天使はお帰りください

tennshi ha okaeri kudasai

天使はお帰りください
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×25
  • 萌6
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
6
得点
52
評価数
20
平均
3 / 5
神率
10%
著者
墨矢ケイ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
笠倉出版社
レーベル
カルトコミックスequal collection
発売日
価格
¥700(税抜)  
ISBN
9784773071863

あらすじ

性癖をこじらせまくった高校生・森元は今日も生と死の狭間で恍惚としている。
死を目前にしないとイけない難儀な悪癖のせいで首に太縄を巻きつけたまま、こっそり自慰にふける毎日を送っていた。
そんな森元の部屋に、窓から男が飛び込んできた!
背に羽の生えた男は田中と名乗り、自分を「天使」だというのだが…

表題作天使はお帰りください

自称天使
命の危機がないとイケない高校生、16歳

同時収録作品その笑みを向けるな

大学生
ホスト

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • カバー下漫画

レビュー投稿数6

天使の起こした奇跡

表題作と他1作品が楽しめます(^^)

☆天使はお帰りください
死を感じる事で性的に興奮する高校1年の森元(受)が首を吊っていた所を助けるリアル天使の田中(攻)。生きることの喜びや楽しさを伝え、またオ◯ニーを手伝ったりHしたりして性的な興奮の処理法も教えます。一緒にいるうちに楽しくなってきた森元は、今まで高校でも一匹狼だったのに友達が出来たり笑顔が増えていきます。そんな時、田中から"天使の役目を終えた"と…田中の仕事は、自ら死に近づく人間を1000人改心させて地獄から天国に行く人を増やすことで、森元が1000人目だったのです。森元を改心させられたので、役目を終えた田中は"元いたところに帰される"と森元に伝えて消えていきます。
モヤモヤした気持ちのまま2年生を迎えた森元。休学中だった生徒が同じクラスに復学してきます。ずっと目が覚めずに入院していたその生徒の名は…"田中水樹"。まるであの天使の田中そっくりでした!!あの時の田中の言葉…元いたところに帰される…それは、眠ったままの田中水樹だったのかも…そう考えた森元は笑顔で、今度こそ田中と友達になりたいと思うのでした(^^)

☆その笑みを向けるな
童貞大学生 荒西(攻)とゲイホスト 小山石(受)の、切なくて温かい純愛です(^^)
酔って道端で吐いていた小山石を助けた荒西は自宅で介抱しますが、小山石は片思いしていた先輩ホスト 伸吾と勘違いしてキスしてしまいます。その後互いを意識する2人。特に小山石は、トラウマだったはずの伸吾と笑顔が似ていると感じていました。小山石のトラウマを知らずに荒西は告白しますが、本気だからこそ踏み込めず好きなのに素直になれない小山石は受け入れようとしません。そんな時、伸吾と再会。"俺が好きだろ?"と伸吾から好きの感情につけこまれる小山石ですが、"好きな人がいる"と伝えて伸吾を追い返します。それを隠れて聞いていた荒西…互いの気持ちを理解した2人は結ばれるのでした(^^)

森元の性癖、タナトフィリア…初めて聞きました!!どエライ高校生ですよね笑!死を感じることで興奮するのか…色々な性癖があってもいいと私は思うので全然ありですが、本当に死んじゃったら、残された人達の悲しみを思うとそれは辛いなぁ。まさかのリアル天使!!ファンタジー系や面白おかしくするのかと思いきや、確かに面白かったですが、それ以上に泣いちゃいました(/ _ ; )特に最後!天使の田中が居なくなって、もしかしたら偶然どこかで再会するかなとか期待していましたが、まさか高校とは。しかも目覚めていなかった生徒とは。記憶は無く、あの天使の田中なのかは分かりませんが、それが余計に、森元に起きた奇跡感を高めてくれていて、泣けてきます。"生きたい"そう思いながら病室で闘っていた田中の気持ちが作り出したように感じた天使 田中。田中もまた、森元に救われていたのかもしれませんよね!天使が繋いだ奇跡を、今度は人間同士の絆として、仲良く育んでいって欲しいです(^^)
生きることの喜びや楽しさは、日常のいたるところにあると思います。その感情は我々が生きる上で"当たり前"な事、だからこそ、なかなか改まって気がつけないかもしれません。その"気がつけないくらい感じている"ことは、実は幸せなことだなと読んでいて感じました。だからこそ時々、当たり前ではあるけれども、その"当たり前と思える"ことに、感謝できたら良いなって思います(^^)

