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3bansen no Campanella
うん、とっても京山あつきさんでした。
良かった!
登場人物が面白いね。
作家買い作家様なのであらすじもよく読まずに買ったのですが、タイトルになってるカンパネルラくんは主役じゃなかったんだね。
カップリング重視の方は攻め受け情報をよく見てから買ってくださいねー。
今作は「生きる」=「恋する」な主人公のお話。
当たり前のように相思相愛だと思っていた彼氏に突然フラれて、それを1年以上引きずってしまっている〔加納〕が、ある朝いつものように「仕事…行きたくないなぁ…」と無気力にホームに立っていたら飛び込むと勘違いした高校生に必死に止められて・・・
この出会いをきっかけに毎朝同じ電車で顔を合わせるようになって、無気力だった加納の心に少しずつ色めきが戻ってきます。
で、この高校生がお相手なのかなと思ったら、彼は例えるなら線路の分岐器。
本当のお相手は、無気力だった時には全く気にも止めていなかった職場の店長。この急にくる感じがなんともリアル。
リアルなんだけど、お膳立てされた作り物のラブストーリーとしては逆に珍しく感じるのが面白いな。この始まり方なんだかグッときました。
そこから加納の恋心が少しずつ育っていく過程もリアルで良いんですよ。
職場の上司とオフィスラブなんてナイナイ!なんて浮かんだ気持ちを打ち消してみたり、でもやっぱりふとした時にときめいてしまったり。距離が近付いて恋愛脳が刺激され過ぎると過去の恋愛の失敗が蘇って落ち込んでしまったり。日常恋愛あるあるですね( ´艸`)
その合間合間に行き帰りの電車で例のDK(加納は彼をカンパネルラと心の中で呼んでいます)と顔を合わせる日々も続いていて、眩しい若者との交流で気持ちを上手くリフレッシュさせながら、ストーリーは進んで止まって進んで止まっての各駅停車で進んでいきます。
・・・と思ったら!酔った勢いでサクッとエッチしちゃうあたりがまたなんともね。笑
加納はゲイだけど店長はノンケなので、え、そんなサクッといっちゃう??とツッコみたくなるんだけど、作者らしいといえば作者らしいかも。
緩急が巧いのかな。ガッといくとこはいく京山さんのお話の進め方好きです。
クライマックスの手前で、仕事帰りにまた電車で出会ったカンパネルラくんと行き当たりばったりで電車の旅をするんです。「銀河鉄道の夜」のジョバンニとカンパネルラのように。
そして戻ってきた時、店長が偶然ホームにいて・・・
ここからクライマックスのドラマティックなこと!
店長のロマンティック野郎ぶりにもヤラレター!!!
2人が乗った電車が「快速」だったってとこもね( ´艸`)
私は人生における「恋愛」の優先度がものすごーく下の方なので、ぶっちゃけこの主人公の「独りで生きてても意味がない」みたいな思考回路には全然共感のきの字もないんですが、そんな恋愛しない脳の私にも効くリアルさと真摯さが良きラブストーリーでした◎
とってもラブストーリーなんだけど、一方でもっとテーマ広く「人生」について描いたようなストーリーになっているのが“効く”感じがするのかもしれないな。
既刊の「ヘブンリーホームシック」とあわせて大事に心にしまっておきたい本になりました。
「銀河鉄道の夜」、実はずいぶん昔に買ってちょっと読んだものの読了できずに本棚に眠らせてたんですけど、今こそ再チャレンジするべきかなと早速引っ張り出してきました。
松ケン(好きなの^^)バージョンの表紙がカッコよくて、表紙ひとしきり眺めただけで今若干満足しかかっています。イカンイカン。さて読了出来るでしょうか・・・笑
