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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
遊郭モノが大好きなのでかなり期待して読みました。
ドロドロ感はなしです!!
あらすじが何やら難しそうですが、ものすごく素直なお話なので大丈夫!
さくっと読めます。
「最近重たいBL読み過ぎて胃もたれがする」という方、
気分転換にさらっと読むのもいいかも。
主人公・綾町律は名家の跡取り息子としての義務を果たすべく精進を続ける学生。
ところがあまりに出来が悪く、再検査をしたところΩであることが発覚!!
自分はαだと信じて努力してきたのに、あっけなく父に貸座敷に売り飛ばされてしまいます。
売り飛ばされた先「花織屋」は買い取ったΩを調教して丁寧に仕上げ、華族や資産家のαに売りとばす珍しい店。そのためにΩ一人に調教師がついて淫乱に仕込む。売れ残ってしまったら貸座敷で体を売るというシステム。
もうね、こんな美味しい設定、上手く活かせば絶対面白い遊郭モノになるハズなんですよ。
恐らく「あまり重たい話にしたくない」という事でこうなったとは思うんですが、ものすごくライトで絵もちょいちょいデフォルメされたかわいいキャラが出てきたり、ギャグも多め。期待しすぎると「ん?」となるのでご注意を!!
稼ぎ頭の調教師・御坂紫苑(β)は、17歳にもなって発情期の来ない律を面白がり、試しに調教してみると、律はものすごいフェロモンが出る体質だと判明。
「俺がドスケベに育てていいαのとこに売り飛ばしてやる」と意気込みますが…。
翌日から花嫁修業の真似事をさせられるも失敗ばかりの律。
紫苑は律に「コロ」とあだ名をつけいよいよ調教してみるも、さっぱり使い物になりません。
名家での生活を懐かしみ、これからの自分に不安を覚え眠れないコロ(律)。
そこへひょっこり現れ、気分転換にと夜の華やいだ花町を見せてくれる紫苑。
後ろ向きだったコロの話を聞き、
「だったら逆に金持ちのαに買ってもらって、父親を見返してやれよ」と励まします。
前向きに努力すると決意するコロでしたが、その頃、幼馴染だった学友・四條呉羽が律の居場所を突き止め、不穏な動きを見せていて…。
オメガバース抜きで見てみると完全に王道中の王道。三角関係です。
この後Ωを売買する「社交界」に連れていくも、体を弄られ必死に耐えるコロを見かねて売買契約を邪魔してしまう紫苑。
そこへ現れた、律の元学友で現・学生兼実業家であるαの四条呉羽。
律を買いたいと言う呉羽に素直に頷けない紫苑。
呉羽はいつもニコニコ笑顔を絶やしませんが、ややヤンデレで腹黒。
律を屋敷で飼い殺しにしようとしている。
一度は手違いで呉羽の屋敷へ連れて行かれてしまう律でしたが、紫苑に助け出され駆け落ちします。
例え貧しくて食べていくだけでもやっとの生活であっても、何不自由なく愛玩動物のように飼われる生活より、一緒に成長していける紫苑との道を選んだ律。
描き下ろしでは、就職して住むところもみつけ、なんとか生活出来ている様子。
脇カプでやはり駆け落ちした元・調教師・巖と弥生カプも登場し、和気あいあい。
ただ、律はなかなか自分に手を出してこない紫苑に不安に覚えていて(結局は律の体を思いやってのことだったんですけど)それじゃこれから始めちゃいますか!!
…という終わり方をされたのが不完全燃焼すぎて残念でした。
なぜ描き下ろしにエロを入れないのか!?(←超・個人的感想です。すみません。)
ともかく難しく考えず、さらさらっと読むのが正解な作品だと思います。
発情期を抑える薬代足りないんじゃないかとか、最初から駆け落ちしちゃえばよかったんじゃないかとか突っ込んだら負け。
でも、お話としては定番ではありますが、読み易く、テンポも良く、私は個人的に好きでした。
着物や布団の柄もかわいく、キャラもかわいらしい。
年齢より幼めに見えるので、ショタ好きな方にはオススメかもしれません。
本格的なオメガバース、遊郭モノを読みたい方には恐らく物足りない作品だと思いますが、BL初心者の方、さらっと読めてハピエン!を求めてる方にはオススメの一冊だと思います。
時は仮想明治時代⁈ オメガバース割とあるあるバージョンで、遊廓に売られる律。
名家の生まれで、自分がαと信じて生きてきたのに。17歳の時、Ωだと診断され、跡取りになれないと決めた実父は大金と引き換えにアッサリ息子を売る。
そこでは、特別に美しいΩを調教して金持ちのαに売りさばかれるか、売れ残って貸座敷で不特定多数相手に売春するしか道は無いのだ。
という、割とダークネスな設定と。調教師(兼・営業?)の紫苑にエッチな仕込みをされながらも、自我を失わない律とのドタバタラブコメになってて。抗えない筈の運命にサクッと軽やかに抗ってしまう、意外にも軽ーいストーリーになっている。
調教師だけに紫苑はβ。なので、生涯Ωの体質を助けてやる事は出来ない。番ってやる事も叶わない。 と、いう本来なら重い決断になるかと思う。そもそも愛してしまったΩ、律を想うのなら、身持ちの確かな裕福なαに買われていくことがΩにとっての幸せなのだと、一旦は諦めかけるのだ。それでも。Ωとしてでは無く、人として律と共に生きる決意をして、2人は遊廓を出る。
もう一つカップルが居て、Ωの弥生はやはりβで幼馴染の巌を愛していて。離れたく無いからとαに売られる事を拒否して、自ら貸座敷の売春婦となる事を望む。こっちの方が、悲恋臭プンプンするのですが、泣かせる事も無く。気が強い弥生もまた、軽口を叩き、シリアスにはならず。
巌と手に手を取って駆け落ちする。
βとΩの転がり落ちた先には心配しか感じないんだけど⁈
…意外にアッサリ皆んな幸せそうに暮らす、めでたし‼︎っていう。
律の幼馴染の呉羽がイイ男そうだったので、「幸せになれよ」的に送り出すのが紫苑の役目かと思ったのですが、残念ながら呉羽は可愛すぎる律を甘やかして飼い殺しにしたいというだけだったので、律の自我を大切にしたいと願う紫苑は救い出してしまうんですよね。
呉羽がもっとイイ男だったらいいのにー‼︎ と、思わずにいられませんでした。
だって、β × Ω のカップルが2つ出来ただけ…。1組は α × Ω 運命の番いであって欲しかったな。
修正は白抜き。調教自体もそこまでエロでは無いです。
名家のアルファとして育てられてきた嫡男がオメガだったことが判明し、娼館に売り飛ばされる話。そこはただの娼館ではなく、金持ちに質の良いオメガを売っていて、オメガ一人ひとりに専門の調教師がつく、という設定。
設定自体はそれなりにハードなんですが、主人公のリツが明るい性格なので、そんなに重くならずに読めます。
幼馴染のアルファとくっつくのかな?と思いきや、ラストは調教師のベータと幸せに…。設定が設定だけに、1巻完結となると少しストーリーが走ってしまってる気がします。
オメガバ、β×Ω、純粋頑張り屋受、男前β、ヤンデレαなどにピンとくる方にオススメです。