恋をしないで済むから、"仕事"として愛想を振りまくことで、過去の恋愛にも、今の自分とも、向き合えていなかった小山石。"その笑み"は小山石の恋愛そのものだと感じました。すっごく素敵なお話なんですが、前後編なので、短くはないのですが、結構話の展開が早めに感じました。もっと小山石のトラウマともいえる過去が知りたかったな。恋をする辛さや苦しさ、でもそれだけじゃなくて幸せも感じるんだって、そう思いました(^^)

電子版で購入しました。天使の田中は常にフワフワ飛んでいることが多かったので、人間の田中のつむじに萌える可愛い森元を読めました!

2

かわいい

ツッコミどころはありつつも楽しく読めました。
絵柄や漫画全体の雰囲気が良かったです。
コミカルさと切なさのバランスがちょうど良かった。

死の瀬戸際に興奮する性癖の森元と、森元の性癖を矯正するように命じられた天使田中のお話。

めちゃくちゃオチの話をします。

森元を改心させて天使としての役目を果たした田中が、元いた場所(二年間意識不明で入院していた身体)に帰り、森元のクラスに復学してきた所で話が終わります。
田中に天使時の記憶はないので、初対面として再会する二人。
森元のモノローグが「今度こそちゃんと友達になろうぜ」なところが良いと思いました。
描き下ろし含めてクラスメイトとなった二人の恋愛的な描写はありませんが、そのまま友達で終わっても個人的にはめちゃくちゃ萌える。というかその方が萌えるので私は満足です。

しかし田中が二年間意識不明で眠り続けてたと言うのはちょっと……何故天使をやらされていたのか気になってしまう(笑)
善行を積んだ褒美としての蘇生なのか、何かの罪に対する罰としての労役なのか……。個人的には後者の方が萌えますが、天使だから前者ですかね。
田中と森元それぞれの掘り下げがもう少し欲しかったです。
とはいえ二人とも可愛いかった!

表題作の他に前後編の短編が収録されていました。
こちらはBLあるある道端で人を拾う話。かなり急展開ですがキャラクターが二人とも魅力的で可愛かったです。

0

ほどよいコミカルさ!

大変失礼ながら予備知識ゼロで読ませていただきましたが
思いのほか楽しかった!

冒頭から、自室で首にロープをかけるという激重さとは裏腹に
出てきた天使が明るくて笑ってしまいましたww
DKの森元が、死にそうになる一歩手前が一番性的に興奮するという困った主人公で
その都度天使が現れるようになるんですが
このやりとりがほどよくうるさくて(褒めてます)
天使にしては人間味があり過ぎますし
なんだかんだで森元が絆されていく様子が面白いのです。
一人になりたがる森元を、クラスメイトが輪に入れてくれたりと
天使も私も安心した矢先に別れが訪れ…。
でも大丈夫です、ハッピーエンドですので!

『その笑みを向けるな』前後編
ちょっとチンピラのような強面のホストが
酔って潰れたところを大学生・荒西に介抱されます。
その優しさと純朴さに惹かれながらも
好きな男に裏切られた過去を引きずり…。
困ったような笑顔が似てる、なんて切ないですね。
自棄になりそうな萌(と書いて“はじめ”と読む!)の
容姿と言動とは真逆のピュアさがいい!!
23歳に見えない感じも好き…。
荒西に出会うための苦労だったのかもしれないから
もうこれからは大丈夫ですね。

