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shuchaku to inu
タイトルとあらすじだけだともっとどろどろな話を期待していたけど、思ったよりあっさり読めました。
高校のとき、クラスメイトに犬のような首輪をして性的な行為を強要され、トラウマになっている主人公の翠。そんな翠に、それを脅し文句のように使い恋人になってと言う杉原。
半ば強引に翠を杉原が襲うので、トラウマに傷では?と思いきや、翠は実は首輪をつけられたりが性癖だったと気付くんですよね~だから後半は自分から首締めてってお願いしちゃってます。
杉原も、なんだかんだ翠が大好きなので執着といっても痛々しいものはなく、愛のある感じなのでどろどろな雰囲気はありません。
そして実は、翠と杉原は幼い頃に少し交流があって、そのころから実はお互い好きだったという(よくある)伏線回収。ということで杉原の執着は長年片想いっていうのもあります。
もっと攻めの執着で受けが可哀想なのを想像していたので少し物足りなさはありましたが、エロは多めだし絵も綺麗なので良かったです。
高校の頃、犬のように首輪をつけて性的なイタズラをされていた受けとハイスペ攻め。
環境を変えようと田舎の大学に越した受けと一緒の学校に行きたくて一年留年して入学してきた攻めの執着に、とても良い意味で震えました。
一緒のサークルに入り、攻めが猛アタック。
受けの事が好きな女の子を抱いたりする癖に、意外と純情。
犬のように扱われると興奮してしまう受け。
優しくしたけど、受けの要望にも応えたい攻め。
攻めはすごく優しいんだと思います。
最後は意外な関係性も分かり、ハッピーエンド。
表紙裏のあとがきもありました。
絵柄はどちらかというと攻めも可愛らしい感じです。