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unmei dewa arimasen
一穂さんの文章は季節や風景描写が良くて、主人公や登場人物達が見たり感じている空気感というものが読み手に伝わってきます。今回も雨や樹々の緑などが主人公の感情に沿って効果的に使われてたのがさすがだと思いました。主人公の澄は名前通りの人物、でも聖人君子みたいなのではなく、正直で少女漫画が好きで、ちょいロマンチストだけど普通の感覚を持った人でした。その澄が人生初めてお付き合いをして、だんだんと絆されていって好きになったのが、本心が見えない、つかみどころの無い楡なわけです。出会いはAIにマッチングされたけど、運命じゃなくて澄だから好きになったんだと言って欲しい!って思った澄に凄い共感しました。楡にはAIをいじってまで澄に近づいた思惑があったわけですが、近づけた後までは考えてなかったなんて、頭が良すぎる人は理解出来ないって思いました。この作品にはいろんな形の愛があります。楡のお父さんのハカセの妻に対する愛、社長の弟の楡への愛、澄の妹カップルの愛など、どれもそれぞれ違ってて切ない。澄の母は漫画家なのですが、いつか澄と楡の漫画を描きそうで番外編読んでみたいです。
マッチングアプリから恋愛に発展のラブストーリーはありえそうな話です。
♂×♂ではどうかと思いますが、多様性の時代の可能性としてありだとする社長の方針からマッチングの末男同士が運命の相手と紹介されるという、突拍子もないお話に初めからくすくす笑ってしまう展開でした。
ギャグでもないのにこんなに気持ちよく笑わせていただけるのはイエスかノーか以来です。
付き合うことになるのは、マッチングアプリのAI開発責任者 門脇楡と同社の運営会社広報担当 御影澄
澄から見た楡の印象が面白い
遭難者かという風態がシュッとしたサラリーマンに変身してギャップ萌え!?
チョークに塗れた白衣の化学教師がちょいSのイケメンとか
妄想や自分へのツッコミがおかしすぎる
楡はからかってるのか遊んてるのかつかみどころのない得体の知れない人。
のらりくらりとした常にテンション低く息をするように嘘をつくタイプの付き合いにくそうな人だから、澄くんはどこに惹かれたのやら。
なににも執着しなさそうで、自分にも他者にも興味がないような感じです。
澄は真面目で律儀、義理堅い夢見る乙女です。
本編最後の会話で「運命ではありません」と言うセリフで終わるところが洒落ていてよかった。
でも、二人の母親同士の接点や出会う数時間前の二人の接点なんかを考えるとやっぱり運命だよって言いたくなりました。
あらすじは、上記を読んでください。
ノンケの受がひょんな事から攻との出会い、一緒に居なければならない状態になる。
そんな話の展開が好きで、その受がまんざらでもなく惹かれていくのを見るのも大好きな私からしたら、神評価作品です。
昼は一緒に手作りお弁当を食べ、休みの日にデート。なんて事ないのに、警戒していたはずの澄の心が期待に変わっていく流れが良いです!そして、意外に早かったキス。
ここから、澄の恋心が加速。
でも、楡のお母さんの話はちょっと意外でした。この展開で少し気持ちが冷めてしまいましたが、後半楡が普通の人間らしくなってからの澄とのHは、中々濃ゆくて良かったです。
マッチングが楡の裏工作なのは、何だか可愛く感じました。
IAの判断は間違ってないけれど、そうじゃない時もある。一長一短だと分かりつつある今の世界にマッチしているテーマでまず惹き付けられます。
マッチングサービスだけでなく、VRでイベントに参加という話題もありメタバースを感じさせて2018年発売の本作ですが、2023年の今読んでも違和感がありません。
主人公たちの会社が多様性を重んじる近年の感覚にフィットしたサービス仕様になっていて好感です。
初めに受けが攻めに上手く断わる言葉が出ない流れも、事前に恋愛経験がないと言っていること、攻め以外の受けと近しい人物との絡みからある程度の性格がわかります。かつ受けの好きな恋愛漫画を絡めて描写されていて受けの嗜好と思考がダイレクトに分かって感情移入していきました。
受けと妹と幼馴染みを三者三様の表現で人となりと3人の関係性がなんとなくわかる描写もサラッと読み飛ばしてしまえるのにスパイスのように後からソコが効いてくる構成も本当に好きです。
受けが自分の好きな恋愛漫画の妄想入れてくる思考も読んでいて楽しくて口角が上がっちゃいます!