墨矢さんの作風にツボったので今後作家買いしちゃいそうです♪
萌×2寄りの萌で。

1

明るくテンション高い天使

中編22つ。
構想段階で、担当さんが放ったという、意味わかんないけど面白そう、がまさにそれ、な作品でした。

表題作は、死にそうな痛みで欲情する性癖の持ち主のところに派遣されて来た、明るい天使の話。
キルビルの俳優さんを思い出しました。
何回止めても懲りない森元くんに、呆れながらもめげない天使、たなかがいいコンビ。
コミカルテイストで面白かった。

もう1つは、実は純情なホスト受けの話。
恋人に裏切られ、借金を背負ってホストで稼ぐ、もえさん。酔っ払ったところを見ず知らずの大学生に助けられます。
人がよく真っ直ぐで、イケメンな荒西を好きになるけど、過去があるから臆病で。。

こちらは、攻めが受けを好きになった理由がちょっと弱かった。確かに、もえさんはだんだん可愛く見えてくるんですが。もうちょっと長かったらよかったかな?

1

森元がなぜそうなったかが描かれないのが気になった

インパクトある表紙の絵が好みで、読んでみたんですが
中身は表紙絵の印象とは少し違う絵柄でした。残念。

それなりに面白かったですが、普通って感じでした。
特にキャラが好みというわけでも好きな話というわけでもなく・・。

西園寺と森元がほとんど同じ顔&髪だなぁと思いました。
西園寺は3人組で登場するので、どっちかわからなくなることはなかったですが、なんでこんなにそっくりなキャラにしたんだろう?と何となく思いました。

森元がなんで友達いなかったのかとか、死にそうになる事で興奮するのかっていうとこは全く出てこなくて、森元の部屋は出てくるのに家族が全然出てこないけど、そこら辺に触れられてないのが気になりました。

まあ、特に理由なく、人見知りで友達できなかったとかでもおかしくないけど、なんも触れられずに、田中くんが構ったおかげでいい方向になっても、片手落ちな気がします。

天使の田中と、現実世界の田中がだいぶキャラが違うけど、天使の方は素で、現実の方も慣れてきたらそうなるのかなぁ?

うーんなんかいまひとつ引き込まれるものがなかったです。

もう1つのホストと大学生の話は、ホストの見た目が好みじゃないので、あまり興味を惹かれず。

ホストが昔騙された男にある傷は何を指してるのかなぁってのが気になりましたが、ヒントがほどんどないので、勝手に想像するしかない。
逃げる時に金庫から取ってきたって事は暴力団関係かな?ってくらいで。

大学生がホストを好きになるのはなんでなんだろうって思って、うーん、そこでホストに行くのかぁ、見捨てられないのはわかるけど、それで恋愛として受け入れられるかなぁ?って思います。

ホストはかわいそうだなと思うけど、大学生がホストを好きになる要素を見いだせなかったです。

kindle unlimited

0

斬新で面白い!

表題作は天使×タナトフィリアの男子高校生のお話でした。

タナトフィリアの子ってなかなか描かれないですよね。そういう意味ではとてもマニア受けする作品となっているのではないかなと思います。小説に書いてあったビニール袋を使用しての自殺シーンを再現しようとしたり、天井に縄をくくって首吊りしようとしたり...筋金入りです。でも死にたいわけではなくて、死と生の境目にある感覚に興奮するそう。ふっしぎー...わたしにはわからないなぁと思いつつも。森元くんが危険なオナニーをしようとするたびに「命を粗末にするな!!」と止めに来る天使の田中のキャラの濃さも半端なく。はじめての2人の出会いの場面もインパクト大でした。

それから天使の使命として森元くんを監視しながら、死ぬよりも気持ちいいことを教えようとする田中。最終的にセックスしてます。森元くんの感想としては自慰よりは気持ちよくないけど安心感があって良かっただそうですが、その感想がもう可愛らしい!

ただ、お互いの気持ちを伝え両思いでありながら2人の関係は友達から変わることがなく田中は森元くんの目の前からいなくなってしまいます。その後、田中が復学し森元くんの同級生となっても関係は変わらず。あの頃の記憶はなさそうなのでそれも当然かと思いますが...くっつくところまで見たかったと残念でした。

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