引きがいい。にゃーちゃんも行動力あって素敵。
夜のお楽しみもよかった。


【小谷と花岡】
花ちゃんもま~~めんどくさい性分ではあるんだけど、見ててかわいそうになってくるな。
小谷はなんて残酷な男なんだコノヤロ~と思って読んでたけど、ラスト、そうきたか。
それでここで終わるんか。はやく5巻読もう。

お付き合い後の二組

おお。もう6巻なんですね。
何組もカップルが出てくるから6巻目でも中弛みせず新鮮な感じがしていいな。

ええと、今回は2巻になれ初めのある倉野と司、英治と圭の二組。

【倉野と司】
若くてバタバタした印象の倉野と落ち着きのある司。
司が気を回しすぎてて自己主張控えめなのは少しヤキモキしたけど、倉野もちょっと鈍い(察しが悪い)だけで思いやりはある男なのでなんだかんだバランスはいい。

今回揉めた司の発言は、相談相手の圭の分析がとても的確で「おお!」と思った。
てゆか萌える~。これ、計算ずくで本当に相手を試す意図でやってる奴見たら「は?めんどくせ」ってなるとこだけど、
司の場合は打算なく無意識でやってるのがわかるから良い。

顔を真っ赤にしながら自分の気持ちを伝える場面もとてもよかった。

【英治と圭】
同棲して2ヶ月。
同棲してるにしてはベッド小さくね?二人で寝るには窮屈じゃね?と思ったけど、本当はそれぞれ自室があるみたいね。お熱いことで。

新キャラ、同級生の浅野。圭の仕事関係で再会。学生時代に圭にふざけて告白してきて一蹴されたら毒吐いてきた男。
で、現在またちょっかいかけてくる…

え?結局浅野は何がしたかったの?
実は圭のことが本気で好きだった…と解釈したけど合ってる?
だとしたら、自尊心拗らせててクソダサいな…
ザマミロ恋人たちのいいスパイスになってるぞ。

圭のデレはよかった。ありがとうスパイス。


二組とも、恋人同士になった後も真っ当に恋愛してるな~という感じ。よかった。