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二人の恋の証は秘密の愛し子
omega no koi wa himitsu no ko wo dakishimeru
あまり書き方に癖も無く情景描写も丁寧でとても想像しやすい作者様でした。
イラストレーターのコウキ。先生の挿し絵もとてもお上手で合っていてとても眼福でした。
優しく一途なスパダリで伯爵家のアルファ攻×健気で心優しく料理上手な突然変異のオメガ受というカプです。
お話は小さな雑貨屋カフェを営む真雪は突然変異のオメガだ。
真雪と愛を誓い合うのは伯爵家の後継者のギルバートだったが彼は事故に遭い真雪との記憶を引き換えに手術を受け……といい感じで始まります。
【感想】
オメガバースモノでは王道な設定に展開でした。
結構最後の方までギルバートの記憶が戻らずでハラハラさせられますがハピエンでしんどい思いをした真雪が幸せになって本当に良かったと思いました。
ギルバートと真雪とルウミがちゃんと幸せになったことには本当に良かったと思えました。
ギルバートと真雪はお互いに一途だしこの2人に関しては本当に神評価なんですが……個人的にギルバートの父親とエドモンズが大嫌いなのでもっとザマァな展開になれば良いと思ったし最後のエドモンズの「おとなしく愛に生きることにした」って台詞にお前が言うな!!つかアンタらがメアリーに刺されたのも自業自得だわ!!自分達の感情と善悪だけで物事を測ってそれを他人に押し付けた結果周りにいる人達を不幸にしてるにも関わらず何が後悔?ぶっちゃけもう二度とギルバートと真雪とルウミには関わって欲しくないし本当なら顔を見せるのも躊躇うのが普通だわとイライラマックス。
最後もまともに歩けないからどうしたの?ぶっちゃけ寝たきりでその介護をギルバートの父親がするぐらいの事が起こらないとこの2人無理なんですけどと思うレベルで嫌い。
なので神評価にはならず……
本当に独善的で究極に身勝手なギルバートの父親と偽善者で自分の研究の事しか考えていなかったエドモンズがもっとザマァな結末を迎えて欲しかった……
華藤先生の海外を舞台にした作品は大好きです。
その土地の風景や空気感が感じられ、歴史や文化を絡めたストーリーに浸りしばし現実を忘れます。
今回の舞台はエストニア。
英国貴族の御曹司と祖母のカフェで働く心優しいオメガの子が主人公です。
愛し合い結ばれる運命にありながら身勝手な思い込みといくつもの障害に阻まれて引き離された恋人同士、そして母と子の物語です。
引き離したのは御曹司の父親の伯爵さまなのですが、自身も愛し合う人と結ばれなかったことから色々しでかした挙句みんなが不幸になる結果を作り出してしまう本当に迷惑な人です。
この人のせいで人生ねじくれ刃傷沙汰にまで及び一つもいいことないのになんの権利があって…と怒りがたまってしまいました。
権利はなくてもお金と権力とその上オメガに厳しい法律まであり真雪が不憫すぎました。
子を奪われてもその健やかな成長を願い毎年一人で手作りケーキにロウソクを灯して祝う姿に涙しました。
読みながら主人公の店に並ぶ雑貨品がどんなものかとネット検索してしまいました。
旧市街の土産物屋さんの手作り手芸品が可愛らしくて真雪のカフェ兼雑貨品店を想像し、裏庭にハーブ香る秘密の花園にも訪れてみたくなりました。
オメガバースは、著者が設定をする枠にゆとりがあって、夫々個性があって面白いです。
この物語の主人公は、ベータの両親から生まれたβでしたが、5才でΩに変わってしまった。
βからΩに変わった人が、出産しない、発情を迎えなかった場合、20才で体が動かなくなる、もしくは死亡すると言う条件が設定されています。
物語の始まりで、主人公は18才、両親は離婚、祖母と猫と暮らしています。
伯爵家の後継者・ギルバートと出会い、一人息子が生まれて、・・・色々有って、事故でギルバートは記憶を失い、子も奪われて・・使用人として伯爵家に入った真雪とまた恋に落ちるギルバート。
ハッピーエンドと分かっているので、安心して読めました。
Ωバースの条件がユニーク、心理描写が丁寧、純愛、主人公が酷く苛められない展開なのでストレスが少ない点が良かった。
難を言うなら、展開が平坦すぎて月並み、高揚が乏しいことかな。
作家買いをして、買ったままで積んであったものを消化中。
この先生のオメガバは、オメガの受けが薄幸だったり、不憫だったり、健気だったり、うんめいにほんろうされ、それに耐えるタス出産、こどもをとられるというパターンばかりのようで、まとめて読むと、へきえきしてきました。どれも、おもしろそうにおもえる部分は数行で説明してしまい、読みたいところが読めないもどかしさも・・・・・脇キャラもご都合主義ばかりでざんねん。
真雪と再会する為に実は頑張って来たギルバートですが、漸く出逢えたのに真雪が特別変異オメガになったのは自分と出会ったからだと知り、さらに誤解してた祖母に突き飛ばされて海中に落下したのが原因で記憶喪失、産まれた子供の親権はオメガに無いって不公のオンパレードでした。ようやく会えた子供はギルバートの妻のオメガ蔑視に洗脳されてるし、この話をどうまとめるのかと少なくなるページを見ながらヤキモキしました。結局は真雪の辛抱強さと深い愛情が勝ちましたね。ギルバートの記憶を無くしても番に惹かれる気持ちと妻に対するこれじゃ無い感は運命の番故ですね。
美味しそうな食べ物が出てくるので、何か美味しい食べ物やお茶とお菓子を用意して読むのが正解です!
