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neko nante itsumo kimagure
村上先生のコミックス、久しぶりに購入した気がする。
村上先生と言えばリバ、帯にも「好き同士なら、どっちがネコでも…いいよね?」だし、この絵だし、当然のようにネコネコカップルのお話だと思って読んでたら???
お互いのコミュニケーション不足から、ちょっとしたすれ違いはあったものの、最初から最後まで甘い両想いのお話で、後半ちゃんと、しっかり、ちゃっかりリバになるのでよかったわ。
同時収録の高校生のお話は、高校生だから成立する設定なのは理解できるけど、この色っぽ過ぎたり、王子過ぎる高校生はちょっと微妙に感じてしまった。
『最初に一目惚れした弱みに尽きる。』
それはホントはお互い様だったんだけど。言葉で言い尽くさなかったから。
相手には伝わってなくて。
亮輔は玲央の一番になりたくて。気まぐれに見える彼を優しく優しく抱く。
玲央は亮輔に優しくされて嬉しかったから。気まぐれに寝ていたセフレ達と関係を断とうと静かに努力する。
けれど、玲央はちゃんと言葉でそれを伝えて無かったから。亮輔をキリキリさせてしまう。
気まぐれな「ネコ」と付き合うのは無理なのか…、と。
夜のバーで知り合って、恋に落ちる。少しだけビターな大人の恋。
タチネコの「ネコ」と気まぐれな「猫」を掛けたような。
あらすじを読まずに読み進んだので、「好き」「かわいい」「入れちゃいたい」と、
突然のリバップルには驚きましたが、あまりにもスムーズにリバられたので、違和感も無くて。
好きだから赦してしまえる、それも恋。
気まぐれな「野良ネコ」と真面目で真摯な「家ネコ」の恋。
同時収録は、黒子目当て⁈ な彼に心ときめきながらも「黒子だけなの⁈」とモヤモヤしちゃう「もしかしたら僕のこと。」双子で、同じ首筋に黒子があるのに。一夜だけが色気があって。
男の人の気を引いてしまうという。変な男の気を引きたく無いけど、黒子目当てと言う相楽には本気で好かれたい、といつしか想う様になっている一夜。ホントは一夜に惹かれているのに、恥ずかしいのか「黒子がいい。」なんて言ってしまう相楽。ショートストーリーながら、モダモダモダモダします♡
村上佐知先生は「俺の気も知らないで」以来に読んだのですが、その頃とだいぶ絵の雰囲気が変わっていて、とてもビックリしました。今のがふわふわで、物語に合っていて可愛いと思いました。
作家買い。
村上さん作品にしては肌色率の高い表紙だなと思いつつ購入しました。
主人公はリーマン・亮輔。
ゲイである彼は一夜限りの関係を良しとはしていない。イケメンさんなのでモテるのだけれど、遊びでの関係は好きではないのだ。
そんな亮輔だが、ある晩、酔った勢いでビッチと噂されている玲央と関係を持ってしまった。
玲央は男を渡り歩き、生活をその男の世話になっている。
そんな玲央が気になりつつ、でも、手を出すのをためらっていた。が、玲央と寝てしまって以来、彼に住み着かれ、生活を共にするように。
あまりいい噂を聞かない玲央だけれど、彼との生活は意外にも心地よく、そしてどんどん玲央に惹かれていく。が、他の男にも抱かれてきた痕跡を残し帰宅する玲央に、亮輔がとる行動は…。
というお話。
一途に玲央を愛する亮輔。
一方の玲央は、貞操観念が欠如している。
そんな二人の恋の行方が気になり、ページをめくる手が止められませんでした。
玲央は綺麗なビジュアルをしていて、ちょっとミステリアス。
そんな玲央が魅力的なのは理解できる。
けれど、遊びで誰彼構わず男と関係を持つことを良しとしない亮輔が、なぜそこまで玲央に入れ込むのか、ちょっと理解しがたかった。
が、この作品の最大の魅力は、あらすじにも書かれているので書いてしまいますが、
リバカップルだ、という事。
序盤、玲央が亮輔に抱かれる関係ですが、後半、玲央がタチに移行します。
村上さん作品はネコ×ネコのリバップルは多くあるような気がしますが、亮輔はビジュアルががっつり男前な攻めさんなので、そんな彼がネコちゃんになるシーンに萌えが滾りました。