作者様の一つ一つの文章、例え、表現の仕方が、グッと胸に来て自分の好みだと痛感しながら読み進めました。ピックアップしたい文や台詞が沢山あります。
その1つが、幼馴染みしか言えない「愛ならいいけど、同情すんな。愛より情の方がたち悪い時があるんだから」という台詞は真理だな、と思います。最近同情でとんでもない事になったエッセイを何作か読んでいたのでそれを思い出して身につまされるような気持ちでした。
『自分が“見せている”以上のものが探られてしまっているシステムが不気味』
「ゲイとヘテロの間はグラデーション」
「自分たちだって好きな女と結婚したはずなのに、年月が経ったらそれを平気で否定するやつは最低だと思う。だけど空気を読んでネタでも嫁の愚痴とか言わなきゃならなくて、俺もいつか人前で悪く言うようになるのかって思ったら、怖くなった」
「運命なんて〜傷つけていいほど大層なもんじゃない」など自分にビビッとくるフレーズが沢山あって考えさせられました。
丁寧で、例えなどが的確で読み手に取りこぼしなく伝えたいことが伝わってきて完璧な追体験が出来る気がします。
読みながら、あ!ここ好きなポイントだ!という所があって、攻めはマッチングIA開発に携わっているのでマッチング情報を見て受けにアプローチするけど、受けはIAが相性が本当に運命レベルって算出しているならそもそもIAに頼る必要がないから情報見ないという2人の対比に掴まれました。
社長とのご飯で、受けが恋愛漫画好きで恋愛経験無い故にどう『懐疑的』なのかを鋭く切り込まれる流れがスムーズで圧巻でした。腑に落ちました。この、なぜ懐疑的かのカードが切られるタイミングが完璧でした。確かに、初対面の人に運命の相手だから信じろ!と言われて信じきれないというごく普通の思考より一段深く掘り下げる鮮やかさ…凄いです。
社長のマッチングサービスに対する理念が良いです。でも宣伝として使えないというのが本当に現実でもそうなのかもと、ありそうに感じて色々考えが巡りました。もっと時代が追いつけば『結婚』に重きを置かない国になるのかなって。『自分以外の誰かと生きていく道が結婚以外にある』社会をこの先見てみたいです。それを1つ提示してくれるBLジャンルと、本作、だから好きです。
『雨は降らず、だから消えもしない』の一文で今まで攻めを雲男と表現していたことになぞらえて未練や複雑な気持ちを表現するのにピッタリで痺れました。
妹と幼馴染、本当に全ての登場人物に意味があって無駄がありません。受けに関わる人物なので当然受けの関係性と対比できる2人なのですが、家族共々こういう風に関係性を物語に絡ませてくるのかと唸りました。
さらに、意外な関係性も判明して、ある場所で家族集合で話がまとまって…これぞ『話がまとまる』だなと感じてその纏まりの良さ、手腕に脱帽します。
感想・レビューを読むのが好きで基本ネタバレは気にならない私は、知った情報を自分の目で確かめようという気持ちで作品に向き合うのですが。
こうして点と点が繋がるワクワク感を得ると、先を知らずに読む良さを再度教えてもらったような気がします。
だんだんとタイトルを回収していくのもすごく面白かったです。
運命マッチングに懐疑的な受けと、そのマッチングIAに自信のある開発担当の攻め、というだけじゃない一捻りされた中でタイトル通りの展開を繰り広げて、その捻りの余波を物語に浸透させる『運命から遠ざかる』流れが、後半加速度的に面白くて夢中で駆け抜けました。
運命ではないタイトル通りの本編と、運命だった?縁が繋がっていた続編。こういう伏線回収好きです。
本編後は温度の低そうな攻め視点でのお話が読みたいと思っていたのですが、受け視点で見るからこその見え方があり、そのフィルターで見る攻めの変化を楽しむのも乙でした。