華藤えれな先生の描かれる異国情緒ある作品、大好きです。
そこにオメガバース設定が加わって、身分差にプラスαで困難が待ち受けていて・・・な昼ドラ風な展開です!
切なさも感じながら、愛情が溢れているお話でした。
突然変異のオメガという設定がまた特殊で、発情期を迎えられないと20歳まで生きられないという境遇を背負いながらも、周囲に優しく、日々一生懸命に過ごしている受の真雪の性格がまたいじらしいです。
そんなこほっとけるわけがなく、愛さないわけがありません!
穏やかな愛情溢れる優しい日々も描かれていて切ないだけではないのですが、不憫な境遇でも一生懸命な真雪を応援しながら読み進めました。
日陰の身になっても我が子とギルバートへの心からの芯の通った愛情にも胸打たれます。
そして、コウキ。先生のイラストもまた優しくて大好きです!
ちみっこだけでなく、デコちゃんも可愛い!
裏表紙の説明を読んで購入しましたが 読んで見るとちょっと期待はずれな感じがしました。
攻め受けどちらも好感の持てるキャラなんですが
話の展開が妙にトントン拍子、悲劇は起こっていますがなんとなくあっさりな印象。
展開が簡単に予想できるし ちょっとつまらない感じがしました。
(子供が登場しますがあんまり可愛く思えないキャラだったし)
同じ日に購入した ゛禁じられたアルファの子~誓いのはちみつマドレーヌ“を読んで切なさのあまり泣いた後で読んでしまったせいかもしれませんが
なんとなく話に深みがないような気がしました。
この本だけ読んでたら印象は違ったかもしれないですね。
禁じられたアルファの子~はこの本と同じ華藤えれなさんが書いたものですが 本当に泣けました。
切なさ満天だったけど最後はハッピーエンドで安心できたし 物語に深みがあり主人公の心の美しさや苦悩、無償の愛などが丁寧に描かれていたので 読んでどっぷり感情移入できましたが
この話はそれと比べるとなんか物足りない…。
(禁じられたアルファの子が星5個ならこっちは星2個ぐらい)
このお話を読んで気に入った方は 禁じられたアルファの子 本当におすすめです。
オメガバースで子育て話。
華藤先生といえば安定の、健気受けで、ヨーロッパ観光、スイーツ風味です。
主人公は、お馴染みのともいえる薄幸健気受けちゃんですが、今回は彼をベータからオメガに突然変異させちゃった運命のアルファと早々に出会って、つかの間のラブラブ生活を送ったのちの、別離と再会そしてハッピーエンドに至る道筋には、悲惨な試練とまでいうほどの事は起きない(華藤先生作品比)ので、心安らかに読了。
温かいハーブティーでも飲みながら、舞台となった外国の観光案内や銘菓や名産品を楽しんでね。
マドレーヌの次はシナモンロール??と手に取ってみたら、ほんとにシナモンロールでした!めっちゃ美味しそう!!!手先が超器用なオメガちゃんの、キラキラ+甘い+展開めっちゃ早いと感じたお話本編240P弱+あとがき。展開早くてシンクロしにくかった⤵+各種スイーツ、小物記載で気分上がる⤴=萌にしました。受けさんが元ベータ→突然変異でオメガにというところが、王道にプラスアルファかな。
ヘルシンキから祖国エストニアへ向かったフェリーを降りたところで金髪イケメンに声をかけられた真雪(まゆき)。ヘルシンキで偶然知り合った英国貴族さんですが、エストニアで働くようになったらしく、真雪の営む小さな雑貨屋兼カフェで日中仕事をするぐらい親しくなり・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
後半に攻めの嫁、お子様、攻めの父(!)、受けのかかりつけ医、受けの飼い猫(しゃべらない)ぐらいかな。