リバ苦手、な方には正直お勧めしませんが、リバカモン!な腐姐さまにはお勧めな作品かと思います。
そして、終盤に収録されている描き下ろし。
ここで、玲央の気持ちが描かれています。
本編は亮輔視点で描かれていて、それゆえに玲央の感情が若干わかりづらい部分もありましたが、この描き下ろしを読むと玲央の健気な片想いだとか、亮輔への執着心が描かれていてめっちゃよかったです。
この作品は短編集で、後半にもう1話収録されています。
タイトルは「もしかしたら僕のこと」。
主人公はDKの一夜。
実家で営んでいる花屋さんのお手伝いをして、学校には不登校気味。
理由は、変な男に好かれることが多く、付きまとわれるから。
家からあまり出かけたくないのだ。
ある日、いつものように実家の花屋を手伝っている時に、うっかり一人の男の子に水をかけてしまう。その男の子は相楽くん。一夜と同じ高校生で、どうやら一夜に一目ぼれしてしまった模様。
またか。
と思いつつも相楽くんから向けられる好意は嬉しくて―。
えっと。
何だろうな、今一つツボに入らなかった、というか。
結局、一夜にしろ、相楽くんにしろ、お互いのどこに惚れたのかわかりづらい。
なので、読んでいて感情移入しづらかった。
あと、ビジュアルが高校生に見えないのは私だけか。
パッと見、リーマンに見えるんだけどな。
ちなみにこの二人はキスどまり。身体の関係までは描かれていません。モダモダ進む関係に萌えたので、もう一声ほしかったです。
表題作は受けさんがビッチ受け、という事でエロ度はかなり高めの作品ですが、一変、後半のお話はキスどまり。バラエティに富んだ、そんな1冊でした。
出会いから伝わってくるろくでなし感も流し目の色気も、十分に気持ちを上げてくれます。
それなのに、貞操観念の緩さが。
恋人として付き合っているのなら、と当然の事も理解できていない玲央に少し冷ややかな感情を持ってしまい。
そんなバカな子にどうしたら好きが伝わるのかと、突き放さず甘やかし続ける市井に対してもなんだかもやもや。
そしてなぜか、想いが通じあったと思ったらのリバ。
唐突過ぎて、せっかくの盛り上がりも気持ちが萎えてしまいました。
同時収録「もしかしたら僕のこと。」
不幸体質的な一夜とさわやかにフェチを言葉にする梶浦。
今までの変な男たちと変わらない事をされているのに何故か許せてしまう。
一夜の相反する気持ちと、知らずに追い詰める梶浦の行動がおかしくて。
こちらは楽しく読む事ができました。
村上先生のいつもの。
村上先生って、ご自分の絵柄のイメージをとてもよく把握していて、どんなストーリーに乗せたらもっとも効果的?魅力的?になるかすごくわかってると思う。
可愛らしい絵柄、なら初々しい高校生CP?でもいいけど、そこをひねってくる。
「ネコxネコCP」という他の追随を許さない「ザ・村上節」を確立したと思う。
さて、本作。
帯にも「どっちがネコでも…いいよね」ってあって、安定のネコxネコ?だけどそこも軽く越えてきます。ただ、攻めも受けもソフトで可愛いタイプである事はお約束ではあるけれど。
今回の受けは、少しビッチが入ってる。
真面目なリーマン・市井はそんな魔性系の玲央を、それでも一途、ちょっと束縛って感じに愛するんだけど…
もう一つ村上節といえばリバ。
本作もリバ展開があります。ヤッタ!
思いが通じあってうれしい、だからこの気持ちを伝えたい、いつも気持ちいいから同じ事してあげたい、っていう展開でのリバ。
攻めの市井もそれほど抵抗せずに受け入れますよ。ソフトです。
「もしかしたら僕のこと。」
高校生もの。
双子の片割れ・一夜は、よく変な男に絡まれやすく、学校にあまり行けずに家業の花屋の手伝いをしている。そこに知らない高校生が来ていきなりホクロが素敵とか言い出して…
…ってなんかちょっとヘンな出だし。
結局はホクロ目当てでもカラダ目当てでもなく、ちゃんと「好き」な気持ちなんだけど、短編のせいか葛藤とか何もなく好き好きキスしたいになるのがちょっと早すぎ。
絵柄はいつも通り可愛らしい。
こちらはリバ展開はなし。キスまで。
「描き下ろし その後のネコ」
市井と玲央は、その後無事にリバップルとなりました〜メデタシ。
そして馴れ初めは両一目惚れだった、というエピソード。