マッチングやAIが絡むのでその是非を問う流れがあるのかな?と予想したのですが違いました。それはそれとして、2人はどうするのかというお話で、でもそれでこそタイトル通りの作品で楽しく読めました。
一穂さんの新刊ということで楽しみに待っていました。どこかで読んだことあるなあ…、と思ったら、雑誌『小説Dear+ Vol.66 2017ナツ号』に収録されていたお話でした。
ネタバレ含んでいます。
主人公は新人リーマンの澄。
彼は好きなものを登録するとAIによるマッチングでぴったりな相手を見つけてくれる、というアプリを運営する会社の広報で働いている。
ある日社長に呼ばれていくと、そこにはマッチングアプリで見つかったという、澄の「運命の相手」がいて…。
というお話。
そのお相手は門脇さん。
澄の会社のAIの開発を担当している。
大学生のころから会社に入り浸り、現在では会社のブレインともいえるAI開発にかかわっているということはさぞかし優秀なのだろう…、と思いつつ、この門脇さんという男性がちょっと変わり者。そんな門脇さんと澄との恋の行方は―?
澄は女性陣たちから人畜無害、と言われてしまうくらいの男の子。ちなみにDT。
漫画家をしている母親の影響もあってか、少女漫画を愛読し、いつか漫画のヒーローのように女の子をエスコートしたい、という願望を持ちつつ、門脇さんに良いように丸め込まれていく。
一応澄も抵抗はするのですよ。
するのですが、門脇という男性が飄々としていることもあってか、二人のやり取りが非常にコミカル。二人の掛け合いが、まるで漫才のよう。
序盤はコメディ調で進みますが、そこで終わらないのが一穂作品ならではか。
少しずつ見えてくる門脇さんの過去が、なんとも切ない。
そしてそこから一気に怒涛の展開へ。
門脇さんの過去。
マッチングアプリで澄と門脇さんが「運命の相手」と言われたからくり。
そして門脇さんと、澄との、意外な接点。
主人公は澄で、彼視点でストーリーは展開していきますが、彼の目を通して見えてくる「門脇」という男性がとにかく魅力的でした。
彼を形成してる「過去」はある意味壮絶で、でもその壮絶さに負けない強さを彼は持っている。
そして、何事においても執着することがなかった彼が、唯一執着したものはー。
コミカルにテンポよく進むストーリーですが、そう見せかけたその裏の壮絶な人間関係の描き方のなんとうまいことか。一穂さんならではの巧みさで、二転三転するストーリーに引き込まれます。
後半は門脇さん浮気疑惑、のお話。
澄は門脇さんのことが大好きで。
でも、体温が低いように見える門脇さんも、しっかり澄のことが大切なんだなあとわかる描写に萌えが滾りました。
基本的に悪い人は出てきませんし、ほっこりほのぼのなお話でした。
梨さんのイラストがストーリーにぴったり合っていて、そこもよかったです。
これって、一穂カラーともいえる善良受け作品の中でも、かなり究極な善良受けだった。
いや、だって、いくらマッチングアプリのAIが選んだ確率百万分の一の運命の相手だからって、同性の先輩社員に引き合わされて無碍にしきれないって、御影くん善良さにも程があるだろうよって話です。
でも、その善良な御影が、右往左往しながらもちゃんと相手のことを考えて、自分の感情にも向き合って生きている所がいいのよ。
で、そんな善良な御影に対しての、攻めの門脇が、また、極端な感情足りてるのか足りてないのかわからないキャラクターで(これも、これはこれで一穂カラーと言うか)御影君、それでいいのか、大丈夫かって心配しながら読み進めた。
でも、ちゃんと最終的にはネタばらしされて、冒頭の伏線も回収して、しれっと収まっちゃう。
この、拍子抜けする感じのハッピーエンドが味なのね。
一穂先生、叙情派みたいに言われているけれど、
イエスノーは爆笑→キュンだったし、実はトリッキーだよねぇと思うことが多い。
(褒めています!)
