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俺のせいで勃っちゃったんなら、責任とらないとね
take me take out
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家買いしています。
表題作は、双子なのに顔以外は全然似ていない、宗久と芳久。芳久は人当たりよくモテモテだけど、宗久は鬱屈している。そして実家の美容院で勤めている年上のキレイなお兄さん、静間に、なんとなく惹かれている。
芳久は芳久で、彼女がいるが、愛し合っているわけではなくお互い割り切ったアクセサリーのような関係。いい人、に思えた芳久の裏の顔がもうちょっと描かれるかな?と思いきや、兄弟間では腹を割って話す素直な関係でした。
静間は、ちょっといけないことを宗久にしかけてきたり、と、いけないお姉さんというキャラ。過去、彼氏にDVを受け、宗久に救われたエピソードをはさみますが、最終的にはお互い昔から好きだった上に結ばれて、甘々カップルにというハッピーエンド。
もう1つ、有名同人作家と、底辺同人作家のカップルのお話が入っていました。
偶然、有名な同人作家、ワタナベさんと飲み会で知り合いになり、お近づきになった、と思いきや、実は、個性的ながら全然熟れない自分(ニノ)のコアなファンで、ラブラブ攻撃にもう観念、というお話。
最後は、昔DTで失敗した苦い経験のある相手に、職場で再会。年上メガネの柘植さんに、病院の跡取り息子がいいようにされてしまうというお話。
どれもダークになりすぎず、楽しめるお話でした。
眼鏡のお兄さんは最高で、最強!
表題作含めて、タイプの違う最高にエロい眼鏡のお兄さんを堪能できるコミックスでした。
表題作は、色々鬱屈した双子の片割れ高校生くんが、母親の経営する美容室で働いているお兄さんの隠された一面に触れてしまい…な、お話。
年上の訳アリ美人受け。
「僕の神様」は辺境同人作家くんと大手同人サークル主さんのお話。
神様のようなハイスペックお兄さんが…なお話。
「秘密の~」は童貞新米医師が、トラウマの相手と再会するお話。
ドSな眼鏡お兄さんを攻め落とせるなんて思ったこと自体が、童貞の無知の為せる誤りでした。
これだけが眼鏡攻め。
眼鏡好き、年上受け好きとしては、なかなかおいしいご本でした。
セルフツッコミ
この表題作、本編には直接出てこないけど、主人公じゃない方の双子の片割れ君は主人公君が好きだったりしないのかなぁ。
で、東京でバリタチで男食いしまくった挙句にうんと年の離れた大人のネコちゃんになったりするようなスピンオフ。
ありがちっちゃあ、ありがちだけど、読んでみたいな。
3作品収録です。
「テイクミーテイクアウト」
顔は完全にそっくり、でも性格は少し違う。弟の芳久の方が人当たりが良くモテモテで、何かにつけて比べられていつもモヤモヤしている宗久。
誰もかれも自分でも芳久でもどっちでもいいのか、自分だけを見て欲しいという思いに苦しむ宗久。
そんな宗久を取り巻く、実家の美容室に勤めるミステリアスな静真さん、芳久の彼女である美人の茉莉絵、何かを心に秘めているらしい芳久の心模様。
バイセクシャルでDV被害者で、おそらく体の傷痕をカモフラージュするためにtatooで彩っている静真は、5年前に宗久に救われた、という。
宗久と静真の関係性や静真のセクシーさは良いとして、やはり芳久の掘り下げが中途半端でスピンオフ前提でのこの設定なのか…それならそこも描ききって長編にしてほしかったな、という気持ちになってしまいました。
描き下ろしでの宗久と静真のエロ補給は良かったですよ。静真が綺麗でエロいおにいさんです。
「ぼくの神様」
同人作家のお話。
私はコミケとか行った事なくて、壁とか誕生席とかイメージできないのですが、ともかく大人気サークルの有名人と、底辺サークルの作家のカップリング。
有名人が実はこのマイナー君のファンで〜という展開はそれほど意外性もなく、短編のせいかすぐHになります。背景等手抜きなくしっかり描き込まれています。
「秘密のおしおきカルテ」
病院長の息子で、頭も顔もいいゲイの榊宗一郎。唯一彼の黒歴史は、童貞を捨てようとして早漏してしまった3年前の夜…
何とその時の相手が榊総合病院の看護主任だった…!
そして空き病室に呼び出され…襲われ…喰われ…
…というお話でした。これも短いからねぇ。Sっぽい主任の柘植さんのルックスは結構好みでした。
そしてカバー下にて作者様の「メガネ考」。どのメガネ男子も素敵やねぇ…
ごめんまず突っ込んだわ。
ロメ男さん、どんだけメガネの綺麗なお兄さん描くのww
デビューコミックの栢山さん(from 純愛カリカチュア)に次いで、今作の3カプも片方がみ〜〜〜んなメガネかけてる綺麗なお兄さん!!
いっそ好感が持てるブレのなさ…!
