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双子の赤ちゃんを預かることになり!? 大人気ハートフル極道ラブ第6弾!
gokudousan wa kosodatejyouzu na papa de aisaika
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
極道さんシリーズ、第6作目。
ベビーパニックになります。
で、こちらのシリーズ、主役2人のイチャ甘っぷりと、ほのぼのハートフルな子育て描写なんかに定評がございますが、今回は思わずホロリと来ちゃう内容なんですよね。
いやもう、賢吾の愛が宇宙並みにデカいなぁ・・・。
そして、本物の家族になって行く3人に、なんだかジンワリくるなぁ。
既刊のレビューで、(毎回の子育て描写に)もっと目新しさが欲しいとか、勝手な事をほざいて申し訳ありませんでした!
このほのぼのハートフルな子育て描写が無くなったら、もうそれは極道さんシリーズじゃ無くなっちゃうじゃないかよ・・・。
内容ですが、東雲組若頭である賢吾と、幼馴染みで町医者である佐知との、ほのぼのハートフルな子育てものでアットホームなヤクザものです。
で、毎回なんらかの事件が起こりと言った感じになりますが、今回はなんと、京香さんがぎっくり腰で入院に!!
そこで、佐知が双子の面倒見る事になってと言うものです。
こちらのシリーズですね、とにかく主役二人のイチャ甘っぷりが見所の一つだったりします。
今回も、朝っぱらからベッドでイチャつく二人と言う始まり。
佐知ですが、シリーズの最初の方はかなりのツンデレぶりだったんですよね。
恥ずかしがって、賢吾になかなか素直に愛情表現出来ないみたいな。
それがシリーズ6作目ともなり、なんだか小悪魔系の魅力で賢吾を翻弄するまでになってと申しましょうか・・・。
「んー・・・、どうしようかなぁ」とか焦らしたりして。
で、辛抱たまらず襲っちゃう賢吾!!
もう序盤から楽しくて仕方ないです。
そんな中、突然始まる双子の育児ー。
佐知は人一倍真面目で、何に対しても一生懸命なんですよね。
一人で双子の育児を抱え込んじゃってって感じで。
この赤ん坊の世話の部分だったりが、すごくリアリティーがあるのです。
作者さんは子育て経験がおありなんでしょうかと言いたいぐらい。
こう、育児でどんどん疲弊して行き、余裕を無くしてゆく佐知に、こっちも気が気じゃなかったりするんですよ。
このシリーズですが、毎回何らかの事件やトラブルは起こるのです。
が、わりとアッサリ解決しちゃうんですよね。
作品のイメージだったり、全体のバランスをとってそうなってるとは思うんですけど。
それが今回、かなりこの子育て部分がじっくり書かれてまして。
こう、読み応えがあって心に響くんですよ。
また、ここでベースになってるのが二人の揺るぎない愛。
そんな風に余裕を無くしてゆく佐知を、もう宇宙のごとく大きな愛で包み込んでくれる賢吾!!
彼はですね、とにかく器がデカいのです。
どんな佐知でも愛してるんですよ。
例え、八つ当たりしまくって泣きじゃくる佐知だって。
いやもう、このシーンで思わずホロリと来ちゃって。
子育て部分を減らして、もっと二人の恋愛部分を増やしてとか勝手な事を言ってて申し訳ありませんでした。
子育てと恋愛は別々じゃ無いのです。
ベースに二人の愛があって、その上で子育てだったんですよ。
子育てに大量のページが取られてようと、ちゃんと二人の恋愛は感じられるのです!!
あと、もう一つ、ホロリとくる史の変化。
今回ですね、史が初めてワガママを言って怒ります。
ワガママを言うって、実は凄く信頼のある証なのです。
愛されてる自信があるからこそ、遠慮なくワガママが出来るー。
この三人は、いつの間にか本物の家族になれたんだなぁと、何だか凄く感慨深い・・・。・(つд`。)・。
シリーズをずっと追ってますからね!
ところで、イチャラブな二人と言う事で、いつものごとく甘々エロです。
お風呂エッチになりますが、今回は何とお漏らしプレイ!!