【電子】シーモア版:修正-(描かれていない)、カバー下なし、裏表紙×
「今の気持ちにピッタリくる言葉が存在しない」と思うことがよくあります。
そんな時、その気持ちを何とかして表そうとして言葉を重ねれば重ねるほど、伝えたかったことから遠ざかってしまったりして「ちがうちがうちがう。私の言いたいことはそういう事じゃない」という事態に陥ることもしばしば。
私の語彙が少ないせいもありますが、それを差し引いたとしても、言葉の数が足りないのだと思うのです。
この言葉の不足を、言葉ではないもので表す様なコミックがとても好きです。
だから、on BLUEコミックス刊行の京山さんの作品はグッと来るんです。
この本もまさにそんなお話でした。
「仕事に行きたくない」と思いつつ駅のホームでぼんやり立っていた加納は「ダメです!」と叫ぶ高校生に抱き留められます。
飛び込み自殺と間違えられたのですね。
でも、加納には心当たりがあるのです。恋人と別れた後、1年以上もアンニュイな日々を送っているから。
吹っ切れないのは、加納には彼の心変わりを察することが出来なかったからなんです。何故、恋が終わったのか解らない。一度好意を寄せ合って、自分は変わらず好きなままで、楽しいままでいたから、どこが嫌われたのかも解らず、考えれば考えるほど自分を全否定することに繋がって行ってしまいます。
どうしてそんなことになってしまったか解らない加納は、流されて恋をしたくないと思っています。
でも、恋なんて論理的に始まるものじゃないですよね?
ちょっとしたきっかけから、加納は勤め先の洋装店の店長に惹かれていきます。
助けてくれた高校生や新しく店に入ってきたカムアウトをしているLGBTの若い同僚、そして何となくずれているけれど加納が指摘した誤りを誠実に謝罪する生真面目な店長との触れ合いを通して「他人の考えていることが解らないままでも、もう一度、好きな人と深く関わりたい」と加納が強く思うまでが物語で描かれます。
どんなに相手を好きだったとしても、人と人が完全に解り合うことはないのだろうと思います。
でも、ほんの一時「今、通じ合っているよね?」と思う時があります。
その時間が過ぎて、相手が言ったことややったことで傷ついた時「やっぱりあれは幻想か」と思います。
でも、もし2人が、それを『幻想』と考えずに歩み寄ろうとすれば、その『一時』は何度でも何度でも訪れるのではないか、それこそが『終わりのない恋』なのではないか、と思いました。
派手なお話ではありません。
読んだ後に、何度も何度も繰り返し、じんわりと心に染みる、珠玉の物語。
自信をもってお薦めいたします。
蛇足
お話に出てくる『背中が濡れない傘』ですが、私も持っているんですよ。
あれが似合う人ってなかなかいないよ。私がさすとギャグになっちゃう。
似合う加納はかなりの『シュッとした』男性とみた……うっわ、萌え!
ノンケの洋装店店長とゲイの仕立て職人・加納の恋物語。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフに、二人の揺れる心を繊細に少しロマンチックに、不思議な魅力で描きだしています。
「人生は旅」とはしばしば聞く表現で、私も漠然とそう感じていました。
本作品ではさらに、店長が自分と関わる人たちを「同じ列車に乗っている」と例えたところが、とても新鮮でした。
人生を旅する列車。そうか、今はもう会うことのない人たちも、あの時は私と同じ列車に乗っていたのだ…。人生の出会いと別れの不思議さが『列車』という言葉で胸にストンと落ち、「人生は旅」を実感できたような気がしました。
