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motto jouzu ni yume wo mirareru hazu datta
音海ちさ先生の既刊作品は殆ど拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
特殊性癖 2
ダーク 2
エロ 2
な感じだと思います。
今作は短編が4作品収録されていますが、あらすじも書かれている表題作の「もっと上手に夢を見られるはずだった」は収録順で言うと4番目で、最初に収録されている短編とは違うので少しだけ混乱しました。
最初に収録されている「エンドレスコール」は刺青を彫ったり、ペンで傷をつけるので少しだけ痛々しい描写やちょっとリアルな蜘蛛の描写があるので、苦手な方はご用心ください。
他にも、知らない内に囚われていく匂いフェチや壊れているからこそ完璧な三角関係や嫉妬と執着を抱かせていた相手に、いつの間にか自身も嫉妬と執着を抱いていた2人など、音海先生が描くダークな雰囲気の作品が好きな方は、是非とも読んでほしいです。
初見、表紙、あらすじ店頭買いでした。
他のコミックスより少し薄く、この作品の中に帯の様な要素が含まれていると思い購入した。
……だがしかし!!!
気が早過ぎたようだ。
このボリュームの中にテーマ別に4作品+全ての登場人物達が交わる店のスピンオフ的な作品、
全5作が収録されている。
正直コレは詰め込みすぎだ。
しかも表紙買いした自分のような者は完全に損した感しかない。
何しろ表紙の作品【もっと上手に…】自体は後半の
たったの40Pしかないのだから…
だからなのか一つ一つのストーリーも尻切れトンボ状態で せっかくのテーマがもったいなくて仕方がない。オムニバス形式と言えば聞こえはいいが、それも一作一作が綺麗にまとまっていればの話。
何故、タイトルに4作品の中の一番短いストーリーのものを持ってきて、裏表紙にあらすじまで記したのか疑問でならない。
自分は【もっと上手に夢を見られるはずだった】という作品を一冊分読みたかったのだ。
あらすじだけで評価は萌だったが中の構成を見て
読んだらワンランクダウンしてしまった。
毎回テーマがあるGUSHのアンソロジーに掲載された単話作品を単行本にまとめたもののようです。
短編がいくつか入っています。それぞれにテーマに沿った設定なので、各話のつながりはありません。
いいように付き合わせているようで、実は蜘蛛の巣に絡め取られるようにはまってしまうお話や、仲良し三人組のうち二人がちょっとおバカな自分を狙ってるお話などがあります。この2つでは、純情にみえる子が一番性悪だったりするところが共通しています。
一番面白かったのは調香師のお話。憧れの彼の匂いを作ってもらいにきたはずが、気に入られて調香師自身の匂いを持たされ、それに興奮してしまうという。
それぞれのテーマは以下の通り。
表題作:嫉妬
エンドレスコール:刺青
路地裏の調香師:匂
ともだちエラー:懐
これを見てから読むと、納得できるかも。