「賢吾なんか嫌いだ」と泣きを入れれる佐知が可愛い過ぎると共に、賢吾の意外な変態っぷりにもニヤニヤしました。
彼はですね、佐知が(エロに関しては)無知なのを良いことに、わりとやりたい放題なんですよね。
騙くらかされてる佐知、可哀想に・・・!!
まぁそんな感じの、とっても心に響くシリーズ6作目。
もうこのシリーズは永遠に続けていただきたいです。
本シリーズは子持ちの任侠ヤクザの東雲組若頭と
美人と評判の雨宮医院三代目院長のお話です。
攻様の母親の入院によって巻き起こる
子育てパニックの顛末を描いた本編に
史(※)視点での家出騒動を収録。
(※)史を代名詞表記すると
ややこしいため彼だけ実名にします。
攻様は東雲組の若頭ですが
父親である二代目が持病を抱えている為
実質的には攻様が次期組長として
組を率いています。
受様は東雲組のお抱え医院である
雨宮病院の三代目です。
攻様は頭も切れて男ぶりも良く
幼いころから女にもてましたが
幼馴染の受様を一途に思い続けていて
父の隠し子だった史を
攻様の実子として引き取った際に
史の子育てに受様を巻き込んだことから
攻様は長年の片恋を実らせ
今では3人家族とて暮らしています。
そして夫の隠し子発覚から起こった
様々な騒動を黙って見守った攻様の母親が
双子を出産すると東雲組は今までになく
賑やかになりました。
そんなある日、
不注意から攻様の母親がぎっくり腰となり
女手のない東雲組での養生は望めず
しばらくの入院を余儀なくされます。
今までは母親である彼女が
双子の世話を一手に担っていましたが
父親の組長や兄である攻様が
戦力として母親代わ利を務められるはずがなく
医師として一応の知識のある受様が
双子の世話を頼まれてしまいます。
その上、
本宅の大勢の組員も全くの戦力外で
受様が思う以上に双子の世話は大変です。
母親が退院するまでにとは言え
受様1人で双子の世話が出来るの!?
ヤクザの若頭として辣腕を振るう攻様と
その幼馴染の恋女房医師の織り成す
夫婦漫才ラブコメディシリーズの
第6弾になります。
今回は2人に外部の人間が絡んで
ドタバタするのではなく
攻様の母親の入院という緊急事態で
双子を任された受様が巻き起こしてしまう
てんやわんやがメインとなります。
受様は組員や攻様が
双子のお世話の助けにならないと知ると
彼らに頼らず双子の世話をするようなります。
しかし、
1人が終わればもう1人と同時に
2人もお世話をするのは思った以上に大変で
受様は体力や気持ちの余裕を失くしていって
ついには攻様にブチ切れちゃうのですよ。
ワンオペ育児でさもありなんな事態ですが
受様のことを誰よりも知る攻様は
受様が頼ってくるのを待っていて
微力ながらも自分から双子の世話に参戦し
事態は好転したかに見えますが
今度はそんな2人の様子を見た史が
2人は自分より双子が大事なんだと
思い込んで家出してしまうのです。
悩みが1つ解決すると
また新たな火種が勃発する展開には
ハラハラしつつでしたが
ラストの幕引きまで
とても楽しく読めました♪
こんな騒動の合間にもちょくちょく
攻様の受様への愛情過多な台詞があって
攻様のゆるぎなさはあっぱれでしたし
今までは嫌われる事を避けていた史が
攻様達の愛情を試すというか
我儘を言えるようになっていて
攻様達と史の家族愛の深まりが
すごく伝わってきましたし
2人の絡みシーンは少ないですが
いつもと違うシチュで甘みと濃度も高いいう
とても美味しいものでして
今回も大満足な1冊でした (^-^)
まだまだ続くと思われる本シリーズ
次回もとってもたのしみです♪
今回のヤクザ絡みのツンデレ受で
櫛野ゆいさん『カタギの分際』を
おススメしてみます。
こちらは受様がヤクザさんです。
今回のお話はウザい外野やら、当て馬やら、敵も登場せず、双子の赤ちゃんをいきなり面倒みることになってしまった賢吾たち二人を中心に、一層家族として絆と愛情を深めていくお話です。
京香が重度のぎっくり腰で強制入院をする羽目になり、残された双子の赤ちゃんの面倒を見ることになった佐知。
たった一人で生後2ヶ月くらいの双子の赤ちゃんの面倒を見つつ、仕事もしつつ、食事の支度もする佐知の様子を読みながら、なんですか、これは地獄ですか?!と思ってしまいました。
自分だったら本気で逃げ出す。
だって生後2ヶ月の双子ですよ!!!
