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エライ攻めさんや…!
兄弟どっちも喰っちゃうなんて…(笑)
攻めは石井
石井の恋人は明彦
明彦の兄は哲郎で哲郎と石井は同級生
所謂NTR作品ですねー
NTRだとどうしても攻めがゲスかったりクズだったりする感じがする事多いんですけどなぜだろぉ…この石井くん、キライになれない、、、
やってる事はね、最低なんですけどね、、、
でも哲郎と関係を持ったのも最初から哲郎や明彦を傷付けようとした訳ではなかったように見えるし、そこまで深く考えてなかった、って訳でもないように見える…
そこはかとなく漂う「優男」味…
それがね、終盤のあの哲郎との行為に繋がるんだろうけど
ダメな男に弱い私はこういう攻めにも当然弱いwww
好きな攻めじゃないのにキライになれない、、、
ダメって分かっててもやっちゃう飲んだ後の夜中のラーメンのような男です(クソっ!勝てない…!笑)
そしてこの作品の1番の特徴は何かすっごく不安定で虚ろな時期…ストレートに言えば「キラキラして無い方の青春感」を味わえる独特な作品でクセになる!って所です
自分勝手に見える想いや行動、抱えてはいけない劣情、やってはイケナイコトなどがNTRや兄弟、覗き、クスリなどの要素を上手く絡ませて魅せてくれています
誰にでもおススメ!という作品ではないですが三角関係とかNTRで「おもしろいもの」、DKで「王道じゃないもの」と言われたら頭に浮かぶ作品のひとつです
最近心を傷つけにくるような作品を読んでないな〜と思って、浮気がテーマの作品を2作品読みました。うち一つがこれ。
とにかくキャラが濃かった。
男の娘?女装子?である弟に欲情しているお兄ちゃんと、弟と遊び半分で付き合ってる彼氏。
「すんげぇ……不幸な匂いしかしない……」そんな感じの3人です。
物語の転換点はお兄ちゃんの秘密を彼氏が知って、2人の関係が深くなっていくところから。
ここからもともとドロドロな人間関係が地獄絵図と化していきます。
世の中には罪悪感もなく浮気する人と、浮気をしている事実に心を病みながらも辞められない自己矛盾を抱えている人がいますが、お兄ちゃんは完全に後者。
彼氏は前者……かな?もともと弟との関係は遊び半分だったのでそりゃそうだよな〜とは思いつつ、なかなかにクズだ……とも思います。
しかし、なかなかに重い展開なのにこの話が読みやすく感じられるのは、弟がとにかく器が大きくて、悲壮感を軽くしてくれているところに起因するかな。私はどちらかと言うと後書きに書かれていた展開の方がしっくりきます。
大好きだったんだよね……?いいの……?えらいね……。と言う気持ちに。
評価は、後書きの方が読みたかった……!と言う気持ちが大きすぎるので、萌2で。ぜひ……後書きの方のエンドを読ませて欲しい……!
世の中には浮気をする人なんていっぱいいるのに、何でBLには浮気モノが少ないんだろう(ウケないからだろうけど)。
この作品を読んだら、やっぱり人間の生々しいところを抉り出すような物語が好きだな〜と再確認しました。
こういうタチの悪い三角関係、好きだなぁ。最初、兄弟2人を惑わす石井はかなり遊び人な悪人キャラなのかと思うんです。脱法ハーブまで所持して、共有していますしね。でも、読み進めていくと、意外にも根っこは誠実な人間なのだと分かる。もちろん、薬なんかやってる時点でいい人もくそもないと言われたらそれまでだけど、彼は哲郎が弟に欲情したり好意を抱いたりしていることも、その弟が女装癖を持っていることも、最後まで誰にも口外しなかったし、弱みを握るような真似もしなかった。この若さでここまで口の堅さを貫けるって、すごいことだと思うんです。
弟への歪んだ気持ちを抱いていた哲郎だけど、徐々に好意の矢印は石井へと向かっていく。石井も最初はアキの兄であり、弟で抜いていた哲郎に興味本位で近づいただけだったでしょうけれど、いざ実際に関係を持ってみると、その健気さやいろいろ葛藤を抱えて生きている不安定さに放っておけなくなってしまった、という感じなんでしょうね。アキはなんだかんだ強かに生きていけそうだけど、哲郎は1人では強く立っていられない、という雰囲気がありますから。石井の気持ちの変化は私には責められませんでした。最後はなかなかヘビーな展開ですが、石井も哲郎もアキにはちゃんと自分の言葉を尽くして謝罪しますし、すっきりと読み終えられました。あとがきに書かれているバドエンルートも、いつか読める機会があるといいなと思います。
初読みの作家さんです。タイトルからしてずっと気になってました。異色作?
