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frame out boyfriend
幼馴染もの。
映像作家を目指している大学生・前田一郎は、生い立ちから今までの自分自身の普通さに飽き飽きし、コンプレックスを抱いていた。
前田の幼なじみ・英騎はイケメンで、まるで映画の主人公。
波乱万丈な育ちでオーラがある英騎に憧れて愚痴をこぼしていたところ、英騎は「いっくんを普通じゃなくしてあげる」と恋愛感情を告白してきて…
前田は思ってもみなかったけど、憧れの英騎が見たこともない表情を見せるので優越感もろもろが駆け巡り、彼の恋心を受け入れる。
ストーリー自体は、片方がノンケ、片方がずっと好きだった、という幼なじみものの王道的設定。
想いが通じた後も、想いの重さの違いが見えてきてギクシャクしたり。
とはいえ、それほど深刻な事態にはならず、やっぱりお互いが好き、という気持ちを確かめ合います。
映画作りに没頭する青春ぽさと、少しラフな絵柄から感じるスピード感が良かった。英騎の方の日常ももう少し描かれていたらもっと良かったと思います。
表紙絵の雰囲気は、腹黒な攻めが狙ってオトして受けをボロボロにーーみたいな話かな、なんて勝手に思っていましたが、もっと純情で不器用でまっすぐな恋物語でした。
一冊まるまる幼馴染カプのお話です。
ごくごく平凡、どっからどう見ても普通で、普通すぎることにコンプレックスを抱いている一郎に「男の幼馴染を恋人にしたら普通から抜けられるよ」と幼馴染の英騎から持ちかけられて……というスタートです。
英騎は立ってるだけで絵になるような特別感のある男。
そんな男が自分に恋しているという特別感・優越感から彼の気持ちを受け入れることにするのだけど、平凡から脱出したいという気持ちが強すぎて、英騎を傷つけるような無神経な言動をしちゃうところにイラっと&バカタレ!っとどつきたくなります。
一郎の特別になりたい英騎と、特別な自分になりたい一郎。
そんな思惑を持つ二人が幼馴染という場所から一歩進んで……というお話ですが、一郎が映画作りに没頭する青年ということもあって、どっか青春っぽさがあり、そもそも「普通」が悩みというあたりが、ふっ……若いな……みたいな青臭さもありという、20歳前後のまだまだ発展途上の男の子らしさが感じられるところが良かったな。
結局は、お互いに無い物ねだりをしていたわけで、普通とか特別って何?というか、みな普通であって特別とでもいうのかな。(超強引)
惜しいなぁと思ったところ
・攻めの英騎がただの根暗なモッサリ男に見えがちで、特別感のある男には見えないところ
・一郎の気持ちが恋に変わっていくの早いというか順応力高い……と思ってしまったところ
萌えたところ
・幼馴染の自分たちにも別れという選択肢が存在するんだと気付いた一郎が見せる涙がかわいい。
・英騎が一郎の耳元で囁く「す」「き」「だ」の描き方が、めーーーっっちゃ萌える!見せ方が素敵でキュンキュンします!!
何か同人誌のような雰囲気を漂わせるこの作品。でも作者さんの商業二作目ですね。
ちょっと二人芝居のような、閉じられた舞台のような空気感があるからでしょうか。
至って普通、の受けさんに恋する、超絶イケメンの幼なじみ。
ずっと恋心を秘めてきた攻めくんですが、口説き文句は、
「僕だったらいっくんを普通じゃなくしてあげられるよ」
です。
そう、誰もが羨む美形の攻め、英輝が、自分のことだけしか見ていない、その優越感。
それが恋の始まりっていうのがちょっと引っかかりつつも、受けのいっくんが、だんだん恋愛を意識する過程を描いた作品です。
英輝の強すぎる想いと、戸惑ういっくんがすれ違うところを経て、ようやく、幼なじみではなく、これから人生を共にするパートナーとして向き合う二人なのでした。
途中、ストーリーが紆余曲折するようなところもありましたが、英輝にとっては、振り向いてもらえて本当によかったね、という感じです。
最初に、表紙と中の絵がだいぶ違う印象を受けたので一度お試し読みされることをオススメします。
絵やコマ割りも好き苦手が分かれそうです。
幼馴染の二人が恋人になるまでのお話。
攻めの片思いで、ある日平凡が嫌になった受けに攻めが「じゃあ俺と付き合えば普通じゃなくなるよ」と言ったところから二人の関係性が変わっていきます。
攻めは元モデルの母を持ち、平凡受け曰く『何にも恵まれた人間』とのこと。
ですが個人的にはボサボサ頭に眼鏡の姿が多かったのとモテエピソード不足で、受けがそこまでコンプレックスを抱くほどか…?と少し違和感…。
ただ、映像関係を目指しているからか、この漫画のコマ割りで映像を切り取ったような面白いカットがいくつもありました。
幼馴染から恋人になる描写も丁寧で、くっついてハッピーエンド。