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romantei no juunin
娼妓ものは切ない話が多いので読むのに身構えてしまいます。
こちらの作品は主人公の強気なところが前面に出ていて読みやすかったです。
父親の借金返済のために娼妓として白桜で働くことになった浅黄。
「浅黄」の名付け親である借金取りの波佐間は、幼い頃から父の借金取り立ての度に浅黄に優しく接してくれた存在だった。
というわけで借金をしたまま逃げた父親の代わりに娼妓となって返済をする若者の話です。
父親は逃げたのか、1話冒頭の死体が父親なのか、その辺りはまだ分かりませんが、娼妓の世界で「父に見捨てられた」という悲しみに浸ることなく浅黄が強気でいられるのは波佐間の支えが大きくて、時にもどかしく時に甘いふたりの関係にもだもだします。
ちょっとしか出て来ませんが先輩花魁の気遣いも素敵です。
1、2話は浅黄と波佐間の関係を中心に、3話目では花魁となった浅黄に見受け話が出たり、波佐間と対立する組の者に浅黄が拉致されたりと盛りだくさんで、続きが激しく気になります。
作画も綺麗で、花魁になった浅黄はとっても美しいので目でも楽しめる作品です。