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kakushigoto one room
萌2よりの萌評価です。
都合のよい、体だけの関係。どこのだれとも分からない青年メイを家に招き入れた小説家、安達。
安達は、自分もストレス解消にメイを利用している節がありますが、本当は自分のことをどう思っているか、気になっている様子。
実は、執着しないようでいて、安達に対するメイの細やかな心配りがストーリーの最初からモノローグで語られるので、恋人というしっかりした関係ではない危うさの中に、何か恋の予感みたいなものが感じられるお話になっています。
その意味で、安達ではなく、本当はメイのラブストーリーなのかも。心を許すことができる人なのか、本気ではないふりをしながら、おそるおそる探っている、猫のようなメイ。
そんなメイの素顔に気付いた安達が、二人の心の絆をたぐり寄せる、そんなお話でした。
小説家の安達と謎めいた存在のメイ。
お互いに利用するようなかたちで続いていた同居生活。
でもメイが安達に惹かれていることを自覚したときにそのバランスが崩れてしまうのです…
そうして帰って来なくなってしまったことで、改めてメイが大切な存在だったと安達が気付くのですが、気付いたときにはもうメイは居なくて…
またふたり再会できて本当に良かったです。
お話の流れは単純ではあったけど、揺れ動くふたりの感情がすごくよく描かれているなと思いました。
恋人になってからも変わらず、淡々と愛を伝える安達と意外と照れ屋なメイにすごく萌えました。
電子書籍で試し読みして、面白くて購入いたしました。野良猫みたいな男の子を拾う物語はBLに多いと思うのですが、拾い主の小説家の安達が、メイの素性を気にしつつも聞かない、という所が効いてます。過去の恋愛から人を好きになることに怯えているメイが、安達を好きになりかけて自ら姿をくらましたことで、安達もまたメイへの想いに気づきます。偶然メイを見つけた安達がぐいぐいいくのは萌えますね。その後の展開はほのぼの感があって、都会の片隅で寄り添う二人が凄く素敵に思えました。
タイトルのかくしごとワンルーム、書く仕事、とかかっているそうですが、これも秀逸なタイトルだと思います。