中身はほぼやってばっかりなんですけど、読み終わると清々しい気持ちに。
兄弟と攻めとの三角関係。いや兄→弟→攻めからの。
女装癖の弟明彦(中学生)を好きで、兄弟の部屋は本棚で仕切られてるだけで隙間から覗けちゃう!
兄の富士は弟と彼氏の石井のセックスを覗いては自慰をする。
ハラハラする!しかも二人にバレてて。
ある日富士は明彦のセーラー服で自慰をしたところを石井に見られてしまい…。
石井が兄の富士に構うようになりどんどん惹かれていってやりまくって。
富士も明彦とキスした口だ、明彦に入れたアソコだと興奮していたのがだんだん石井を好きになって。
とうとう明彦にバレて富士は死んで消えてと言われてしまい…。
石井が男前でした。本当に富士を好きで助けて一緒に死んでもいいと薬を飲んで。
退院したら速攻でまた。素直に好きって言えて抱き合えるようになって良かった!でも富士の部屋では止めてー。
特徴のある絵ですね。
ガトーかな?と思うほど暗くエロいです。
構想時はもっと暗かったみたいですが。
可愛いおとうと。女装すると女の子にしか見えない。
その弟が告白し付き合うことになった、石井。本棚で隔てられた隣の部屋で、いつもHしている。それを覗き見て欲情する兄。どちらに興奮しているのか?
兄と弟で揺れるお話かと思ったらそうではなく、兄弟の間には何もありません。
ただ、石井は次第に兄の方をかわいいと思うようになる。
彼氏を寝とる形になった兄。弟に済まないと思いながらも、石井との関係をやめられない。
石井は浮気性かと思ったらそうではなくて、兄の方に本気になるのでした。
君が死ぬなら一緒に死ぬよと、大量の薬を服用。心中を図った二人ですが、弟が発見してことなきを得る。
結局、弟が身を引いたので、まあハッピーエンドというお話になっていました。
弟の目線で見たら、かなり辛いお話。
石井が、そこまで兄に惚れた理由がちょっと弱い気がした。
絵は綺麗ですが、デジタルなのか、少しのっぺりした感じ。
とはいえ、印象に残ったので、今後、人間ドラマを描いていかれるんだったら追っかけたいなあと思いました。
女装する弟、明彦。
女装する弟に恋する兄、富士哲郎。
弟が恋したのは、兄の同級生の男子、石井。
石井と明彦が付き合い始めてから、兄の富士哲郎の恋が動き始める。
かなり衝撃的な作品。
あくまでも、登場人物たちの感情に重きを置いた作品で
欠けている部分は多々あります。
そしてそこもまた、深いと思わせるほど、読み手に委ねられてる気がして
漫画なのに、本の要素が強い気がします。
感情がいつも、言葉にできるほど単純なものでなくて
辛い苦しい悲しい、で言い表されるものではなくて
それを付加するように、描かれるメロンソーダと
♪いつか願いが叶うとしたら、という歌、そして脱法ソーダ。
「恋」ではなく「願い」とした歌の歌詞は、
「僕」と称する兄の純粋過ぎる感情にマッチして、本当に切ない。
歌ってるシーンは、本当に何度も読み返してしまうほど
こんなにも純粋な想いがあるのだと、切なくなります。
人が恋に落ちるのは案外簡単なもので、
ただただ切ない心に引っ張られていくように、ただれた石井からしたら
接することのない兄の純朴なところに惹かれていったんだろう。
元々、作者さんは、バッドエンドをイメージしていたようで
そんな終わりもみてみたかったなとも思います。
と、言うのも、ハッピーエンドで終わるこの作品の裏は
バッドエンドじゃないかって気がしてならないから。
自殺未遂という行為は、果たして、親に、世間にどう受け止められるのだろう。
彼らが退院した後の教室は、果たして彼らに何を与えるだろう。
脱法ハーブの過剰摂取は、依存が強いというニュースをわざわざ、
作中でしれっと流してるけれど
彼らが過剰摂取で自殺未遂したことは、依存症状には繋がらないか?