無理。絶っっ対に無理。
それを仕事しながら??
ご飯の支度もしながら??
……1日で確実に死ぬ。
賢吾がようやく休みの日。
佐知は双子の面倒を賢吾に見てもらって自分は数日間の睡眠不足を解消しようと思っていたのに、朝起きたら、賢吾は史と遊園地に行くことになったのを知って……というくだりなんですが、佐知が密かにガッカリし、疎外感を感じ、そして「お前も一緒に行こうぜ」と言う賢吾に対して、双子抱えて行けるわけないだろうが!!という怒るんです。
なんかわかる……わかりすぎる!!
勝手に期待して、自分の望みが叶えられなかったからと失望とやり場のない怒りを抱え、そして能天気な提案にさらに怒りがヒートアップするという悪循環が、あるある!!
とうとう限界を超えて感情をコントロールできなくなった佐知が「オムツ替えくらいお前もやってほしい」と涙ながらに訴え、「やり方を教えてくれ」と賢吾が尋ねるシーンがあります。
それを聞いて、自分から賢吾に頼まなかったからだ、賢吾は自分を助けようと思っていたのにそれを本気とも思わず振り払っていたのは自分だと、反省する佐知。
そしてそんな佐知に賢吾が「どんなお前も愛してるから、遠慮なく我儘言えよ」「俺をもっと扱き使え」と言うところが最大の萌えどころなんだろうなぁ…と読んでいてわかるのだけど、全く萌えませんでした。
おせーよ……と。
佐知が限界迎えるまで具体的な手助けをしなかった賢吾、オムツ替えという超基本的な事ですら手伝うという発想が思い浮かばなかった賢吾に正直失望しました。
「赤ん坊の世話で追い詰められていく妻を見て、何か手伝ってやりたいとは思うけど、何をしたらいいのか見当もつかない夫」みたいな感じ。
「俺にできることがあったら何でも言え」という受け身ではなく、佐知が双子の面倒を見ると決まった時点で「おい、お前だけに赤ん坊の面倒見させるわけにはいかないから、オムツ替えとか、ミルクのやり方とかあらかじめ教えておいてくれよ。俺もできねーとマズイだろ」みたいな積極的な働きかけとか、数日間限定なんだから佐知が断固拒否したとしても食事は外食や惣菜で乗り切るとか、母屋で食べさせてもらうとかすれば良かったのにとか思ってしまったんですよね。
佐知が素直にお願い!と言い出せる性格ではないことは重々承知なんだし。
佐知一人の、佐知自身のことなら賢吾のやり方でいいと思う。
だけど赤ん坊相手ってままならなさの連続で消耗度が激しいから、都度、ヘルプ!!と発する事自体に疲れちゃうというか、声掛けしなくても察して動いて欲しいと思うようになる「指示待ち夫VS言わなくてもわかって欲しい妻」みたいな構図もちらついてしまって、思わず我が身を反省したり…など色々考えさせられてしまいました。
いいなと思ったところは、双子に佐知を取られてしまったと思う史が家出しちゃうんです。
ずーっとお利口さんすぎるほどお利口さんで我儘を言わず、そこが不憫だなと思っていただけに、遠慮なく自分の気持ちを佐知や賢吾にぶつける姿を見て、良かったなぁって思いましたし、組の全員を巻き込んでの育児教室をする様子は微笑ましくて良かったです。