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affair hitodenshi no koi
タイトルの「アフェア(affair)」は1 仕事 2 出来事 3 情事 の意味。
ここでは、The affair;情事。
こんな男と知らずに結婚してしまった奥さん、お気の毒、
二人とも美男。
斎藤絢斗:28歳 妻帯
雪野友哉:30歳 妻子持ち
性癖を隠す世を偽る女性との結婚、
その裏で性癖を満たす情事を重ねる二人の男。
最初は、ひと時の火遊びで心を満たすだけのはずが、
魔性の男に本気になって、沼に共連れで墜ちていく。
この先、世間に隠し通せるのか謎。
こういう形で性癖を偽装する男性は、実際に居そう。
丸木先生の小説は、ゲームシナリオ作家だけあって、構成が罠に追い込むスタイル。ゾクゾクする展開だった。
読後不快を感じるほど、上手い作家だと思う。
ダブル不倫モノです。
今ちょうどドラマでもやってますね、
ダブル不倫。そっちも見てます。
タイムリーだ、この作品。
妊娠中の妻がいる主人公と新しくやってきた2つ年下の上司。
主人公は地味だけど整っていてスタイルも良くて肌も綺麗で美しい顔してるそう。なので、モテるタイプでこっちから積極的にいかなくても女の子の方から寄ってくる。来るもの拒まず去るもの追わずで、今まで無難に恋愛こなしてて本当に好きになった事なかったらしい。
そんな中運命の人に出逢っちゃったや。ずっと自分の性嗜好は男なんじゃないかと思いながらも考えないようにしてたのに、どタイプの男が上司に。
彼は自分とは正反対。男らしい引き締まった筋肉質な身体に自信たっぷりな風貌。人を惹きつける魅力溢れた精力的なタイプ。
気持ちを悟られないようにと思ってるらしいんだけどダダ漏れで、ハンター体質の彼にロックオンされてそこからは早かったよ。もうめくるめく快感最初っからすごいの、2人の体の相性は最高らしく離れられないし、もう他の女抱けない位お互いに夢中。
唇が魅惑的らしくキスめちゃされてます。
繋がってる時もずっとちゅっちゅ。
この二人、ダブル不倫だし、主人公はもうすぐ父になるし、こんな二人は幸せにハッピーエンドになるわけないんですよ。
どうラストを迎えるんだろうとずっと思いながら読んでました。
そしたら、最後の最後に攻め視点のモノローグがありました。
ミイラ取りがミイラになるとはまさにこの事で。
いやぁ、面白かったです。
ただ、自分がこの二人の配偶者だったらもうショック過ぎて立ち直れないかもしれない。
私が個人的に好きだわ〜って設定は、主人公が草食系男子に見えて性欲が人よりも多いってところ。ギャップっていいですよねー。
こちら、笠井あゆみ先生の挿絵がとても魅力的です。割とまんま見えてます。(紙本)
「人に道を踏み外させる恋とは恐ろしいものですね。」(あとがきより)
好きになっちゃったら仕方がない、
恋に「落ちた」って怖いですね。
「今俺たちのしていること罪でもなんでもないよ。ただ、知られなきゃいいんだ。そうすれば周りの人たちを傷つけることもない。俺たちも幸せなままだ。」(本文より)
人にバレなければ、自分だけ幸せになるために不道徳でもいいかなぁ?罪って何だろう?
番外編SS「敗因」に基づいて、「結婚」と「恋」は別物であることです。
両方バランスよく持たせる友哉と、片方を捨てた絢斗。
二人は本当に幸せになったのか?
本当に誰にも傷つけることもないか?