退院してすぐの、あのシーンが、彼らのハッピーの絶頂なのでは。と。
ちょっと深く考えすぎでしょうか。
それぐらい衝撃的な作品でした。
わざと欠けさせた部分で、こうも想像を膨らませられる作品は
なかなかないのではないでしょうか。
私にとって、萌えなんて言葉では片付けられない、神としか言えない作品でした。
前作は遠藤さんの世界観が全開に出ていて、少し読む人を選んでしまったかなと思っていましたが、こちらは読者の幅を広げられた作品になっていました。
それでも遠藤さんの世界観はちゃんと描かれていて、濃縮して美味しいところを出せたように見えました。
女装する弟、弟のセックスを覗き見して弟でオナニーする兄、弟の彼氏の兄の同級生
という三人が出てきます。
この三人がどのような関係で落ちつくのかはぜひ読んでみてください。
あと、メロンソーダが飲みたくなる。
カバー裏面のメロンソーダが美味しそうな毒々しい色で気に入っています。
最近、高校生同士のきゅんきゅんBLばかり読んで、青春っていいよな~なんて思っていた自分に、リアルな青春を見せつけてくれた作品でした。
悩んだり、辛かったり、思い出したくないこともたくさんあって、今は時が経ったから、大人になったから、上手く美化出来るようになっただけ。
そっか。青春は痛いし、恥ずかしいし、不安定なものだった。そんなことをしばし振り返ってしまいました。
弟が女装していて、その女装した弟を性的な目で見てしまう富士哲郎。
女装と気づかず富士哲郎の弟富士明彦と関係を持ってしまうヤリチンの石井武雄。
その石井武雄といつしか関係を持ち始める富士哲郎。
いびつすぎる三角関係と、合法ハーブ。そしてメロンソーダ。
設定、小物だけでものすごい作品だとわかる。
正直私にはまだ少し難しくいろいろな答えは出ていません。
富士哲郎は弟を一体どういう目で見ていたのか。
恋じゃなく、ただ性の対象として見ていたのか。
なぜ石井武雄は富士哲郎を好きになったのか。
一体いつ?なにが原因で?
あと10回ぐらい読み直せば答えが見えてくるかもしれないし、
何度読み返しても、私には理解出来ない作品なのかもしれない。
ただ、青春のしんどい部分を真っ向から見せられて、そうか。青春はキレイなだけじゃなかったな…とかなり胸にぐっと来ました。
何も繕わず、誤魔化さず、ウソをつかないこの作品は、正直読んでいてキツイ作品だと思います。でも、次の展開が全く読めず、ちょっとだけ読むはずが、最後まで読者の心を掴んで離さない。醜さもあるけれどそのぶん強烈に魅力的な何かがある不思議な物語だと思いました。
これは本当にいろんな解釈が出来る深い作品だと思います。
まだまだ答えが見つかるまで、読み返してみたいと思います。
あぁ間違いない、やっぱりこの方の描かれるものは好きだ〜って確信のセカンドコミックでした。
ましてや今回は私の大好きな三角関係モノ!
グッサグサにイッタイけど、遠慮がないからこそ描ける生々しさに引き込まれました。
主人公が自殺を図り、それを助けにきたもう1人が後を追う、という只ならない展開から始まる本作ですが、前作同様、決してバッドエンド作品ではないってことを今回も先にお伝えしておきます。
サブタイトルはシェイクスピア「真夏の夜の夢」より、
─The course of true love never did run smooth.(真の愛の道は決して平坦ではない)
このお話は絶対読み違えちゃいけない注意点があります。
富士(兄)がアキ(弟)に対して抱いているものが恋愛感情だったのか。
答えは「ノー」。
もし「イエス」と感じたなら読み返し必須です。
あえて王道モノっぽく言うなら、「まだ恋に恋してる状態の10代が本当の恋愛感情を知るまでのお話」って感じでしょうか。
ものすっっっごいヘビーなアオハルですけどね。これもまた10代の刹那のなせる技。
タイトルの“メロンソーダ”ってのが秀逸な表現だなって思いました。
『同級生』じゃないけど、レモンサイダーのようなあの無色透明のスカッとしたイメージに対しての、“メロンソーダ”な10代のラブストーリー。
三角関係ですが、主役は〔富士〕と〔石井〕です。
弟の〔アキ〕はちょっとかわいそうな役回り。
でもきっと多くの人が、この2人の様な過程を経て「あぁ、あの時のあれは恋愛感情ではなかったんだなぁ」と知ってきたはず。
彼等の場合はそれが極端に歪な環境下で起こってしまっただけ。
富士も石井もある意味吊り橋効果ってやつでしょう。
女装して自慰をしてる弟を覗き見てしまった富士のドキドキも、自分に言い寄ってきた可愛い子と密室でイケナイ事をする石井のドキドキも、10代の若き心を勘違いさせるには十分。
富士への特別な感情が芽生えた時に「ソーダ(薬)飲んでないのにドキドキしてる」という石井のモノローグが分かりやすかったです。(ドラッグ描写を肯定する気は微塵もありませんが)
アキが恋人を寝取った兄に対して「死ね」と迫るのは、今の私なら言い過ぎだと思うけど、10代の私だったら同じ様に思うかもしれないな。
それで富士が本当に死のうとするのもまた然り。
そして石井がなんの躊躇いもなく富士の後を追おうとするのも。
感情がまだコントロール出来なくて、思考が極端に振り切れやすい10代特有のあの感覚をオブラートに包むことなく描写されるのは、なんとも言えない痛さとイタさがあるんだけどリアルで、頭のどこかでは仰々しいなぁと思いながら読んでいる自分もいるんだけどやっぱりリアルで、どうしたって引き込まれてしまいました。
富士と石井が死なずに幸せになれてよかったけど、まぁアキは1回くらいならあの気遣いのない兄達を刺してもいいんちゃうかな(過激な意見)
本作の発売で、前作のデビューコミック(真夜中のクライングモア)のポイント数がジリジリ伸びているのを何気に嬉しく思って眺めています。
あちらもまたデビュー作とは到底思えないクオリティの作品なので、この機会に多くの方に読まれるといいなと思います!
