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nijokun wa futoukou
表題作と短編2作が収録されてます。
「二条くんは不登校」
不登校の美形転校生と、彼に懐かれる同級生のお話。
転校してきて以来学校に来ないナオに、先生に頼まれて毎週届け物をしている一希。
ある日、お礼がしたいと言うナオに付き合いゲームをするうちに懐かれ、「一希が恋人になってくれたら学校に行く」と言われてしまう。
素直なナオにほだされていく一希。
しかし、一見無邪気なナオには抱えているものが。
前の学校で同性愛者であることがばれ、転校することになったナオ。だから今の学校にも来なかった。
恋を諦めかけているナオは、自分に向き合ってくれる一希ならばと縋るような思いで、でも敢えて真剣には振る舞わずに恋人になる提案をしていました。
そんな自分を好きだと一希が言ってくれても、申し訳なさから身を引こうとするナオが切ない。
せっかく想いを告げたのに、へたれてしまうナオに一希が怒るのも無理はない。
だけど、ナオはちゃんと「好き」って言います。何度も何度も。
やっと結ばれる時は、自分も初めてだと言いつつかっこよくリードするナオ。
描き下ろしでは、いざ恋人になると恥ずかしくなってナオを避けてしまう一希と、そんな一希が自分に本当に恋しているのだと実感するナオです。
「その声で感じないでくれ」
喘ぎ声がコンプレックスのヒデは、恋人の廣瀬と抱き合う時いつも声を抑えている。
そんなヒデの前に、暴力的な元彼の翔太が現れ、強引に関係を迫ってくる。
横暴な元彼から解放され、今の恋人と幸せになる展開かと思いきや、ヒデは翔太に罵られながら喘ぐ快感に囚われ、廣瀬さんでは満足できず、自分から翔太のもとへ行ってしまうという結末。
翔太の方が好きということではなく快楽に堕ちるという感じのダークな物語です。
「俺だけの」
不真面目な生徒・篠宮を根気よく指導している望月先生。
構って欲しくて仮病を使ったり、セクハラ紛いのことまでしてくる篠宮に手を焼いているが、「やらせて欲しい」とまで言われて困り果てる。
後日、篠宮が他の生徒を殴るトラブルが発生。相手は授業中に「望月先生が女ならタイプ」と言っていた生徒。
自分が原因で篠宮が暴走したことを憂う先生は、「真面目になるから」と言う篠宮に体を許す。
その日以降、約束通り真面目になる篠宮だが、自分にも構ってこなくなった。
言いようのない喪失感に、先生はつい自分から篠宮を誘うような真似を…。
押して引くことで先生を手に入れた篠宮の黒い微笑みで終了。
表題作のほのぼのとは一転、短編2作はダークです。
ただ「俺だけの」は軌道修正できなくもないような。
続きを考えていたとあとがきに書かれていたので、いつか読めたらいいなぁと思います。できればハッピーなのを…。