一番傷つけられたのは、絢斗と友哉だと思います。
「不倫はダメ、絶対。」(あとがきより)
こういうラスト、一般小説では割と味わったことのあるものでしたけど、BLではかなり珍しい気がします。
別にラストがどうとか不倫がどうとかその辺りに嫌悪感があるわけではなく、単純にずっとセックスしてたな…という感想で……
友哉が本当にダメな人なんですよね〜
絢斗は世間一般の倫理観でいく"人でなし"ですけど、本気でどこでも自分の力で生きていけるからこその振る舞いで、言ってることにも偽りはない気がします。「破滅型ではない」と言ってる通り。
一方、友哉はあれも大事これも大事だけど、あれも裏切りこれも裏切り、自分の足で歩く自信はないときている。絢斗に「俺の全てをお前にやる。」とまで言わせてるのに。絢斗のこと冷酷とか思ってる場合ではない。
その印象が、小説通して特に変わるでもなく。ラストシーンの直後に女性陣が乗り込んできたのかな…という想像は、間宮視点SSであり得ないルートと分かり…
どこを楽しむのが正解だったのかしら?とレビューを拝見したら、やっぱりセックス描写と背徳感なのかな。自分の不倫に対する背徳基準がガバガバなのがいけないのかも。
ところで絢斗にレクサスが似合わない気がして、外車ではなくレクサスなのは何故…!
読後の全力疾走感…
「鬼子の夢」「義父」「ふたご」など、濃厚な世界観とエロと簡潔なタイトルの丸木作品、読み終えるたびにこれ以上濃い作品は無いのではないかと思うのですがまたしても夢中になれる(個人的なツボも含め)作品が読めて感激と興奮です。
初対面のときの、“胸の底に溜まるような品のある甘い香り”という表現が素敵です。
友哉がどこから見ても完璧に好みの絢斗に一目惚れして、今まで積み上げた「普通」を打ち壊され恋を自覚して夢中になって、下僕になり果ててしまうのが堪りませんでした。
キスされてその続きがあると知れば舞い上がり、絢斗の言葉(台詞が毎回良いんですよね)に翻弄される。遊ばれていると分かっていて「それなら飽きられるまでの時間を宝物のように大切にする」と全力です。
3割読み終えたとこで濡れ場というのも的確で最高でした。スピードありつつ恋心爆燃え、相手の体を知ってしまえば決定的に後戻り出来ません。飲み会のかぶりつくキスからホテル、事後までしっかり描かれていて最高で圧巻でした。その次の日は事前に約束してた絢斗の自宅、気恥ずかしさからの激しい雪崩れ込み…
割愛せず綿密に濃厚に描かれるのに、それが何度あっても飽きず読み手を興奮させ、あわよくば幾らあってもと思わせるのがすごいです。笠井さんの挿絵が負けるほどのエロスでした…
後半まで友哉視点なのですが、それでも絢斗から見る友哉の魔力もしっかり伝わります。細い腰と小さくて丸いSiri最高です。
友哉の絢斗の奥さんに対する見方が無意識にキツくなったり、自分の妻や同僚の絢斗への印象を分析したり、社内女性陣の目線に共感と嫉妬したりというのも面白い。浮気についての会話に自分の中で共感と諦めがあったりというのは、これは浮気する人はきっとみんなあるあるなんでしょうね。
夫婦2組で温泉に行ったあたりから若干トーンダウンして行き、友哉に子供が生まれてからは子供を大切に思う気持ちを持ちながらもちょっと意味不明理解不能な方向に行ってます。
もう少し顔と身体以外の魅力を話してくれれば不倫という枠から抜けられそうなのに、彼らも理屈を越えてしまっているのでしょうが、もう少し熱情より純愛があれば許せたし救われる気がします。
立場が逆転するのは好きな展開ですが、もっと絢斗は姑息な真似をせず髪を振り乱しても縋ってほしかったな。まだ余裕ある。
この二人がハッピーエンドであれば余計冷めると思って読んでいたので、良い終わり方でした。でも友哉の色気やキス痕に妻が気付いたりというのも欲しかったな…バレて全部無くしてから二人がくっつくでも良かった。
パリ旅行を許す妻と義母どーかしてるぜ!みんな気付けー!友哉の目はハートでエッチな身体なんだ!