【電子】シーモア版:修正白抜き、カバー下○、裏表紙○、特典ペーパー(1p)付き
作者さんのインタビューを拝見し、とても気になるストーリーだったので発売を楽しみにしていました。表紙は作中よく出てくるカラオケの一室で紫のネオンカラーがとても綺麗です。
女装癖の弟(明彦)・そんな弟に恋する兄(哲郎)・兄の同級生で弟の恋人の石井くん。キャラ設定の時点で既にぶっ飛んでいるのに明彦は哲郎がいる部屋(大きな本棚で仕切っているだけで2cmの隙間有り)で平気で石井くんとヤリまくるし、それを哲郎はオカズにするし(明彦のセーラー服もオカズにしていました)、石井くんは2人と平気で肉体関係持つし…超ドロドロで終始鬱屈した状態で物語は進んでいきます……
石井くんが明彦より哲郎を好きになってしまった理由が明確に描かれていなかった気がします。可哀想で危なっかしくて庇護欲を掻き立てられたのか、体の相性が良かったのか、それとも言葉では説明できない理屈抜きで好きになってしまったのか…なんにせよ哲郎には幸せになってほしかったので石井くんが「お前が死ぬんやったら俺も一緒に死ぬからな」と言うほど哲郎の事を好きになってくれて良かったです。しかも本当に心中(未遂)してくれた………
明彦は最後こそ身を引いて哲郎と和解していましたが、私は正直好きじゃないです。恋人を寝取られようと何があろうと、兄に「早く死んで目の前から消えて」だとか「まだ死んでないの?」なんて言えますか?ありえない。実際に哲郎は追い込まれて自殺未遂しちゃいましたし…これからは出来るだけお兄ちゃんに優しくして、石井くんとお兄ちゃんを温かい目で見守ってあげて下さい。明彦にも哲郎と石井くんのように、強く想い合える人が現れる事を願っています。
インタビューを拝見して購入、初読み作家さんです。
バッドエンドは受け入れられないタイプで、暗めのを描かれている先生のようなので少し悩みましたが、読後の感想は
クスッ
でしたよ(笑)
あくどい感じの歪んだものではなくてですね、穏やかな時に生まれるタイプのクスッです。
カテゴリー的には、三角関係になると思います。
攻め君は受け兄弟二人とも抱きます。
初めはセーラー服に身を包んだ弟君からで、本棚で区切っただけの隣の部屋で攻め君と弟君がセックスしているのを隙間から覗いてしまうお兄さん、という関係から始まります。
私だけかもしれませんが、何度か出るその覗き見シーンはそこまで重くは感じませんでした。
覗いているお兄さんが、弟君の事も攻め君の事も好意的に思っていたせいかもしれません。
合法のお薬にハマっている(弟君とセックスする時とか二人で飲んでた)攻め君でしたが、とある事をきっかけに同級生のお兄さんと交流するようになって、お兄さんの事を知るにつれて惹かれていき、お薬飲んでないのにドキドキする!
恋という沼にズブズブハマっていくような攻め君とお兄さんでしたが…みたいな感じです。
惰性でくっ付いて所々に隙間が空いている恋と
ぴったりとまるで一つのように重なり合う運命的な恋が描かれていました。
弟君にしたら彼氏を寝取られた事になりますが、そこは血の繋がりの不思議なパワーと言いますか、なんだかんだ言ってもお互いを許せてしまう良い兄弟でした。
最終的にみんなある意味幸せになれたのかなとおもいます。
彼らには3Pをすすめたいですね、絶対楽しめるよ!!
作画は非常に上質で、光の描写が素敵でした。
後半の病院での再会シーンは、まるでドラマを見ているようで、美しく描かれていました。
三角関係好きだなー、でもある程度みんな幸せになってほしいなーという方にはおすすめできそうです!