流れに乗って読んでいるうちに、え〜そう来たか!というのを自然に受け入れさせられ
ちゃんとジワッと切なかったりキュンときたり、でも読み終わると暖かい、
新しい仕掛けもさりげなく自然に取り込んで、違和感なくその世界に入れる
そんな作風が定着しつつあるのだけれど、これもまたそういう作品でした。
:
主人公・御影澄は、AIによる婚活サイトの会社に勤める23歳と10ヶ月。
趣味は少女漫画を読むこと、JKみたいにピュアに恋に憧れる恋人なし青年。
会社の商品であるマッチングサイトに登録したものの、
実際には結婚なんてまだ考えられない彼は、ある日社長室に呼び出される。
俺何かしたっけ?と不安になりながら出向くと、
そこには社長と共に汚らしい風体の男が待っている。
社長が厳かに(?)告げたことにはマッチングサイトが
澄に「運命レベル」の相手が見つかったとはじき出したらしい。
え〜!ビックリ……と思っているとさらなる爆弾投下!
なんとその相手は、社長にそれで電車に乗るなと言われたそこの小汚い男
我が社のAI開発責任者の門脇楡氏だというではないか?!え〜!!
:
テーマは流行のAIか!と思いつつ読み始め、着地点は……
純文学に近かった『meet, again』から8年。
レビュータイトルにした『ストレンジラブ』は澄が勤める会社の名前だが、
『meet,again』でも印象的なモチーフだった映画『博士の異常な愛情』から取られている。
(原題はDr.Strangelove or: How I Learned to Stop Worrying and Love the Bomb)
後半の展開は、え?あ〜?あ〜〜!と言ったミステリー小説の醍醐味的な感じで
これは是非読んで頂いて味わって頂きたい。
時々挟まる架空の少女漫画のエピソードが、コミカルで可愛らしい薬味。
(タイトルがまたいかにもで可笑しい。)
この「運命の相手」の門脇楡氏。
澄がクレープの丸く平らな焼き器になぞらえた、フラットさ、
出会いこそ匂いそうに小汚かったが、お風呂に入って整えればシュッとした美形。
ちょっと(かなり?)不思議で個性的な彼の、背景と過去。
そんな楡に澄は、振り回され腹を立てながらも少しずつ惹かれ、
本人が感じていなかった痛みを感じ、自分ではコントロールできない気持ちを抱く。
澄の素直さに「自然」が分からなかった楡もまた惹かれていっていると思ったが……
脇役の個性が際立ち味わいと世界を広げているのもいつも通り。
特に、澄の幼なじみで妹・真子の婚約者・公の
「運命なんて、真子を傷つけていいほど大層なもんじゃない」
という台詞はグッとくる。
水槽みたいに青い春の夜の人恋しさ、窓ガラスを流れ落ちる雨……
イマドキで理系っぽい設定なのだが、そこに挟まれる繊細で美しい情景の描写と
そこから自然につながる物語の巧さは流石。
梨とりこさんの絵は、表紙よりも中の挿絵や特に口絵がいい。
:
書き下ろし『それでも、運命ではありません』は、
春を待つ2月、出会ってから10ヶ月、順調に付き合いの続く二人。
ご多分に漏れず、少女漫画よろしく、すれ違いと浮気疑惑が発生し……
すごく人間らしくなっている楡にニヤニヤ。
最後はこれまた少女漫画っぽい図で、ニヤニヤ。
ここで重要な脇役(?)は、キャベツについていた青虫です。
AIによるマッチングアプリの広報にて働いていて、澄もそのアプリに登録しています。ある日社長に呼ばれていくと、「運命の相手」が見つかったと言われます。その相手が開発者でもある楡という男性でした。何故男と反抗するものの、最初に同姓を拒否するという項目のチェックを入れなかったからと言われ、お試しで付き合い始めます。
