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外見も性格も真逆。 何ひとつ合わない二人が体の相性だけはバッチリ!
tareka karasu no shiyu wo shiranya
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
本編10話+番外編2話で電子連載されていた作品。
ゲイとノンケの葛藤やすれ違いを描いたストーリー性のあるすっごく良い話なんです!
人気があるから話数も伸びたんだろうし、とーぜん紙本になって、電子も合本になると思っていたのに、旧配信元は紙本にしてくれず…
電子単話の表紙なんて全部一緒が当たり前なのに、本作は12話全て違うカラーイラストだったんです。そこからも吉野先生にとってどれだけ大事な作品か伝わってきたから、吉野先生が「紙本にならない」とつぶやいた時は悲しくて、紙本オンリーの方がこの良作を目にする機会がないのが残念すぎて、なんとか紙本になってくれないかってずっと心の中で引っかかっていました。
そして、出版社を移籍しての紙本化!
吉野先生は紙本化に向けて頑張ってくれていたんですね!
クラッカーを鳴らしまくってお祝いでしたいです。
黒髪メガネで白衣が似合う美形の矢上(First emotionの表紙)と、ちょっとおバカで明るいホストの翔平(Last emotionの表紙)。
この続き絵の表紙の美しさも紙本化の喜びを倍増させてくれます♪
翔平は、医学部を目指す弟の学費のためにホストで稼いでいて、ある時、ドラッグストアで倒れてしまう。それを助けたのが薬剤師の矢上。
翔平はノンケだけど、すごく疲れていたから、抱きとめられた矢上の腕が心地良くて、矢上のことが気になってしまう。
そんな時、矢上が男とモメてるのを見た翔平は自分もゲイかもとつぶやくと、矢上は「試してみるか?」と、二人はホテルへ…
矢上に抱かれて、翔平は矢上への気持ちを自覚するのに、矢上は翔平の気持ちを信じてくれない。
でも翔平はめげずに矢上を追いかけ、「カラダが気に入ったんなら何度も抱けばいつか俺の全部を好きになるよ」って、おバカなりに健気なとこを見せる。
もうこのまま絆されてしまえばいいのに、矢上は抱き方も酷いし簡単には翔平を受入れない…
矢上と翔平は、生きてる世界が別って思うくらいタイプが違います。
クールな矢上は翔平みたいなタイプは好みじゃない、でも矢上も翔平のことが気になっているのに素直じゃない!
というのも、矢上はゲイを理由に未来を取り上げられて、大事に想っていたパートナーの死に目も家族じゃないから看取ることもできず、ゲイなのにゲイを憎んでいる頑なな男…
でも、そんな頑なな男を変えるには、翔平の素直さが良いカンフル剤になると思うんです!
翔平はおバカに見えるけど、ホストで売れているだけあって、「好きっていうのは信じたいかどうか」「諦めさせるにはどうしたらいいか俺に聞くってもう俺のことが好きだよね」って、観察眼がするどくて、絶妙なポイントを突いてくる!
そして、矢上は過去の傷を翔平に話して、二人の関係がスタートラインに立ったかなってところで、翔平のたった一人の家族である弟に二人の関係がバレてしまって…
不穏な空気のまま『Last emotion』に続きます。
この話は、”ゲイがノンケを”じゃなくて、”ノンケがゲイを”追いかけてるパラドックスさがおもしろい!
そしてゲイゆえの苦しみもじっくり描き出され、ノンケが男を愛するようになる流れも自然で、もう本当に良い話なので、たくさんの方に読んでいただきたいです。
電子単話で読まれていた方にも、2冊とも描き下ろしが入っているので、プラスアルファな楽しみがありますよ^^
早くに買ってたのに、何故か他に取り紛れてて・・・何やってんだアタシ!
漸く読む事が出来ました。
もう読む手が止まりませんっっ。
元々『黒髪攻め』、『金髪(白抜き)受け』しか愛せないところに持って来て、クールな攻め、ホストな受けなんてもうパラダイス以外の何ものでもないやんっ♡♡
あらすじはほんの数ページ少々。
すこーし、シリアスありぃのギャグありぃの!
その上、絵が本当に上手いっっ。
特に二人が絡み合ってる(もち衣服ナシ)姿がもう美しくて可愛くて(受けが)。
しかも二冊まるまるこの二人のストーリー。
端折る事無く、無理をする事もなく、愛が紡がれて行きます。
攻めは本当に男しか愛せない『ゲイ』
そのせいで心を砕かれる程の痛みを背負い、多くのものを犠牲にして来ました。
あ、それを底知れぬ深刻さに描かず持って行くところが腕ですねー。
受けは全くのノンケ(ホスト)で、ただ自分の帰りを温かく迎えてくれる優しい癒しの女性を求めていた。(だってだって幼い頃からずっーっと弟を守る立場だったから)
そこにこの二人の出会いが(まだ『出逢い』ではない)訪れる。
first emotion(本当にこの通り)
では、漸く結ばれるかに見えた二人の関係が、受けの弟にバレてしまい、攻めは受けを守ろうと(普通の生活へと)別れようとする・・・が描かれています。
しかしこの受けがまぢで可愛いの+.(≧∀≦)゚+.゚
自分にとても正直で他者にも酷く優しい。
素直だし、攻めの事を好きになってる自分をちゃんと認め、それをクールな攻めにも態度で分からせようとする。
おいおい、こんなに良い子、他に居らんがな!ですわン。
ホストクラブのオーナー『祭壇男』もサイコーなキャラでした。
二冊通して言えること。
腹立つキャラが一人も居ないこと。
なのでスっと受けの心に寄り添えます。
さぁいよいよ佳境な『last emotion』へ!
『First emotion』と『Last emotion』が対になっている表紙がとても素敵でジャケ買いしてしまった2冊。薬剤師と人気ホストのカプなので、てっきり性に奔放な受けに生真面目な攻めが翻弄される話かな~と想像していたので、意外にも受けが一途という展開にちょっとびっくりしました。
ホストのわりにはギラギラした感じもオラオラ系でもない『食われてこそ男を感じる』なんて言われてホモチューすることが人気につながっているノンケの翔平を、ゲイの薬剤師の矢上が偶然助けたことがきっかけで話は始まります。
辛い過去に囚われていて頑なに距離をおこうとするゲイの矢上に対し、ノンケの翔平の方がどんどん矢上に惹かれてしまって、必死に固く閉ざされた心をこじ開けようとする姿や、お互いの想いが伝わっても翔平のためにノンケに戻そうと突き放す矢上の姿が切なくて、一気に2冊読んでしまいました。
ただ、私はゲスやクズが見せる人間臭いドロドロとした感情に萌えを感じるタチなので、二人がとても純粋で、彼らを取り巻く人たちも何だかんだ言っても理解があるので、ハピエンすぎて残念ながら少しもの足りなかったです。さらに翔平の見た目や言動に、ちょっと女の子っぽさを感じてしまって、骨太男子好きとしては嵌まりきれず…。でもたまにはこんな優しい気持ちの話もいいかなって思える作品でした。