極道さんは運命のパパで愛妻家 コミコミ特典ペーパー 田代視点番外編

gokudousan wa unmei no papa de aisaika

極道さんは運命のパパで愛妻家 コミコミ特典ペーパー 田代視点番外編
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
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  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
極道さんは運命のパパで愛妻家(但コミコミスタジオ購入時のみ)

商品説明

文庫発刊記念・コミコミスタジオ特典書き下ろしSSペーパー
B5版4つ折り両面にてイラスト1頁+小説7頁
田代視点で東雲との出会いから佐知との関係を描いた番外編です。

レビュー投稿数1

想いを育てた友人達のために

本品は『極道さんは運命のパパで愛妻家』のコミコミ特典ペーパーです。

田代視点で東雲と佐知との過去回想を含んだ後日談です。

田代は東雲に初めて声を掛けられた時、心臓が止まるかと思ったほど
驚きました。ゴシップに興味がない田代も東雲が極道の息子だという噂
は耳にしていましたし、その真偽がどうあれ近づきがたいオーラを放っ
ている男だったからです。

しかも東雲が口にしたのは「雨宮佐知を見なかったか?」というもので、
田代はさらに身を固くします。田代と同じ医学部に通う雨宮は東雲とは
別の意味で有名でした。

テレビでもお目にかかれないぐらい整った容姿なのに、男女問わずあか
らさまにアプローチを受けていても全く気付かない無防備さと鈍感さを
知って以来、田代にとって雨宮は絶対に守らねばと決意した相手だった
のです。

すると東雲は自分は雨宮の幼馴染だと言い、「無自覚に人間関係をぐち
ゃぐちゃにして問題を起こしていないか」と言いだしたので、田代は思
わず頷いてしまいます。

その結果、東雲に「頼みがある」とがっしりと肩を掴んで微笑まれた
田代は"飛んで火にいる夏の虫"という言葉が浮かび・・・

B5サイズ4つ折り両面にて雨宮の医学部の同期生である田代視点で、
東雲との関りが描かれています。

病院の中庭にあるベンチでいちゃつく2人を見つけた田代は、雨宮に甘い
笑みを向けている東雲を見てあの頃を懐かしく思い出します。2人の邪魔
にならない様に離れたベンチに腰を下ろして2人の声に耳を傾けます。

会話はちっょとも楽しそうじゃないのに、どうして楽しげに見えるのか
不思議ですが、あの頃の東雲に教えてあげたいなと思ってしまいます。
東雲は雨宮の事となると本当に驚くほど甘い顔をしますが、雨宮は東雲
のそんな顔が基調だなんて思ってもいないでしょう。

不意にこちらを向いた雨宮に声を掛けられ、東雲をちらっと確認すると
先ほどまでの笑顔はどこに消えたのかと言いたくなるくらい、不機嫌そ
うな顔をしています。

なのになぜか「こっちに来て座れよ」などと言われ、雨宮の隣に座れば
ぶっ飛ばされるだろうと、恐る恐る東雲の隣に座る事にします。東雲の
恋が実って良かったと思っても、東雲の近くによれば緊張しないではい
られません。

一刻も早く、なるべくさりげなくこの場を去る方法をぐるぐると考えて
いたら、東雲がぶっと吹き出して「相変わらずだな」と言われた田代は
自分でも驚くほど涙腺が崩壊し、雨宮を慌てさせる

・・・という本編では軽く触れられただけの田代と東雲の付き合いの深さ(!?)
が偲ばれるお話でした。

今回は佐知の目を通さない賢吾の色々な面が見られるお話でしたが、田代
は伊勢崎と正反対というか、違った立ち位置で2人に関わった人でしたね。
第三者視点なのも面白かったです♪

※他店舗特典(レビュー済)
アニメイト特典は史視点でのお話です。

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