理解不能な理屈で関係を続ける二人の行き着く先は破滅しかなさそうですが、色々とにかくすごかったので神です。神に見つかって鉄槌受けてください。それでも二人は一緒にいられれば、それだけで良さそう。
凄い作品を読んでしまいました。ページをめくる手が止まりませんでした。
不倫は罪です。しかも夫同士のW不倫。片方は子どもが産まれるのです。どう決着を付けて終わるのかと期待と不安を覚えながら読みました。
受けの友哉は学生時代の友人との戯れ的な触れ合いに衝撃を受けながら、普通の幸せにこだわって生きて来ました。来る者を拒まず去る者を追わずに、常に女性がいます。でも彼女らの記憶は薄く好きだから付き合った訳では無いのです。
妻の美桜もそうです。付き合って半年で結婚しています。彼女となら普通な明るい家庭を作っていけるだろうとの理由だけです。
例え彼女の性格に嫌な面があっても目をつむり、言動に問題があると思っても黙って決して争おうとは思わないのです。
そんな友哉が30歳にして一目惚れをした初恋の相手が攻めの絢斗なのです。魅力的な外見と優秀さで職場では彼を巡って女性達の争いまで起きるような人物です。しかし既婚者でありながら、自分に好意のある都合の良い女性と簡単に関係を持つようなクズでした。
絢斗は自分に好意を持っている友哉を次の標的に選びます。お互いの妻が高校の同級生同士だった事もあり、家族ぐるみでの付き合いになって行くのです。友哉の家でのホームパーティーで妻達に隠れ、友哉の好意につけ込んでキスする絢斗と魂を持って行かれるようになった友哉に興奮しました。
それから仕事の打ち上げを抜け出して2人は初めてセックスするのです。友哉は今までの女性達とは感じた事の無いエクスタシーを感じて、絢斗もまた友哉とのセックスに夢中になるのです。
友哉は絢斗に弄ばれているのを知っており、これは期間限定の関係で絢斗が飽きたら終わりだからと、罪悪感も感じないで夢中になっています。妻の感の良さに怯えたりしながらも、絢斗に抱かれると何もかも忘れてしまっていました。
友哉は絢斗は1度寝た相手とは2度と寝ないとの話を聞いていました。しかし絢斗との関係は終わるどころか、ますます回数も激しさも増して行くのです。その頃になると絢斗の妻の杏奈が、今度の浮気の相手は何かが違うと気がついてしまうのです。
友哉は美桜との間に子どもが産まれた事により、ようやく決心して絢斗に別れを告げるのです。しかしすでに友哉以外を抱けなくなった絢斗は怒り拒否するのです。そして拒否る友哉を美桜や義母を丸め込んでパリ旅行へと連れて行きました。パリ旅行ではずっと恋人同士として過ごして、初めて絢斗から好きだと言われて友哉は夢中なのです。
そして帰国した2人を空港で妻達が出迎えます。絢斗の同伴者を疑った杏奈に美桜が付き添って来ていたのでした。
そして数日後に杏奈に待ち伏せされて絢斗の愛人は誰かと相談された友哉は、真相に近付きつつある事に恐怖します。
友哉はその後に胃潰瘍で倒れて入院します。病室に現れた絢斗に杏奈が興信所を雇うかも知れないとつげましたが、絢斗にはどうでも良い事のようでした。
友哉が退院すると杏奈の為に夫婦同士で温泉旅館に行く事を美桜に提案されます。友哉は拒否したいのですが、断る事が出来ずに承諾するのです。
微妙な空気の中で夫婦達はそれぞれの部屋に入るのですが、美桜が友哉に乗っかった所で絢斗に拒絶された杏奈がやって来て友哉と部屋を交換するのです。母乳の出た美桜を見て、今までのように抱けないと思った友哉はほっとします。
そして絢斗は妻が残していった下着を友哉に着せて激しく抱くのです。最低ですが友哉も興奮してます。
もうこれってどうなっちゃうのって所で終わっています。
正直言うと何も知らないで幸せな私って言う美桜が1番嫌いです。杏奈はあれだけ浮気されてたのを知っていたのだから、もっと早く絢斗に見切りをつけていれば良かったのにと思いました。
それから1番の悪は友哉だと思います。妻と子どもと絢斗って全てを手放すつもりが無い強欲です。普通に固執しないで性癖を認めていれば、こんな呪縛に囚われる事も無かったのに…
