あーちゃん2016
百日の薔薇同人誌、肉球かつシリアス編。ルッケンヴァルデでの冬休みの出来事のお話で、コピー本で4つあったのをオフセット印刷本にまとめられたようです。この本は現在完売しているようですが、2018/5/4のスパコミで出される新刊「Re:collection2」に再録されたとのこと(by 先生お知らせ。その他本編よりの肉球編も入ってるって!)なので、気になっておられる方は、チェックしてみてもよいのでは。タキ様がハンス君のお爺ちゃんのヒュッテで聞いた、昔話です。せつないお話です。
コピー本もⅠⅣを入手できていたので見比べてみましたが、タキ様の麗しい黒髪の艶加減とかが増している(要は黒いところの塗りがキレイ)というぐらいしか差が分かりませんでした・・・先生すいません。
コピー本の表紙は、各々の話の間に挿絵として入ってます。
また冒頭1P、最後尾に3P描きおろしが加わっていると思います。その最後尾の3Pが私には大切。そっと心にしまっておきたい思い出 みたいな絵でした。
大好きなシーンは、ハンス君のヒュッテに行く前に市場で食料の調達をするところ。タキ様の初めての市場ショッピング♡はしゃぐタキ様を、迷子になるんじゃとクラウスが心配したり、どうぞと差し出された試食に手が届かなくてクラウスに抱っこしてもらったり♡と、もう萌がいっぱい過ぎる。ちびっこlove♡
また晩御飯にラクレットをするのですが、喜びに震えるタキ様のしっぽが超絶キュート、そしてラクレットがめちゃくちゃ美味しそう・・ああ食べたい。
でお話の本丸。クラウスが寝込んだ隙に、「クラウスは死んだ国から還ってきた人みたいだ」といったハンス君の昔話が始まります。子供の頃、ハンス君は森で片目片足の人に出会ったことがあり、海賊王だ!と盲信。その話を聞いたおばあちゃんは「これを持っていけ」と様々な食べ物などをハンス君に持たせるようになります。ある出来事から、海賊王ではないことが分かり、おばあちゃんは涙しながらも彼の事をハンス君に伝えるのです。
その話を聞いたタキ様の想い。寝たふりをしつつ聞いていたクラウス。戦争って何をもたらすとハンス君は考えていたのでしょうか。本当に普通でとてもいい人のハンス君。本編で会える日があるのでしょうか。ルッケンヴァルデ編を早く読みたいです、先生。