私とは別な列車に乗り換えた彼等は、今はどこを旅しているのか。同じ列車に乗っていたひと時が愛おしく思えてきます。
同じ職場にいて意識したことなどなかったのに、いつの間にか距離が縮まる店長と加納。初めて体を重ねた翌朝、不用意な言葉で店長は加納を傷つけてしまいます。すれ違いそうになる二人が向かい合えたのは、加納が心を整理したくて乗った列車の中でした。
店長は加納に言います。「君はある日、俺と同じ(人生を旅する)列車に乗ってきて、気づいたらとなりに座っていた」と。人生の旅の道連れに男も女もゲイもノンケも関係ない。君がとても大切なんだ。店長の真摯でロマンチックな告白にグッときました。加納の心を柔らかくほぐしていく、このクライマックスシーンがとても好きです。
人生が旅ならば。二人がいつまで一緒に旅していけるかは分からないけれど、だからこそ、共にいる時間を大切にしたい。「生きているのがうれしいんです」。店長の温もりを確かめながら呟いた加納の言葉には、そんな気持ちが滲んでいると感じました。
行き先の分からない旅をする者には、お守りや灯のような、心を支える何かが必要だと思うのです。
もしかしたら、それは感謝や祈りなのではないか…。加納が自分を救ってくれた高校生・カンパネルラくんに感謝し、彼の前途を祈る終盤のエピソードに、ふとそんなことを感じました。出会いに感謝し、互いの幸せを祈り合えるなら、人生の旅がときに険しく暗闇であっても、乗り越えていけるかもしれない。明日を生きる勇気が静かにわいてくるようです。
店長と加納が幸せに、良き人生の旅を歩めますように。
本作品は、私にとって、いつまでも傍に置きたい大切な作品となりました。
何というか大好きですね、こういう作品。
BLっていうよりも、ちゃんと人間ドラマになっているのが京山さんの作品の素晴らしいところだと思います。
仕立て屋さんの、加納。ホームでぼーっとしているところを、高校生に自殺に間違われ、助けられる。善意の、若い高校生をカムパネルラにみたて、恋人と別れて失意のうちにあった加納を救うキーマンとしてお話は進んでいく。
大人同士の恋、色々悩んで一進一退の加納のモノローグや、仕事場での会話、ひょうひょうとしてかっこいい店長など、よい人間ドラマをみているようで本当に面白い。
そして、恋になる雰囲気を作るのがとてもうまい。何度読んでもじわっとした気持ちになれるだろうなあ、というお話でした。
カンパネルラといえば、『銀河鉄道の夜』。
長野まゆみ作品とともに密かにBLとして読んでいたわたしにとっては、ど直球で胸に刺さってしまいました。
帯の惹句も素晴らしいです。
このお話に捧げられたからこそ強く響いてくるフレーズですよね。
主人公の加納は傷ついて終わった恋を引きずっていた。その痛みをこらえながらも心の底にある淋しさや欲望は無視できない。時には痛い本音を自虐しながら、やまない胸のざわめきに翻弄される日々の中で、彼は通勤中に出会った男子高校生に救われる。
カンパネルラとあだ名をつけた男子高校生は、通勤電車の中でしか会わない、名前も知らない男の子なのに、加納が辛い時に必ず出現して勇気づけてくれる不思議な存在です。
物語は加納とカンパネルラとのラブストーリーになるのかと思いきや、新たに別の人物が登場します。
当初、加納の上司はストーリーの主要な部分に関わってくるような重要なキャラだとは思いもしませんでした。先が読めない展開にぐんぐんと引き込まれて、読み終わった後はじんわりと不思議な幸福感に包まれていました。(あとをひきます…)
立場とか性別とか自らが置かれた境遇だとか全部ふっとんで、
