机の下の秘密

tsukue no shita n himitsu

机の下の秘密
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×24
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
47
評価数
16
平均
3.1 / 5
神率
6.3%
著者
井上ナヲ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
道玄坂書房
レーベル
MIKE+comics
発売日
価格
¥666(税抜)  
ISBN
9784866252070

あらすじ

学校を休んだクラスメイト ・夏坂の家にプリントを届けに来た多喜は、 女装姿で外を眺める彼に出くわす。
クラスでも人気者の夏坂をライバル視していた多喜は、彼の秘密を握ったことに優越感を覚える。
ある日夏坂に嫌いだと告げるが、 平然と接してくる彼に苛立ちが収まない多喜。

日常の中で、 静かに紡がれる2人の男子校生の恋物語。

表題作机の下の秘密

高校生
高校生

その他の収録作品

  • ひみつの行き先

レビュー投稿数3

恋を自覚したら

同級生の片思いストーリー。

学年トップの成績で、いつも友達に囲まれている完璧優等生の夏坂。
同じ中学から同じ高校に進み、初めて同じクラスになった多喜。
多喜は中学の頃からずっと学年2番で、ずっと夏坂のことをライバル視していたのだが、夏坂は中学時代の多喜の存在を全く知らなかった。
ある日多喜は担任に、欠席の続いた夏坂に同じ中学で家が近いからとプリントを届けるように頼まれて…。

自分の性に悩む高校生と、自分の無自覚な恋に悩む高校生、告白の行方は?

高校生の、淡い、甘酸っぱいお話に、この繊細できれいな絵が合っていて、雰囲気はとてもいいです。
ただ、多喜がすごく頭でっかちな子で、告白して盛り上がってもそのままガーっと行っちゃったりしないので本編中にはエロはありません(その分、描き下ろしではエロ補完してありますが)。
「机の下の秘密」は、授業中、机の下でこっそりと手を握り合ったこと。
そんな小さな出来事にドキドキして、萌を見いだせる方におススメ。

3

雀影

セルフツッコミ
結末についてのツッコミなので超ネタバレです。
このお話の夏坂、女装だの中学時代の玉砕だのって色々要素は多いけど、肝心な告白の返事がいきなり卒業式って、、、
は?ここまでの間は?
まあ、高校生のうちにいきなりセックス三昧になっちゃったりしない、その自制心は好ましいと言えなくもないけど、ここまで多喜はどんな思いで待たされてたの?
なんだか、この結末がいきなりすぎて、卒業式後に机の下で手を握った思い出を懐かしんだりされても、ちょっと待って、ここまでの2年間、あんたらどうしてたん?って非常にもやったので、思わずもっと評価下げそうになったよ。

しっとり恋する

劣等感を抱く優等生×秘密を持つクラスの人気者
高校生という年代の不安定な時期と”秘密”が合わさって、甘い恋の物語ではあるのですが、しっとりとした雰囲気のストーリーになっていました。

ーーーーーーー感想とネタバレーーーーーーー

受けの夏坂は、ある”秘密”を抱えています。そのことから招いたコンプレックスが影響して”普通の恋愛”に憧れがあるようです。その延長で、女装をしてしまうよう。(女装のきっかけは全く別の出来事でした。)

攻めの多喜は、中学から夏坂と同じ学校で優秀な生徒ですが、ずっと夏坂には勝てず仕舞い。高校で初めて同じクラスになったとき、夏坂からは自分のことを認識されて居なかったと知り、劣等感に苛まれます。それが夏坂を”振り向かせたい”という感情に方向転換します。

女装をしていることがきっかけで接する機会が増えた2人ですが、それがいきなりラブに繋がるようなことはありません。ゆっくりと距離を詰めていく2人のもどかしさ。

”振り向かせたい”という感情が”好き”にどうして繋がったのかが、わかりにくかったです。が、手探りに恋して行く様は初々しくてよかったです。

最後、しっかりとお互いの気持ちがはまり合うのは”恋”を自覚してから2年後。まさかの飛び展開に驚きはしましたが、2人のゆっくりした恋の育み方には必要な時間だったのだと思いました。

”普通”にこだわってしまう夏坂を解けさせていく多喜は、最初の嫌な感じを払拭してくれる男前さがあります。
しっとりと恋していく2人をぜひ見届けてみてください。

1

静かに結ぶ恋

成績も良く、誰とでも仲良くなれる人気者の夏坂を嫌いな多喜が
彼の弱みを握ったにも関わらず吹聴せずにいたのは
やっぱりどこかで反対の気持ちがあったからなんだろうな。
直接「嫌い」と言われても「俺はお前みたいな奴好きだよ」なんて返せるくらい
達観したようなところがある夏坂が
人知れず悩んでいたのはしんどかっただろうと思います。
多喜が感情をぶつけても、淡々としているせいか嫌な気持ちにはならなかったです。
対抗心が振り向かせたい気持ちに変化したのも無理はなく
2年も夏坂の答えを待っていてあげられたのは誠実さの証。
高校生なのにずいぶん辛抱強い男でした、多喜。
二人の感情の起伏は当然あったのにひたすら凪いでいる印象です。
きっとそういった作風なんでしょうけども
もっとどうにもならないくらい揺さぶられるような二人が見たかったかな。
あと、夏坂の女装が全く違和感が仕事しないので
似合わない女装が萌える私としては萌えポイントとはなりませんでしたが
少しおまけの萌です。

0

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