***展開の速さについて
出会ってくっついた→攻めさんが〇〇〇〇→子供〇〇→子供〇〇〇〇→4年後お子様の〇〇→転職→〇〇→結婚とそれはそれは盛りだくさんのイベントがありまして、目まぐるしく感じて、感情が追いつきにくかったです。受けさんは薄幸健気さん一直線で、「お、好みかも!」と最初ウキウキしたんですけど・・・。
受けさんが作られる各種スイーツ(特に苺のシナモンロール!)、ハンドメイドの品々に関する記載は、楽しく嬉しく気分が上がるものでしたので、±0という感じです。シナモンロール食べたくてしょうがなくなるので、夜読みは避けた方がよいかもと思った1冊でした。
華藤さんの新刊はタイトルからも推測できるようにオメガバースもの。あらすじとタイトル、そしてコウキ。さんの描かれた表紙に惹かれ購入しました。
えっと。
あらすじに書いておる通りの内容です。
真雪は不完全なオメガ。
「不完全」というのは、先天性のオメガではなくベータから突然変異でオメガになってしまったから。息子の変異がきっかけで仲たがいし離婚してしまった両親、その後急逝した父、そして何より「不完全なオメガ」であるために長生きすることはできないと言われ育ってきた。
だから彼は、大切なものは作らず一人ひっそりと生きている。
そんなある日、真雪はギルバードという男性と出会う。少しずつ惹かれていく想いを抱え、それでもギルバードが伯爵家の跡継ぎという高貴な身分、そして自分の将来を鑑みて真雪は葛藤するが、すべてを知ったうえでギルバードは真雪を愛し、そして二人は恋に堕ちる。
けれど幸せは長くは続かない。ギルバードが事故に遭い、記憶をなくしてしまったのだー。
真雪は「不完全なオメガ」ゆえに子どもが出来づらいと言われていました。が、二人の間には子どもが出来た。その子どもも、子供の将来のためにという理由で真雪から引き離され伯爵家に引き取られている。
大切なものを一度に失った喪失感と孤独に苛まれる真雪に、再び二人と会えるチャンスが巡ってきます。
この理由がまた切ない。
息子の病気を治すために、真雪の存在が必要だからなんです。
とにかく真雪という青年が不憫なんです。
まさに薄幸・健気受けさんです。
という事でドシリアスに分類されるのではないかと思うのですが、作中の雰囲気は暗くはない。真雪が、自身の境遇に負けることなく明るく前向きだからかな。
けれど、理由はそれだけに非ず。
とにかくギルバードという男性がスパダリさんなんですね。
真雪のピンチにはもれなく駆けつけてくれる。
真雪と出会った時、そして記憶をなくし離ればなれになって再会した時。
真雪にあっという間に惹かれ、そして大切にするんです。なので、どんなピンチもハラハラすることなくギルバードが助けてくれるだろうという安心感がある。
んー。
完全に好みの問題なのですが、この展開が非常にありきたりというのか、ご都合主義というのか、もっとはっきり言ってしまうと陳腐というのか…。
個人的にはもう一波乱ほしかったなという気がしました。
あらすじに書かれている内容以上でもなく、以下でもなく。読んでいてすっと先の先まで見通せてしまう展開です。
ギルバードのお父さん。
そして真雪の主治医のエドモンズ先生。
そういった魅力的な脇役も登場しつつ、でも、その存在を活かしきれていなかったような気がしました。彼らはヒールの立ち位置にいるので、そこをもっと描いてほしかった。
けれど反対に言うと、痛い展開になることもなく終始温かく愛情に満ちた作品なので、そういった展開がお好きな方にはたまらなくツボに入る作品なのではないかと思います。
ギルバードと真雪の二人の子ども。
そして真雪の飼い猫であるデコ。
そういった可愛らしく癒しの存在もあり、読後、優しい気持ちになれる作品でした。