ただ、相手と切実に繋がりたい衝動。それが若さゆえではないところが逆に切なく、大人同士の恋がそうであったっていいんだ、とたたみかけてくる。
終盤は静かで情熱的な、大人らしいエロスに溢れています。
一番胸を打たれたのは、ゲイとノンケの間の境界線をもふっとばしているところ。
もしかしたら、この恋もいつかは形を変えて終わりを迎えるかもしれないけれど、大切な人を失った深い悲しみに打ちひしがれているいつかのジョバンニに、このお話を教えてあげたい。
京山あつきさんの作品を読むと、いつも優しい気持ちに満たされます。
とても心に響く話でした。恋ってこういうものだよな~というちょっとセンチな気分になります。
題名通り、「銀河鉄道の夜」になぞらえた鉄道が物語の重要な役割として登場します。どこか文学っぽくしっとりと進み、劇的な展開はないですが、どこにでも存在する当たり前の恋に触れる事ができます。
この物語、登場人物の名前が明確に出されていなくて、その部分が物語に雰囲気を与えている気がします。
ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー
攻めの店長は、ノンケで真面目。彼のことは物語のなかでそこまで深くは触れられていません。
自分とは違う性的嗜好の人のことを理解しているようで、その実できていない。でもそんなもんだよなあと思います。だって当事者じゃあないんですもの。
受けの加納は、ゲイ。過去の恋の終わり方をひきずっているよう。彼は、好きになったらずっとそれが続くと信じる人。自分が好きだったら相手からも同じ好きが返って来ると思っています。
こういう気持ちって、恋をしたら当たり前の感情と言うか、好きになったらずっと続けば良いなと思うものだと思います。
終わりがくるのにとても臆病になっているようでした。切ない。「恋=生きる」くらいの感覚でいる加納はどこか重く感じることもあります。
もう一人物語の中でよく登場するのが、加納が電車の中でだけ交流をする高校生。友人ともいえずとても不思議な出会いと関係なんですが、加納を救ってくれた1人です。
店長と加納の恋は、ゆるゆると進み近づいたかと思えば、ぐらぐらと脱線しそうになります。
性質の違う2人はきっとお互いの事を完全には理解しきれないけれど、でも今現在2人が同じ電車に乗っている限りは共にいられる。
そういう文学的でとても切ないけれど、甘いしっとりとした結末でした。
恋をするということにしっかりと触れた気がします。
京山あつきさんの作品って、レビュー書きづらいなぁ……って思うのは私だけかしら。
「スリーピング・バグ」も2年以上、書けない……と放置してる。
この「3番線のカンパネルラ」も書きづらいけど、永遠に放置しそうなのでとりとめもなく書きます。
一言で言えば「人生だなぁ」と思いました。
人と人との出会いや、心がヨロめいたり揺れ惑う様子も含めて、じんわりくる。
てっきり、私はあの自殺と勘違いして止めてくれた男子高校生とくっつくのかと思ってたんです。
そしたら、まさかの店長と‥‥。
これがすっごく新鮮に感じた。
お約束のように、誰と誰がくっついて、しかも攻め受けまでわかるものが多い中……あ、こっちとくっつくのか!と思った作品は初めてだったので。
この誰と誰が出会ってくっつくかと思ったら、違う人と惹かれあってみたいな揺れや予測不能感がリアルな人生っぽいなぁって。
(銀河鉄道の夜は遠い昔に一度読んだきりなので、カンパネラとジョバンニっつーのが(どっちが主人公かも記憶にない)銀河鉄道の旅をするというやつしか知らないので、もし作品を知ってたら「カンパネルラ」の立ち位置みたいなのも含めて予想がついたのかなぁ?)