相当なメガネ好きらしく、読み終わってカバー外したら「メガネ考」ってタイトルでメガネキャラに対するこだわりを熱く解説してらっしゃって、なんならカバー下が一番面白かった。
「まずメガネキャラはセックスのときにメガネ外すかつけたままか仕分けします!」
スタートそこなんだ。笑 (もちろん今回の3メガネキャラがどのタイプか+αの解説付き)
栢山さんはどのタイプだ??と思わず既刊も読み返しましたよね。
ちなみに栢山さんは本気のセックスになると「外すタイプ」でした。
全3話+描き下ろしの表題作と、読み切りの短編が2編入っています。
「テイクミーテイクアウト」・・・高校生×美容師(メガネ)
「ぼくの神様」・・・底辺サークルの同人作家×最大手サークルの同人作家(メガネ)
「秘密のおしおきカルテ」・・・看護師(メガネ)×研修医
しあしまぁ、メガネ+綺麗なお兄さんばっかじゃ似たビジュアルになりそうなところを、メガネフレーム、眉毛、目の形などでしっかり描き分けてらっしゃるあたりは流石でございます。
私は「ぼくの神様」のワタナベが一番タイプです( ´艸`)(栢山さんがツボった人には多分ツボる系統。シャレオツ眼鏡かつ、上に乗ってる間は強気だが乗られると途端に可愛くなるタイプ♡)
メガネの話ばっかり長くなりましたが、肝心の中身はと言いますと・・・全体的にサラッとしてたかなー。
綺麗にまとまってる感じの3作品でした。
先にいかにもQpa!って感じの清々しい突き抜けっぷりが最高だった1冊目を読んじゃってるのでどうしてもね、アッサリと感じてしまう後遺症が。。
でも表題作はサラッとしつつ、なんつーか結構バックグラウンドがダークなんですよね。
特に攻めの弟くんとその彼女の高校生らしからぬダークな関係性(2人の間に愛はない)がむしろめっちゃ気になるんですけど!!!
いっそ彼等の話をNLで描いてほしいわ。
(ちるちるで言うのも場違いなんでデビューコミックの時はグッと我慢したんだけど、ロメ男さんの女の子キャラがゴス系で超絶可愛いのよ。すげー好みなのよ。脇と言わずヒロインで眺めたい。)
そして弟くんの本命の話は是非BLで!
表題作に関してはスピンオフが来そうですね!期待しておきます♪
茶渡ロメ男先生、2冊目のコミックスです。
デビュー作の『純愛カリカチュア』は予想外な展開の連続で、暗闇の中でジェットコースターに乗っているみたいに振り回されて、サイコーに楽しい一冊でした!
他のストーリーも読んでみたくて、待ちに待った2冊目だったんですが、、、
物足りないというか読み足らず、ちょっと消化不良を起こしてます。
ページのほとんどは表題作、お題BLアンソロの短編が2つ収録されています。
●「テイクミーテイクアウト」
イケメン双子の兄・宗久と、親が経営する美容室で働く静真の話。
宗久と弟の芳久はソックリ同じ顔なのに、芳久の方が器用になんでもこなして、女の子にもモテる。
(同じ顔をした人間との出来栄えの差って、かなりのコンプレックスになると思うのだけど、宗久は気にしてはいるものの、だからって弟との関係がギクシャクするとか、深刻さはありません)
そんな宗久が気になっているのが静真。
黒髪を束ねてどこか中世的な色気を感じる年上の人。
親が不在の日、弟が彼女を連れてくるから、宗久は家を出て、静真の家にお泊りすることに!
憧れの人の家で過ごす夜!しかも年上のその人の肌にはタトゥーが彫られていて、宗久は興奮せずにはいられない。
すると静真は「俺ね、バイなんだ。俺のことエロい目で見てたでしょう?」と誘い受けをしてきた!
でも宗久が反撃しようとすると、ストップがかけられてしまい…
いきなり感がある展開なものの、それが静真のキャラなのかと思ったのに、ストップがかかってしまう肩透かし感…
だったら最初から誘い受けなんてしなきゃいいのに。
その後、宗久が弟へのコンプレックスを静真にぶつけて関係を持ってしまうものの、静真は店を辞めることに…
過去の静真は、雇い主の恋人からDVを受けていて、たまたま出会った宗久に「逃げていい」と言われて逃げてきて、偶然に宗久に再会し、ずっと宗久だけを見てきた。
宗久にとって静真は、念願の弟のスペアじゃない、自分だけを見てくれる人。
過去が追いかけてきても、静真はそんなの跳ね除ける力があるんだから、そのまま留まれば良いのに、なぜDV男の店に戻ってしまうの?
最後の簡単な〆といい、静真の考えていることがわからなくて、ご都合主義的に感じてしまいました。
静真のタトゥーはDV男からタバコを押し付けられた痕を隠すためでもあると思うんです。
DVを受けていた時のこと、宗久を手に入れたのにどうして今また戻ろうとするのか?静真の心理をもっと掘り下げてくれないと訳がわかりません…
でも、デビュー作で感じた”煌き”を感じる部分もあるんです!