そして最終章で絢斗が友哉に捕われて行く心情が語られています。色んな人間の気持ちを手玉に取っていた絢斗が、全てを捨ててまで欲しい人間が現れたのです。1番のクズでしたが1番潔いので嫌いになれませんでした。絢斗には友哉をぜひ地獄へ道連れにして欲しいです。(私的には2人が離婚してくっ付くハッピーエンドです)
コミコミさんの特典ペーパーは友哉の同僚の間宮視点です。本編中も友哉にベタベタ触りまくっていましたが、絢斗と深い仲になった友哉に懸想してストーカー化していました。彼も既婚者でありながら浮気しているような人物でした。
自分が先に好きだったのにと逆恨みしています。
そしてここでは杏奈と別居した絢斗のマンションに出入りする友哉の様子が書かれてました。
友哉は相変わらずのようですが、マンションに入る前にキスしたところを写真に撮られたのを絢斗が気がついて無いとは思われず、カウントダウンへの1つの選択肢に間宮が利用されているのだと思いました。
いやー、すごい1冊でした!
ここ最近、ドラマや諸々で不倫がにわかに話題ですがこれ程傍目から見てドギマギするなら流行りますよ。
それにしてもこの作品、設定の珍しさもすごいですがエロい、兎に角エロいです。
まず、既婚者で女性のパートナーがいる登場人物がW不倫で妻たちに隠れて性行為に耽る…それがまた背徳感でエロのスパイスになってるんですよ。
ラブホセックス→妻不在時セックス→妻たちと旅行セックス→バケーションでセックス→妻たちと険悪にで関係がバレそうな状況で「どうにでもなーれ」セックス
と少なくとも5回は交わってます。
いやあ、攻めの絢斗さんが欧米系性豪スパダリとはいえ交尾し過ぎですね。でもなんだか、マズい関係ほど燃えるってのは経験ないけどなんか分かります(笑)
絢斗さんも絵に描いたスパダリって訳じゃなく、関係が終わりそうになった時受けの友哉くんをほぼ「論破」みたいな形で引き留めようとしたりと多少の人間味を感じましたね。
とまあ、久しぶりに小説を買いましたが良い作品でした!
ハピエン厨の私ですが、中途半端に当て馬♂や別の人と関係持とうとさせたりせずにひたすら2人で泥沼に墜ちて行く話だったので楽しく読めました。
これもまたメリーバッドエンドなんでしょうか?(ニッコリ)
攻めがねぇ…………嫌な感じだったんですよ。
そりゃカリスマ性さえあるイケメンですもの、
傲慢であっても仕方ないのかもしれませんけど
受けに対する愛じゃないような気がしてしまいました。
いやいや、そういう愛もあるでしょ、とも言えますが(どっちだ)
自分が女とできなくなったからだけみたいに受け取ってしまって。
友哉は性志向をひた隠して“普通の男”でいたかったのに
絢斗に一目惚れしてキスされて浮かれて
長く続きはしないだろうこの恋に今は溺れたいと願い…。
本当は妻が妊娠中という時期も考えると(そうでなくても)許されることではないんですよね。
でも現実を見なければと妻の出産を機に別れまで切り出しますが
絢斗は最初に面白そうだから手を出したり
友哉が男なのに女よりイイのが癖になってのめり込んだだけで
気持ちが伴っていない印象でした。
別れを告げられ友哉を蔑むような態度も好ましくなかった…。
(蔑むというか、どうせ俺から離れられないだろみたいな)
ここで友哉に縋るような絢斗だったらまだ可愛げがあったでしょうけど
生憎そういう男じゃないんですもんね…。
確かに子供が生まれたから別れを決意するのは友哉の勝手かもしれませんし
今更ただの上司と部下に戻れるわけもないにしても
友哉の判断はごく真っ当な思考な気がしました。
そこを抉ってくるんですもんね、この攻めは。
フランス旅行の誘いも驚きでした。そこまでやるか…。
今まで散々浮気してきた絢斗が本気になった相手が友哉だけで
執着するほど愛してしまったところが肝なのかな。
でも心を愛しているようにはやっぱり思えなかった…。
行きつく先は破滅しかないんだろうな。
道ならぬ恋だとわかっていて読ませていただきましたが
妻の美桜もさらっと差別的発言とかほんわかお嬢様風なところや
攻めの妻のバリキャリ風な感じも苦手でした…。
二人に同情してしまうようでは友哉の心の揺れを汲み取れなかったでしょうから
設定はアリなのかもしれません。
ただ、おせっ久は流石にエロエロofエロエロでした!!