正直、この受けが失恋して一年以上過ぎていても時々死にそうな気分を引きずっていたり、次に深手を負ったら致死量で死ぬかな…みたいな恋愛脳というか恋愛ドップリ感には、うーん……というか、重い……というか、はっきり言って好みではないです。
でも、うへぇ……とはならずに読めたのは何故だろう、不思議。
帯にある「終わりの来ない恋がしたい」って多分、誰でも思ってるけど、来るときはくる。
この二人ももしかしたら終わりがきてしまうかもしれない……
特に別れを思わせるものは何もないけれど、不確か感みたいなものを感じました。
でも、確かな恋愛なんてどこにもないんですよね。
先が見えない終わりに怯えて過ごすよりは、隣にいる相手と共に過ごす時間を大切に、今を見ていたいなと思わせる終わりでした。
あとあの高校生に幸あれ!と願わずにはいられない。
人と出会った末に傷つくこともあるけれども、かけがえのないものを生みだすきっかけにもなるんだなと思いました。
先生買い。どんなお話かなと思っていましたが、またもや苦しくて嬉しくて泣いちゃいました。好きだなあ京山先生。on BLUE掲載分の加筆修正版+先生のあとがきコメント付きおまけ2P。できればメンタル状態が手酷くない時にお読みいただいた方がよいかと思います。前半受けさんに引きずられてツライかもなので。(あ、カバー下は表紙の絵の背景(ホームの絵)と思われるものでした)
しょっぱなのセリフが「仕事・・・行きたくないなあ・・・」。(ええ、行きたくないです、はい。と全面同意)同居していた彼が出て行って1年、まだまだめっちゃメンタル落ちてるテーラー勤めの眼鏡さん、ホームをふらっとしているもんですから、傍から見たら、かーなーりー危ない。そんな彼に「ダメです!」と抱き着いたのは初々しい学ランの男子高校生で・・・と続きます。
登場人物は、テーラーの同僚さん、バイトさん(♂、美人さん)、抱き着いてきた男子高校生さんぐらいかな。男子高校生さんが良かったなあ・・・
**じわっとしたところ
最初は、出て行ってしまった元カレのことを想って、受けさんがずいぶん落ち込んでいて、こっちも泣きそうなくらい辛かった・・・1年も経っているのに立ち直れなくて、次の恋なんかして振られたらもう無理だと思ってて、なんで分からなかったんだろうとぐるぐる考えてて・・・ぐっすん。
美人さんという描きっぷりではなく、私から見れば「ちょっとクタビレた眼鏡っ子」なので、ほんと大丈夫か、飛び降りちゃうんじゃね?この人?という印象でした。
それが純粋、可愛い高校生(いや、今どきいるか、こんな子と少し思うが)に出会って、ちょっと浮上して、ちょっとは人生捨てたもんでもないという気持ちになったんじゃないかと感じるんです。
そんな救われた感、最後の方で高校生に直接「有難う」と伝えているシーン、泣きましたー。泣いたー。そんな風に誰かを無意識に救ったり、誰かに救われたりしてるのかもと思うと、良いなあと。
不器用店長さんとちょっと重めテイラーさん、なんとなく一緒の電車に乗り込んで、どこへ向かうんでしょうね。そんな人生もありますよねと、すぐ隣にありそうなほんわり幸せ感で、こっちも、もう少し頑張ろうという気持ちになれるお話でした。
高校生くんも頑張れよ!
久々にのめり込む作品でした。
先生の他の作品でも感じたことがあるんですが、
登場人物の想い(意図)がまったく台詞や表情で読み取れないので、
主人公の返しが正しいのか正しくないのか・・・
相手にどう伝わったのか・・・
それが読んでいてドキドキするし、次のコマ・次の台詞に夢中になっていっちゃいました。
そして、主人公加納が頭の中でゴチャゴチャ考えちゃって無限ループしちゃう感じがこちらにも伝わってきて一緒に「ん”ん”ん”~」ってなっちゃうのが楽しかった(笑)
全ての台詞・全ての仕草に夢中になれる作品でした。
人の心は一本道じゃない、一筋縄ではいかないよねってお話。
主人公の、あちこちに揺れ動く心が凄く伝わってくる。
絵は淡白でサラッとしているけど、ストーリーはけっこう複雑です。
主人公の加納に、主にかかわる人物は3人。
駅のホームで出会った高校生、別れた彼氏、今の勤め先の店長。
加納は、毎日淡々と通勤してお仕事していますが、心の中では、日々、妄想したり、後悔したり、困惑したり、期待したり、この人とはこんなことがあって、あの人とはこんなことがっての、今はこうなった。
恋愛体質を持て余しつつひっそり落ち込んでいるゲイが、その危うい色気でノンケホイホイしちゃう、なんかしみじみとと色っぽいお話でした。