それは弟カップル。
彼女はミステリアスな超美人で、「同じ顔だから違いを知りたい」と宗久にも迫ってくる魔性系。
おいおい女子高生の言動じゃないだろと思いつつ、「芳久の感じのいい笑顔の本心はどこか遠くにある」と見抜いている鋭さがすごい。
そして弟と別れて欲しそうな宗久に「私と別れたら芳久は暴走する」と意味深な発言。
芳久が自分を好きだからじゃない、別の理由での暴走?
でもこの会話だけじゃ、なにがなんだかわからないよ。
そして芳久には絶対に叶わない想い人がいて、それを隠すため?彼女と付き合ってるのが都合が良いらしい。
芳久の想い人って誰なの?スピンオフのサイドストーリーが用意されているの?
もしかして双子の兄の宗久を想ってたりするの???
この心理戦には惹き付けられたのに、脇キャラの思わせぶりなエピソードのまま終わってしまって、核心が語られていなかったのが本当に残念…
もっとちゃんと読みたかったよー。
●「ぼくの神様」(『カーストBL』収録)
作風が独特すぎる同人作家×カリスマ作家の話。
底辺作家がカリスマ作家に憧れる感じの話だったのが、実は強く執着していたのはカリスマ作家のほうで…ってパラドックス感がおもしろい!
ホラーの鬼才・伊藤潤二を彷彿させるようなすごい作風に目が点です。
●「秘密のおしおきカルテ」(『愛玩・調教BL』収録)
イケメン大学病院の息子が凱旋するかのように病院に入ったら、そこに居た看護師は3年前に童貞を捨てようとして大失敗をした黒歴史の男!
そして再会して、今度はその男に愛玩されちゃうって、エロが楽しいお話。
お題BLの作品はページは短いものの、テーマに沿ったもので、どちらも逆転性のある展開がおもしろかったです。
でも本のほとんどを占める表題作は、やっぱり私には消化不良です。
弟・芳久のサイドストーリーを補完して欲しいです。
2冊目のコミックス、楽しみにしてました\(^o^)/
登場人物の心情をしっとり読ませる表題作に、デビュー作を彷彿させる変化球が楽しい短編が2作になります。
デビューコミックスでも思いましたが、パッと読者の目を一気に引き付ける魅せゴマなんかの手法が鮮やか。
こう来たか!!と楽しく読ませていただきました。
「テイクミーテイクアウト」
表題作です。
優しくてモテる双子の弟といつも比べられ、鬱屈した日々を送る高校生の宗久。
実家の美容室で働く謎めいた青年・静真の自宅に泊めてもらう事になりますが、いつもとは違う彼の色っぽい姿に何故か勃ってしまい-・・・と言うものです。
で、「エロい事考えてたでしょ。抜いたげよっか」と言う流れ。
静真が色っぽい年上のお兄さんでして、普段職場(美容室)ではお洒落で気さくな青年。
これが、プライベートである自宅になると、結んでいる髪を下ろして薄着の身体にはタトゥーだらけ。
ギャップにドキッとさせられるんですね~。
また、宗久を誘う表情の色っぽい事!!
童貞の高校生なんか、イチコロですよ。
ここから、静真の元彼登場に、弟の彼女から不可思議な誘いをかけられ混乱する宗久と、ストーリーは一気に深みを増します。
実は静真の過去ですが、元彼からDVを受けていたりします。
この暴力シーンなんかが結構痛々しい(>_<)
殴られ、ズタボロの所を犯され、タバコの火を押し付けられと。
まぁ、私は受けが殴られて鼻血を出してたりするのに萌えちゃうんですけど。
遊び人に見えた静真の実は健気な所だったり、年上の色っぽいお兄さんに翻弄されてる宗久のワンコっぷりだったりと、読んでいてキュンキュンさせられる萌え所も最高でした。
ところでこちら、どうも宗久に兄弟以上の想いを抱いてそうな弟との関係だったり、静真のタトゥーだらけの身体だったりと、まだまだ読みたい部分が残ってます。
これは1冊丸々で掘り下げて貰いたかったな・・・。残念。
他、描き下ろしで「Take me to heaven❤」。
タイトル通り、二人の甘々エッチになります。
天国に連れていってもらえたね。宗久!
「ぼくの神様」
こちらアンソロジー「カーストBL」の掲載作です。
同人をテーマとしており、底辺サークルの同人作家×カリスマ同人作家と言うカップリング。
短編ですが、デビューコミックスを思わせる、アク強めで予想出来ない展開が面白いラブコメ。
こう来たか!!と、大変楽しく読ませていただきました。
ワタナベ(カリスマ同人作家)の照れた初々しい表情と、現状のギャップにはぜひご注目。
こうゆう変態さんを描くのが本当にお上手です。
他、アンソロジー「愛玩調教」掲載の「秘密のおしおきカルテ」。
看護師×研修医でアンソロジーのテーマそのまま。
穏やかな好青年に見えた看護師の、豹変っぷりがとても楽しいです。
あと、鼻っ柱が強い研修医が調教されちゃうのにニマニマと。
泣き顔が超可愛いよ!!
と、楽しく読めました。