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僕の人生の代償に、君は何を支払うの…?
kogoeru netsujo
会社社長の玄沢と心療内科で薬剤師をしている百瀬のお話。
百瀬は子供の頃夏に山で事故に遭い、毎年その時期が近付くと不眠の症状に悩まされていた。
玄沢は百瀬の勤める病院に通院している患者のひとりで彼も夏が近付くと特に不眠が酷くなるという。
玄沢をどこか放っておけないと感じた百瀬は声を掛け、ふたりで食事をするような仲に。
そうして打ち解けてきたころ、山で遭難した時に助けられなかった友人が玄沢だったと判明。
あれ以降人生が狂ったという玄沢にその代償として何でもする約束で体を差し出し、歪んだ関係が始まってしまうという重た目なお話でした。
事故当時の記憶がまったくないわけではなく、トラウマになっているのに大人になってから山に入ることが出来ているのはアレっ?と思ってしまった。近づくだけでも具合悪くなりそうなものだけど。
玄沢が百瀬に代償を求めるのは間違っている気もするけど、それが引き金で幸せな日々が奪われたと思い続けていたなら矛先が向くのも仕方ないことなんでしょうね…その部分は切なかった。
そして百瀬の先輩で心療内科の医師・葛城の言葉に驚き。
詳しい理由を知らなかったとしても過去のことを「まだ引きずっているとは」と呆れたように言うなんて…そんなこと言う医師のもとに患者さんはくるんだろうか。
色々と思うことはありますが、心の闇を扱うようなお話は読み手側としても難しいなと思いました。