ayaayac
anoko no toge no bubun
表紙の美しさに惹かれて購入しました。
コート紙に印刷されたカラーは、ブラウン系ピンクベージュで統一された美しさです。
そして表紙の美しい彼は、いかにも”受け”っぽい雰囲気を漂わせていますが”攻め”です。
しかも受けるのは40代のおっさんです。
40代のナオは、優しくて、美形で、料理上手なエリートの蓮と一緒に住んで至れり尽くせり。住宅ローンを払い終える14年後の話題になっても、蓮はナオを愛していると思わせる。
最初のエピローグのようなショートストーリーは、美青年×中年のほのぼのとした日常。
その後に続く「優雅な休日」「生まれた日の記憶」で、ナオとまだ子供だった蓮との出会いが描かれています。
親に放置されていた蓮を見つけ、誰かに優しくしたい気分だったナオが気まぐれにご飯を食べさせたりしただけ。
ナオにとってはただの善意の押し付けでしかなかった、でも心細かった蓮にとってはきっととても暖かな親切だったんだと思う。そう、人生かけて大事にしたいと思えるくらいに。
激しい展開は無くて、ほのぼのトーンの短編同人誌なんですが、ロッキー先生の雰囲気ある絵柄が美しくて、庭から二人の幸せそうなところを覗いて、つられて幸せな気分にしてくれるようなお話です。
この作品は、18歳未満の方には不適切な表現内容が含まれています。
18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。
あなたは18歳以上ですか?