笠井さんのイラストも相変わらず凄かったです。
W不倫かつ受けの妻が妊娠中という泥沼展開確定な設定に惹かれて購入したものの、こざっぱりとした軽いタッチの話だったので残念でした。
家庭よりも快楽が第一な攻め受けの関係性は萌えといえば萌えですが、どちらのキャラも欲望に忠実だが罪悪感に欠けた無機質な人間性だったので面白味がなく、まったく好みではありませんでした。
また、受け視点で書かれる心理描写が細切れで、取って付けたように苦悩したり開き直ったりするので今はそういうターンか、と冷静に読んでしまいました。
攻め受けともに性格が悪いので身体の関係が先行する間柄のほうが違和感がないのですが、お互い愛を語るのでチグハグな印象を受けました。双方、誰かに愛情を持つ人物には思えません。
受けの性格の悪さとはちょくちょく自分のことを棚に上げて正義感を振りかざすところで、自分は攻めへの恋心で内心浮かれ気分でいながら職場で攻めに色目を使う女性を非難したり、妊娠中の妻がいながら攻めと逢瀬を重ねる自分は置いといて、受けや他の女性と親しくする攻めの倫理観や常識のなさを非難したりするところです。
また不倫をしている罪滅ぼしのために妻を抱こうすると同時に、自分の罪悪感をも癒そうとする受けにはまったく萌えませんでした。
そして一児の親になった後、親としての正義感から攻めと別れることを固く決意しながらも、攻めに屁理屈を言われただけで押し切られる展開は非常に呆気なかったです。
一方、攻めは自分本位な言動をする性格の悪さで、妻を含めた女性へはもちろん、受けに対してさえもモノのように扱っていると感じました。
終始女性蔑視な発言をしながら受けの女性的な外見を褒めるのには違和感を覚えましたし、妻も仕事もすべて捨てていいと言うほどに受けに夢中なわりに、攻めが語る受けの魅力は外見だとか唇だとか体臭だとか魔性だからだとかで説得力に欠けているのに「好きだ」「好きだ」と言うので薄っぺらい人物に映りました。
受け以外の相手には身体が反応しなくなった攻めなので、受け以外いらないと決意できた理由に身体の相性が抜群に良い相手を手放せないからだという割り切った結論を持ってきたのなら納得もいったのですが。
また攻めは何かに執着心を抱くほど思慮深くも暗い過去があるようにも思えなかったので、何もかも失った代償として手に入れた受けだとしても、飽きたらあっさり捨てそうなので攻めのほうも萌えませんでした。
W不倫や妻子持ちといった設定は物語なので個人的にまったく問題はなかったのですが、そういう重い設定でなくてもこの攻め受けの関係性は書けたんじゃないのかなぁと思うと、なんか不誠実だなと思いました。
こうして感想を書いてみると、『人でなしの恋』というタイトル通りの話だと気付きましたが、だからといって萌える話に変わるわけではないので評価は「しゅみじゃない」です。
大人向け文学作品という感じがしました。
読み応えあり!!
フワフワの甘々も好きですが、禁忌であるが故の切なさや執着が書かれた作品。
神。
他の方も書かれていますが、自分もあのラストの余韻、粋だなぁ〜と思いました。