澄は戸惑いもあるし運命の相手として信じられないと思っていたものの、楡のマイペースに振り回されています。一緒にお弁当を食べたり、お弁当を作ったり、澄は母親の関係で少女漫画が好きなのですが、一緒に映画を見に行ったりもします。
澄も楡の事がよく分からないけれど次第に気になっていきます。それでも澄には何か引っかかるようで、楡の事をクレープを焼く時の機器に例えていますが、分かるような分からないようなと思いました。
何故、楡と澄が「運命の相手」としてマッチングされたのか、運命の相手なのに楡は澄に「あまり俺の事を好きにならないで」と言い振り回すくせに、楡は澄の体に触れていきます。
それなのに、家族と顔を合わせた後に楡は澄に別れを切り出します。その後分かる家族の背景は予想外でした。
物語は結構淡々と進んでいくのですが、文章や言葉選びが綺麗です。普通なら淡々と進んでいくと飽きてしまうのですが、そう思わせないです。
BL作品ですが、幼馴染で澄の妹の婚約者の公が言った「運命なんて、真子を傷つけていいほど大層なもんじゃない」という言葉が一番良かったです。
家庭環境などの背景面で普通とは違うからこそマイペースである楡が存在しているのではありますが、共感するには難しい面もありました。それでも全体的に面白い作品でした。
作家買いです
一穂先生の作品は自分がもっとピュアだったら世界観に浸れるのかも
って思ってある意味うちのめされてしまうってのもあるのですが
この作品はテンポよく読むことができました
AI…ITだって四苦八苦なのにい…
マッチングアプリ会社に勤める入社二年目の澄は自社のに登録していたら
ある日社長に呼び出されて、「百万分にひとり」レベルの相性の相手が見つかったと
同じ会社のAI開発者楡を紹介される
楡はどこかつかみどころがなくて
それでもだんだん心を通わせていって…
そして、直近の過去と、大昔の過去とが
交差する私からみるとだいどんでんがえしで
そうなるかあ〰とうなりました
楡のお父さんとお母さんが二人とも施設にいるよって
っていう意味が一度読んでもう?って
なって、もう一度読み直したら意味がわかった
大概理解力少ないなあと思った次第です
最後は私の好きなハッピーエンド
気持ちよく読み終わることができました!
確かに運命ではありませんでした。ご縁ですかね。
マッチングアプリが澄の100万人に一人の運命の相手と指名したのが同じ会社の男性の楡。
最初から楡は好意的でしたね。澄もどんどん楡を意識しちゃって。
そしてある日突然の別れ。
まさかの種明かし。ひねってますね!
それでも、運命ではありません
元カノ登場に澄が心を乱されるお話でしたね。
どんどん澄が卑屈というか負のループにはまって。
でもあの楡が必死で真冬にシャツ一枚で探し回ってたどり着いてくれて愛を感じました。
楡の中でも澄がこれまでで一番純粋に好きな相手なのではないかなと思いました。
ここからは辛口なのですが、文章が読みづらかったです。なぜだろうと不思議でした。これまで一穂さんの作品では感じなかったと思いますが。
あと比喩や例え話が多くて余計わかりにくく感じました。
全て受け目線で書かれてますがもうちょっと楡の感情を詳しく書いて欲しかったです。
そして澄は童貞だしお互い同性とのお付き合いは考えたこともなかったでしょうに、ハードルがほぼなくてそれはそれでいいのですがちょっと不思議でした。